病害耐性

葉かび病耐性のミニトマト品種一覧 全95種類

葉かび病とは 葉かび病は、糸状菌のPassalora fulva(旧称: Cladosporium fulvum)によって引き起こされるトマト特有の病害です。施設栽培(ハウス栽培)で特に問題になる病害として知られており、露地栽培ではほとんど

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葉かび病耐性について

葉かび病は、糸状菌のPassalora fulva(旧称: Cladosporium fulvum)によって引き起こされるトマト特有の病害です。施設栽培(ハウス栽培)で特に問題になる病害として知られており、露地栽培ではほとんど見られません。ミニトマトは施設での長期栽培が多く、葉かび病が発生しやすい環境条件と重なりやすいため、生産者が意識して管理する必要がある病害のひとつです。

主な症状は、葉の表面に淡黄色から黄緑色の不整形な病斑が形成されることです。葉の裏面には灰緑色〜暗灰色のビロード状のかびが密生し、これが葉かび病の診断上の特徴になっています。病状が進行すると病斑が拡大・融合し、罹病葉が早期に落葉します。葉が減少することで光合成能力が低下し、果実の肥大不良や品質低下を引き起こします。

葉かび病菌は気温18〜25℃、相対湿度85%以上の高湿度条件で特に活発に胞子を形成・飛散させます。ミニトマトの施設栽培では、外気温が低い時期でも換気が不十分だと湿度が高まりやすく、葉かび病が発生しやすい環境になります。胞子は風や作業者の動きによって株間を伝播し、施設内で急速に蔓延する可能性があります。

葉かび病菌には複数のレース(系統)が存在します。現在知られているレースはCf(クラドスポリウム抵抗性)レースとして複数あり、国内では主にCf9が問題となっています。

葉かび病耐病性の区分とCFの意味

大玉トマトのカタログで目にする「CF桃太郎」シリーズの「CF」は、旧学名Cladosporium fulvumの頭文字に由来する葉かび病耐病性を示す略号です。品種名にCFが付いている品種は、葉かび病への耐病性を持つことを示しています。ミニトマト品種のカタログにも同様の略号が使われているものがあります。

国際的な耐病性表記の慣行では「Cf-9」のようにレース番号が記載されます。カタログによって表記方法が異なりますが、「Cf(1-9)」のように対応しているレースの範囲を表記するメーカーもあります。

品種選びで見落としがちなのが、このレース区分の確認です。より新しいレースへの対応状況は品種によって異なり、カタログの耐病性表記を確認する習慣が重要です。施設栽培で同一品種を長期間使い続ける場合は、その品種の葉かび病耐病性スペクトルが産地の発生レースに対応しているかを定期的に確認することが望ましいです。

葉かび病耐病性品種の歴史

葉かび病は施設トマト・ミニトマト栽培の普及と歩みを共にしてきた病害です。1960〜70年代の施設栽培の急速な拡大とともに問題化し、当初は薬剤防除に頼るしかありませんでしたが、菌の定期的な薬剤感受性の低下(抵抗性の獲得)が課題となりました。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。耐病性品種の育種が進む中で、CF品種の開発・普及が施設産地での葉かび病対策を大きく前進させました。これらの品種は葉かび病耐病性だけでなく、複数の病害への耐病性と高い収量性を両立した品種として定着しています。

葉かび病菌のレース変異は継続的な課題であり、新しいレースへの対応を盛り込んだ育種改良が各メーカーで継続されています。意外と知られていないのですが、葉かび病菌はトマト・ミニトマト以外の植物にはほとんど感染しない、非常に宿主特異性の高い病原菌です。このため、輪作でトマト・ミニトマト以外の作物に切り替えることで、圃場内の菌密度を低下させることが期待できます。

耐病性の限界と注意点

葉かび病耐病性品種を選択する際には、以下の点に注意が必要です。

レースの多様性が最大の課題です。現在確認されているレースは複数あり、新しいレースが出現する可能性は継続的に存在します。ある品種がCf9対応であっても、より新しいレースには感受性を持つ可能性があります。

高温・多湿の環境条件が続く場合は、耐病性品種であっても発病リスクが高まることがあります。葉かび病菌は18〜25℃、相対湿度85%以上という条件で特に活発になるため、ミニトマトの施設栽培でこれらの環境条件が長期間続く場合は、耐病性品種の利用だけでなく環境管理(換気・除湿)も欠かせません。

ミニトマトの施設長期栽培では、着葉数が多く葉が密に繁っている状態になりやすいため、通気性の管理が葉かび病予防に重要な役割を果たします。適切な摘葉管理と株間管理が耐病性品種の効果を引き出す前提条件です。

防除のポイント

葉かび病の防除において最も重要なのは、施設内の環境管理です。菌の増殖に適した高湿度条件を防ぐための換気・通風が基本的な対策になります。

環境管理(施設内):

  • 換気の徹底: 天窓・サイドカーテンの適切な開閉により、施設内の湿度を低下させることが最も基本的な防除です。葉の表面が結露するような状況を避けることが重要です
  • ミニトマト特有の葉の密度管理: 施設長期栽培では下葉が密着して通気が悪くなりがちです。摘葉の頻度と範囲を適切に設定して通気性を維持することが葉かび病の発生抑制につながります
  • 灌水管理: 朝の早い時間帯に灌水を行うことで、夜間の葉面湿度を低下させることが有効です。夕方遅い灌水は施設内湿度の上昇を招きやすいため注意が必要です

耕種的防除:

  • 発病した下葉の除去(摘葉): 罹病葉は胞子の供給源となるため、速やかに除去・施設外で処理します
  • 輪作: ミニトマト以外の作物への切り替えにより、圃場内の菌密度低下が期待できます

化学的防除:

  • 葉かび病の登録農薬による予防散布が有効です。発病初期からの散布が特に効果的で、薬剤ローテーションを行って薬剤耐性菌の出現を防ぐことが重要です

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

施設ミニトマト産地での葉かび病対策として、葉かび病耐病性品種への切り替えが広く定着しています。耐病性品種の普及によって薬剤散布回数を削減でき、労力削減と農薬コスト低下につながったという声が産地から聞かれます。ミニトマトは単位面積あたりの着果数が多く、作業量が大きいため、病害管理の省力化が生産性向上に直結します。

一方、施設の老朽化や高密度栽培が続く圃場では、耐病性品種を使っていても葉かび病が発生するケースがあります。そのような現場では換気設備の改善や栽植密度の見直しと組み合わせた対策が求められています。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、ミニトマトの長期栽培では夏の高温期が過ぎて秋冬の高湿度期に入ると葉かび病リスクが高まる傾向があります。作型の変わり目で早めに換気体制を整えることが、発生予防の実践的なポイントです。

まとめ

葉かび病は施設栽培(ハウス栽培)特有の病害で、Passalora fulva(旧称: Cladosporium fulvum)が高湿度条件下で発生します。葉かび病耐病性品種は「CF」などの略号でカタログに示されており、施設でミニトマトを栽培する生産者にとっては確認が特に重要な耐病性の一つです。

品種選びの際はCfレースへの対応状況をカタログで確認し、環境管理(換気・除湿)・摘葉・適切な薬剤散布を組み合わせた総合防除を行うことが、被害を最小化するポイントです。ミニトマトの施設長期栽培では、品種の耐病性を活かすための環境管理が防除の出発点になります。

葉かび病耐病性を持つミニトマト品種の詳細については、ミニトマトの品種一覧からご確認ください。

95品種 掲載中
華オーバル

華オーバル

福井シード株式会社

とにかくうまい!おいしさ『極』立つミニトマト! ● 食味が極めておいしいミニトマト。 ● 糖度は10度前後で、皮残りが少ない。 ● 果色は光沢のある鮮赤色で、果形はプラム型。 ● 果重は15g前後のミニで、果揃いがよい。 ● 葉がコンパクトで密植栽培が可能。 ● 葉カビ病、トマトモザイクウイルス(Tm-2a型)、黄化葉巻病 (Ty-1)。 平均果重:15g   平均糖度:10   TMV抵抗性:Tm-2a 【予約期間】 11月上旬~3月下旬  【販売期間】   4月下旬~5月下旬

華ころころ

華ころころ

福井シード株式会社

ころころ穫れるミニトマト! ● 糖度は8度前後で、酸味が少なく、食味は抜群。 ● 果重は25~30g前後。 ● 着果性が非常に優れ、果揃いも良い。 ● 1果房当たりの花数は15~30程度で、シングルとダブル果房が混在。 ● 葉カビ病、トマトモザイクウイルス(Tm-2a型)。 平均果重:25~30g   平均糖度:8   TMV抵抗性:Tm-2a 【予約期間】 11月上旬~3月下旬  【販売期間】   4月下旬~5月下旬

CFココ

CFココ

タキイ種苗株式会社

葉かび病(Cf9)・斑点病耐病性で多収・長期どりのミニトマト! ■特徴 ・葉かび病に耐病性(Cf9)を示すほか、斑点病にも中程度の耐病性を示す。その他、トマトモザイクウイルスTm-2a型、萎凋病(F1)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性。 ・吸肥力が強く、長期栽培に向く。 ・果重20~25gでL玉によくそろい、中玉とミニの中間的なサイズで食べ応えがある。 ・果皮は鮮やかな赤色で光沢があり、かための肉質で食味がよい。 ・早生種のため、栽培初期より収量が上がる。 ■栽培の要点 ・異常主茎の発生を防ぐため、元肥を抑え、1段花房開花苗を定植する。 ・追肥は草勢を見ながら、4~5段花房開花時から始めるのが目安。 ・裂果防止のため、施設内の過湿には注意する。

CFスイートミニトマト

CFスイートミニトマト

宝種苗株式会社

葉カビ病(Cf9)耐病性。肉厚でジューシーな味わい。プラム型、果重15~20g 【特性】 1.楕円形のミニトマト。日持ちが良く、ゼリーが飛び出さず大変美味。 2.平均糖度9~10度で果重が20g前後のミニでは中型サイズ。 3.葉カビ病(Cf9)に耐病性で作りやすいミニトマト。 4.ウイルス(ToMV)、萎凋病(F1)、葉カビ病(Cf9)耐病性。 【栽培上の注意】 ※裂果防止のため雨よけ栽培が原則で、冬期のハウス内温度は10度以上を確保して下さい。 ※長期栽培では栽培後半まで草勢維持が必要なので接木栽培をして下さい。

CFネネ

CFネネ

公益財団法人園芸植物育種研究所

食味よく、葉かび病に強い単為結果性ミニトマト ・単為結果性を持つためホルモン処理、マルハナバチが不要で高温・低温下でも着果が安定している ・果実は赤色球形、果肉は粘質多汁で食味が良い ・中葉で葉幅、節間、草勢は普通

CFプチぷよⅡ

CFプチぷよⅡ

株式会社渡辺採種場

赤ちゃんのほっぺのような新食感ミニトマト ■特性 ・果皮が極く薄く、とろけるような食感のミニトマトです。 ・糖度が高く、トマトの風味に富んで食味は極良です。 ・果実は赤色で、強い光沢があり、一果重13~15g程度です。果皮に弾力があり、ほとんど裂果しません。 ・葉は淡緑色で、節間は短く、草勢はやや強めです。 ・葉かび病抵抗性(Cf9)を持っています。 ■栽培ポイント・注意点 ・接ぎ木を行う場合は、Tm-2型またはTm-2ª型の台木を使ってください。 ・一般種に比べ葉質がやわらかいため、強風や高圧での農薬散布による擦り傷などに注意が必要です。 ・高温期は果実や葉の日焼けに注意してください。 ■特記事項 台木:Tm-2型、Tm-2ª型

CFプチぷよイエロー

CFプチぷよイエロー

株式会社渡辺採種場

「CFプチぷよⅡ」のイエロー品種!酸味が少なく甘みが強く、子供に大人気! ■特性 ・果皮が極く薄く、赤ちゃんのほっぺのような新食感のイエロー種ミニトマトです。 ・糖度が高く、酸味は少なく、お子様にも好まれるおいしさです。 ・果実は黄色で、光沢強く一果重は13~15g程度です。果皮に弾力があり、ほとんど裂果しません。 ・葉は淡緑色で、節間は短く、草勢は中程度です。 ・葉かび病抵抗性(Cf9)を持っています。 ■栽培ポイント・注意点 ・接ぎ木を行う場合は、Tm-1型の台木を使ってください。 ・一般種に比べ葉質がやわらかいため、強風や高圧での農薬散布による擦り傷などに注意が必要です。 ・高温期は果実や葉の日焼けに注意してください。 ■特記事項 台木:Tm-1型

CFプチぷよグリーン

CFプチぷよグリーン

株式会社渡辺採種場

緑色なのに、驚きの美味しさ!赤・黄と合わせて見栄えアップ! ■特性 ・果皮が極く薄く、赤ちゃんのほっぺのような新食感のグリーン種ミニトマトです。 ・糖度が高めで、酸味は少なく、風味に富んで食味優れる品種です。 ・果実は緑色で、光沢強く一果重は13~15g程度です。果皮に弾力があり、ほとんど裂果しません。 ・葉は淡緑色で、節間は短く、草勢は中程度です。 ・葉かび病抵抗性(Cf9)を持っています。 ■栽培ポイント・注意点 ・接ぎ木を行う場合はTm-2型、又はTm-2ª型の台木を使ってください。 ・一般種に比べ葉質がやわらかいため、強風や高圧での農薬散布による擦り傷などに注意が必要です。 ・高温期は果実や葉の日焼けに注意してください。 ■特記事項 台木:Tm-2型、Tm-2ª型

CFルル トマト

CFルル トマト

宝種苗株式会社

葉カビ病(Cf9)耐病性。ゼリー飛び出さず美味。プラム型、果重25~30g 【特性】 1.楕円形で果肉が硬く、日持ちが良く、表面につやがある。ゼリーが飛び出さず、大変美味。 2.平均糖度9~10度で果重が25~30g前後のミニでは中~大の大きさ。 3.葉カビ病(Cf9)に耐病性で裂果が少なく、作りやすいミニトマト。 4.ウイルス(Tm2a型)萎凋病(F1)葉カビ病(Cf9)耐病性。 【栽培上の注意】 ※裂果防止のため雨よけ栽培が原則で、冬期のハウス内温度は10度以上を確保して下さい。 ※長期栽培では栽培後半まで草勢維持が必要なので接木栽培をして下さい。

CF千果

CF千果

タキイ種苗株式会社

葉かび病(Cf9)・斑点病耐病性をもつ高品質ミニトマト! ■特長 ・葉かび病に耐病性(Cf9)を示すほか、斑点病にも中程度の耐病性を示す。 ・「千果」同様の極早生種で、栽培初期より収量が上がる。また、鮮赤色でつやがあり果ぞろい良好。 ・栽培特性も「千果」同様であるが、異常主茎がやや発生しやすいため、強勢にならないように注意する。 ・葉かび病(Cf9)以外に、トマトモザイクウイルスTm-2a型、萎凋病レース1(F1)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性。 ■栽培の要点 ・異常主茎軽減のためには、元肥を控えめに、追肥重点型の肥培管理を行う。 ・低温期にはハウス内の湿度を下げ、潅水に注意し、裂果を防ぐ。

Cf小鈴

Cf小鈴

ヴィルモランみかど株式会社

裂果が少なく食味の良いミニトマト ■特徴 タイプ ミニ (トマト) 耐病性 IR : N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), F1:萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病 特性 草勢:強 果重:15-20g 花数:20-30 果色:濃赤 果形:丸 裂果:極少 適応作型 抑制 促成 半促成 おすすめポイント 裂果が少なく食味の良い越冬栽培向けミニトマト。厳寒期でも安定した草勢を維持しやすい。 ■品種の特性 1. 中葉で節間が短く草勢は強いが、土壌水分や肥料に鈍感で芯止まり症や異常茎が出にくく栽培し易い。 2. 花房は3-4段目付近から2-3本に枝分かれすることが多く、着果性に優れ、1花房あたり20-25果程度で安定する。 3. 一果重15-20gで果揃いが良く、省力的である。果色は濃赤色でやや光沢があり、荷姿が非常に美しい。食味は甘みとコクがあって美味。 4. 果実は硬く、収穫・調整時の作業性や輸送性・店もち性に優れる。裂果は極めて少ない。 5. ToMV(Tm-2a)、萎凋病レース1、葉かび病(Cf9)に耐病性強。ネコブセンチュウに耐病性中程度。斑点病に耐病性中弱。 6. 越冬長期どり、半促成および抑制栽培に適する。 ■栽培のポイント 1.圃場準備 元肥は窒素成分量で10kg/10aをおよその目安とし、前作の肥料残効を考慮して施用する。育苗ハウスや定植するハウスの周囲に網を張って害虫の侵入を防止する。 元肥が多過ぎると定植後の芯止まり症や異常茎の原因となるため注意する。 2.育苗 育苗は素直な苗作りを心がける。潅水を控え気味にし、鉢ずらしを早めに行い、節間が短めのがっちりした苗を養成する。定植苗は蕾が小さく見える程度~第一花房の第一花が開花する少し前程度を目安とする。若苗定植は草勢が強くなり過ぎ、芯止まり症や異常茎の原因となるため避けることが望ましい。 3.定植 高温期に定植する場合、活着するまでに株元に少量多潅水し、必要に応じ軽い遮光を行う。活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂になり過ぎないよう注意する。 高温時に花数が極端に多くなる場合、先端を摘果する。着色し始めたら3枚位ずつ下葉かくが、最低でも葉数18枚は確保し良品生産を心がける。 追肥・潅水は第三花房開花頃から草勢と土壌水分の状態を見ながら開始し、少量多潅水を基本とする。 収穫期が高温や多日照のときには、着色時の障害(果実表面の硬化による裂果・着色不良・食味低下など)を防ぐため、果実に直接日光が当たらないよう葉陰を作るか、日中の数時間の遮光により果実を保護する。

MKS-T820

MKS-T820

ヴィルモランみかど株式会社

黄化葉巻病耐病性で斑点病耐病性を付与したミニトマト ■特徴 タイプ ミニ (トマト) 耐病性 IR : N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病 特性 草勢:強 果重:15-20g前後 花数:25-30 果色:濃赤 果形:丸 裂果:極少 適応作型 抑制 促成 半促成 おすすめポイント Cf小鈴の黄化葉巻病耐病性品種。着果数が多く、食味も優れる。 ■品種の特性 1. 中葉で節間が短く栽培しやすい。 2. 草勢は強め。 3. 着果性に優れ、花房当たり25 ~ 30果程度で安定する。 4. 果実は濃赤色で、1果重は15 ~ 20g程度で揃う。 5. 裂果が非常に少ない。果実は硬く、作業性や輸送性、店もち性に優れる。 6. 食味は甘味と酸味のバランスが良く、コクがあって美味。 ■栽培のポイント 1.圃場準備 事前に圃場の土壌診断を行い、適切な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分量で10kg/10aとして施用する。元肥が多過ぎると定植後の芯止まり症や異常茎の原因となるため注意する。 2.定植 若苗定植は草勢が強くなり過ぎ、芯止まり症や異常茎の原因となるため避けることが望ましい。第一花房の第一花のがく割れ~開花を目安として定植する。高温時に定植する場合、活着するまでに株元に少量多回数の潅水を行い、必要に応じてハウスの軽い遮光を行う。活着後は潅水を控え、株張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。 3.栽培管理 液肥の場合、月にN成分合計3-4kg/10aを3-4回に分割してこまめに施用する。置き肥の畝肩や通路追肥はできるだけ緩効性の肥料を使用する。促成栽培では12月中旬頃からやや強めの草勢に管理し、厳寒期の草勢維持を図る。高温期に関しては着色不良果の発生を防止するため、過剰な追肥は避けると共に必要に応じてハウスの遮光を心がける。 4.耐病性・病害虫の防除 ToMV(Tm-2a)、萎凋病レース1、葉かび病(Cf9)に耐病性強。TYLCV(イスラエル、マイルド両系統)、ネコブセンチュウに耐病性中程度。斑点病に耐病性中弱。 黄化病、黄化えそ病、キュウリモザイクウイルスには耐病性を持たないので、コナジラミ、アザミウマやアブラムシなどの防除を徹底する。黄化葉巻病に中程度の耐病性を持つが、高温時や生育初期は発病しやすくなるため注意する。 葉かび病の耐病性はCf9であるが、それを侵す新しいレースが発生する地域があるので、防除を行う。 青枯病の汚染圃場では、足じまんSSを用いて接木栽培をする。

MKS-T821

MKS-T821

ヴィルモランみかど株式会社

黄化葉巻病耐病性で、果実肥大性の優れるミニトマト ■特徴 タイプ ミニ (トマト) 耐病性 IR : N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病 特性 草勢:強 果重:18-22g前後 花数:20-25 果色:濃赤 果形:丸 裂果:極少 適応作型 抑制 促成 半促成 おすすめポイント 小鈴エルの黄化葉巻病耐病性品種。食味が良く、果実肥大性や果揃いが優れる。 ■品種の特性 1. 中葉で節間が短く栽培し易い。 2. 草勢は強め。 3. 着果性に優れ、花房当たり20 ~ 25果程度で安定する。 4. 果実は濃赤色で、1果重は18 ~ 22g程度で揃う。 5. 裂果が非常に少ない。果実は硬く、作業性や輸送性、店もち性に優れる。 6. 食味は甘味と酸味のバランスが良く、コクがあって美味。 ■栽培のポイント 1.圃場準備 事前に圃場の土壌診断を行い、適切な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分量で10kg/10aとして施用する。元肥が多過ぎると定植後の芯止まり症や異常茎の原因となるため注意する。 2.定植 若苗定植は草勢が強くなり過ぎ、芯止まり症や異常茎の原因となるため避けることが望ましい。第一花房の第一花のがく割れ~開花を目安として定植する。高温時に定植する場合、活着するまでに株元に少量多回数の潅水を行い、必要に応じてハウスの軽い遮光を行う。活着後は潅水を控え、株張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。 3.栽培管理 液肥の場合、月にN成分合計3-4kg/10aを3-4回に分割してこまめに施用する。置き肥の畝肩や通路追肥はできるだけ緩効性の肥料を使用する。促成栽培では12月中旬頃からやや強めの草勢に管理し、厳寒期の草勢維持を図る。高温期に関しては着色不良果の発生を防止するため、過剰な追肥は避けると共に必要に応じてハウスの遮光を心がける。 4.耐病性・病害虫の防除 ToMV(Tm-2a)、萎凋病レース1、葉かび病(Cf9)に耐病性強。TYLCV(イスラエル、マイルド両系統)、ネコブセンチュウに耐病性中程度。斑点病に耐病性中弱。 黄化病、黄化えそ病、キュウリモザイクウイルスには耐病性を持たないので、コナジラミ、アザミウマやアブラムシなどの防除を徹底する。黄化葉巻病に中程度の耐病性を持つが、高温時や生育初期は発病しやすくなるため注意する。 葉かび病の耐病性はCf9であるが、それを侵す新しいレースが発生する地域があるので、防除を行う。 青枯病の汚染圃場では、足じまんSS、褐色根腐病対策には足じまんZを用いて接木栽培をする。

TSX-019TYオレンジミニトマト

TSX-019TYオレンジミニトマト

トキタ種苗株式会社

黄化葉巻病耐病性オレンジミニトマト ■特性 草勢強く、異常茎・芯止まりの発生がなく栽培しやすい。 草姿は節間が長く誘引遅れに注意が必要で、葉サイズは中葉となる。 花房はシングル・ダブル中心で、果房あたり12〜20果と安定して着果する。 果実の果色は橙色で、1果重20g前後で花房内でのサイズ揃いがよい。 また、裂果に強く、糖度8〜9度と高品質である。 黄化葉巻耐病性(イスラエル型・マイルド型)、葉かび(Cf-9)抵抗性とToMV(Tm-2a)。 ■播き時期 適作型は特にTYLCVへの危険性のある越冬・促成に推奨。

TYイエローミミ

TYイエローミミ

カネコ種苗株式会社

食味に優れたTYLCV耐病性品種!イエローミニトマトの決定版! ■特性 ●果実は鮮やかな黄色で甘みが強く、食味は極めて良好です。 ●平均1果重18g程度。複花房が発生しますが、花数が極端に増え過ぎないため、果実そろいにも優れます。 耐裂果性・店持ち性にも優れます。 ●トマト黄化葉巻病(TYLCV)イスラエル・マイルド両系統に対して耐病性を有し、トマト黄化えそ病(TSWV)、葉かび病(Cf-9)、ToMV(Tm-2a)、サツマイモネコブセンチュウにも安定した複合耐病虫性を有します。

TYジュエルアイボリートマト

TYジュエルアイボリートマト

中原採種場株式会社

高糖度、食感が良いプラム型のミニトマト!! 特性 ●トマト黄化葉巻病(Ty-2)に対し耐病性のほか、トマトモザイク(Tm-2a)、葉かび病(Cf9)、半身萎凋病(V2)にも耐病性を示す。やや丸みを帯びたプラム型のミニトマト。●吸肥力が高く、生育旺盛。1花房に20果以上着果する多収型。●下段より多く着果し、果重18~20g程度のサイズで、揃いが良い。●果皮はテリのあるアイボリーで、果肉は硬めで弾力があり、裂果が少ない。●糖度は9~10度と高く、歯切れの良い食感。

TYプリモホワイト

TYプリモホワイト

小林種苗株式会社

小林交配 ミニトマト種子 TYプリモホワイト 2023年小林新品種! 赤・黄・橙・緑色など、カラーバリエーションが豊富なミニトマトですが、白皮ミニトマトは、まだ日本国内にほとんど流通していません。 もともと海外に白皮の品種はありましたが、甘味がなく、酸味が強く、皮が硬いなど、食味が大きく劣ることから、国内市場に定着しませんでした。 そんな中、これまでの白皮からは想像もつかない程、食味にこだわって開発された画期的な品種となります。 特性 ・白い果皮のプラム型ミニトマト品種。 ・果重20g程度のミニトマト品種で、糖度は10度前後、酸味が少なく、非常に美味しい。 ・早生品種で、花数多く収量性優れる。 ・トマト黄化葉巻病やタバコモザイクウィルスTm-2a、  葉かび病(Cf9) 、半身萎凋病、疫病の複合耐病性を示し、栽培容易。 栽培のポイント ・定植は第1花房開花時に行い、1番果を必ず着果させる。 ・追肥は1番果の色付き始めに行い、その後は草勢を確認しながら適宜施用する。 ・高温期の着果では尻腐れが出やすいため、極端な水切りは避ける。 ・生育後半に果形が乱れやすいため、潅水や追肥により草勢を維持する。

TYほれまる®

TYほれまる®

渡辺農事株式会社

味は濃厚で甘みがあり、黄化葉巻病(TYLCV)に耐病性がある ■特性 ・「ほれまる」と同様、味は濃厚で甘みがあり、黄化葉巻病(TYLCV)に耐病性をもつ。 ・果皮の歯ざわりがよく、ゼリーが少なめなので、サクサクとした食感が楽しめる。 ・裂果が比較的少なく、果重は25g程度に揃う。 ・ToMV(Tm-2a型)、葉かび病(Cf-9)に抵抗性をもつ。 ■栽培のポイント ・発芽適温は25~30℃なので、播種床は25℃を基本とする。初期生育は強くならないよう注意する。 ・台木は土壌病害により選択するが、Tm-2、Tm-2a型品種用を使用すること。 ・施肥設計はN:P:K=10kg:15kg:15kgを基本とする。若苗、老化苗の定植は避ける。 ・生育適温は昼間25~30℃、夜間10~15℃。 ・高温期、低温期は草勢を保つため、肥料切れを起こさないよう管理する。

TY千果

TY千果

タキイ種苗株式会社

耐裂果性にすぐれたトマト黄化葉巻病耐病性ミニ! ■特長 ・トマト黄化葉巻病(Ty-3a型)、葉かび病(Cf9)に耐病性、斑点病(LS)にも中程度の耐病性を示す。その他トマトモザイクウイルスTm-2a型、萎凋病レース1(F1)、根腐萎凋病(J3)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性。 ・裂果の発生やヘタどれが少なく、出荷率が高い。また、濃赤色でつやがありヘタの形状も美しく、果ぞろい良好。 ■栽培の要点 ・強勢や曇天時には異常主茎が発生する場合がある。 ・異常主茎軽減のためには、元肥を控えめに、追肥重点型の肥培管理を行う。 ・極端な高温乾燥は避け、低温期にはハウス内の温度確保に努める。

TY花鳥風月

TY花鳥風月

ナント種苗株式会社

草勢強く安定し、コンスタントに収量性が高い! 裂果・ガク落ちが極めて少なく優れた出荷率! 形状や肥大が安定し、冬場も小玉果が僅少! 黄化葉巻・葉カビ・斑点病マルチ耐病性! ■特徴 ・平均果重は15グラム前後の豊円形。果肉は硬めで店持ち良い。 ・草勢は強い~やや強い。一般に高温作型で発生しやすい「芯どまり・めがね(異常主茎)」が起こりにくく、草勢の維持管理がしやすく、長期越冬作でも極めて栽培が容易。 ・糖度7~8度に安定し、糖度・酸味ともにバランス良い。肉質食感がしっかりしており、店持ちに優れる。 ・耐裂果性は非常に強く、肉質もしっかりしており、在圃性高く、収穫に追われにくい。 ・ガク落ち・落果も少ない。果形も環境や草勢に左右されにくいので秀品性高く、省力的。 ・やや晩生で1~2段目はシングル果房中心だが3段目よりダブル以上が増える。花数で収量を稼ぐというよりは、不良果の少なさや安定した肥大で収量が出る。 ・果皮は濃赤色で色ツヤ良好。高温期にも濃赤に着色。ベースグリーン薄く、高温期に見られる黄変果が少ない。 ・節間長は短め。 ・夏秋・抑制作、促成・長期越冬作にも好適。 ・黄化葉巻病イスラエル型・マイルド型、葉かび病・斑点病ともに耐病性。特にTY耐病性の強さは各産地にて定評がある。 ■栽培のポイント ・めがねや異常花房(カスミソウのような多花の花房)は極めて発生しにくいので、高温期の定植では草勢維持や根張り拡大を目的として、慣行よりやや若苗での定植も可能。 ・裂果やスジ果の発生が少ないので、長期越冬栽培では草勢の維持を重視して「追い込み型」の管理を行う。 ・冬期に葉色薄く、厚みのない徒長した草姿になると、加温設定を上げても果実肥大には繋がらない。肥大促進には昼夜温格差を付けて栄養生長と生殖生長(果実肥大)のバランスを取ることが重要。徒長していると思われる時は夜温設定を0.5~1℃程下げて様子を見る。ただし日中温度は下げないようにする。 ・大葉で湿度のこもりやすい草姿となるので、灰色かび・疫病などの防除は定期的に。 ・抑制産地では、初期の肥効が強いと草勢過多による、ツヤ無し果が発生することがあるので注意。

1〜20品種 / 全95品種中

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