病害耐性

ToMV耐性の大玉トマト品種一覧 全93種類

ToMV耐性大玉トマト トマトモザイクウイルス(ToMV)とは トマトモザイクウイルス(Tomato mosaic virus、略号: ToMV)は、トバモウイルス属に属するRNAウイルスです。大玉トマト栽培において古くから問題となってきた

ノリタケ ファインバブル装置バナー(モバイル)

ToMV耐性について

ToMV耐性大玉トマト

トマトモザイクウイルス(ToMV)とは

トマトモザイクウイルス(Tomato mosaic virus、略号: ToMV)は、トバモウイルス属に属するRNAウイルスです。大玉トマト栽培において古くから問題となってきた病害であり、現在も国内のトマト産地で注意が必要なウイルス病の一つです。

感染の主な経路は接触伝染です。罹病した植物体・残渣に触れた手や農具を介して健全株に伝染するため、作業中に感染が広がりやすいという特徴があります。また、種子伝染することが知られており、罹病株から採取した種子に菌が混入している場合があります。アブラムシ等の媒介虫が関与するTYLCVとは異なり、ToMVは物理的な接触が主な感染経路であるため、農作業の衛生管理が防除の核心となります。

主な症状としては、葉のモザイク状の色抜け(明色と暗色が混在した斑模様)、縮れ、葉の変形・萎縮が現れます。果実にも影響が出ることがあり、着色むら(斑点果・白化果)や果肉の褐変、内部の壊死が生じると商品価値が著しく低下します。高温期に発病すると症状が重くなる傾向があり、梅雨明け後の高温多照条件では被害が拡大しやすいとされています。

国内での発生は施設・露地を問わず広く確認されており、特に大玉トマトの施設長期栽培では、複数のウイルスとの複合感染リスクも存在します。

ToMV耐病性の区分

ToMV耐病性の評価には、国際種子連盟(ISF: International Seed Federation)が定めた表記基準が広く用いられています。種苗メーカーのカタログでは「ToMV(Tm-2a)HR」「ToMV(Tm-2a)IR」のように記載されているのをよく見かけます。

「Tm-2a」とはToMVに対する抵抗性遺伝子の型の名称です。現在、国内で流通している大玉トマトのToMV耐病性品種の多くは、このTm-2a型の耐性遺伝子を持っています。Tm-2a型はToMVの代表的な系統(Tm0・Tm1・Tm2)に広く有効とされており、実用上の安定性が高い耐性タイプです。

品種選びで見落としがちなのが、HR(高度耐病性)とIR(中程度耐病性)の違いです。HRは通常の病原体圧力下で発病をほぼ抑えられる耐性レベルを指し、IRはHRよりは発病が多いものの感受性品種に比べれば明らかに発病が少ないレベルを指します。両者は同じ「耐病性あり」と表記されていても、実際の発病リスクは異なります。施設長期栽培などウイルスの蓄積が懸念される環境では、HRの品種を選ぶことがリスク低減につながります。

カタログ表記の略号を読む際のポイントとして、病害耐性は複数の記号が並んで記載されることが多くあります。例えば「TYLCV HR / ToMV(Tm-2a)HR / Cf-9 IR」のような形です。この場合、「/」または「,」で区切られた各要素が、それぞれの病原体に対する耐性レベルを示しています。

歴史と豆知識

ToMVはタバコモザイクウイルス(TMV)と近縁のウイルスであり、トマト栽培の歴史と長く並走してきた病害です。日本のトマト産地でも20世紀中頃から被害記録があり、特に施設栽培が普及した1970年代以降、長期栽培においてウイルスの蓄積が問題化しました。

ToMV耐病性品種の育種は、国内外の種苗メーカーで古くから取り組まれてきた課題です。Tm-2a遺伝子を育種素材に組み込む技術は1980年代から実用化が進み、現在では大玉トマトの主要品種の多くがToMV耐性を標準装備しています。タキイ種苗の「桃太郎」シリーズや、各社の「麗」シリーズなど、国内の代表的な長期栽培品種にToMV耐性が標準的に組み込まれているのは、この育種の積み重ねによるものです。

意外と知られていないのですが、ToMVは土壌や資材に付着した植物残渣の中でも長期間生存することができます。施設を繰り返し使用していると、土壌・ハウス内部材・農具がウイルスの感染源になり得ます。このため、耐病性品種の導入と並行して、作業衛生の徹底が防除の基本となります。

ToMV耐病性の限界と注意点

ToMV耐病性品種を使えば安心、というわけではありません。いくつかの注意点を把握しておく必要があります。

ToMVにはTm-2a型が効かない系統(病原型)も存在します。日本国内ではTm-2a型に耐性のある系統の発生は限定的とされていますが、海外では報告例があります。感染源となる資材や苗の由来には注意が必要です。

また、環境ストレスが重なると、耐病性品種でも発病が見られることがあります。高温・日射量過多・窒素過剰による草勢の乱れは、植物体の抵抗力を低下させ、耐病性遺伝子の効果が十分に発揮されにくくなることがあります。

複合感染のリスクにも注意が必要です。ToMVとTYLCV(トマト黄化葉巻ウイルス)、あるいはToMVとCMV(キュウリモザイクウイルス)が同時に感染すると、単独感染の場合よりも症状が重篤化することが報告されています。ToMV耐性だけでなく、複数のウイルス病への対応を視野に入れた品種選びが求められます。

耐病性品種への過度な依存は禁物であり、農作業の衛生管理を組み合わせた総合的な防除が重要です。

防除のポイント

ToMVは接触伝染が主な感染経路であるため、農作業の衛生管理が防除の中心となります。

作業前後の手洗い・農具の消毒は、最も基本的かつ効果の高い防除策です。特に誘引・整枝・摘葉等、茎葉に直接触れる作業の前後には、石けんによる手洗いと、次亜塩素酸ナトリウム液や市販の農業用消毒剤による農具の消毒を徹底します。

種子伝染を防ぐためには、種子消毒や健全種子の使用が有効です。自家採種をしている場合は特に注意が必要で、罹病株の種子は使用しないことが原則です。

罹病植物の早期発見と除去も重要です。圃場を巡回して症状株を早期に発見し、速やかに除去・袋詰めして圃場外に搬出することで、伝染源を減らすことができます。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。施設栽培では作期終了後の圃場消毒も有効な対策です。土壌還元消毒や太陽熱消毒と組み合わせると、ToMVを含む複数の土壌病害に一括対処できます。また、ハウスの内部材(パイプ・クリップ等)も消毒対象として計画に組み込むことが望ましいです。

現時点ではToMVに登録のある特効薬的な農薬は少なく、発病後の治療は難しいとされています。予防と早期発見を柱とした総合的な管理体制が基本となります。

現場の声・実態

施設大玉トマト産地では、ToMV耐病性は品種選定の「基本条件」として定着している産地が多い状況です。栽培期間が長くなる促成・半促成栽培では、長期間にわたってウイルスの感染リスクにさらされるため、耐病性品種の導入は実質的な前提条件になっています。

産地の生産者からは「ToMV耐性がない品種をあえて選ぶ理由はほとんどない。耐性はベースとして確認したうえで、他の特性(食味、草勢、着果性)で品種を絞り込む」という声が多く聞かれます。産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、耐病性は品種選定の「足切り条件」として機能しているケースが多いようです。

一方で、耐病性品種を使っているにもかかわらず発病するケースが散見されることもあります。こうした場合は、感染源となる資材や隣接圃場からの持ち込みが原因であることが多く、圃場単位の衛生管理だけでなく、産地全体での対策意識の共有が重要です。

まとめ

トマトモザイクウイルス(ToMV)は、接触伝染を主な感染経路とする大玉トマトの重要ウイルス病です。現在の国内大玉トマト主要品種の多くはTm-2a型の耐病性を標準装備しており、品種面での対策は広く普及しています。

品種を選ぶ際は、HRとIRの区分、対応レースを確認したうえで、栽培環境に合った耐病性レベルの品種を選定することがポイントです。耐病性品種の導入と並行して、農作業の衛生管理・種子消毒・圃場消毒を組み合わせた総合的な防除体系を整備することで、安定した大玉トマト栽培につなげることができます。

ToMV耐病性を持つ大玉トマト品種の詳細については、品種一覧ページからご確認ください。

93品種 掲載中
華セルフィ

華セルフィ

福井シード株式会社

省力系大玉トマト 単為結果性大玉トマトで、ホルモン処理の手間を軽減できます。果色が桃色のおいしい品種です。 平均果重:140~150g   TMV抵抗性:Tm-2a 【予約期間】 11月上旬~3月下旬  【販売期間】   4月下旬~5月下旬

華ホーム

華ホーム

福井シード株式会社

【予約期間】 11月上旬~3月下旬 【販売期間】   4月下旬~5月下旬 ・ちょっと大きめサイズ ・手頃な大きさの完熟トマト。 ・ビタミンC、リコピン等が豊富で、  日もちが良い品種です。 ・果色は食欲をそそる鮮紅色です。 ・平均果重:70~80g ・TMV抵抗性:Tm-2a

華ロイヤル

華ロイヤル

福井シード株式会社

【予約期間】 11月上旬~3月下旬 【販売期間】   4月下旬~5月下旬 ・鮮紅色の栄養素たっぷりトマトです。 ・大玉よりも小さく中玉よりも大きい、  程よい食べ切りサイズ。果形はやや腰高です。 ・平均果重:80~100g ・TMV抵抗性:Tm-2a

841

841

株式会社むさしのタネ

しっかりとした肉質と安定して高い糖度が特長 【特性】 〇初期より糖度は安定して高い。 〇しっかりとした肉質で、食味・棚持ちともに良好。 〇中葉、中茎、草勢も中位。 〇低温期・高温期ともに各段の着果がとてもよく進みも早い。熟期は早生。 〇施設栽培で周年利用できる。 〇老化苗定植は避ける。3段処理まではしおれない程度に管理し、その後徐々に追う。極端なしめ作りは避ける。 【病害虫抵抗性】 〇ToMV(Tm‐2a)、萎凋病(R1、R2)、半身萎凋病抵抗性 〇青枯病耐病性、葉カビ病耐病性 〇ネマ耐虫性

CFハウス桃太郎

CFハウス桃太郎

タキイ種苗株式会社

葉かび病耐病性(Cf9)の「ハウス桃太郎」タイプ! ■特徴 ・「ハウス桃太郎」に葉かび病(Cf9)耐病性を付与した品種で、国内で発生している葉かび病のレースに安定した耐病性を示す。 ・冬型草姿で栽培後半までスタミナがあり、作りやすい。 ・極早生で色回りがよく、食味は「ハウス桃太郎」同様美味。 ・果形は腰高で果重は200~210g程度。 ・トマトモザイクウイルス(Tm-2a型)、萎凋病レース1(F1)、半身萎凋病レース1(V1)、葉かび病(Cf9)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性。 ■栽培の要点 ・栽培管理は、「ハウス桃太郎」に準ずる。ただし、潅水量は栽培全期間を通じて「ハウス桃太郎」より1~2割多めが適量。

Cf優福

Cf優福

カネコ種苗株式会社

後半まで続く果実肥大性と秀品性!葉かび病に強い春無加温~抑制作型用品種 ■特性 ●栽培後半までL級中心の果実肥大性を有し、食味の良さも兼ね備えた完熟タイプの品種です。 ●草勢は中強で生育後半まで安定しています。 ●低、高温条件下でも着果、着色が安定しており、異常主茎(めがね)等の生理障害が少ない点が特長です。 ●葉かび病に対して強い耐病性(Cf-9)を有します。 ●その他、ToMV(Tm-2ª)、萎凋病(レース1・2)、半身萎凋病、サツマイモネコブセンチュウ、斑点病に安定した耐病虫性を有します。 ■栽培要点 ●初期の草勢維持のため、やや若苗での定植を行います。 ●元肥は極力抑え気味とし、3段花房開花期頃から追肥で追い上げる栽培方法が適します。 ●摘芯後、追肥は一切行わず、灌水のみ継続します。

CF桃太郎J

CF桃太郎J

タキイ種苗株式会社

葉かび病に強い、低温下で肥大力のよいおいしい「桃太郎」! ■特長 ・葉かび病(Cf9)の耐病性をもつ品種で、国内で発生している葉かび病のレースに安定した耐病性を示す。 ・低温・少日照下でも果実肥大力がすぐれる大玉完熟品種で、長期栽培にも適する。 ・果形は腰高豊円で肥大力にすぐれ、果重220~230g程度の大玉になる。 ・果色は美しい濃桃色で食味もたいへんよい。 ・トマトモザイクウイルス(Tm-2a型)、萎凋病レース1(F1)、根腐萎凋病(J3)、半身萎凋病レース1(V1)、葉かび病(Cf9)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性。 ■栽培の要点 ・果実の肥大がよいので、長期栽培では定期的に追肥を施し、草勢維持に努める。

CF桃太郎はるか

CF桃太郎はるか

タキイ種苗株式会社

低温伸長性にすぐれる葉かび病に強い冬春用「桃太郎」! ■特長 ・葉かび病(Cf9)耐病性を付与した品種で、国内に発生している葉かび病のレースへ安定した耐病性を示す。 ・低温・少日照下での果実肥大力がたいへんよく、長期栽培にも適する。 ・果形は豊円で肥大力にすぐれ、果重220g程度の大玉となる。 ・トマトモザイクウイルスTm-2a型、萎凋病レース1(F1)、根腐萎凋病(J3)、半身萎凋病レース1(V1)、葉かび病(Cf9)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性。 ■栽培の要点 ・果実の肥大がよいので、長期栽培では定期的に追肥を施し、草勢維持に努める。 ・春先の極端な蒸し込みは軟化玉発生の原因となるので注意する。

CF桃太郎ファイト

CF桃太郎ファイト

タキイ種苗株式会社

葉かび病耐病性(Cf9)の「桃太郎ファイト」タイプ! ■特長 ・従来の「桃太郎ファイト」葉かび病耐病性をCf9にレベルアップ。 ・果形は腰高でスムーズ、果重は210g程度の大玉で秀品率もよい。 ・糖度が高く、食味がよい。 ・果色は濃桃色で、色ムラの発生が少ない。 ・果実のかたさや熟期は「桃太郎ファイト」と同等。 ・根張りがよく、栽培後半までスタミナが持続する。 ・トマトモザイクウイルスTm-2a型、萎凋病レース1(F1)およびレース2(F2)、根腐萎凋病(J3)、半身萎凋病レース1(V1)、葉かび病(Cf9)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性のほか、青枯病(B)にも比較的強い。 ■栽培の要点 ・抑制栽培では、本葉5~6枚の若苗定植を基本とする。 ・追肥重点型の肥培管理を行う。 ・定植後の最初の追肥は、3段花房の開花時期を目安に行う。 ・「桃太郎ファイト」に比べて初期の草勢がややおとなしいので、潅水は栽培全期間を通じて1割程度多めに施す。

CF桃太郎ヨーク

CF桃太郎ヨーク

タキイ種苗株式会社

葉かび病耐病性(Cf9)の「桃太郎ヨーク」タイプ! ■特長 ・国内で発生している葉かび病のレースに安定した耐病性を示すCf9をもつ。 ・果形は腰高豊円で肥大力にすぐれ、果重220~230g程度の大玉になる。 ・節間長が短めで栽培管理が容易。 ・熟期は早生。 ・トマトモザイクウイルスTm-2a型、萎凋病レース1(F1)およびレース2(F2)、根腐萎凋病(J3)、半身萎凋病レース1(V1)、葉かび病(Cf9)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性。 ■栽培の要点 ・ハウス抑制栽培の元肥は、10a当たりのチッソ成分量で5~10kgが基準。 ・草勢は「桃太郎ヨーク」よりおとなしいので、早めの追肥を心掛け、潅水量も1割増を目安とする。

NTO-TY21

NTO-TY21

ナント種苗株式会社

抑制作のみならず、越冬促成作でも高いパフォーマンス。 裂果に強く、高温期でも、 歩留り・秀品率が秀逸。 果実形状の安定感が圧巻。 抑制作だけでなく、 越冬作でも驚きの 高秀品率。 ■特徴 ・高温期の耐裂果性は「夏和恋」並みに高い。裂果・軟果も少ないので、抑制作のみならず、「プリマドンナ」の裂果対策としても越冬作型の初期で安定した可販果収穫が見込める。 ・草勢は「夏和恋」と比べやや大人しい。「プリマドンナ」と比較した場合、草勢やや強めに推移し、葉色濃い。 ・節間長は「夏和恋」よりも短く、「プリマドンナ」と比べて同等~やや短めとなり、管理しやすい。 ・平均果重は180~200g。高温期は「夏和恋・プリマドンナ」よりもやや小さめ。 ・早生性は「プリマドンナ」「TY20」よりもやや遅い中生。「夏和恋」よりも早生。 ・果形の安定性は抜群に良い。果形は「プリマドンナ」よりもやや甲高気味の扁平形状。「夏和恋」と比べて扁平。「TY20」のような肩部の凹凸はなくスムーズ。草勢強くなった場合の形状安定性は「プリマドンナ」を上回る。 ・越冬長段穫りにも適したスタミナ草勢で越冬時も花飛び・乱形果が少ない。 ・葉先枯れの発生については「プリマドンナ」同様に非常に少ない。 ・糖度は「夏和恋」よりも高く、「プリマドンナ」と同等~やや劣るが、食味水準は総じて高い。硬玉で棚持ち良好。 ・黄化葉巻病(イスラエル型・マイルド型)/斑点病/葉かび病(Cf-9)/TOMV(Tm-2a)/萎凋病レース1・2/ネコブセンチュウに耐病性・抵抗性を有する。半身萎凋病に対する耐病性は無い。

SR彩福

SR彩福

カネコ種苗株式会社

トマト黄化えそ病(TSWV)抵抗性品種!葉かび病にも強い! ■特性 ●高温適性に優れ、高秀品率と耐裂果性を有し、食味と果実硬度・店持ち性に優れた完熟タイプの春無加温~抑制作型品種です。 ●平均果重は200g位、尻腐れ・すじ腐れ等の生理障害が少ない点が特長です。 ●高温時期の着果性と低温時期にかけての耐裂果性に優れます。 ●トマト黄化えそ病(TSWV)、ToMV(Tm-2ª)、萎凋病(レース1・2)、半身萎凋病、サツマイモネコブセンチュウ、葉かび病(Cf-9)、斑点病の各病虫害に耐病虫性を有します。 ※トマト黄化えそ病は「トマト黄化えそウイルス(TSWV)」によるウイルス病です。一度発病すると結実した果実もえそ斑を生じ奇形果となるため収穫皆無となります。

TYファースト

TYファースト

愛三種苗株式会社

■ 「TYファースト」の特性 生育特性は、草勢が「スーパーファースト」よりややおとなしく、節間長がやや長い。 果実特性は、従来のファーストトマト品種より揃いが良く、重さは230g程度である。形状は、やや扁平で果実の先端 がとがりやすく、子室数が多いファーストトマトの特徴を備えている。 果実はトマトらしい香りが強く、甘さと酸味のバランスがよく、食味は良好である。 病害抵抗性は、愛知県で主に広がっているTYLCVイスラエルマイルド系統のトマト黄化葉巻病に耐病性を持つほか、萎 凋病(レース1)、根腐萎凋病、タバコモザイクウイルス(Tm-2a )に抵抗性を持つ。 適用作型は、トマト黄化葉巻病の被害が大きい促成作型に適する。 ■栽培上の注意点 「TYファースト」は、日本国内で蔓延しているTYLCVイスラエル系統とイスラエルマイルド系統のうち、特にイスラエルマイルド系統に高い耐病性を示す。しかし、いず れのウイルス系統においても、発病しなくてもウイルスが感染している場合があるため、周囲へTYLCVを拡大させないように、従来どおり媒介虫であるタバココナジラミの防除 を徹底する必要がある。また、昼温が35℃以上となる高温条件では、耐病性品種であっても発病する場合がある。

TYプリマドンナ

TYプリマドンナ

ナント種苗株式会社

秀品率・着果性能、 そして可販収量が、グンを抜く! 早生で回転早く年内から高収量。 バツグンの花芽安定性が、 美しい果実形状と玉ぞろいをお届け。 越冬適性高く、葉先枯れ極めて少ない。 ■特徴 【早生性】早生でかつ果房段数の回転進度も早いことから、夏定植の長期作における年内収量が多く、可販果総収量が多い。 【越冬適性】 厳寒期は夜間実温11℃前後でも葉先枯れ発生少なく、着果性や秀品性に大きな影響もないので省コスト的、作りやすい。 【果実形状】果重200g程で肥大良い。やや扁平形。果形が非常に安定し、空洞果少ない。 【果実品質】「風林火山」と桃太郎系の中間的な果実硬度で、高温期の軟化が僅少。冬季でも硬すぎない。糖度が安定して高く、食味品質に優れる。 【草勢・節間】草勢は中程度。節間長も中程度。「風林火山シリーズ」と比べ短節間でパイプハウスでも栽培容易。 【耐裂果性】シーズン通して裂果が少なく、春~初夏に問題となる黄変果にも強い。 【スジ果耐】スジ腐れ果の発生が少なく、環境不良時の追肥も安心。 【耐病性】黄化葉巻病(イスラエル・マイルド両系統)の他、葉かび病、斑点病、 萎凋病レース1・2、半身萎凋病、ToMV(2a)、ネコブセンチュウ に抵抗/耐病性。 ■栽培のポイント ・年内収量が多く、冬場の着果性も良好なことから、追肥は早め・多めとし、越冬前・越冬時の草勢維持に努めることが重要。 果実が小ぶりになった際は低温管理し、草勢維持を優先する。

TYマリオ

TYマリオ

小林種苗株式会社

小林交配 中玉トマト種子 TYマリオ 黄化葉巻病耐病性の中玉トマト新登場!食味・輸送性ともに抜群! 特性 ●果重50~60g程度の中玉トマトです。 ●糖度が7~8度と高く、甘みと酸味のバランスがよいトマトです。 ●果肉は肉厚で食べ応えがあり、輸送性も優れます。 ●トマト黄化葉巻病や葉かび病(Cf9)、半身萎凋病(V)、青枯病、根腐萎凋病(J3) 、 タバコモザイクウイルス(Tm-2a)、ネコブセンチュウ、疫病の複合耐病性があり、 栽培容易です。 栽培のポイント ●1本仕立てとし、脇芽はすべて取り除きます、 ●果実が小玉になる場合は1花房当たり6果前後に摘果してください。 ●追肥は1番果の色づきはじめに行い、 その後は草勢を確認しながら適宜行ってください。

TYみそら109

TYみそら109

ヴィルモランみかど株式会社

高品質で揃う!黄化葉巻病耐病性「みそら」品種 ■特徴 タイプ 大玉 (トマト) 耐病性 IR : B:青枯病, N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病 特性 草勢:中強 果重:200g前後 花数:6-7 硬度:硬 果形:豊円腰高 早生性:早生 適応作型 抑制 促成 半促成 ■品種の特性 草姿 1. 草勢は中強で、厳寒期のが維持しやすい。 2. 中葉で節間が短く、栽培容易。 3. 極早生で、開花着色ともに進みが早い。 4. 1花房あたり数は 6-7花で、安定した着果性を示す。 果実 1. 食味は極めて優れる。 甘みが強く、酸とのバランス取れておりコクもあり美味しい。 2/ 濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく、外観が美しい。 3. 果実の大きさは200g前後となる。 4. 栽培後半も安定した果実の大きさを示す。 5. 果実が硬く店もちが良い。 6. 裂果、乱形果の発生が少なく、果実の揃いが良いため、秀品率が高い。 耐病性 ・ToMV(Tm-2a)、萎凋病レース1およびレース2、半身萎凋病レース1、葉かび病(Cf9)に耐病性強。 ・黄化葉巻病(イスラエル、マイルド両系統)、斑点病、ネコブセンチュウに耐病虫性中程度。 ・青枯病に比較的強い。 ■栽培のポイント 1. は種・育苗 ・極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。 2. ほ場準備 ・事前にほ場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。 ・草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。 3. 定植・栽培管理 ・定植は第一花房第一花の開花始めを目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避ける。活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。 ・第三段花房が開花し始め頃から生育にあわせて潅水量を増やしていく。 ・追肥は草勢を見ながら第三花房開花頃に開始する。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgとする。着果負担のピーク(第4段花房開花から第6段花房開花頃まで)頃からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。 ・液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。 ・本品種は低温期の着果性が良くカリウム要求性の高い品種である為、葉先枯れを生じることもある。特に着果負担のかかる厳寒期には、カリウム成分の高い肥料で追肥を行うことで葉先枯れの予防を行う。 ■病害虫の防除 ・本品種は植物体内でウイルスの増殖を抑えることで、黄化葉巻病に耐病性を示すが、ウイルスを保毒してしまう恐れがある。また、黄化病の媒介昆虫もコナジラミ類であることから、定期的な薬剤散布を行い、コナジラミ類の防除を徹底する。 ・黄化えそ病、キュウリモザイクウイルスには耐病性を持たないので、アザミウマやアブラムシなどの防除も徹底する ・葉かび病の耐病性はCf9であるが、それを侵す新しいレースが発生しているので、防除を行う。 ・葉先枯れが発生した際は、灰色かび病の防除を徹底する。 ・青枯病の汚染土壌では「足じまんSS」を用いて接木を行う。

TYみそら86

TYみそら86

ヴィルモランみかど株式会社

早生で特に食味の良い、黄化葉巻病耐病性品種 ■特徴 タイプ 大玉 (トマト) 耐病性 IR : N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, V1:半身萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病, B:青枯病 特性 草勢:中強 果重:220g前後 花数:5-7 果色:濃桃 果形:豊円腰高 裂果:少 適応作型 抑制 促成 半促成 おすすめポイント 食味の良い黄化葉巻病耐病性品種。 果揃いが良く、空洞果がでにくい。 早生で草勢は中強。 ■品種の特性 草姿 1. 草勢は中強で、栽培後半も草勢が維持しやすい。 2. 中葉で節間が短く、栽培が容易。芯止まり症や異常茎が出にくい。 3. 早生で、開花・着色ともに進みが早い。 4. 一花房あたり花数は5-7となり、着果性が良い。 果実 1. 黄化葉巻病耐病性を持つが、食味は極めて優れる。甘味が強く、酸味とのバランスが取れており、コクもあり美味しい。 2. 濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく、外観が美しい。 3. 果実の大きさは220g前後となる。低温期の果実肥大性が優れる。 4. 障害果の発生が少なく、果実の揃いが良いため、秀品率が高い。 ■栽培のポイント 1. 播種・育苗 極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。 2. 圃場準備 事前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。 3. 定植・栽培管理 定植は第一花房第一花のがく割れ~開花を目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避けることが望ましい。 活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。 低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。第一花房が確実に肥大してきていることを確認し、第二花房の着果後~第三花房が開花し始め頃から生育に合わせて潅水量を増やしていく。 追肥は草勢を見ながら行う。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgを目安とする。着果負担のピーク(第四花房開花から第六花房開花頃まで)からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。 葉先枯れが発生する場合は、カリウム主体の液肥や葉面散布を行う。多肥で過湿の条件下では軟果玉が発生する場合もあるため注意する。 4. 病害虫防除 黄化病、黄化えそ病、キュウリモザイクウイルシには耐病性を持たないので、コナジラミ、アザミウマやアブラムシなどの防除を徹底する。 葉かび病の耐病性はCf9であるが、それを侵す新しいレースが発生しているので防除を行う。 葉先枯れが発生した際は、灰色かび病の防除を徹底する。 青枯病の汚染土壌では「足じまんSS」を用いて接木を行う。

TY夏和恋

TY夏和恋

ナント種苗株式会社

黄化葉巻が酷い!割れる!そもそも暑すぎて着果しない! 抑制の大玉トマトは「もう無理だ」と諦めないで。 酷暑に苦しむ抑制トマト産地の皆様、 お待たせしました! かつてないレベルの高温環境適性を持ち、 高温期の耐裂果性・着果性が極めて高い 抑制作型専用品種の登場です! ■特徴 ・草勢は初期から強いが芯どまり少なく、中盤以降も草勢維持。 ・節間長は抑制作用品種としては長め。 ・果形やや甲高な扁平。果重200g程度で肉質非常に硬い。 ・他の耐裂果性品種と比べても高温期の耐裂果性が極めて優れる。 ・他のTY耐病性品種と比べても黄化葉巻耐病性に優れる。 ・高温環境での着果性・花芽着生に優れる。 ・高温期の着色・果皮ツヤに優れ、尻腐れも少ない。 ・やや晩生で収穫開始がやや遅い。収穫後の色回りもやや遅い。 ・ベースグリーン薄め。 ・黄化葉巻病(イスラエル型・マイルド型)/斑点病/葉カビ病(Cf-9)/TOMV(Tm-2a)/萎凋病レース1・2/ネコブセンチュウに耐病/抵抗性を有する。

TY秀福

TY秀福

カネコ種苗株式会社

良食味・早生性・耐裂果性を兼ね備えたトマト黄化葉巻病(TYLCV)耐病性品種! ■特性 ●トマト黄化葉巻病(TYLCV)のイスラエル・マイルド両系統に対し耐病性を有します。 ●平均1果重200g位、果実硬度、耐裂果性に優れ、食味も良好な完熟タイプの品種です。 ●生育期間を通じて早生性、着色性に優れ、草勢は中位で生育後半まで安定しており、節間やや長く管理しやすい草姿です。 ●TYLCVのほか、トマト黄化えそ病(TSWV)、葉かび病( Cf-9)、ToMV(Tm-2ª)、萎凋病(レース1・2)、半身萎凋病 、サツマイモネコブセンチュウ、斑点病の各種病虫害に安定した耐病虫性を有します。 ●特に10段以下収穫の短期作型で能力を発揮します。 ※「TY秀福」のTYLCVに対する耐病性は体内でのウイルス増殖を抑えるタイプであり、感染を阻止するものではありません。コナジラミの無防除による高密度化や極端な高温は、耐病性品種であっても発病につながる恐れがあります。必要なコナジラミ防除は必ず行ってください。 ■栽培要点 ●初期の草勢を強めにする事が最重要ポイントです。若苗定植、早め多めの灌水、確実な摘果を行い、初期草勢を確保すると好結果に繋がります。

TY美ごと

TY美ごと

株式会社むさしのタネ

硬玉、裂果に強く、果形が大変美しい 黄化葉巻耐病性で長期越冬栽培、促成栽培に向く 【特性】 〇果重は170g、果形は腰高で赤桃色。 〇草勢は、初期はやや大人しく、後半はやや強い。中早生。 【病害虫抵抗性】 〇ToMV(Tm-2a)、黄化葉巻病(イスラエル型、マイルド型)、葉カビ病(Cf9) 【“ ココ ” に注目】 ◎良食味と美しい果形 果形は大変美しく、3L玉が出にくい手頃なサイズ。 果肉は緻密で甘みがある。

1〜20品種 / 全93品種中

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