病害耐性

斑点病耐性のミニトマト品種一覧 全38種類

斑点病とは 斑点病は、糸状菌のStemphylium spp.(ステンフィリウム属菌)によって引き起こされるトマトの病害です。施設栽培・露地栽培の両方で発生しますが、施設栽培が普及した産地で特に問題になることが多く、下葉から上位葉へと被害が

斑点病耐性について

斑点病は、糸状菌のStemphylium spp.(ステンフィリウム属菌)によって引き起こされるトマトの病害です。施設栽培・露地栽培の両方で発生しますが、施設栽培が普及した産地で特に問題になることが多く、下葉から上位葉へと被害が拡大する病害として知られています。

主な症状は、葉に形成される不整形〜円形の病斑です。初期は黄色いハローを伴う小さな斑点として現れ、拡大すると褐色〜暗褐色の壊死病斑になります。病状が進行すると葉全体が黄化・落葉し、光合成能力の低下を招きます。果実には通常直接感染しませんが、早期落葉により果実が日射に直接さらされ、日焼け果の発生につながることがあります。

発生条件としては、温度20〜25℃前後の比較的温暖な条件と、高湿度・葉面結露が要因となります。施設内で換気が不十分な状態が続くと発生リスクが高まります。

意外と知られていないのですが、斑点病はその症状がマグネシウム欠乏症などの生理障害と混同されることがあります。正確な診断のためには、症状の現れ方・発生パターン・罹病葉の検鏡(胞子の確認)を組み合わせることが参考になります。

斑点病耐病性の区分

斑点病(Stemphylium spp.)の耐病性は、カタログ上では「St」または「Ss」の略号で表記されることがあります。ただし、耐病性の表記方式は種苗メーカーによって異なるため、カタログの耐病性表の凡例を必ず確認することが重要です。

HR(高度耐病性)・IR(中程度耐病性)の区分は、他の病害耐病性と同様の概念が適用されます。斑点病耐病性の程度は品種によって差があり、「耐病性あり」という記載でも実際の耐病性レベルは品種間で異なります。

ミニトマトでは、1株あたり着果数が多く、長期にわたって収穫を続ける施設長期どり作型が一般的です。この特性上、下葉処理(摘葉)の量が大玉トマトより多くなる傾向があり、斑点病による早期落葉が蓄積すると摘葉の手間がさらに増えるという問題があります。品種選びで見落としがちなのが、この斑点病耐病性の確認です。

斑点病耐病性育種の背景

斑点病は昭和期から施設トマト産地で発生が確認されてきました。施設栽培の周年化・長期栽培化が進む中で、施設内の病原菌密度が高まりやすくなり、斑点病の被害が表面化する産地が増えてきました。

ミニトマトは特に施設での長期栽培が多く、同一施設で繰り返し作付けを行う産地では病原菌密度が蓄積しやすい環境になります。また、株あたりの葉数が多く、葉の密度が高いことで施設内の通気性が低下しやすい条件も、斑点病の発生を促す一因となります。

各種苗メーカーは施設向けミニトマト品種の開発において、萎凋病・半身萎凋病・葉かび病・斑点病などへの耐病性を組み合わせた複合耐病性品種の育種を進めてきました。特に長期栽培対応品種では、後半まで草勢を維持しながら複数の病害に対応できる品種が求められており、斑点病耐病性もその重要な要素として位置づけられています。

耐病性の限界と注意点

ここからが実際の栽培で差がつくところです。斑点病耐病性品種を選んでも、高湿度の施設環境下では発病リスクが完全になくなるわけではありません。

Stemphylium spp.は複数の種が存在し、地域や施設によって優勢な系統が異なることがあります。特定の系統に対して耐病性を持つ品種でも、別の系統には感受性を持つ可能性があります。

また、斑点病耐病性は葉かび病・萎凋病・半身萎凋病・根腐萎凋病・ネコブセンチュウなど他の病害の耐病性とは独立しています。斑点病耐病性を確認したからといって、他の病害への対策が不要になるわけではありません。ミニトマトの施設長期栽培では複数の病害が問題になることが多いため、各病害への耐病性をカタログで個別に確認する作業が重要です。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、斑点病が深刻な産地では施設の老朽化・換気不足・高密植が複合的に絡んでいることが多く、品種の耐病性だけでは解決しきれないケースもあります。

防除のポイント

斑点病の防除においても、施設内の環境管理が最も重要な手段の一つです。高湿度・葉面結露を防ぐための換気管理を徹底することが、発病リスクを下げる基本的なアプローチです。

環境管理:

  • 施設の換気: 天窓・サイドカーテンを適切に開閉し、施設内の湿度を低下させます。朝の早い時間帯の換気開始が効果的です
  • 適正な栽植密度: ミニトマトは茂りやすい品種が多いため、株間・条間を確保して株周辺の通気性を高めることが重要です
  • 灌水管理: 夕方遅い時間の灌水を避け、朝方に灌水を行うことで夜間の葉面湿度上昇を防ぎます

耕種的防除:

  • 罹病した下葉の摘葉・圃場外での処理: 発病した葉は胞子の供給源となるため、早期に除去します。摘葉した葉は施設内に放置せず、施設外で適切に処理することが重要です
  • 輪作: トマト以外の作物との輪作により、施設内の菌密度低下が期待できます

化学的防除:

  • 斑点病の登録農薬による予防的な散布が有効です。発病初期からの対応と薬剤ローテーションが感受性低下菌の出現を防ぐ上で重要です

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

施設ミニトマト産地での斑点病対策について、生産者からは「大玉に比べて葉が多いミニトマトでは、下葉の斑点病被害が蓄積すると摘葉のペースが速まり、作業量が増える」という声が聞かれます。着果数が多いミニトマトの長期作では、下葉管理が定期的な作業として欠かせないため、斑点病による早期落葉はその頻度を高める要因になります。

耐病性品種を導入した産地では「摘葉の頻度が落ち着いた」「収穫後半まで葉が残りやすくなった」という効果を実感している生産者がいます。特に栽培期間が半年以上に及ぶ長期作では、後半の収穫段で着果・肥大を支える葉を確保するために、斑点病による落葉を抑えることが重要です。

また、換気設備の改善と耐病性品種の組み合わせが最も効果的という現場の知見も蓄積されています。品種の耐病性と施設環境の改善を合わせて取り組むことで、より安定した効果が得られるとされています。

まとめ

斑点病はStemphylium spp.が引き起こすトマト病害で、施設内の高湿度条件下で発生しやすい傾向があります。葉かび病とは病原菌が異なりますが、発生環境の条件(高湿度・施設内環境)は共通しており、同様の環境管理が防除に有効です。

ミニトマトの施設長期作では、1株あたりの着果数が多く長期間にわたって葉を管理する必要があるため、斑点病による早期落葉の影響が収量・作業量の両面に出やすい傾向があります。品種選びの際は、萎凋病・葉かび病など他の施設病害の耐病性とあわせて確認し、換気管理・適切な摘葉・必要な薬剤防除を組み合わせることが安定した栽培の基盤となります。

斑点病耐病性を持つミニトマトの品種一覧は、ミニトマトの品種ページからご確認いただけます。

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パトリシア

パトリシア

株式会社サカタのタネ

たくさん収穫できる ■特長 ●ToMV(Tm-2a型)、葉かび病、斑点病に抵抗性がある。 ●果実は肉厚でゼリーが少なく、従来の丸玉とは異なる食感で食味が優れる。 ●下段からダブル花房となり多収。果形がスムーズで、低・高温期でも乱れにくい。

キャロルムーン

キャロルムーン

株式会社サカタのタネ

収量性、秀品率が特に優れる、栽培しやすいミニトマト ■特性 1.萎凋病(F:R-1,2)、根腐萎凋病、ToMV(Tm-2型)、葉かび病、斑点病に抵抗性のミニトマト。 2.草勢は強く、節間が詰まるが、異常茎の発生が少なく作りやすい。 3.果皮が薄く、果肉が厚いので、裂果の発生が少ない。甘みと酸味のバランスがよく、食味が極めてよい。 4.肩部のベースグリーンがないので、黄変果の発生が少なく、果実の色まわりがよい。 5.下段より花数が適度で、花房が安定し、摘花の必要がない。 ■適応性 夏秋栽培に最も適し抑制、促成栽培も可能です。 ■育苗・育苗管理 播種床の地温は25~28℃とし、播種後14日くらいの本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触する頃に苗広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足の時は液肥などで追肥を行います。ミニトマトで問題となる、異型株の発生は少ない品種です。 ■定植準備 作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10aあたり成分量で窒素12~15㎏、リン酸15~20㎏、カリ15~20㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 定植は第1花開花ごろを基本とします。灌水は、第1段着果~果実肥大期ごろを目安に行い、初期からスムーズに生育させます。追肥は3段花房開花ごろを目安に草勢を見て行います。 ■病害虫防除 青枯病の汚染圃場では、「アシスト」、「シャットアウト」などを用いて接木栽培を行います。また、近年問題となっている黄化葉巻病(TYLCV)、うどんこ病、すすかび病に対する抵抗性はないので、防除を徹底してください。 ■栽培上の注意点 ・草勢はやや強めでスタミナのある品種ですが、着果性に優れ、低段からの果実の肥大もよいので、草勢の維持がポイントとなります。 ・灌水不足は着果不良の発生を助長するので、天候に合わせて、少量多回数の灌水管理を行うとよいです。 ・温度管理は最低夜温10~11℃で管理し、マルハナバチを使用する場合12℃程度を確保するようにします。低温管理の場合はホルモン処理が必要となります。 ・低温期に果実に光が当たらないと、果実の尻部の色まわりが悪くなることがあるので、過繁茂の場合は適宜摘葉を行い、果実全体に温度がかかるようにします。 ・裂果に強く、果肉が厚く、日持ち性がよいので、通常は赤熟収穫を心がけます。しかし、温度低下期に降雨があると裂果しやすくなります。降雨日の翌日に裂果の発生が多くなるので、なるべく降雨日に収穫を済ませるようにします。 ・花数が安定しているので、摘花は必要ありません。低段の花数を確保するため、若干若苗定植にするとよいです。 ・高温、乾燥により果実のへた落ち部分がやや大きくなることがあります。灰色カビ病に対しては適宜予防薬を散布し防除に努めます。 ・高温期の窒素過多により、芯腐れ果が発生することがあるので、抑制栽培の元肥は極力少なめとし、追肥も1回あたりの窒素成分を控え少量多回数で行います。

キャロルスター

キャロルスター

株式会社サカタのタネ

食味、果色、着果性が特に優れるミニトマト ■特性 1.萎凋病(F:R-1)、根腐萎凋病、ToMV(Tm-2型)、葉かび病、斑点病に抵抗性で、ネマトーダに耐虫性のミニトマト。 2.節間が詰まるが、異常茎の発生が少なく栽培しやすい。 3.果皮が薄く、果肉が厚く、裂果に強い。高糖度で肉質よく、食味極良。 4.肩部のベースグリーンがないので、黄変果の発生が少ない。全体的に色回りよく、果色も非常によい。 5.下段より花数が適度で、花房が安定し、摘花の必要がない。 ■適応性 夏秋、抑制栽培に最も適し、促成栽培も可能です。 ■育苗・育苗管理 播種床の地温は25~28℃とし、播種後14日位の本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触する頃に苗広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足の時は液肥等で追肥を行います。ミニトマトで問題となる、異型株の発生は少ない品種です。 ■定植準備 作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10aあたり成分量で窒素15~20㎏、リン酸20~25㎏、カリ15~20㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 定植は第1花開花~開花前ごろを基本とします。灌水は、第1段着果~果実肥大期ごろを目安に行い、初期からスムーズに生育させます。追肥は3段花房開花ごろを目安に草勢を見て行います。 ■病害虫防除 青枯病の汚染圃場では、「レシーブ」を用い、褐色根腐病と青枯病の汚染圃場では「マグネット」、「ブロック」、「フレンドシップ」等を用いて接木栽培を行います。また、近年問題となっている黄化葉巻病、葉かび病の新レースやうどんこ病、すすかび病に対する抵抗性はないので、防除を徹底します。 ■栽培上の注意点 ・草勢は中程度、中~後半はややおとなしいです。早めの灌水、追肥による樹勢の維持がポイントです。 ・越冬長段栽培では草勢の維持が難しいため、草勢によっては作型の中盤で摘芯を行い、樹を休ませるようにします。 ・温度管理は最低夜温10~11℃で管理し、マルハナバチを使用する場合12℃程度を確保します。低温管理の場合はホルモン処理が必要です。  高温期においても着果性がよいですが、高濃度のホルモン処理は奇形果、長玉果の発生を助長させるので注意します。 ・果肉が厚く、裂果に強いので、通常は赤熟収穫を心がけます。しかし温度低下期に降雨があると裂果しやすくなります。降雨日の翌日に裂果の発生が多くなるので、なるべく降雨日に収穫を済ませます。 ・抑制栽培では若干花数が増えますが、他の作型では花数が安定しているので、摘花は必要ありません。低段の花数を確保するため、若干、若苗定植にします。 ・灰色カビ病に対しては適宜予防薬を散布し防除に努めます。 ・高温期の窒素過多により、芯腐れ果が発生することがあるので、抑制栽培の元肥は極力少なめとし、追肥も一回の窒素成分を控えるようにします。

サンチェリーピュア

サンチェリーピュア

トキタ種苗株式会社

食味良好、18g前後の果実 越冬・抑制栽培 ■特性 葉かび(Cf-9)抵抗性、ウィルス病(TMV-Tm2a)と萎凋病レース1抵抗性を持ち、斑点病耐病性、ネコブセンチュウ類に耐虫性。異常茎、芯どまりが発生しにくく栽培容易な品種です。 花房はシングル中心ですが3、4段以降はダブル中心になります。1花房あたり20から35果と安定して着果します。1果18g前後、糖度は8度程度に安定し、裂果が極めて少なく秀品率が高い。 ■栽培上の注意 抑制・越冬、促成栽培に適します ■播き時期 開花前の若苗定植 暑さ寒さに強く周年格作型に適する。 ■播種方法 午前28℃ 午後15-18℃  夜温10℃ 温度管理は湿度管理も平行して行うと良い。 午前は温度と湿度50-60%、午後は湿度30-40%を目標に管理。 ■植え付け 株間30から35cm 葉は大きめ 芽欠き 5段開花までは大玉トマトと異なり生育が早いミニトマトではゆっくりと行い葉面積を確保する。(花房下2枚残しなども有効) 下葉欠き ピュアは悪い葉以外は残したままでも可。 ■土壌条件 ピュアは伸びの速い品種なので早めの誘引を行う。 ■肥料 元肥 N:P:K=20: 8:20(kg/10a) 無加温 N:P:K=10: 5:20(kg/10a) 抑制 N:P:K=25: 15:30(kg/10a) 越冬 草勢をみながら随時。花数増やすために潅水量を控えすぎない。 3段開花以降週1回 N:K=1:2(kg/10a) 収穫開始以降  Mg(7段開花時に確実に)・Ca・B 欠乏に注意 ■収穫 割れに強く輸送適性もあるので樹上完熟収穫とする ■料理 生食でサラダはもちろんジュースもおいしい。

ジーナ

ジーナ

株式会社サカタのタネ

とにかく味に信あり ■特長 ●ToMV(Tm-2a型)、斑点病に抵抗性で、ネマトーダに耐虫性がある。 ●果皮が薄く、高糖度で肉質よく、食味が優れる。 ●下段から花数が適度で摘果は不要。果形がスムーズで、低・高温期でも乱れにくい。

キャロルパッション

キャロルパッション

株式会社サカタのタネ

濃厚なうまみ おいしさ追求! ■特長 各種病気に強く、なかでも斑点病においては既存品種にはない抵抗性をもちます。また果皮は薄く、果肉が厚いため食味に大変優れます。酸味と甘みバランスがよくコクのある独特の食味が特徴です。 ■タネまき 発芽適温(地温)を確保します。ポットなどに2~3粒を、深さ1cmにまき、土をかけ軽く押さえます。本葉1~2枚ころまでに1本に間引きます。定植は最初の花が咲いたころを目安に、株間50cmで植えつけます。 ■栽培管理 支柱を立てて、ひもで軽く結びます。わき芽はすべてかきとります。最終収穫目標の花房(3~5段)が咲きだしたら、主枝の先端を摘みとります。追肥は、果実が大きくなりはじめるころから、生育を見ながら行います。 ■収穫 開花後35日程度で、色づきはじめます。果実は15~20g、テリのある赤色、糖度は8度前後になります。甘くとてもおいしいミニトマトが収穫できます。

サマー千果

サマー千果

タキイ種苗株式会社

短節間で高温着果性と耐裂果にすぐれ、ヘタどれに強い高品質ミニ ■特長 ・短節間で管理しやすく、高温期の着果性にすぐれる。 ・裂果が少なくヘタがとれにくいので出荷率が上がる。 ・果実サイズは20~25gで安定しつやがある濃赤色の果実とヘタの見ばえがよく果ぞろいもすぐれる。 ・葉かび病(Cf9)に耐病性、斑点病(LS)にも中程度の耐病性を示すほか、トマトモザイクウイルスTm-2a型、萎凋病レース1(F1)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病性。 ■栽培の要点 ・初期強勢になると果実の過肥大につながるため、元肥は控え追肥主体の施肥設計を実施し、1段目の着果処理は確実に行う。 ・極端な高温乾燥は避け、低温期の栽培ではハウス内の温度確保に努める。特に上昇気温下での作型では初期の温度確保により、果実の過肥大を防ぐ。

CF千果

CF千果

タキイ種苗株式会社

葉かび病(Cf9)・斑点病耐病性をもつ高品質ミニトマト! ■特長 ・葉かび病に耐病性(Cf9)を示すほか、斑点病にも中程度の耐病性を示す。 ・「千果」同様の極早生種で、栽培初期より収量が上がる。また、鮮赤色でつやがあり果ぞろい良好。 ・栽培特性も「千果」同様であるが、異常主茎がやや発生しやすいため、強勢にならないように注意する。 ・葉かび病(Cf9)以外に、トマトモザイクウイルスTm-2a型、萎凋病レース1(F1)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性。 ■栽培の要点 ・異常主茎軽減のためには、元肥を控えめに、追肥重点型の肥培管理を行う。 ・低温期にはハウス内の湿度を下げ、潅水に注意し、裂果を防ぐ。

TY花鳥風月

TY花鳥風月

ナント種苗株式会社

草勢強く安定し、コンスタントに収量性が高い! 裂果・ガク落ちが極めて少なく優れた出荷率! 形状や肥大が安定し、冬場も小玉果が僅少! 黄化葉巻・葉カビ・斑点病マルチ耐病性! ■特徴 ・平均果重は15グラム前後の豊円形。果肉は硬めで店持ち良い。 ・草勢は強い~やや強い。一般に高温作型で発生しやすい「芯どまり・めがね(異常主茎)」が起こりにくく、草勢の維持管理がしやすく、長期越冬作でも極めて栽培が容易。 ・糖度7~8度に安定し、糖度・酸味ともにバランス良い。肉質食感がしっかりしており、店持ちに優れる。 ・耐裂果性は非常に強く、肉質もしっかりしており、在圃性高く、収穫に追われにくい。 ・ガク落ち・落果も少ない。果形も環境や草勢に左右されにくいので秀品性高く、省力的。 ・やや晩生で1~2段目はシングル果房中心だが3段目よりダブル以上が増える。花数で収量を稼ぐというよりは、不良果の少なさや安定した肥大で収量が出る。 ・果皮は濃赤色で色ツヤ良好。高温期にも濃赤に着色。ベースグリーン薄く、高温期に見られる黄変果が少ない。 ・節間長は短め。 ・夏秋・抑制作、促成・長期越冬作にも好適。 ・黄化葉巻病イスラエル型・マイルド型、葉かび病・斑点病ともに耐病性。特にTY耐病性の強さは各産地にて定評がある。 ■栽培のポイント ・めがねや異常花房(カスミソウのような多花の花房)は極めて発生しにくいので、高温期の定植では草勢維持や根張り拡大を目的として、慣行よりやや若苗での定植も可能。 ・裂果やスジ果の発生が少ないので、長期越冬栽培では草勢の維持を重視して「追い込み型」の管理を行う。 ・冬期に葉色薄く、厚みのない徒長した草姿になると、加温設定を上げても果実肥大には繋がらない。肥大促進には昼夜温格差を付けて栄養生長と生殖生長(果実肥大)のバランスを取ることが重要。徒長していると思われる時は夜温設定を0.5~1℃程下げて様子を見る。ただし日中温度は下げないようにする。 ・大葉で湿度のこもりやすい草姿となるので、灰色かび・疫病などの防除は定期的に。 ・抑制産地では、初期の肥効が強いと草勢過多による、ツヤ無し果が発生することがあるので注意。

ララ

ララ

株式会社サカタのタネ

果肉も甘みもたっぷり ■特長 ●萎凋病(F:R-1)、根腐萎凋病、ToMV(Tm-2a型)、葉かび病、斑点病に抵抗性がある。 ●果実は肉厚でゼリーが少なく、従来の丸玉とは異なる食感で食味が優れる。 ●下段からダブル花房となり多収。果形がスムーズで、低・高温期でも乱れにくい。

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