病害耐性

萎黄病耐性のカブ品種一覧 全6種類

萎黄病耐性カブ 萎黄病とタグの定義 萎黄病耐性カブとは、種苗メーカーが萎黄病への耐病性、または病気への強さを品種特性として明記したカブをまとめるタグです。病名が防除上の注意として出ているだけの品種や、発生しやすいという記述は含めません。耐病

ノリタケ ファインバブル装置バナー(モバイル)

萎黄病耐性について

萎黄病耐性カブ

萎黄病とタグの定義

萎黄病耐性カブとは、種苗メーカーが萎黄病への耐病性、または病気への強さを品種特性として明記したカブをまとめるタグです。病名が防除上の注意として出ているだけの品種や、発生しやすいという記述は含めません。耐病性の程度や対象系統が明記されていれば、その条件も確認します。

耐病性は発病しないことを意味しません。病原体の密度、系統、温度、水分、株の状態などによって発病する可能性があります。このタグは、病害リスクを考慮して品種候補を絞る入口であり、総合的な防除を置き換えるものではありません。

症状と見分け方

萎黄病では、葉の黄化やしおれ、生育不良が現れ、維管束に変色が見られることがあります。土壌を介して根から侵入する病害として扱われます。症状だけで病名を断定すると、ほかの病害、生理障害、肥料や水分の問題と取り違えることがあります。地上部だけでなく、発生位置、広がり方、根や維管束の状態、気象経過を合わせて観察します。

診断が必要な場合は、写真だけで決めず、地域の普及指導機関や病害診断窓口へ相談します。発生株を扱った手袋、靴、器具、残さが病原体を運ぶ場合もあるため、診断前でも健全部との接触を減らし、作業順序を分けます。

発生しやすい条件

土壌伝染性の病害は、発病歴のある圃場や、感受性のあるアブラナ科作物を続けた場所で注意が必要です。病原体に適した地温などの条件が重なると被害が表れやすくなります。同じ圃場でも、排水、土質、播種時期、株の密度によって発生の偏りが生じます。発生地点を圃場図に残すと、翌作の品種配置や管理を考える材料になります。

病害の発生は年によって変わるため、一年発病しなかったことだけで耐病性を評価しません。周辺作物、前作、苗や種子の由来、気象も記録します。発病条件がそろわなかった年と、条件が厳しい中で症状が少なかった年を区別することが大切です。

耐病性表示の読み方

メーカーの「耐病性」「強い」という表現は、試験条件や比較対象が同じとは限りません。HRやIR、抵抗性の対象系統などの区分が示されていない場合は、独自に強さの順位を付けません。カタログの注記と作型を読み、何に対する評価かを確認します。

萎黄病への耐病性があっても、根こぶ病、白さび病、べと病など別の病害への耐性を同時に持つとは限りません。耐病性品種を続けて使う場合も、発病の有無と程度を毎作記録します。これまで抑えられていた圃場で症状が増えたら、別病害との混同、病原体側の違い、栽培条件の変化を含めて確認します。

品種以外の予防

発生歴を記録し、汚染土壌を器具や靴で別区画へ運ばないようにします。発病残さの扱いと輪作は、地域の指針に沿って決めます。圃場へ病原体を持ち込まないこと、発生を早く見つけること、広げないことを組み合わせます。健全な種苗を使い、圃場や育苗場所を定期的に観察し、発病が疑われる株は健全部と分けて扱います。

輪作、排水、残さ処理、器具の洗浄などの有効性は病害によって異なります。思い込みで一つの対策へ寄せず、地域の防除指針に従います。農薬を使う場合は、使用時点の登録内容を確認し、対象作物、対象病害、希釈倍数、使用時期、回数などラベルの記載を守ります。

栽培中の観察と記録

耐病性品種と対照品種を同じ条件で試す場合は、播種日、発病を確認した日、発病株率、症状の程度、収穫可能株数を記録します。株ごとの黄化、しおれ、生育差、根と維管束の状態を記録します。処理区が違う場合は同列に比べず、品種差と管理差を分けます。

発病株が少ない場合も、収量や品質に問題がなかったかを確認します。耐病性以外の生育、根形、葉姿、収穫サイズ、用途も記録し、病害対策だけで販売条件を外さないようにします。複数作期の結果を積み重ねると、圃場に合う組み合わせが見えます。

ほかの病害と特性

一つの病害への耐病性から、別の病害への強さを推定しません。萎黄病と、養分不足や根傷みによる黄化は外観が似る場合があります。複数の病害名が並ぶ品種でも、それぞれについてメーカーの表記を確認します。病害耐性と耐暑性、晩抽性、収穫サイズ、食味は別の比較軸です。

圃場で最も大きい制約が何かを整理し、必要な耐病性を優先します。同時に、播種期、収穫期、販売規格に合うかを確認します。耐病性だけを理由に全面切り替えせず、小規模な試作で栽培安定性と商品性を合わせて評価します。

導入前に確認すること

まず、メーカー情報で萎黄病への耐病性が品種自身に明記されているかを確認します。次に、予定作型、地域区分、比較対象、注意書きを読みます。過去の発生地点と程度を整理し、対照品種を置ける面積で試験します。

種子の入手性やロットも記録し、結果を翌作へ引き継ぎます。耐病性表示が更新される場合があるため、購入時点の公式情報を保存しておくと比較しやすくなります。診断や防除に迷う場合は、地域の専門機関へ確認してください。

まとめ

萎黄病耐性カブは、メーカーが萎黄病への耐病性や強さを明記したカブを探すタグです。病名が文章にあるだけでは付与せず、品種自身への肯定的な記載を根拠にします。耐病性は発病しないことを示すものではなく、環境や病原体の条件で結果が変わります。

導入時は、地域の発生状況、作型、圃場条件を確認し、対照品種と同条件で記録します。健全な種苗、衛生管理、圃場管理、必要な防除を組み合わせ、収量と商品性も合わせて評価してください。タグと公式説明を入口に、圃場ごとの総合対策へつなげます。

6品種 掲載中
あやめ雪®

あやめ雪®

株式会社サカタのタネ

極立性で玉ぞろいのよい、紫白小カブ ■特性 1. 肩が鮮紫色、下部が白色になる美しい早生品種。肉質は緻密で甘み強く食味がよい。 2. 根部は腰高の偏円形で肥大性がよい。ひげ根はなく、尻がまとまりやすい。 3. 草姿極立性で、葉の大きさは中程度、葉色は濃い。葉軸は太くしっかりしているので結束しやすい。萎黄病耐病性。 4. 若どりでも球形がまとまり紫色が入るので、サラダの彩りに面白い。酢漬けにすると、2日ほどで表面の紫色が全体に回る。 ■適応性 着色があまりきれいにならず根形も崩れやすい盛夏期を除いて栽培が可能です。播種10月中旬以降はパンチフィルムを利用したトンネル栽培、播種11月下旬から2月下旬まではトンネル栽培もしくはハウスを利用した栽培が望ましいです(一般地)。根こぶ病耐病性は有していないので汚染圃場は避けましょう。 ■要点 施肥量は元肥中心に10aあたりチッ素、リン酸、カリそれぞれ10kgを基準としますが、土質や前作の残効を考慮した方がよいでしょう。また高温期は5割減、低温期は2割増施肥します。追肥は生育状況に応じて少量施します。また、「バイテクバイオエース®」等の有機質肥料を施用することにより甘み、風味が増します。ただ生育は緩慢になりますので施肥量すべてを変えるのではなく一部を有機質肥料にすればよいでしょう。 栽植密度は15×15cmを標準とします。高温期は若干広めにとりましょう。 コナガ、アブラムシ等の防除には透明寒冷紗などのトンネル被覆栽培が効果的です。それでも虫害は完全に防げないので併せて薬散を行いますが、使用農薬、使用回数等は各JA、各県の農業改良普及員に相談しましょう。

なつばな

なつばな

タキイ種苗株式会社

根こぶ・萎黄・白さび病に強く、割れにくい良質小カブ! ■特長 ・根こぶ病、萎黄病、白さび病に耐病性で、高温期の栽培でも変形やス入りが発生しにくい。 ・玉の肥大は比較的速く、尻のまとまりがよい豊円形。 ・根割れ・ひび割れが少なく、よくそろい秀品率が高い。 ・草姿は立性で、葉軸は太く折れにくいため結束作業が容易。 ・玉肌は純白でつやがある。肉質は緻密でやわらかく瑞々しい甘さをもつ。 ■栽培の要点 ・初期から生育全般を通じて順調に肥効を保つ。 ・圃場は適湿を保ち、発芽および初期生育を促す。 ・病害虫防除は早めに行うとともに、防虫ネットによる被覆栽培が有効。

はくほう

はくほう

渡辺農事株式会社

根こぶ病、萎黄病や白さび病に強い良質の耐暑性品種 ■特性 ・根こぶ病、萎黄病や白さび病に安定して強い。 ・草姿が立性で葉軸が太くしなやかなため結束し易い。 ・球の形状や揃いが良好で秀品率が高い。 ・高温期でも品質の低下が少なく、割れにくい。 ・肉質は緻密で食味良好。直径10cm程度までのス入りが遅い。 ■栽培のポイント ・耐寒性はそれほど強くないので、年内に収穫する。 ・生育期全般に適度な湿度を保つよう管理をする。 ・早めの薬剤散布や被覆栽培で病害虫の予防に努める。 ・根こぶ病を起こす病原菌はいくつかのレースが確認されており、地域によっては発病する危険性がある。

みふね

みふね

株式会社サカタのタネ

高品質と耐病性を兼ね備える、おいしい小カブ ■特性 1. 生育は早生で関東一般地の秋から春まきに適する。 2. 根部は肥大・そろいともによく、ひげ根は少なく尻のまとまりがよい。 3. 肌は白色でテリがある。肉質はやわらかめで食味がよい。 4. 草姿立性で、葉の大きさは中程度、葉色は濃い。葉軸は太くしっかりしているので結束しやすい。 5. 白さび病、根こぶ病、萎黄病に耐病性がある。ただし、根こぶ病はレースによって発病することがあるので注意する。 ■適応性 おもに9月下旬まきから4月まきに適します。10月中旬以降の播種はパンチフィルムを利用したトンネル栽培、11月下旬まきから2月下旬まきまではトンネル栽培もしくはハウスを利用した栽培が望ましいです(基準関東温暖地)。 複数の根こぶ病レースに対し幅広く耐病性を示しますが、近年レース分化が進んでいると報告されているので注意が必要です。発病した場合はすき込まず圃場より持ち出し処分します。すき込むと感染源を増やすことになるのでやめます。 ■要点 施肥量は元肥中心に10aあたり窒素、リン酸、カリそれぞれ8kgを基準としますが、土質や前作の残効を考慮します。また高温期は5割減、低温期は2割増施肥します。追肥は生育状況に応じて少量施します。また、バイテクなどの有機質肥料を施用することにより甘み、風味が増します。ただ生育は緩慢になるので、施肥量すべてを変えるのではなく一部を有機質肥料にします。 栽植密度は15×15cmを標準とします。高温期は若干広めにとります。 コナガ、アブラムシなどの防除には透明寒冷紗などのトンネル被覆栽培が効果的です。それでも虫害は完全に防げないのであわせて薬散を行いますが、使用農薬、使用回数などは各JA、各県の農業改良普及員に相談しましょう。

二刀

二刀

株式会社サカタのタネ

食味・品質がよく、耐病性に優れる、春・秋どり用小カブ ■特性 1.生育は中早生で、秋まき年内収穫および冬まき春収穫に適する(関東一般地基準) 。 2.根部は肥大やや早く、尻がまとまる。ひげ根は少ない。 3.肌は白色でテリがある。割れにくく、収穫後の肌の変色などに強い。 4.肉質は緻密で、す入りが遅い。 5.クセが少なく甘みが強いため、食味が非常に優れる。 6.草姿は立性で、葉の大きさは中程度。葉軸は太くしなやかで結束しやすい。 7.白さび病、根こぶ病、萎黄病に耐病性がある。 ■適応性 露地では9月上旬~11月上旬まきおよび1月中旬~3月下旬まきに適します(関東一般地基準)。冬から春に向けて温度が上がっていく作型でも玉の変形、裂根が少なくじっくり肥大するため、在圃性のよさを発揮できることに加えて、春や秋などの多湿時期に発生しやすい白さび病への耐病性が非常に優れており、特に2月まき春どりの作型に適します。 一方、厳寒期の収穫では、玉の肥大が緩慢になる恐れがあるため、ハウスや保温被覆資材を利用して栽培してください。極端な乾燥や高温・低温は、玉の変形や生育不良の原因となるので注意してください。 複数の根こぶ病レースに対し幅広く耐病性がありますが、近年レース分化が進んでいると報告されているので注意が必要です。発病した場合は発病株を圃場から持ち出して処分してください。 ■要点 施肥量は元肥中心に10aあたり成分量で窒素、リン酸、カリそれぞれ8kgを基準としますが、土質や前作の残効を考慮してください。また、高温期は5割減、低温期は2割増で施肥します。追肥は基本的には不要ですが、生育状況に応じて少量施します。また、「バイテクバイオエース®」などの有機質肥料を施用することにより、甘み・風味が増します。生育のバランスを取りながら、通常の化学肥料とうまく組み合わせて施用してください。 栽植密度は15×15cmを標準とし、高温期は若干広めに栽培してください。 低温期の播種では被覆資材などを用いてしっかりと保温・保湿し、初期生育を順調にそろえることで、その後の生育・玉肥大につながります。 土壌水分は極端な多湿・乾燥がないよう、暗渠・明渠の設置や硬盤破壊、有機物の圃場投入などを心がけ、適湿を保つように管理してください。 コナガ、アブラムシなどの防除には防虫ネットなどのトンネル被覆が効果的です。キスジノミハムシ対策では、播種前の粒剤土壌混和なども行い、継続的な予防を心がけてください。農薬の使用方法・回数などは、各地域の農協や農業改良普及員に相談してください。 す入りが遅い品種ですが、温度上昇期における極端な収穫遅れは品質の低下を招きやすいため、計画的な播種・収穫体系を心がけてください。

白帝小蕪

白帝小蕪

東洋農事株式会社

第62回千葉県野菜品種審査会銀賞。 萎黄病、根こぶ病に強く食味の良い3季蒔品種。 ■特徴 本種は萎黄病、根こぶ病に強く、春〜秋蒔きが可能な栽培容易な品種です。 草姿は立性で、草丈はやや高く、葉柄は太く丈夫で結束作業が容易な品種です。 球肥大は早く、球形は厚みのある扁円型でよく揃い、球は白く品質の高い品種です。 ス入りは遅く、食味は良く市場性は高い。

カブの関連タグ

ミノリスタイマーバナー