おくざわ2号(金時人参)
中原採種場株式会社
肌が美しい!!鮮やかな赤紅色!! ■特性 ・香川県坂出市の奥沢憲行氏が育成された品種。 ・草姿は開帳、葉色は濃緑色で肩はやや張る。吸込性のため肩部の変色がほとんどなく、金時人参特有のイボも極少。 ・色は鮮やかな赤紅色で芯も細く、根長40㎝前後で尾部近くまで肉付よく市場性が高い。 ・播種後110〜120日で収穫できる中早生種。
金時ニンジンとは、根が細長く、果皮・果肉ともに深い紅赤色を呈する東洋種ニンジンの品種群を指します。根長は30cm前後と、一般的な五寸ニンジン(15〜20cm)に比べて著しく長いのが外観上の大きな特徴です。「京にんじん」とも呼ばれ、正月料理のお雑煮や煮しめに欠かせない伝統野菜として知られています。
植物学的には東洋種ニンジン(Daucus carota subsp. sativus)に分類され、西洋種ニンジンとは系統が異なります。東洋種は中央アジアから中国を経て日本に伝わった系統であり、金時ニンジンはその代表的な品種群です。根の赤色はリコピンによるもので、西洋種ニンジンの橙色(ベータカロテンによる)とは色素成分が異なります。
まず押さえておきたいのが、金時ニンジンは「季節限定の伝統野菜」としての位置づけが強く、年間を通じて流通する五寸ニンジンとは市場での役割が大きく異なるという点です。
金時ニンジンの最大の魅力は、深い紅赤色がもたらす料理の華やかさと、東洋種特有のやわらかく繊細な食味です。正月のお雑煮や煮しめでは、白い大根との紅白の彩りが縁起物として欠かせない食材であり、日本の食文化に深く根ざした存在です。
食味面では、西洋種ニンジンに比べてニンジン特有の臭みが少なく、甘みがまろやかで肉質がやわらかいのが特徴です。加熱するとさらに甘みが引き立ち、煮物にすると上品な味わいに仕上がります。また、生で食べた際のシャキシャキとした食感と、ほのかな甘みも金時ニンジンならではの魅力です。
生産者にとっての魅力は、正月需要という明確な高需要期があり、その時期に高単価での販売が見込める点です。出荷の最盛期は11月〜12月であり、正月向けの需要がピークを迎える年末には、五寸ニンジンの数倍の単価で取引されることも珍しくありません。
ここからが実際の栽培で差がつくところです。金時ニンジンは根が長いため、深い耕盤と砕土性の良い土壌が不可欠です。土壌条件が適さないと、根の曲がりや岐根が多発し、商品化率が大幅に低下します。栽培適地と土づくりの見極めが、金時ニンジン栽培の成否を左右します。
金時ニンジンの市場ニーズは、正月料理という明確な用途需要に支えられた季節限定型の需要構造を持っています。
年末の卸売市場では、金時ニンジンは正月用食材として安定した引き合いがあります。特に、関西地方では正月のお雑煮に金時ニンジンを使う食文化が根強く、京都・大阪を中心とした市場での需要は堅調です。関東でも、煮しめや筑前煮の材料として年末需要があります。
量販店では、年末の歳末商材として12月中旬〜下旬に棚に並ぶのが一般的です。通常のニンジンコーナーではなく、正月用食材コーナーに陳列されることが多く、大根や里芋などの正月食材とセットで購入される傾向があります。
近年は、正月需要以外の用途開拓も徐々に進んでいます。深い紅赤色を活かしたスムージーやジュースの原料、赤色を活かした料理の彩り食材としての需要が一部で生まれています。ただし、年間を通じた安定需要には至っておらず、市場としては正月向けの季節商材というポジションが中心です。
金時ニンジンの栽培は、五寸ニンジンとは異なる特有の管理が多く求められます。
土壌準備は、金時ニンジン栽培の最重要工程です。根長30cm前後の長根を真っすぐに肥大させるためには、30cm以上の深さまで均一に耕起された、砕土性の良い壌土〜砂壌土が理想です。粘質土壌や耕盤が浅い圃場では、根の曲がりや岐根が多発し、商品化率が著しく低下します。深耕と石礫の徹底的な除去が不可欠です。
播種時期は、正月出荷に間に合うよう7月下旬〜8月中旬が一般的です。東洋種ニンジンは高温期の発芽が難しい場合があるため、播種後の水分管理が発芽そろいの鍵を握ります。乾燥防止のための被覆資材(もみ殻、寒冷紗等)の活用が有効です。
間引き作業は、根の肥大と形状を整えるために欠かせません。本葉2〜3枚時と5〜6枚時に間引きを行い、株間を7〜10cm程度に調整します。金時ニンジンは根が細長いため、間引きが遅れると隣の株同士が干渉して変形根の原因になります。
収穫のタイミングは、正月出荷に向けた需要期に合わせて計画的に行います。収穫後は泥付きのまま出荷するケースと、洗浄して出荷するケースがあり、市場や販売先の慣行に合わせて対応します。
金時ニンジンの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。
意外と知られていないのですが、金時ニンジンの根色は栽培温度にも影響されます。生育後半に適度な低温に当たることで紅色の発色が促進される傾向があり、暖冬の年は着色がやや薄くなることがあります。産地の気象条件と品種の着色特性のマッチングが、安定した品質の確保につながります。
金時ニンジンの市場は、正月需要を中心とした季節限定型の安定市場です。
正月料理の食文化が継承されている限り、金時ニンジンへの需要は底堅く推移すると考えられます。特に関西圏では、正月のお雑煮に金時ニンジンを使う習慣が根強く、安定した需要基盤を持っています。
産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、主要産地である大阪府や香川県では、金時ニンジンの産地ブランドが確立されており、市場での認知度と信頼性を保っています。新規参入の産地にとっては、品質と出荷時期の安定性を確保することが市場での評価獲得の第一歩です。
今後の展望としては、正月需要以外の用途開拓が市場拡大のカギになります。リコピンを豊富に含む赤いニンジンとしての健康訴求や、和食以外の料理(サラダ、スムージー、グリル等)への提案が、消費の裾野を広げる可能性があります。また、家庭菜園向けの種苗需要も、伝統野菜への関心の高まりとともに緩やかに増加しています。
金時ニンジンは、深い紅赤色の長根が特徴の東洋種ニンジンであり、正月料理に欠かせない伝統野菜としての地位を確立しています。やわらかく甘みのある食味と、紅白の彩りを演出する美しい根色が、他のニンジンにはない独自の魅力です。
品種選びにあたっては、根色の紅さ・根形・食味・裂根耐性を総合的に評価し、出荷先の要望に合った品種を選ぶことが重要です。深い耕起と良好な砕土性の確保が栽培成功の前提条件であり、正月出荷に向けた計画的な栽培管理が安定した経営につながります。
中原採種場株式会社
肌が美しい!!鮮やかな赤紅色!! ■特性 ・香川県坂出市の奥沢憲行氏が育成された品種。 ・草姿は開帳、葉色は濃緑色で肩はやや張る。吸込性のため肩部の変色がほとんどなく、金時人参特有のイボも極少。 ・色は鮮やかな赤紅色で芯も細く、根長40㎝前後で尾部近くまで肉付よく市場性が高い。 ・播種後110〜120日で収穫できる中早生種。
タキイ種苗株式会社
リコピンとカロテンを含んだ作りやすい赤色五寸! ■特長 ・金時ニンジンと五寸ニンジンの中間型。肌は滑らかでつやがある赤色ニンジン。 ・リコピンとカロテンをともに含み、すぐれた機能性成分を備える。 ・根長は五寸ニンジンよりやや長く、適期栽培では20〜22cm程度になる。 ・肉質は緻密でニンジン臭が少なく、生でも通常ニンジンより甘みを感じるため、生食から加熱調理まで幅広く利用できる。 ・栽培性にすぐれ春まき栽培も可能。 ■栽培の要点 ・発芽時から生育初期の乾燥は又根の原因となるため、土壌水分に注意して生育を順調に進める。 ・多肥栽培や生育途中の肥料切れは病害の発生や肥大不足を招くため、追肥などの適切な肥培管理に注意する。 ・間引きを的確に行い、追肥・中耕と合わせて土寄せし、首部の着色を防止する。
中原採種場株式会社
鮮紅色・良品質が定評!! ■特性 ・博多特産の博多人参と本紅金時人参の交雑後代より育成された品種。 ・根長30cm内外、首径6cm余の肩の張った、早太りする大型の金時人参。 ・草勢は旺盛で栽培極めて容易な豊産種、肉質柔軟で甘味に富み香気有り独特の味わいで珍重されている。
タキイ種苗株式会社
正月のおせちに欠かせない、色つやのよい金時! ■特長 ・草勢旺盛で作りやすい金時ニンジン。 ・根形は肩張りで肉付きがよい。 ・イボは低く、肌は滑らかでつやがあり、肌・芯ともに濃紅赤色。 ・肉質は緻密でやわらかく、甘みに富み、香りよく、独特の味わいがある。 ■栽培の要点 ・抽苔しやすいため、梅雨前の早まきは禁物で、適期播種に努める。 ・中長根種のため、耕土の浅い所では高畝栽培とし、排水を図る。 ・特に発芽初期の乾燥に注意して、適期に間引きをするよう努め、順調な生育を促すとともに、生育後期の過湿に注意する。
株式会社アサヒ農園
【香川県の伝統野菜】香りが豊かで生育旺盛 商品特性 ■利用法 肉質緻密で煮物に最適。お正月の雑煮には欠かせません。 間引いた時の人参の葉はおひたし、汁の具等に利用できます。 直売所にもオススメの野菜(品種)です。 育て方 ■土づくり 種まき前に石灰を散布し、よく耕して土を中和させておきます。 肥料は堆肥、油かす等を元肥に施しますが、肥料の塊があると分岐根になりやすく注意。 ■たねまき 梅雨蒔及び7月~8月蒔が最適です。 スジ蒔きし、タネがかくれる程度土をかけ、軽くおさえます。 発芽まで土が乾燥しない様に水を与えます。 ■栽培のポイント 発芽後は順次間引きし株間を15cm位にします。 根部が肥大すると土寄せします。 肥料は間引き後と生育に伴い化成肥料等を時々与えます。
山陽種苗株式会社
色あざやか! 肌の美しい本紅金時人参 ※この種子は毛除の種になります。そのまま播種して下さい。 おせち料理にかかせない金時人参。 濃紅色の美しい人参です。 肌が綺麗でイボの少ない良質の金時人参です。 ■特性 肩張り良く鮮紅色の金時人参。 甘味が強く煮くずれしにくい。 ■栽培のポイント 発芽適温15〜25℃、発育適温18〜21℃。 早播き(梅雨時)は抽苔することがあるので注意する。 毛付き種子はよくもんで毛を取ってから播く。 地温が35℃以上になると、発芽しなくなるので、被覆等を行う。
丸種株式会社
7~8月まきに作りやすい豊産種 1. 従来の金時人参を一層色付きの早い系統に淘汰育成したもので、小指大の太さの頃から濃紅色に着色し、早くから市場出荷ができて好評です。 2. 根部は肥大早く肩の張った長円錐形で、根長25~30cm、いぼは少なく深紅で芯部も鮮紅です。濃紅な色沢と香味は日本料理を一層引き立てます。 3. 梅雨・夏まきして10~11月頃の早期出荷に最適の極早生種です。
株式会社タカヤマシード
鮮紅色の早生系金時人参 ■特性 1.本種は高温着色性が強く、根身の肥大が早い早生種で、播種後70日で真紅に着色し100日位から収穫期に達する。 2.葉は濃緑色で切込みが深く、葉柄はやや細い。草勢は強く生育は旺盛である。 3.根身は鮮紅色で、芯部まで色濃く、長さ30cm内外となり肩はやや張る。外皮は滑らかで、イボが低く甘味は強い。また根身の揃いがよく市場性の高い品種である。 4.播種は地方により異なるが6月下旬(梅雨蒔)=10月上旬出荷。7月下旬蒔=10月中旬出荷用に適し、市場性の高い品種である。 ■ポイント 1.保水力の良い砂質壌土を選ぶこと。 2.発芽および初期成育には、特に適度の土壌水分が必要であり、乾燥に注意すること。 3.間引は的確に行うこと。
中原採種場株式会社
肌が美しい!!鮮やかな赤紅色!! ■特性 ・香川県坂出市の奥沢憲行氏が育成された品種。 ・草姿は開帳、葉色は濃緑色で肩はやや張る。吸込性のため肩部の変色がほとんどなく、金時人参特有のイボも極少。 ・色は鮮やかな赤紅色で芯も細く、根長40㎝前後で尾部近くまで肉付よく市場性が高い。 ・播種後110〜120日で収穫できる中早生種。
タキイ種苗株式会社
リコピンとカロテンを含んだ作りやすい赤色五寸! ■特長 ・金時ニンジンと五寸ニンジンの中間型。肌は滑らかでつやがある赤色ニンジン。 ・リコピンとカロテンをともに含み、すぐれた機能性成分を備える。 ・根長は五寸ニンジンよりやや長く、適期栽培では20〜22cm程度になる。 ・肉質は緻密でニンジン臭が少なく、生でも通常ニンジンより甘みを感じるため、生食から加熱調理まで幅広く利用できる。 ・栽培性にすぐれ春まき栽培も可能。 ■栽培の要点 ・発芽時から生育初期の乾燥は又根の原因となるため、土壌水分に注意して生育を順調に進める。 ・多肥栽培や生育途中の肥料切れは病害の発生や肥大不足を招くため、追肥などの適切な肥培管理に注意する。 ・間引きを的確に行い、追肥・中耕と合わせて土寄せし、首部の着色を防止する。
中原採種場株式会社
鮮紅色・良品質が定評!! ■特性 ・博多特産の博多人参と本紅金時人参の交雑後代より育成された品種。 ・根長30cm内外、首径6cm余の肩の張った、早太りする大型の金時人参。 ・草勢は旺盛で栽培極めて容易な豊産種、肉質柔軟で甘味に富み香気有り独特の味わいで珍重されている。
タキイ種苗株式会社
正月のおせちに欠かせない、色つやのよい金時! ■特長 ・草勢旺盛で作りやすい金時ニンジン。 ・根形は肩張りで肉付きがよい。 ・イボは低く、肌は滑らかでつやがあり、肌・芯ともに濃紅赤色。 ・肉質は緻密でやわらかく、甘みに富み、香りよく、独特の味わいがある。 ■栽培の要点 ・抽苔しやすいため、梅雨前の早まきは禁物で、適期播種に努める。 ・中長根種のため、耕土の浅い所では高畝栽培とし、排水を図る。 ・特に発芽初期の乾燥に注意して、適期に間引きをするよう努め、順調な生育を促すとともに、生育後期の過湿に注意する。
株式会社アサヒ農園
【香川県の伝統野菜】香りが豊かで生育旺盛 商品特性 ■利用法 肉質緻密で煮物に最適。お正月の雑煮には欠かせません。 間引いた時の人参の葉はおひたし、汁の具等に利用できます。 直売所にもオススメの野菜(品種)です。 育て方 ■土づくり 種まき前に石灰を散布し、よく耕して土を中和させておきます。 肥料は堆肥、油かす等を元肥に施しますが、肥料の塊があると分岐根になりやすく注意。 ■たねまき 梅雨蒔及び7月~8月蒔が最適です。 スジ蒔きし、タネがかくれる程度土をかけ、軽くおさえます。 発芽まで土が乾燥しない様に水を与えます。 ■栽培のポイント 発芽後は順次間引きし株間を15cm位にします。 根部が肥大すると土寄せします。 肥料は間引き後と生育に伴い化成肥料等を時々与えます。
山陽種苗株式会社
色あざやか! 肌の美しい本紅金時人参 ※この種子は毛除の種になります。そのまま播種して下さい。 おせち料理にかかせない金時人参。 濃紅色の美しい人参です。 肌が綺麗でイボの少ない良質の金時人参です。 ■特性 肩張り良く鮮紅色の金時人参。 甘味が強く煮くずれしにくい。 ■栽培のポイント 発芽適温15〜25℃、発育適温18〜21℃。 早播き(梅雨時)は抽苔することがあるので注意する。 毛付き種子はよくもんで毛を取ってから播く。 地温が35℃以上になると、発芽しなくなるので、被覆等を行う。
丸種株式会社
7~8月まきに作りやすい豊産種 1. 従来の金時人参を一層色付きの早い系統に淘汰育成したもので、小指大の太さの頃から濃紅色に着色し、早くから市場出荷ができて好評です。 2. 根部は肥大早く肩の張った長円錐形で、根長25~30cm、いぼは少なく深紅で芯部も鮮紅です。濃紅な色沢と香味は日本料理を一層引き立てます。 3. 梅雨・夏まきして10~11月頃の早期出荷に最適の極早生種です。
株式会社トーホク
正月のおせちには欠かせない独特の赤色の長ニンジン。肉質やわらかく甘みがあり、風味が優れます。旺盛な生育で作りやすく、紅色の色づき早く、芯までしっかりと着色します。
株式会社タカヤマシード
鮮紅色の早生系金時人参 ■特性 1.本種は高温着色性が強く、根身の肥大が早い早生種で、播種後70日で真紅に着色し100日位から収穫期に達する。 2.葉は濃緑色で切込みが深く、葉柄はやや細い。草勢は強く生育は旺盛である。 3.根身は鮮紅色で、芯部まで色濃く、長さ30cm内外となり肩はやや張る。外皮は滑らかで、イボが低く甘味は強い。また根身の揃いがよく市場性の高い品種である。 4.播種は地方により異なるが6月下旬(梅雨蒔)=10月上旬出荷。7月下旬蒔=10月中旬出荷用に適し、市場性の高い品種である。 ■ポイント 1.保水力の良い砂質壌土を選ぶこと。 2.発芽および初期成育には、特に適度の土壌水分が必要であり、乾燥に注意すること。 3.間引は的確に行うこと。