品種詳細

とがり玉になりにくく、栽培容易な極早生ボール形品種 ■特性 ● 「アーリーボール」より3〜5日程度早い極早生ボール形品種。 ● 小葉だが玉の肥大がよく球重1.0〜1.2kgでよくそろう。球色は濃く光沢があり、裂球が遅く在圃性が高い。 ● 春まき、夏まきに適するが、春のトンネル早出し栽培にも適する。 ■適応性 高冷地・冷涼地 トンネル栽培では2~3月まき、5月下旬~6月どり、露地栽培では3~7月上旬まき、7~10月どりに適しますが、30℃以上の高温乾燥が続くと小玉になりやすいので、高温となる準高冷地では8月の盛夏どりは避けます。 一般地・暖地 トンネル栽培では、1月中旬まき5月中旬どり、露地栽培では、3月上旬まき、5月下旬~6月どり栽培に適します。また7月まき10~11月どりにも適しますが、低温結球性や耐寒性に弱いので、極端な遅まきは避け、12月初めまでには収穫を終わらせるようにします。 ■畑づくり(圃場準備) 幅広い土壌に適応しますが平玉品種より湿害にやや弱く、極端な多湿では結球不ぞろいとなる恐れがあります。また乾燥が続くと小玉になりやすいので保水、排水性のよい土づくりをします。堆肥は10aあたり1,000~2,000kgを目安に施すとよいでしょう。 ■肥培管理 初期から肥効を高めた栽培で株張りをよくしておくことが大切なので、元肥中心に施します。生育期間が短いので追肥は遅れないようにしてください。 ■播種と育苗 根張りのよい健苗を育てることが良品多収のポイントとなります。温床育苗では、気温を8℃以上に保ち、日中は十分換気を行い、徒長を防ぎます。夏まきでは軟弱苗となりやすいので、がっちりした苗作りに努めます。 ■定植および定植後の管理 極早生品種のため、本葉4枚ぐらいの若苗で丁寧に定植し、活着を促進させます。セル苗では定植後の乾燥に特に注意してください。 ■病害虫防除 萎黄病抵抗性ではないので注意してください。肉質がやわらかく、結球部位が低いので多雨期に過熟になると尻腐れが出やすくなるので、高畝にしたり株間を広げたりして、排水や風通しをよくします。根こぶ病には、pH矯正、サブソイラなどによる排水対策が必要です。 ■収穫 ボール型品種としては、在圃性は高いのですが、新鮮な球色と品質がポイントなので、適期収穫を心がけてください。
アーリータイム

栽培環境・条件

果実・収量特性

病害耐性

ミノリス苗注文バナー(紺)

メーカー情報

株式会社サカタのタネ

国産で活躍する品種を提供している種苗会社。

メーカー詳細

似た特性の品種

ハイボール

ハイボール

株式会社大和農園

共通 萎黄病耐性 耐寒性 グリーンボール

高温期・低温期の 肥大性、在圃性に優れる グリーンボール ■基本情報 品目:キャベツ 品種名:F1 ハイボール タイプ:ボール・早生 球形:豊円(グリーンボール) 草姿:半立性 草勢:中強 対応作型:春まき・夏まき 最適作型:春まきの6月収穫・高冷地冷涼地の高温期収穫 高冷地・冷涼地:○ 一般地:○ 暖地:○ 収穫目安:春まきで65〜68日・夏まきで60〜65日 球重目安:1.2〜1.5kg ■品種特徴 ・定植後約60日で収穫するボールタイプ。 ・裂球が非常に遅く、在圃性に優れる。 ・球形は濃緑色の豊円形で、締まりが良い。在圃性に優れるため、加工用にも適する。 ・耐暑性・耐寒性に優れ、広い作型においても収穫物は安定する。 ・外葉は濃緑色で、萎黄病に抵抗性を持ち、黒腐病に強く、黒斑細菌病にも比較的強い。 ・生育旺盛にて作り易く玉揃いは特に良い。 ■栽培方法 <栽培管理> 通常サイズでの出荷の場合(10kg詰め)、慣行栽培通りに管理してください。ただし、ボールタイプとしては草勢強く、大玉になりやすい特性があります。 出荷規格を小さくする場合(例:7kg詰め)には、株間をやや狭くする、施肥を抑えることを推奨。 また、高温期収穫における窒素過多条件下では、ホウ素欠乏(軸の空洞)の発生を助長します。元肥をやや抑え、微量要素の施用を行い、リン酸・カリウムとのバランスを整えてください。 <収穫> ボールタイプとしてはやや晩生種になります。一般的なボールキャベツに比べ、比較的先に球の形が形成されます。表面を押さえたときに、締まりを感じれば収穫適期となります(球重で1~1.3kgまで)。 それ以降の肥大を求める場合、球自体が大きくなり、最終的には直径20cm程度まで肥大します。出荷形態に注意してください。 <栽培方法> 株間は33~35cm、条間は60cmの1条定植で、栽植本数は約5,000株/10aを推奨。肥培管理は一般的な早生種と同程度とし、総施肥量はチッソ換算で13~15kg/10aとします。 ただし生育後半にチッソが強めに肥効すると、結球開始以降の急激な肥大が認められるため、軸の肥大や結球の乱れを助長します。そのため、リン酸成分を多めに施し、肥料バランスを整えるとともに極端な多肥栽培を行わないように努めてください。 また、元肥メインとし、元肥:追肥=2:1程度のバランス(または元肥の施用量をチッソ換算で約10kg/10a)にしてください。結球開始以降の極端な多肥栽培は好ましくないため、追肥の時期は定植後30日までに行うことを推奨します。 <ご注意> 上記の数値は弊社圃場内での実例であり、各地域によって最適な条件へ変更していただくようお願いいたします。 PDF版資料(1.09MB) ■よくあるご質問 Q キャベツがうまく結球しません。 A 結球にはある一定の葉枚数の状態で一定の気温に遭遇する必要があります。その条件をクリアできる日数を計算し、結球に至るよう作型表を作成しています。 カタログに記載されている播種時期を守って栽培してください。 Q キャベツが、花が咲いてしまい、結球しません。なぜでしょうか? A 春播き栽培時によくある質問です。花芽分化の条件として、低温にある一定期間遭遇する必要があります。播種・定植を早く行い、結球に至る前に花芽分化の条件を満たしてしまったと考えらます。条件は品種によって大きく異なるため、品種によっては春播き栽培に適さない品種もあります。 カタログに記載されている播種時期を守って栽培してください。

金瑛

金瑛

株式会社サカタのタネ

共通 萎黄病耐性 耐寒性

耐寒性・晩抽性が優れる、冬から早春どり春系キャベツ ■特性 ● 萎黄病抵抗性で、冬から早春どりに適した春系キャベツ。濃緑の腰高球で収量性が高い。 ● 耐寒性が強く、厳寒期でも腐敗が少ない。 ● 形質として芯が短く、また晩抽性も優れており、芯伸びが極めて遅い。 ● 玉の肥大がゆっくりで、L玉出荷できる期間が長く裂球も遅い。 ● 尻部の形状がスムーズなため、収穫作業がしやすい。 ■適応性 耐寒性が優れ、厳寒期の収穫となる、一般地・暖地の年明け~早春どりに最適です。3月収穫は球内抽だいにより特に品質が低下しやすい時期ですが、本品種は極めて優れた晩抽性があるため、この時期の収穫に適します。また、幅広い土壌適応性があり、黒ボク土などの軽い土壌でもしっかりと詰まって重量感のある球となるほか、水田裏作などの重い土壌でも、しっかりと肥大しL玉を収穫できます。 ■肥培管理 土質や気候によって異なりますが、10aあたり成分量(元肥+追肥)で窒素20~30kg、リン酸10~25kg、カリ20~30kgが目安です。多肥栽培をすると、腐敗の原因となる場合もありますので注意してください。栽培期間の長い作型になるので、生育後半に肥切れしないように、液肥による葉面散布を併用するのもよいでしょう。 ■播種 地域に適した播種期を守りましょう。抽だいの遅い品種ですが、播種が遅れると結球が不十分となり、球内抽だいを起こす場合があります。一般地では8月下旬、暖地でも9月上旬までに播種して下さい。 ■育苗・育苗管理 播種が高温期のため、なるべく涼しい時間帯(朝か夕方)に播種・灌水を行い、子葉が展開するまでの期間は、日中にネットや新聞紙で遮光して温度が上がりすぎないようにすると、発芽のそろいがよくなります。 本葉が展開してからは水をやりすぎないようにして、苗床の風通しをよくし、ガッチリした苗を育てるように心がけてください。徒長苗は立ち枯れの原因となるので注意しましょう。 ■定植および定植後の管理 条間60cm×株間30cm(約5,500本/10a)程度を標準とします。一般地では9月いっぱい、暖地では10月10日までに定植すること、およびスムーズに根を活着させ、生育が遅れないようにすることが重要です。特に3月収穫を狙う場合、定植・生育があまりにも遅れると結球する前に抽だいしてしまい、本来の特性を発揮できないおそれがあるので注意しましょう。 ■病害虫防除 生育初期には、黒腐病の対策を心がけましょう。特に台風や大雨、大風の直後には茎葉にできた傷口から病原菌が侵入し、畑全面に発病することがあります。まん延後に薬剤を散布してもなかなか止まらないので、予防に努めることが重要です。 冬~早春どりでは、菌核病の発生が問題となります。結球途中から結球直前に発生することが多いですが、発生に気づいてからの防除は困難です。結球初期から定期的に薬剤散布を行い、しっかりと予防することが重要です。 ■収穫 従来の春系品種よりも晩生で、しまりながらゆっくりと肥大します。したがって、従来の感覚で収穫に入ると若どりとなり、肥大が十分でないため、注意が必要です。裂球が遅い上に寒さによる腐れや色あせが少なく、在圃期間が長いので、収穫を急がなくても良質の春系キャベツを収穫することができます。市場の価格変動を見ながら出荷時期を遅らせることができることが、最大のメリットです。特に、3月後半は全国的に春系キャベツが少なくなりがちな時期なので、3月上旬に玉を仕上げておき、優れた在圃性を生かして、市場動向を見ながら高価格での出荷を狙いましょう。

アーリーボール

アーリーボール

株式会社サカタのタネ

共通 グリーンボール 萎黄病耐性

締まりがよく品質が極めてよい、生食に適する早生、ボール形、萎黄病抵抗性品種 ■特性 ● 早生で肥大力の高い多収ボール形品種。葉肉はやわらかく生食用に適する。萎黄病に抵抗性がある。 ● 定植後60日前後で収穫期となり、球重1.2kg程度。玉は正円球で非常に硬く締まり、品質、食味が極めてよい。 ● 葉色はやや濃い緑色、比較的小葉で密植できる。 ■適応性 高冷地・冷涼地 早生性を生かした早春まき早どり栽培に適します。2~3月まき、6~7月どりのトンネル栽培、3~7月上旬まき、7月~10月どり露地栽培に適します。乾燥すると小球になりやすいので、8月の最高気温で30℃以上が続く準高冷地では、盛夏どりを避け、6~7月、9~10月どりとします。 一般地・暖地 初夏どりとして1月下旬まき5月上旬どりのトンネル栽培から3月上旬まき、7月どり栽培に適します。 また、7月下旬まき、10~11月どり栽培にも適しますが、極早生品種とはいえ、低温結球性、耐寒性は劣るので、むやみな遅まきは避け、一般地では11月下旬まで、暖地では12月上中旬までに収穫することが大切です。 抽だいするので秋まきでは栽培できません。 ■畑づくり(圃場準備) 平球品種より弱く、生育が劣り、その結果結球が不ぞろいになります。また乾燥すると小玉になりやすいので、排水、保水のよい肥沃な畑が一番適します。 ■肥培管理 初期から肥効を高めた栽培で、結球までに株張りをよくしておくことが大切なため、元肥主体に施します。生育期間は短いので、追肥は生育を見ながら遅れずに施すようにしてください。 ■播種と育苗 健苗を育てることが良品多収の第一のポイントです。温床育苗では最低気温を10℃以上に保つようにし、日中は十分換気を行い、徒長しないように注意します。夏まきでは苗の生育はスムーズで葉が開いているので、込み合っていると軟弱な苗になりがちです。風通りをよくしてがっちりした苗をつくってください。 ■定植および定植後の管理 極早生品種なので本葉4枚程度の若苗で、根の周りの土を落とさないように丁寧に定植し、活着を促進してください。密植向きの品種で、一般には5,000~5,500株程度/10aがよいでしょう。 ■病害虫防除 育苗期はべと病に注意し、適宜薬散をします。また肉質がやわらかく結球部位が低いことから、多雨期の栽培では過熟で尻腐れが出やすくなります。高畝にして排水、通風をよくすることが大切です。 ■収穫 結球の進みが早く、従って老化も早まります。またボール形キャベツは緑の濃い新鮮さと食味のよさがポイントなので、早めに収穫することが大切です。収穫期の幅はあまり広くないので、労力に見合った作付計画も大切です。

こいだま

こいだま

小林種苗株式会社

共通 耐寒性 萎黄病耐性

球揃い・肥大性に優れる中生キャベツ! ■特性 ・夏蒔きで12~2月に収穫できる中生品種です。 ・球は濃緑色の甲高扁平球で外観に優れます。 ・球重1.5~2.0kgになり、肥大性も良好です。 ・耐寒性に優れ、在圃性も良いため長期収穫が可能です。 ・外葉がコンパクトで揃い良く、密植栽培も可能です。 ・萎黄病抵抗性でしり腐にも強く、栽培容易です。 ■栽培のポイント ・高温期での育苗となるため播種後たっぷりと潅水した後、倉庫などの風通しの良い日陰で2日置き、発芽前日の夕方に育苗ハウスへ移す。育苗床は地面より浮かせる。育苗の潅水はやや控えめとし、徒長苗や立枯れ病を予防する。 ・元肥1/2、追肥1/2の施肥で後半まで肥効を保つ。窒素:リン酸:カリ=30:28:30施肥基準とする。

冬武将

冬武将

株式会社野崎採種場

共通 萎黄病耐性 耐寒性

冬武将の特徴 ●生育が旺盛で栽培容易な1~3月どりの寒玉系品種。 ●重量のある球が収穫できるため、加工・業務用にも向く。 ●定植後から生育は旺盛で波うちのある葉が立性に力強く生長し葉枚数が増え、よく揃うため年内の栽培管理がしやすい。 ●しっかりとした葉質で耐寒性が高いので、冷え込みの強い地域においてもアントシアンの発生はほとんど見られず、霜による葉焼けが極めて少ない。 ●真冬でも緑色が美しい腰高な扁円球となる。低温でも生育は進み、厚みのある葉質でずっしりと結球し、じっくりと肥大する。 ●見かけ上、やや早めに収穫しても重量のある球を収穫できる。裂球は比較的遅いことと併せて、1~2月の低温期間の収穫が可能。 ●萎黄病に抵抗性で黒腐病にも強い。8月上旬~中旬まきで1月上旬~3月に収穫できる。

KV948甘藍

KV948甘藍

株式会社カイヤ採種場

共通 萎黄病耐性 耐寒性

病気に強く多収性、1~2月どりに最適な扁円中生種 ■特性 ・年内~2月どりに最適で、耐寒性がある扁円球の中生品種です。 ・結球の仕方は、内部がゆっくりと締まる結球充実型です。 ・球色は濃緑色で、市場性が大変高く、また肉質は完全な寒玉なので加工契約にも好適です。 ・外葉はやや旺盛ですが、立性に近いので密植も可能です。 ・根が強く耐倒伏性に優れているので、地際からの尻腐れに強く、裂球が遅いので在圃性が非常に高いです。 ・萎黄病に抵抗性で、1~2月に多い玉ベトや年内に発生しやすい黒腐れ病にも強い方です。