病害耐性

根こぶ病耐性のカブ品種一覧 全33種類

根こぶ病耐性カブ 根こぶ病とは 根こぶ病は、アブラナ科の作物に広く発生する土壌病害で、カブ栽培における最も重要な病害の一つです。病原体はPlasmodiophora brassicae(プラズモジオフォラ・ブラシカエ)という原生生物(かつて

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根こぶ病耐性について

根こぶ病耐性カブ

根こぶ病とは

根こぶ病は、アブラナ科の作物に広く発生する土壌病害で、カブ栽培における最も重要な病害の一つです。病原体はPlasmodiophora brassicae(プラズモジオフォラ・ブラシカエ)という原生生物(かつては菌類に分類されていましたが、現在は別系統の原生生物として扱われています)で、休眠胞子の形で土壌中に長期間(10年以上とも言われる)生存します。

感染すると根部に大小様々な瘤(こぶ)が形成されます。これがカブの根部(かぶら)の正常な肥大を妨げ、株全体の生育が著しく阻害されます。感染初期は地上部への影響が目立ちにくく、根を掘り起こして初めて発見されることも多いため、発見が遅れやすい病害です。ひどい場合は株全体がしおれ、収穫が不能になります。

根こぶ病菌の休眠胞子は土壌中で非常に長期間(10年以上とも言われる)生存できるため、一度発病した圃場での防除は困難です。発病しやすい条件は、酸性土壌(pH6.0未満)・多湿・連作・アブラナ科の密作で、これらの条件が重なると被害が深刻化します。

カブはアブラナ科に属するため、同じくアブラナ科のハクサイ・キャベツ・ブロッコリー・コマツナなどと連作すると根こぶ病の菌密度が土壌中で蓄積されていきます。

根こぶ病耐性(CR)の仕組みと区分

種苗カタログでは「CR(Clubroot Resistance)」の接頭語で根こぶ病耐性品種が表示されます。「CRきらりの夏」「CRにしき蕪」「CR宝夏小蕪」「CRもちばな」「CRゆきばな」「CR味くらべ」「CR玉鈴中かぶ」「CR白盃」「CR雪峰」などが代表例です。根こぶ病耐性を持つが「CR」を品種名に含まない品種として、株式会社トーホクの「根こぶ病に強いかぶ 白露」や株式会社サカタのタネの「二刀」(根こぶ病・萎黄病・白さび病耐性)なども知られています。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。根こぶ病菌にはレース(系統)が存在し、日本では主に複数のレースが報告されています。CR品種は特定のレースに対して耐性を持つものが多く、品種が対応していないレースが優勢な圃場では発病することがあります。渡辺農事株式会社の「はくほう」の品種説明にも「根こぶ病を起こす病原菌はいくつかのレースが確認されており、地域によっては発病する危険性がある」と記載されており、CR品種の過信は禁物です。

また、株式会社サカタのタネの「二刀」の品種説明では「複数の根こぶ病レースに対し幅広く耐病性がありますが、近年レース分化が進んでいると報告されているので注意が必要」と明記されており、耐性の幅が広い品種でもレース変化への対応が課題であることが示されています。

歴史と豆知識

根こぶ病の被害はアブラナ科栽培の歴史とともに古くから記録されており、江戸時代の農書にも関連する記述が見られます。品種改良による耐性付与は20世紀後半から本格化し、「CR」という概念が育種・流通の場で広まったのは1970〜80年代以降のことです。

意外と知られていないのですが、CR品種を栽培しても、根こぶ病菌を圃場に持ち込んだり増殖させたりすることはあります。CR品種は「発病しにくい」特性を持ちますが、菌自体が死滅するわけではなく、圃場の菌密度を長期的に低下させるためには輪作など他の防除策との組み合わせが必要です。

CR品種の限界と注意点

CR品種を使っていても根こぶ病が発生するケースがあります。主な原因として以下が挙げられます。

レースの変異・新レースの出現: 根こぶ病菌は遺伝的多様性が高く、品種が対応していない新レースが発生した場合、耐性が機能しません。産地での発病状況を観察し、地域農業試験場などへの相談も有効です。

高い菌密度下での耐性低下: 長年のアブラナ科連作で土壌中の菌密度が非常に高い圃場では、CR品種でも発病リスクが上昇することがあります。

土壌pH: 酸性土壌では根こぶ病の活性が高まります。CR品種でも強酸性圃場(pH5.0未満程度)では効果が出にくいことがあります。石灰施用によるpH調整は、CR品種の効果を最大限に引き出すためにも重要です。

防除のポイント

根こぶ病の防除はCR品種の利用を核としながら、以下の対策を組み合わせます。

土壌pH管理: 石灰質肥料(消石灰・苦土石灰等)を施用し、土壌pHを6.0〜7.0程度に維持します。アブラナ科の連作が多い圃場ではpH測定を定期的に行うことが重要です。

輪作: アブラナ科以外の作物(イネ科・マメ科など)との輪作を取り入れることで、土壌中の菌密度の蓄積を防ぎます。輪作年限は3〜5年以上が目安とされています。

排水改善: 多湿条件は根こぶ病菌の胞子の移動・感染を助長します。圃場の排水性向上(暗渠・明渠整備・高畝栽培)が有効です。

罹病根の持ち出し: 発病株は土ごと圃場外に持ち出して処分し、圃場への菌の再還元を防ぎます。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

カブ産地では、根こぶ病の連作障害が問題化したことをきっかけにCR品種への移行が進んだ事例が多くあります。CR品種の導入により安定した収穫が実現できた一方で、「CR品種に切り替えたが数年後にまた発病した」という報告も産地から聞かれます。この多くはレース変化や土壌pH管理の甘さが背景にあるとされており、品種だけに依存せずに総合的な土壌管理の重要性が改めて認識されています。

まとめ

根こぶ病はPlasmodiophora brassicaeによる土壌伝染性の病害で、酸性土壌・連作条件下で深刻な被害をもたらします。CR品種の利用は有効な対策ですが、レース変化・高菌密度・土壌pH条件によって耐性が機能しないケースがあります。

CR品種の選択と合わせて、土壌pH管理・輪作・排水改善を組み合わせた総合的な防除体系を構築することが、安定したカブ生産への近道です。

ミノリスでは根こぶ病耐性タグが付いたカブ品種一覧から、各CR品種の特性・メーカー情報を確認できます。圃場の病害状況と照らし合わせながら、適切な品種選びの参考にしてください。

33品種 掲載中
CRあじ紅

CRあじ紅

小林種苗株式会社

白さび病や根こぶ病といった病気にも強い。 ほのかな甘みはまるでフルーツのよう。 柔らかい肉質はサラダ、三杯酢、浅漬けなどに最適。 ・漬物にすると、紅色が果実の中身まで浸透し、漬け上がりが大変に美しいとの評判を頂いている。 ・甘味の特に強い中かぶの内に若どりするのが良いが、長く畑においても、多汁質で、スいりはおそく、やわらかさは変わらない。 ・秋まき50~55日で根径8センチの中かぶとして収穫できる。以後、日をおくとさらに肥大し10~12センチの中大かぶとなる。 ・冷涼地では8月上旬~下旬まき、9月下旬~11月どりに適し、中間地、暖地では9月上旬~下旬まき、10月中旬~12月どりに適する。 ・葉は長さ60センチに伸び、茎は淡い緑でうすく紅色が入り、根部外皮は赤く、内部は白地に少し紅がさす。 ・皮は手でむくことができるので、玉をくし型に切ってそのまま盛り付けるのもおすすめ。 栽培のポイント ・肥料は10アール当たりN、P、K各15キロ前後を全量元肥もしくは元肥と追肥にわけて施与する。各地の土壌条件により成分比、成分量は加減する。ホウソ欠予防のため、F.T.Eなどのホウソ入り資材の適量使用が望ましい。 ・播種適期より無理な早まきは、葉ばかりできすぎて根が太らず赤色の着色がうすくなりやすい。また葉がちぢむバイラス病にかかりやすい。 適期よりおそくたね蒔きすると生育がにぶく十分に根が太らない。 ・土壌の乾きすぎ、特に生育初期の乾燥は根先のとがりや根割れのもとになりやすい。ときどき水をやって極端な乾燥を避けるのがよい。 ・根こぶ病にはかなり強い方であるが、菌の種類によっては発病することもある。根こぶ病の発生しやすい田畑では暑い時期の早まきは避け、充分涼しくなった頃にたねまきするとよい。

CRきらりの夏

CRきらりの夏

株式会社日本農林社

根こぶ病に強く、耐暑性抜群の夏専用コカブ ■特性 ・暑さ、病気に強く、春~夏に栽培し易いネコブ病に強い早生種。 ・春~夏栽培で問題となる葉の伸びすぎ、根の変形、 裂根や、収穫・洗浄時におけるひび割れが少ない為、 秀品率が高いので作業効率が良い。 また、葉茎が太く折れにくいので、結束が楽である。 ・球部の色は白く、肉質はち密で柔らかく甘くて美味しい。 尻部のまとまりが良い豊円形でバランスが良い。 ・多肥栽培や肥沃地でも従来の品種と比較して安定した栽培が可能。 ■栽培の注意 ・低温期では生育が非常に緩慢になるので、 適期栽培を心がけて下さい。

CRきらりん

CRきらりん

株式会社日本農林社

根こぶ病に強い春秋用のおいしいコカブ ■特性 ・葉色は濃くて見た目が良く、草姿は立性で短く、作業がしやすいです。 ・春と秋に蒔くことができます。ネコブ病(根にコブがつく病気)に強くて、作りやすいです。 ・球型は偏円型で、尻つまりが早い早生の品種です。 ・肉質はち密でやわらかいので、サラダや浅漬けが特にオススメです。 ■栽培の注意 ・ネコブ病抵抗性に関しては、日本で見つかっている代表的なネコブ病菌の混合菌を使用し、 幼苗検定を繰返し行い育成したネコブ病抵抗性品種ですが、 他にも菌の系統があり地域によってはネコブの着生があるかもしれませんので、あらかじめ御了承下さい。

CRにしき蕪

CRにしき蕪

中原採種場株式会社

根こぶ病抵抗性の中〜大蕪、根径9〜12cmで揃いが良い!! ■特性 ・根こぶ病に耐病性で根径が9〜12cmまで収穫できる中〜大カブ。 ・白さび病やベト病などの葉の病害にも強く、草姿は立性。 ・肉質は緻密で、歯切れが良く、ス入り遅く漬物などの加工適性が高い。 ・根形は甲高の偏円で尻のまとまりよく、球揃いも良い。

CRもちばな

CRもちばな

タキイ種苗株式会社

根こぶ病に強く、高温期の栽培で威力を発揮する小カブ! ■特長 ・根こぶ病に耐病性で、夏場の栽培でも徒長しにくく、根割れ・ヒビ割れが少ない。 ・草姿は立性。玉の肥大は比較的じっくりしており、尖り玉や変形・ス入り・横縞症などが出にくく、栽培しやすい。 ・玉は尻のまとまりがよい厚みのある扁円形で、よくそろい秀品率が高い。 ・肌は純白でつやがあり、肉質は緻密でやわらかく、甘くておいしい。 ・葉枚数は多くないが、葉軸が太くて折れにくいので結束作業がしやすい。 ■栽培の要点 ・初期から生育全般を通じて順調に肥効を保つ。 ・圃場は適湿を保ち、発芽および初期生育を促す。 ・病害虫防除は早めに行うとともに、防虫網被覆栽培が有効。

CRゆきばな

CRゆきばな

タキイ種苗株式会社

低温期でもよく太る! おいしい秋〜春どり小カブ! ■特長 ・秋〜春どりできる根こぶ病耐病性品種。 ・形状は厚みのある扁円で、葉軸が太く結束容易。 ・肌は白くてテリ・つやにすぐれ、肉質は緻密で食味良好。 ・低温期でも太り良好で、形状・サイズも整う。 ■栽培の要点 ・中間地の秋〜春どりに適した品種であるため、むやみな夏場の早まきは長玉の発生など形状が乱れる。 ・畝幅90cmの4条で株間8〜12cm(関東では5〜6条の株間12〜15cm)程度で栽培する。 ・厳寒期には葉や葉軸の傷みが発生するため、被覆資材で十分な保温と適湿を保つ。

CRゆきむらさき蕪

CRゆきむらさき蕪

宝種苗株式会社

根こぶ病抵抗性で生育の早い、おいしい紫白蕪 ●球の上部は紫、下部は白色の小~中カブ ●播種後60日前後で球径12cm前後の中カブになる。球径8cm前後で小カブ収穫もできる ●根こぶ病抵抗性をもつ ●ス入りや変形は遅く、肉質柔らかい。サラダ、浅漬けなどに向く <注意点> ※根こぶ病にはいくつかのレースがある為、場所により発病する場合があります。予めご了承下さい ※早播きは避けてください。早蒔きすると樹勢が強いため、ス入り等早まる可能性があります

CR味くらべ

CR味くらべ

丸種株式会社

根こぶ病抵抗性で 小~中かぶまで随時収穫OK! 1. 根こぶ病抵抗性品種なので汚染圃場でも安心して栽培できます。 2. 球は腰高でツヤのある純白色。揃いよく、早太りで小~中蕪(最大 根茎12㎝)まで随時収穫できます。 3. 草姿は立性、葉色濃緑で徒長しにくく葉軸ががっちりしているので収穫や結束作業が楽です。 4. ス入りは遅く、根割れの心配なく、肉質やわらかで甘味があり漬物、煮炊きの他サラダとしても大変美味しいです。 5. 晩抽性、低温肥大性に優れ冬期のハウスや春蒔トンネル栽培にも安定した収穫ができます。

CR味太鼓(あじだいこ)

CR味太鼓(あじだいこ)

丸種株式会社

肉質緻密で千枚漬けに最適 根こぶ病抵抗性大カブ 1. 根こぶ病抵抗性品種なので、汚染圃場でも安心して栽培できます。 2. 草勢旺盛で肥大性に優れた栽培容易な大カブ種。播種後75日で根量1kg前後となり、最大2㎏(最大 根径18cm)以上まで太ります。 3. 根部白く光沢があり、形は腰高で球揃いは抜群。また、ス入りは遅く裂根・変形は少ないです。肉質はち密で歯切れよく、特に千枚漬けなどの加工に適します。

CR大政(おおまさ)

CR大政(おおまさ)

株式会社武蔵野種苗園

根こぶ病耐病性の大カブ種栽培容易で球揃いが抜群 特性 ●根こぶ病耐病性で、草勢強く、栽培容易な大カブ。 ●球形は腰高で球揃いは抜群に良い。 ●ス入りは遅く、裂根、変形は少ない。 ●肉質は緻密で歯切れ良く、特に千枚漬などの加工に向く。 ●関東標準で8月下旬〜9月上旬が播種適期。 栽培のポイント ●肥料は元肥を少な目として追肥は2回程度行う。 ●栽植密度は60cm×30cmを基準とする。

CR白盃

CR白盃

株式会社武蔵野種苗園

根こぶ耐病性を持った、食味の良い中カブ品種 特性 ●根こぶ病耐病性で、根径は9~14㎝位まで収穫できる中カブ品種。 ●球形は腰高で球揃いが極めて良い。 ●肉質は緻密で軟らかく甘みがあり、ス入りも遅く、特に浅漬けに向く。 ●抽苔は遅く、冬から春先までの栽培も安定している。 栽培のポイント ●小カブより地上部が旺盛にできやすいため、施肥量は抑えて減肥栽培を心掛ける。 ●栽植密度は収穫するサイズによって異なるが、12㎝で収穫する場合は30㎝×20㎝を基準とする。

CR白雪(しらゆき)

CR白雪(しらゆき)

株式会社武蔵野種苗園

根こぶ病耐病性で小カブ〜中カブで収穫可能 特性 ●根こぶ病耐病性で球のまとまりがよく、小カブから中カブまで随時収穫ができる。 ●球形は腰高で、球揃いは抜群に良い。 ●ス入りは遅く、裂根、変形は少ない。 ●肉質は軟らかく食味良好。 ●抽苔遅く、関東で1〜3月のハウス蒔き、4月蒔きが可能。 栽培のポイント ●中カブ種としてはやや多肥栽培とする。 ●栽植密度は30cm×20cmを基準とする。

CR紅てまり

CR紅てまり

丸種株式会社

生育の早い根こぶ抵抗性の紅かぶ 肩張り・尻づまりよく品質最高 1. 根こぶ病抵抗性なので汚染圃場でも安心して栽培できます。 2. 球は腰高の濃紅色で球内色は白色で芯に赤みが入り紅白のコントラストの美しい品種です。 3. 播種後約50日で根径8cm位の中かぶ、その後10~13cm位の大かぶとなります。 4. 球の肥大・着色は早く、肩張り・尻づまりがよく肉質緻密で歯触りよく、漬物にして最高です。

CR雪あかり

CR雪あかり

株式会社渡辺採種場

低温肥大性の良い 晩抽、根こぶ病抵抗性品種 ■特性 ・低温期でも肥大性の良い、根こぶ病に強い極早生種です。 ・晩抽性で、秋~春まきの低温期に適します。 ・根部は純白、尻詰まりの良い腰高形で、玉割れが少ないです。 ・肉質ち密で甘みがあり、品質良好です。 ■栽培ポイント・注意点 ・根こぶ病菌のレース(菌系)によっては、根こぶ病の発生があるかもしれません。無理な連作を避け、輪作と耕種的防除を行ってください。

CR雪峰(ゆきみね)

CR雪峰(ゆきみね)

株式会社武蔵野種苗園

食味最高!!晩抽性で秋〜春蒔きできる根こぶ病耐病性の小カブ 特性 ●根こぶ病耐病性で耐寒性強く、晩抽で栽培容易な秋〜春蒔きの品種。 ●草姿は立性で葉色は濃緑色、葉長は徒長しにくく球とのバランスは良い。葉柄は太く折れにくく作業性が高い。 ●球は白く光沢があり、形は腰高で厚みがある。球揃いは抜群で肉質軟らかく食味良好で市場性は高い。 栽培のポイント ●草勢が旺盛であるので、施肥量は控え気味とする。 ●栽植密度をやや広くして球揃いを良くする。

あやめ雪®

あやめ雪®

株式会社サカタのタネ

極立性で玉ぞろいのよい、紫白小カブ ■特性 1. 肩が鮮紫色、下部が白色になる美しい早生品種。肉質は緻密で甘み強く食味がよい。 2. 根部は腰高の偏円形で肥大性がよい。ひげ根はなく、尻がまとまりやすい。 3. 草姿極立性で、葉の大きさは中程度、葉色は濃い。葉軸は太くしっかりしているので結束しやすい。萎黄病耐病性。 4. 若どりでも球形がまとまり紫色が入るので、サラダの彩りに面白い。酢漬けにすると、2日ほどで表面の紫色が全体に回る。 ■適応性 着色があまりきれいにならず根形も崩れやすい盛夏期を除いて栽培が可能です。播種10月中旬以降はパンチフィルムを利用したトンネル栽培、播種11月下旬から2月下旬まではトンネル栽培もしくはハウスを利用した栽培が望ましいです(一般地)。根こぶ病耐病性は有していないので汚染圃場は避けましょう。 ■要点 施肥量は元肥中心に10aあたりチッ素、リン酸、カリそれぞれ10kgを基準としますが、土質や前作の残効を考慮した方がよいでしょう。また高温期は5割減、低温期は2割増施肥します。追肥は生育状況に応じて少量施します。また、「バイテクバイオエース®」等の有機質肥料を施用することにより甘み、風味が増します。ただ生育は緩慢になりますので施肥量すべてを変えるのではなく一部を有機質肥料にすればよいでしょう。 栽植密度は15×15cmを標準とします。高温期は若干広めにとりましょう。 コナガ、アブラムシ等の防除には透明寒冷紗などのトンネル被覆栽培が効果的です。それでも虫害は完全に防げないので併せて薬散を行いますが、使用農薬、使用回数等は各JA、各県の農業改良普及員に相談しましょう。

なつばな

なつばな

タキイ種苗株式会社

根こぶ・萎黄・白さび病に強く、割れにくい良質小カブ! ■特長 ・根こぶ病、萎黄病、白さび病に耐病性で、高温期の栽培でも変形やス入りが発生しにくい。 ・玉の肥大は比較的速く、尻のまとまりがよい豊円形。 ・根割れ・ひび割れが少なく、よくそろい秀品率が高い。 ・草姿は立性で、葉軸は太く折れにくいため結束作業が容易。 ・玉肌は純白でつやがある。肉質は緻密でやわらかく瑞々しい甘さをもつ。 ■栽培の要点 ・初期から生育全般を通じて順調に肥効を保つ。 ・圃場は適湿を保ち、発芽および初期生育を促す。 ・病害虫防除は早めに行うとともに、防虫ネットによる被覆栽培が有効。

パープルトップ

パープルトップ

東洋農事株式会社

根こぶ病、白さび病に強いおいしいカブ。 ■特徴 播種後60日前後で、球径12cm前後の中蕪。 球形は扁円型で揃い、球内部はほぼ白色。 ス入り、変形は遅く、肉質は柔らかい。 浅漬け、サラダなどに向く。 根こぶ病抵抗性白さび病に強い。

はくほう

はくほう

渡辺農事株式会社

根こぶ病、萎黄病や白さび病に強い良質の耐暑性品種 ■特性 ・根こぶ病、萎黄病や白さび病に安定して強い。 ・草姿が立性で葉軸が太くしなやかなため結束し易い。 ・球の形状や揃いが良好で秀品率が高い。 ・高温期でも品質の低下が少なく、割れにくい。 ・肉質は緻密で食味良好。直径10cm程度までのス入りが遅い。 ■栽培のポイント ・耐寒性はそれほど強くないので、年内に収穫する。 ・生育期全般に適度な湿度を保つよう管理をする。 ・早めの薬剤散布や被覆栽培で病害虫の予防に努める。 ・根こぶ病を起こす病原菌はいくつかのレースが確認されており、地域によっては発病する危険性がある。

みふね

みふね

株式会社サカタのタネ

高品質と耐病性を兼ね備える、おいしい小カブ ■特性 1. 生育は早生で関東一般地の秋から春まきに適する。 2. 根部は肥大・そろいともによく、ひげ根は少なく尻のまとまりがよい。 3. 肌は白色でテリがある。肉質はやわらかめで食味がよい。 4. 草姿立性で、葉の大きさは中程度、葉色は濃い。葉軸は太くしっかりしているので結束しやすい。 5. 白さび病、根こぶ病、萎黄病に耐病性がある。ただし、根こぶ病はレースによって発病することがあるので注意する。 ■適応性 おもに9月下旬まきから4月まきに適します。10月中旬以降の播種はパンチフィルムを利用したトンネル栽培、11月下旬まきから2月下旬まきまではトンネル栽培もしくはハウスを利用した栽培が望ましいです(基準関東温暖地)。 複数の根こぶ病レースに対し幅広く耐病性を示しますが、近年レース分化が進んでいると報告されているので注意が必要です。発病した場合はすき込まず圃場より持ち出し処分します。すき込むと感染源を増やすことになるのでやめます。 ■要点 施肥量は元肥中心に10aあたり窒素、リン酸、カリそれぞれ8kgを基準としますが、土質や前作の残効を考慮します。また高温期は5割減、低温期は2割増施肥します。追肥は生育状況に応じて少量施します。また、バイテクなどの有機質肥料を施用することにより甘み、風味が増します。ただ生育は緩慢になるので、施肥量すべてを変えるのではなく一部を有機質肥料にします。 栽植密度は15×15cmを標準とします。高温期は若干広めにとります。 コナガ、アブラムシなどの防除には透明寒冷紗などのトンネル被覆栽培が効果的です。それでも虫害は完全に防げないのであわせて薬散を行いますが、使用農薬、使用回数などは各JA、各県の農業改良普及員に相談しましょう。

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