果実・収量特性

結球のレタス品種一覧 全98種類

結球レタス 結球レタスとは 結球レタスとは、葉が幾重にも巻いて球状に結球するタイプのレタスを指します。一般的に「レタス」と言えばこの結球レタスを指すことが多く、日本の青果市場で流通するレタスの大部分を占めています。学名は Lactuca s

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結球について

結球レタス

結球レタスとは

結球レタスとは、葉が幾重にも巻いて球状に結球するタイプのレタスを指します。一般的に「レタス」と言えばこの結球レタスを指すことが多く、日本の青果市場で流通するレタスの大部分を占めています。学名は Lactuca sativa var. capitata で、キク科アキノノゲシ属に分類されます。

結球レタスの外見は、淡緑色〜緑色の外葉が球を包み込むように重なり合い、内部に向かうほど葉色が淡くなって白〜淡黄色になります。結球の大きさは品種や栽培条件によって異なりますが、一般的な出荷規格では1玉あたり300g〜500g程度が主流です。

日本国内のレタス生産は、長野県・茨城県・群馬県が主要産地として知られており、高冷地の夏秋どりから暖地の冬春どりまで、産地リレーによって周年供給体制が構築されています。結球レタスは国内の生食野菜の中でも消費量が大きく、サラダ文化の浸透とともに需要が拡大してきた品目です。

まず押さえておきたいのが、結球レタスは非結球タイプのレタス(リーフレタス、サニーレタス、ロメインレタス等)と比較して、鮮度管理と流通面での取り扱いが大きく異なるという点です。結球しているため輸送中の損傷が少なく、日持ちも比較的良い一方で、結球内部の品質は外見からは判断しにくいという特性があります。

結球レタスの魅力

結球レタスの魅力は、何よりもそのシャキシャキとした歯触りにあります。パリッとした食感は他の葉物野菜にはない結球レタス独自の特徴であり、サラダやサンドイッチ、ハンバーガーなどの生食用途で重宝される最大の理由です。この食感は、結球によって葉が密に重なることで、葉の厚みと水分含量が保たれることによって生まれます。

味わいの面では、クセやえぐみが少なく、淡白でみずみずしい風味が特徴です。他の食材との相性が良く、ドレッシングの味を引き立てる素材としても優れています。加熱調理にも対応でき、炒め物やスープに入れると加熱で甘みが出て、生食とは異なる食感と味わいを楽しめます。

生産者にとっての魅力は、市場での需要の安定性です。結球レタスは国内の青果市場において取引量が大きく、量販店・外食産業・中食産業のいずれにおいても安定した需要があります。産地リレーによる周年供給の仕組みが確立されているため、各産地の出荷時期に合わせた計画的な生産が可能です。

流通面では、結球構造が天然の包装材として機能し、外葉が内部を保護するため、輸送時の損傷が少ない点もメリットです。非結球タイプのレタスと比較して輸送コストが抑えやすく、遠隔地への出荷にも対応しやすいという特性があります。

消費者・市場ニーズ

結球レタスに対する消費者ニーズは、国内市場で盤石な地位を築いています。スーパーマーケットの青果売場では、結球レタスは定番中の定番として通年で棚に並んでおり、消費者にとっては日常的に手に取る野菜の一つです。

消費の用途としては、サラダが最も大きな割合を占めます。カット野菜やパッケージサラダの原材料としても結球レタスは主要な位置を占めており、中食・外食産業からの需要が安定しています。ハンバーガーチェーンやサンドイッチ店での使用量も大きく、業務用需要は景気に左右されにくい安定した需要基盤となっています。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。量販店向けの出荷では、結球の大きさ・形状の均一性と、鮮度(シャキッとした食感の維持)が評価の大きなポイントになります。同じ品種を栽培しても、栽培管理と収穫後の鮮度管理の差によって、店頭での評価が大きく変わります。特に予冷の速さと低温流通の徹底が、棚持ちの良さに直結するとされています。

価格面では、レタスは他の葉物野菜と比較して価格変動が大きい品目として知られています。天候不順による供給減少時には価格が急騰し、好天が続いて供給過多になると価格が下落しやすい傾向があります。この価格変動リスクをいかに管理するかが、レタス経営における重要な課題です。

近年は、食の簡便化ニーズの高まりに伴い、カットレタスやちぎりレタスなど、すぐに使える形態での販売が伸びています。こうした加工用途では、褐変しにくい品種や、カット後の日持ちが良い品種への需要が高まっています。

栽培のポイント

結球レタスの栽培管理では、結球の品質を左右するいくつかの重要なポイントがあります。

温度管理がレタス栽培の基本です。レタスの生育適温は15〜20℃であり、高温には弱い作物です。25℃を超える日が続くと発芽不良や抽苔(とう立ち)のリスクが高まり、結球が緩くなったり、苦みが出たりします。このため、夏秋どりは高冷地、冬春どりは暖地と、気温に合わせた産地リレーが行われています。

播種・育苗の管理は品質の基礎を作る工程です。レタスの種子は好光性種子であり、覆土は薄くするのが基本です。高温期の播種では発芽率が低下するため、催芽処理(低温で前もって発芽を促す処理)を行うことが有効です。苗の徒長を防ぐため、育苗中の温度と水分の管理にも注意が必要です。

定植後の灌水管理は結球品質に大きく影響します。活着までは十分な灌水が必要ですが、結球期に入ってからの過剰な灌水は結球の締まりが悪くなる原因になります。一方で水分不足はチップバーン(縁腐れ症)の発生要因となるため、土壌水分の適正な維持が求められます。チップバーンはカルシウムの局所的な欠乏によって起こるため、灌水管理とカルシウム施肥の両面からの対策が重要です。

病害虫対策としては、べと病、菌核病、灰色かび病、軟腐病が主な病害です。特にべと病はレタス栽培において発生頻度が高く、耐病性品種の選定と予防的な薬剤散布の組み合わせが防除の基本です。害虫ではアブラムシ類、ヨトウムシ類、ナモグリバエの被害に注意が必要です。

収穫のタイミングは品質に直結します。結球が十分に締まった状態で収穫するのが基本ですが、収穫が遅れると過熟になり、苦みが増したり、内部の変色が生じたりします。収穫後は速やかに予冷(真空予冷が一般的)を行い、低温での流通に乗せることが鮮度維持のポイントです。

品種選びのコツ

結球レタスの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。

  • 作型適性: 夏秋どり・冬春どりのどの作型に適するか。品種によって適する栽培時期が異なる
  • 耐病性: べと病(レース対応)、腐敗病への耐性を確認する。レタスのべと病菌にはレースが存在し、最新のレースに対応した品種を選ぶことが重要
  • 結球の締まり・形状: 出荷規格に合った結球径と重量が得られるか。形の揃い(球揃い)が良い品種は箱詰め効率が高い
  • 晩抽性: 高温期の栽培ではとう立ちしにくい品種を選ぶ
  • 耐暑性: 夏秋どり作型では高温条件での生育安定性が重要
  • チップバーン耐性: チップバーンが発生しにくい品種は、高温期の栽培で特に有利

意外と知られていないのですが、同じ品種であっても栽培する時期(作期)によって結球の品質が大きく異なることがあります。春と秋では日長条件や温度環境が異なるため、結球の締まり方や葉色の出方に差が生じます。品種カタログに記載された適作期を守ることが、品種の能力を引き出す基本です。

試作時には、複数品種を同一圃場・同一作型で並べて比較栽培し、結球の揃い・締まり・重量・耐病性・収穫適期の幅を実際に確認することが、最適な品種選定への近道です。

市場動向とこれから

結球レタスの市場は、国内の主要野菜としての地位を維持しつつ、消費形態の変化に対応した動きが進んでいます。スーパーマーケットでの玉売りに加え、カットレタス・カット野菜ミックス向けの業務用需要が拡大しており、加工適性の高い品種への関心が高まっています。

品種育成の面では、べと病の新レースへの対応が継続的な課題です。べと病菌のレースは数年単位で新しいものが確認されるため、種苗メーカー各社は最新レースに対応した品種を継続的に投入しています。生産者にとっては、地域で発生しているレース情報を把握し、それに対応した品種に更新していくことが求められます。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、今後は気候変動に伴う高温リスクへの対応がますます重要になると見られています。従来の適地であった高冷地でも夏季の気温上昇が進んでおり、より耐暑性の高い品種や、栽培時期の見直しが検討されています。

消費面では、健康志向の高まりに伴ってサラダ需要は引き続き堅調ですが、リーフレタスやサニーレタスなど非結球タイプのレタスとの競合も意識されるようになっています。結球レタス特有の食感と日持ちの良さは依然として強みであり、これらの特性を活かした品種開発と販売戦略が今後の鍵になります。

まとめ

結球レタスは、シャキシャキとした食感と淡白な味わいが特徴の生食向き野菜であり、国内の青果市場において安定した需要を持つ主要品目です。産地リレーによる周年供給体制が確立されており、量販店・外食・中食のいずれにおいても欠かせない存在となっています。

栽培面では、温度管理と灌水管理が結球品質を左右する重要なポイントです。品種選びにあたっては、作型適性、べと病耐性(レース対応)、結球品質、晩抽性、チップバーン耐性を総合的に検討し、自分の栽培地域と出荷先のニーズに合った品種を選定することが、安定したレタス経営の基盤となります。

98品種 掲載中
Dブロウ

Dブロウ

タキイ種苗株式会社

農林水産省登録品種(品種名:TEXLE17617) 玉の肥大と形状が安定!晩秋〜年内どり・春どり可能な玉レタス ■特長 ・玉の肥大力と形状維持がバランスよく安定し、扁円形の大玉で秀品率が高い。 ・晩秋〜年内どりと春どりに適するサリナス系早生種。 ・結球性が安定し玉ぞろいがすぐれるため、計画的な出荷が可能。 ・べと病と根腐病レース1に比較的強い。 ■栽培の要点 ・高温条件下では過剰な肥大や形状が乱れるおそれがあるため、適作型を守る。 ・過熟になると葉先枯れなどの生理障害が発生するため、計画的な作付けと適期収穫を心掛ける。 ・各種病害防除のために生育初期から予防散布を行う。

Fブロウ

Fブロウ

タキイ種苗株式会社

農林水産省登録品種(品種名:TLE580) ビッグベイン病に強く玉肥大と在圃性がよい厳寒期どりサリナス種! ■特長 ・トンネル厳寒期どり栽培で玉肥大が安定し、結球スピードが比較的遅く、在圃性がすぐれる。 ・外葉は濃緑で葉面の凹凸が比較的多いサリナス系中生種。 ・玉形状と尻形状の安定性がすぐれ、秀品率が高い。 ・ビッグベイン病に耐病性をもち、べと病にも比較的強い。 ■栽培の要点 ・若苗定植で植え傷みを少なくして活着を促し、初期生育を旺盛にする。 ・元肥主体で、結球開始期までに十分な株張りにする。 ・トンネル被覆は、平均気温10℃前後を目安に早めに行う。 ・病害に対しては予防的に早期防除に努める。

Jブレス

Jブレス

タキイ種苗株式会社

べと病に強く低温結球性にすぐれるサリナスタイプ! ■特長 ・低温結球性にすぐれ、秀品率の高いサリナスタイプの中早生種。 ・べと病に耐病性をもつ。 ・草勢は比較的旺盛で耐寒性にすぐれ、球形は豊円形に安定し、玉ぞろいよく仕上がる。 ・葉肉が厚く日もちにすぐれ、歯切れがよい。 ・トンネル被覆による春どり栽培が可能。 ■栽培の要点 ・若苗定植で植え傷みを少なくして活着を促し、初期生育を旺盛にする。 ・元肥を主体とし、結球開始期までに十分な株張りを確保する。 ・トンネル被覆は、平均気温10℃前後を目安に早めに行う。 ・病害に対しては予防的に早期防除に努める。

OGR326(販売地域限定)

OGR326(販売地域限定)

株式会社トーホク

暑さに強くトウ立ちも遅い、作りやすい安定した夏どり用の玉レタス。やや小球ですが早くから葉がまとまり、重量感ある球になって収穫できる早生種です。

RR-1

RR-1

横浜植木株式会社

鮮やかな赤色が特徴のレッドロメインレタス ■特性 ・葉色が鮮やかな濃赤色となるレッドロメインレタス。 ・日光が当たらない部分は緑色となり、外葉を外した際の赤色とのコントラストが美しい。 ・葉肉が厚く、歯切れが良くサラダなど生食に最適。 ■栽培のポイント ・施肥設計は通常の玉レタスなどと比較して1割増しで栽培する。 ・同作型の当社品種「スプラッシュ1号」と比べると生育は晩生であり、株張りも大人しい。 頭部の抱合もしにくいため、収穫時期の設定に注意する。 ・ベト病、斑点細菌病の発生に注意する。

UC-058

UC-058

横浜植木株式会社

根腐れ病レース1,2耐病の春、秋穫り品種 ■特性 ・高冷地、準高冷地の晩春~初夏 ・秋穫りに適した早生種。 ・レタス根腐れ病レース1,2に耐病性を持つ。 ・外葉はややコンパクト、外葉形成と結球肥大が同時進行するタイプ。 ・球のサイズはL~2L中心で、球形は扁平。 ・初夏作のタケノコ球や尻部の尖りが少なく、結球安定性が高い。 ・秋作では低温肥大時の玉肥大に優れる。 ■栽培のポイント ・外葉が小さめな品種の為、多肥気味の栽培と適宜灌水で外葉形成を促進させる。 ・初夏作では遅くまで引っ張ると日焼けの危険があるため行わない。 ・秋作では早まきすると抽苔の危険があるため注意する。

UC-101

UC-101

横浜植木株式会社

根腐れ病レース1,2 ベト病耐病性、結球安定性の高い晩抽性品種 ■特性 ・根腐病レース1 ・2、レタスベト耐病性の晩抽性品種。 ・結球安定性が非常に高く高温期の不結球が少ない。 ・やや立誠で結球葉への被りが良い。 ・サイズはL16中心で揃う。 ・タールや巻き込み腐敗の発生が少ない。 ・斑点細菌病状の発生が少ない。

YLL721

YLL721

住化農業資材株式会社

結球性に優れる秋・春どり品種 暖地の秋・春どりに適したマック×サリナス系の中早生種です。 ■品種特性 ・結球安定性が高く、風船球・タケノコ球になりにくい ・葉色濃く、ツヤがある。球形はやや扁平で尻張り良く、在圃性がある ・圃場での揃い良く、高い秀品率が望める

アイススペランザ

アイススペランザ

株式会社武蔵野種苗園

伸長性・肥大性に優れた年内どり・春どり向け品種 特性 ●草勢はやや強めで中早生から中生のタイプ。 ●球形は豊円球でまとまり、球尻の形状安定性に優れる。 ●生育初期は穏やかで大人しいが、生育後半にしっかり肥大する。 ●球の締まりはややゆっくりで在圃性に優れる。 ●べと病に強い品種。 栽培のポイント ●トンネル栽培での保温の場合、過度の保温による不結球や長玉にならないように換気管理に注意する。 ●生育後半でもしっかり肥大するため、慣行栽培より少なめの施肥量が望ましい。

アサヒ パパっとシリーズ★ シッカリレタス

アサヒ パパっとシリーズ★ シッカリレタス

株式会社アサヒ農園

肉厚・玉レタス食感のリーフレタス 商品特性 ■特性 ・ゆるやかなウェーブとシャキシャキ食感が特徴の半結球レタス。 ・若採りは肉厚の葉を活かしてサラダに、大株はスープや炒飯などの炒めものに最適! ・甘くて旨いリーフレタスはこれで決まり! ・特にスープはおすすめです。

アスレ

アスレ

住化農業資材株式会社

あすのすばらしいレタス 作型広く使える高品位なサリナス系レタスです。 ■品種特性 ・サリナス系の中生種。葉色は濃緑色でテリがある ・葉重型の結球を示し、球形は豊円形。L-2Lクラスで揃い、秀品率も高い ・温度感受性が鈍く、高温期を除く広い作型で使用可能。特に春どり栽培に好適

アリスト

アリスト

タキイ種苗株式会社

農林水産省登録品種(品種名:TLE513) 根腐病レース1・2複合耐病性、結球と形状のよい夏秋どりサリナス種! ■特長 ・レタス根腐病のレース1とレース2に複合耐病性をもち、発生圃場でも安心して栽培可能。 ・高温期の結球性が安定した極晩抽種で形状の乱れが少なく玉尻のまとまりがよい。 ・高温期に問題となりやすいチップバーンや日焼けの発生も比較的少なく秀品率が高い。 ■栽培の要点 ・エンパイアなど少肥栽培向きの品種に比べて2割程度増肥し、速効性のものを元肥主体に施す。 ・極端な高温干ばつ下では不結球になる恐れがあるので、結球初期まで適宜潅水を行い生育をスムーズに進める。 ・外葉形成期〜結球初期を中心に、細菌や糸状菌による病害の防除を行う。

アンドレ(M512)

アンドレ(M512)

住化農業資材株式会社

厳寒期どり大玉狙いに! 低温肥大性に非常に優れたべと病に強いサリナス系品種です。 ■品種特性 ・べと病に強い ・低温肥大性が強く、厳寒期どりに最適 ・草勢が強いが球形は従来品種に比べ安定する ・霜害、灰色カビ病にも比較的強い

インターセプト

インターセプト

株式会社サカタのタネ

結球性と肥大性が優れる、根腐病レース2に耐病性がある晩抽性レタス ■特性 1. 結球性が優れるサリナス系の早生品種。 2. 根腐病レース2に耐病性があり晩抽性がある。 3. 球色はテリがあり、大玉の偏円球。変形球が少なく、切り口は小さく、尻部の形状が安定しやすい。 4. 外葉が玉を包み込むような草姿なので、日焼けが少ない。肉厚でかぶりが深く、偏円形で箱詰めが容易である。 5. チップバーンや乳管破裂が少ない。 6. 適応作型が広く、晩抽品種の中では低温肥大性がある。 ■適応性 高冷地 5月中旬~7月下旬まき→7月上中旬~9月中下旬どり 冷涼地 5月中旬~6月上旬まき →7月上中旬~7月下旬どり、7月中旬~8月上旬まき→9月条中旬~9月下旬どり 温暖地・暖地 2月上旬~2月下旬まき→5月上中旬~5月中旬どり、8月中下旬~9月上旬まき→10月中旬~11月中旬どり 極端な早まきや遅まきは、玉のとがりや肥大不足、また抽苔を招くおそれがあります。品種本来の特性をよりよく発揮させるためにも、作型図をご確認のうえ、播種期にご注意ください。 ■播種と育苗 レタスの最適発芽温度は18~20℃で、15~25℃の範囲であれば十分な発芽率が得られるといわれています。「インターセプト」は晩抽性品種で、播種期が高温期になる場合があります。播種後高温に遭遇すると種子が強制休眠に入り、発芽がそろわない恐れがあるので高温時の育苗には十分注意してください。 いかにしっかりとした苗を育てるかが、定植後の活着のスムーズさを含め、その後の生育に大きく影響を与えます。地上部ばかりが大きくなるような苗ではなく、根部と地上部のバランスがしっかりとれた苗をつくるように心がけることが重要です。また定植時期の高温干ばつは活着不良を招くことがあります。定植前にしっかり灌水してからマルチングをするなど、定植床に十分水分をもたせた状態の定植が、その後の活着を促進します。さらに、定植の時間帯や定植後の灌水にも注意してください。 ■施肥と管理 吸肥力が強い品種のため、その適性をよりよく発揮するためにも少肥品種(エンパイヤ系)に近い施肥設計が適します。定植から結球期までしっかり根を張らせ、外葉のスムーズな生育を促しましょう。また生育期間中に極端な干ばつや過湿条件にならないよう、適宜灌水や畝上げによる排水対策、定植前の準備として、完熟堆肥などを利用した土作りによる土の緩衝能力を高めておくことが、生理障害の防止や秀品率の向上につながります。 ■病害虫防除 レタス根腐病に対しては耐病性を持ちますが、まったく発病しないということではなく、菌密度の高い圃場などでは発病する恐れがあります。こういった圃場では、土壌消毒や薬剤処理、その後の土作りを含め、総合的な対策をとる必要があります。また病害虫全般に関しては、早めの防除が重要で、状況に応じて適宜農薬を使用するようにしてください。 ■収穫 玉が締まりすぎて老化すると食味が低下する恐れがあります。適期での収穫を心がけて、新鮮なレタスを消費者の皆様にお届けしましょう。

ウィザード

ウィザード

タキイ種苗株式会社

早生・肥大性と玉の形状安定性にすぐれる! ■特長 ・低温伸長性にすぐれ、玉の形状が安定する栽培容易な早生の多収種。 ・玉はツヤのある鮮緑色の扁円球で、包皮性にすぐれる。 ・球尻はまとまりがよく、箱詰め時の荷姿が美しい。 ・草勢はやや強めで、肋部の低温障害の発生が少ない。 ・春の早どり栽培で能力を発揮する。 ■栽培の要点 ・早生品種なので、播種から収穫まで適期作業を心掛ける。 ・土壌の適湿と肥効を保ち、初期から結球期まで生育をスムーズに進め、8〜9分結球での早めの収穫に努める。 ・病害に対しては予防的に早期防除に努める。

ウィンレー

ウィンレー

タキイ種苗株式会社

農林水産省登録品種(品種名:TLE437) ビッグベイン病に強く、玉肥大のよい冬どりのサリナスタイプ! ■特長 ・ビッグベイン耐病性、玉肥大、形状安定の複合向上を図った品種。 ・草勢旺盛で低温結球性にすぐれ、収穫期の玉ぞろいがよく、効率的な収穫ができる。 ・玉は包被性と球尻のまとまりがよい豊円球。 ■栽培の要点 ・トンネル被覆栽培をい基本とし、被覆開始や換気管理のタイミングはサリナス系中生種の慣行栽培に準じる。 ・乾燥や過湿による根傷みを避けるため、圃場を適湿に保ち、健全な根の生育に努める。 ・菌核病や灰色かび病予防のため、トンネル被覆前に予防散布を徹底する。

エクシード

エクシード

カネコ種苗株式会社

高温期栽培レタスのトップ品種、全国主要産地で人気の的です!! 特性 ●マックタイプの晩抽性早生品種です。 ●球形は豊円形、球色は鮮緑色です。 ●高温、乾燥に強く、形状の安定性に優れます。

オーウェン(YLL900)

オーウェン(YLL900)

住化農業資材株式会社

秋どりのロングセラー 変化しやすい秋どりの気象条件下において、優れた安定性を示す品種です。 ■品種特性 ・高温期での結球安定性に優れる秋どり早生品種 ・肥大力があり、気温が低下した際も小玉になりにくい ・湿害による根傷みや、干ばつによる不結球の発生が少ない ・灰色カビ病や斑点細菌病等の一般病害に強い

オーディブル

オーディブル

株式会社サカタのタネ

肥大力が優れる厳寒期どり向け、ビッグベイン病耐病性品種 ■特性 1.厳寒期どりサリナス系の中早生品種 2.レタスビッグベイン病に耐病性がある。 3.外葉の生育が旺盛で、玉も肥大力がある。 4.生育が旺盛で結球性が優れ、大玉になるので加工用にも適する。 5.トンネル栽培だけでなく、べたがけ栽培にも適する。 ■適応性 一般地・暖地 9月下旬~10月下旬まき→1月中旬~3月中旬どり 極端な早まきや遅まきは、玉のとがりや肥大不足、抽だいを招く恐れがあります。品種本来の特性をよりよく発揮させるためにも、作型図を確認し、播種期に注意してください。 ■播種 最適発芽温度は18~20℃で、15~25℃の範囲であれば十分な発芽率が得られると言われています。 「オーディブル」の播種期である9月下旬~10月は年によって残暑が長く厳しかったり、ハウス内での育苗では育苗床の温度が上がりすぎてしまうことがあります。育苗床の温度が高くなりすぎると休眠に入る可能性があるので、特に発芽するまでの温度に気をつけます。 ■病害虫防除 ビッグベイン病耐病性ですが、全く発病しないということではなく、菌密度の高い圃場や排水の悪い圃場では発病する可能性が高くなります。このような圃場では、土壌消毒や薬剤処理、排水改善など、総合的な対策をとることが必要になります。 また土壌水分が多い状態での被覆状態はトンネル内の湿度が高くなり、灰色カビ病や菌核病などの病害が発生することがあるので、被覆前の防除を徹底することや換気を行うと、病害の発生を未然に防ぐことができます。 ■収穫 玉が締まり過ぎないよう適期での収穫を心がけて、新鮮なレタスを消費者の皆様にお届けしましょう。

オアシス

オアシス

タキイ種苗株式会社

農林水産省登録品種(品種名:TLE459) 根腐病レース1・2耐病性! 肥大と形状のよいサリナス種! ■特長 ・玉肥大と秀品率の向上に加え、根腐病レース1、2耐病性付与を図った。 ・玉肥大が良く、形状の安定した根腐病複合耐病種。 ・玉は包皮性にすぐれた濃緑の扁円球で、スパイラル球やタコ足球などの変形球発生が少ない。 ・軟腐病や斑点細菌病の発生が少なく、安定的な出荷が望める。 ■栽培の要点 ・冷涼地の初夏どりや中間・暖地の秋・晩春どりの栽培に適する。 ・多肥栽培向き品種に比べ、やや施肥量を控える。 ・夏秋どり品種の中では比較的抽苔が早いので播種適期を守る。 ・病害の発生は少ないが、外葉形成期〜結球初期に予防散布を徹底する。

1〜20品種 / 全98品種中

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