果実・収量特性

ゴマ症が出にくいのハクサイ品種一覧 全46種類

ゴマ症が出にくいハクサイ ゴマ症が出にくいハクサイとは ゴマ症とは、ハクサイの葉柄(白い部分)や葉身に黒褐色の小さな斑点が多数出現する生理障害のことです。斑点の見た目がゴマを散らしたように見えることから「ゴマ症」と呼ばれています。病原体によ

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ゴマ症が出にくいについて

ゴマ症が出にくいハクサイ

ゴマ症が出にくいハクサイとは

ゴマ症とは、ハクサイの葉柄(白い部分)や葉身に黒褐色の小さな斑点が多数出現する生理障害のことです。斑点の見た目がゴマを散らしたように見えることから「ゴマ症」と呼ばれています。病原体による病気ではなく、栽培環境やストレスに起因する生理的な現象であるため、食べても健康上の問題はありませんが、外観品質が著しく低下するため商品価値に直接影響します。

ゴマ症が出にくいハクサイとは、この生理障害の発生が少ない品種特性を持つハクサイのことを指します。品種によってゴマ症の出やすさには明確な差があり、育種段階でゴマ症の発生しにくさを選抜基準に組み込んだ品種が「ゴマ症が出にくい」として位置づけられています。

ゴマ症の発生メカニズムは完全には解明されていませんが、窒素の過剰吸収やポリフェノール類の蓄積が関与しているとされています。具体的には、ハクサイが窒素を過剰に吸収すると、細胞内にポリフェノール(特にカフェ酸やクロロゲン酸など)が蓄積し、これが酸化されて褐変斑点として表れるというメカニズムが有力視されています。

まず押さえておきたいのが、ゴマ症は品種特性と栽培条件の両方が発生に関与するという点です。ゴマ症が出にくい品種を選んだとしても、栽培管理によっては発生することがあり、逆にゴマ症が出やすい品種でも管理次第で発生を抑制できる場合があります。

ゴマ症が出にくいハクサイの魅力

ゴマ症が出にくい品種を導入する最大のメリットは、秀品率の向上です。ゴマ症は食味には影響しませんが、消費者は見た目で品質を判断するため、黒い斑点があるハクサイは敬遠される傾向があります。量販店の規格では、ゴマ症の発生程度によって等級が下がることがあり、出荷価格に直結する問題です。

生産者にとっては、栽培管理のリスクが軽減されるメリットもあります。ゴマ症の発生は気象条件や施肥量、収穫時期などの複合要因で左右されるため、栽培管理だけで完全に防ぐことは困難です。ゴマ症が出にくい品種を選ぶことで、多少の管理のばらつきがあっても秀品率を維持しやすくなります。

調理・販売面では、カット販売時の外観品質が特に重要です。ハクサイは1/4カットや1/2カットで販売されることが多く、カット面に黒い斑点が見えると消費者の購買意欲が低下します。ゴマ症が出にくい品種は、カット販売での歩留まりが安定しやすいという利点があります。

また、貯蔵・出荷調整の面でも有利です。ハクサイは収穫後の貯蔵中にゴマ症が進行することがあり、収穫時には症状が軽微でも、流通過程で症状が顕在化するケースがあります。ゴマ症が出にくい品種は、貯蔵後の品質安定性が高い傾向があります。

消費者・市場ニーズ

ゴマ症に対する消費者の認知と反応は、ハクサイの市場価値に大きな影響を及ぼしています。

消費者の多くは、ゴマ症を「病気」や「腐敗の兆候」と誤認する傾向があります。実際には生理障害であり食味や安全性に影響しないにもかかわらず、黒い斑点が散在するハクサイは「傷んでいる」「古い」と判断されて購入を避けられることが少なくありません。この消費者心理が、ゴマ症が出にくい品種への需要を押し上げています。

量販店の品質管理基準では、ゴマ症の発生程度に応じた等級区分が設けられていることが一般的です。ゴマ症が軽微であればB品扱い、ひどい場合は規格外となるケースがあります。特に、カット野菜として販売する場合は、内部のゴマ症が直接視認されるため、基準が厳しくなる傾向があります。

これ、実は業務用でもかなり重要なポイントです。加工業者やカット野菜工場では、ゴマ症の発生が多いロットは加工歩留まりが低下するため、仕入れ時にゴマ症の少ないハクサイを求める傾向が強まっています。安定した品質のハクサイを供給できる産地は、業務用取引での信頼を獲得しやすくなります。

直売所での販売では、ゴマ症の説明POPを添えて「食べても問題ありません」と表示する対応がとられることもありますが、やはりゴマ症のないハクサイのほうが売れ行きは良い傾向にあります。

栽培のポイント

ゴマ症が出にくい品種を選んだうえで、発生リスクをさらに低減するための栽培管理が重要です。

施肥管理はゴマ症対策の最も重要なポイントです。窒素の過剰施肥はゴマ症発生の大きな要因とされています。特に、収穫期に近い時期の窒素吸収量が多いとゴマ症のリスクが高まるため、追肥のタイミングと量を適切にコントロールすることが重要です。土壌診断に基づいた適正な施肥設計を行い、残肥にも注意を払う必要があります。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。ゴマ症の発生には温度変化のストレスも関与しています。急激な温度低下や、日中と夜間の温度差が大きい条件下では、ゴマ症が発生しやすくなるとされています。秋冬どりの場合、急激な寒波の到来前に収穫を完了するか、べたがけ資材等で温度変化を緩和する対策が有効です。

収穫のタイミングもゴマ症に影響します。過熟(結球が進みすぎた状態)になるとゴマ症が出やすくなる傾向があるため、適期収穫を心がけることが重要です。在圃期間が長くなりすぎないよう、出荷計画に合わせた作付けスケジュールの管理が求められます。

貯蔵時の温度管理も見逃せません。収穫後の高温保管はゴマ症を誘発するとされているため、速やかに予冷処理を行い、低温で保管することが品質維持につながります。

品種選びのコツ

ゴマ症が出にくいハクサイの品種を選ぶ際は、以下の観点を総合的に検討することが重要です。

  • ゴマ症耐性の明記: カタログに「ゴマ症が出にくい」「ゴマ症に強い」等の記載があるかを確認する
  • 栽培適期との適合: ゴマ症は秋冬の低温期に発生しやすいため、晩秋〜冬どり品種ではゴマ症耐性の重要度が特に高い
  • 結球の充実度: 結球が充実しすぎる(過熟になりやすい)品種はゴマ症リスクが高まる傾向があるため、在圃性とのバランスを確認する
  • 食味とのバランス: ゴマ症耐性と食味は必ずしもトレードオフではないが、品種ごとに食味の評価は異なるため、総合的に判断する
  • 根こぶ病耐性との両立: 根こぶ病が発生する圃場では、ゴマ症耐性と根こぶ病耐性の両方を備えた品種を選ぶことが望ましい
  • 貯蔵性: 貯蔵出荷を行う場合は、貯蔵後のゴマ症発生が少ない品種を優先する

意外と知られていないのですが、同じ品種でも栽培条件(特に窒素施肥量と収穫タイミング)によってゴマ症の発生程度は大きく変動します。品種のゴマ症耐性はあくまで「出にくい」特性であり、「絶対に出ない」わけではありません。試作段階で、自分の圃場条件・栽培管理でのゴマ症の発生具合を確認しておくことが重要です。

市場動向とこれから

ゴマ症が出にくいハクサイ品種に対する需要は、年々高まる傾向にあります。特に、量販店向けの契約栽培や業務用出荷においては、安定した外観品質が取引条件として重視されるようになっており、ゴマ症耐性は品種選定の重要な基準の一つになっています。

種苗メーカー各社もこのニーズに応えるべく、ゴマ症耐性を育種目標に組み込んだ品種開発を進めています。従来は耐病性(根こぶ病、べと病等)や結球性、耐寒性が主要な育種目標でしたが、近年はゴマ症耐性を兼ね備えた品種のラインナップが充実しつつあります。

今後の展望としては、カット野菜市場の拡大に伴い、ゴマ症が出にくい品種への需要はさらに高まると見られています。カット野菜は断面が直接消費者の目に触れるため、内部品質の安定性が特に求められます。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、ゴマ症対策は品種選びと栽培管理の両面から取り組むことが基本です。ゴマ症が出にくい品種の導入を検討する際は、既存品種との食味や収量の比較を試作で行い、総合的な品種評価を行ったうえで判断することが現実的なアプローチです。

まとめ

ゴマ症は、ハクサイの葉柄に黒褐色の斑点が出現する生理障害で、食味には影響しないものの商品価値を大きく低下させます。ゴマ症が出にくい品種を選ぶことで、秀品率の向上や貯蔵後の品質安定が期待できます。

栽培面では、窒素の過剰施肥を避け、適期収穫と収穫後の温度管理を徹底することがゴマ症抑制のポイントです。品種選びにあたっては、ゴマ症耐性だけでなく、栽培適期・耐病性・食味・貯蔵性を総合的に検討し、自分の圃場条件と販売先のニーズに合った品種を選定することが重要です。

46品種 表示中
冬到来90

冬到来90

渡辺農事株式会社

耐寒性高く在圃期間の長い黄芯系中晩生種 ■特性 ・播種後90日くらいでおよそ3.0〜3.5kgになる中晩生種。 ・尻張り、胴張りが良く、ボリュームのある円筒形。 球は濃緑色、球内色は鮮やかな黄色となる。 ・根こぶ病に強く、ごま症、石灰欠乏症などの生理障害が発症しにくく、栽培しやすい。 ・草姿は立性で、草勢は強く、外葉は大きく、結束作業性が良い。 ・耐寒性に優れ、在圃期間が長い。 ■栽培のポイント ・球葉を結束する作型では、老化苗を定植すると充分に結球しない場合があるため、 活着の良い若苗を定植する。 ・厳寒期の収穫では12月中下旬に結束作業を必要とする。結束前にあらかじめ害虫を 防除し、外葉が傷んでいない状態で結束する。 ・根こぶ病はレース(菌の種類)により発病することがある。適正な薬剤の使用、連作の回避、 土壌のpHの矯正や排水性の改善など総合的な防除対策が必要である。

冬到来75

冬到来75

渡辺農事株式会社

根こぶ病・生理障害に強い黄芯系中早生種 ■特性 ・定植後75日位で2.5kg位に太る中早生種。 ・胴張り、尻張り、包皮の良いボリューム感のある砲弾型となる。 ・寒さによる外葉の傷みが少なく、在圃性が高い。 ・球は濃緑色、球内色は鮮やかな黄色となる。 ・根こぶ病、ウイルス病などの病害に強く、ごま症や石灰欠乏症、芯の空洞症などの整理障害が発症しにくい。 ■栽培のポイント ・適期より前に播種すると、ウイルス病や軟腐病が発生する場合があるため、適期播種を厳守する。

大福®75日

大福®75日

株式会社トーホク

比較的気温の高い条件下でも高品質のハクサイが、タネまき後68~75日で収穫できる作りやすい中早生種。ゴマ症など生理障害耐性も備わっており、繊細な葉質で浅漬けは最高品質と定評があります。

CRRエンペラー

CRRエンペラー

小林種苗株式会社

根こぶ病に強力な抵抗性を持つ大型ハクサイ! 1. 外葉が濃緑・球内が黄色でコントラストの美しい90日タイプの中晩性品種。 2. 耐寒性は非常に強く、厳寒期どりに適する。 3. 冷涼地の7/中~8/上、中間地・暖地の8/中~9/上蒔きに適する。 4. 根コブ病に対して強力な抵抗性を持ち、軟腐病・ウィルス病などの一般病害、石灰欠乏症・ゴマ症等の生理障害にも強い。 5. 無理な早蒔きは病害の発生する可能性が高く、遅まきは葉数不足で不結球になるので適期蒔きを心がけて下さい。

NC-079

NC-079

ナント種苗株式会社

鮮やかなパープル発色を大幅に改良。 春作もできる晩抽性。ゴマ症・アンコに強い。 紫奏子の最終進化版がいよいよ登場。 【特 徴】 ● 「紫奏子」より収穫5日遅く、播種後75日タイプの中生。 ● 発色が大幅に進化!鮮やかな紫色(中肋部にも紫入る)。 ● 晩抽度が高く、春栽培も可能! ● ゴマ症、アンコ(石灰欠乏)など生理障害が非常に少ない。 【栽培のポイント】 ● 結球ステージが高温および低温期では結球が緩くなることがあるため、播種期を守ることが重要。 ● 秋蒔き限界8月下旬まで(一般地)。春蒔き限界2/20迄。

きらぼし65SP

きらぼし65SP

タキイ種苗株式会社

幅広い根こぶ病耐病性! 春まきも可能な晩抽早生種! ■特長 ・幅広い根こぶ病に耐病性をもつ「きらぼし」シリーズの早生65日タイプ。 ・秋どりはもちろん、晩抽性を生かした春まき栽培にも適する早生種。 ・玉は尻張り・胴張りのよい濃緑の砲弾形。 ・適期栽培では2.5kg程度に、よくそろい、一斉収穫に向く。 ・石灰欠乏症(縁腐れ・芯腐れ)やゴマ症などの生理障害の発生が少ない。 ■栽培の要点 ・早まきは避け、播種期を厳守する。 ・春まきの育苗では、最低気温13℃以上、最高気温25℃以下を目安に温度管理する。 ・苗の順化をしっかりと行い、スムーズな活着を図る。 ・定植後は初期から生育を促進して、早めに十分な外葉を作ることが重要。 ・芯葉が立ち上がるころの乾燥は、芯腐れや生育遅延による抽苔の原因となるので、適湿を保つよう適宜潅水を行う。

すて黄90(MHX-929)

すて黄90(MHX-929)

丸種株式会社

根こぶ病に強く、耐寒性のある冬どり黄芯系中晩生種! 1. 外葉は濃緑で耐寒性に優れ、球内色は濃黄色、90日程度で収穫できる中晩生種です。 2. 根こぶ病、べと病等に強く、ゴマ症や縁腐れ・芯腐れなどの生理障害の発生も少なく栽培が容易です。 3. 球頭はやや浅く被り、胴張り、尻張りの良い、一球3.0kg程度となる砲弾形です。 4. 葉質は良質で風味があり、食味が良いです。 5. 一般平坦地では、8月下旬から9月上旬播種、12月中旬から2月上旬収穫の栽培に適します。

ちよぶき70

ちよぶき70

株式会社サカタのタネ

耐病性、耐雨性に優れる強健な品種 ■特性 ● 春まきで定植後65〜70日、秋まきで播種後70〜75日で収穫できる中早生品種。 ● 外葉はコンパクトで立性。葉色は濃緑で肉厚、強健で頭部は深く抱合する。 ● 球形は胴張りする砲弾形で球長30cm前後、球重2.8〜3.0kg前後になる。 ● 球内色は全体に黄色が回り、カットしたときの見栄えがよい。甘みがのりやすく、食味、品質がよい。 ● 晩抽性が安定しており、晩春まき〜秋まきまで幅広く利用できる。 ● ゴマ症や石灰欠乏症によるチップバーン、アンコなどの生理障害に強く、栽培しやすい。 ● 根こぶ病には従来よりも幅広いレースに耐病性がある。軟腐病など他の病害にも非常に強い。 ■適応性 本品種は高冷地の3月下旬まき栽培から夏まき秋どり栽培、一般地の2月まきトンネル栽培および8月中旬~9月上旬まき11月どり栽培で利用できます。根こぶ病には幅広い耐病性を示し、軟腐病にも強く、高温多湿下で力を発揮します。 ■肥培管理 定植前に元肥を施用します。10a当たり窒素成分で15~18㎏を標準とします。有機肥料、微量要素材を併せて施用してください。追肥は10a当たり窒素成分で2~3㎏で2~3回に分けて施します。1回目は定植10日ほど後で株元に施します。2回目は定植20~30日(結球始め)で畝間に施し、除草も兼ねて中耕します。 ■播種と育苗と定植 春まき栽培では、育苗温度13℃以上を目安とし、約1カ月保温育苗をします。徒長した苗を作らないよう本葉4~5枚時までは灌水を控えめにします。8~9月まきの栽培では、本葉3枚程度で定植するように心がけます。苗の管理は徒長防止のため高床にします。灌水は天候を見ながらになりますが、過剰な灌水、午後2時以降の灌水も徒長の原因となるので避けます。老化苗を使うと定植後の活着、生育が悪くなり石灰欠乏症の原因ともなるので注意してください。定植後の極度な低温や乾燥も脇芽発生の原因となるので注意が必要です。 ■生理障害対策 石灰欠乏症などの生理障害は、圃場に十分な石灰、ホウ素があっても発生します。原因としては、老化苗の定植、過剰な施肥、過湿、結球期の極度な乾燥、気温の変化などで根の働きがこじれ、必要成分を十分吸収できない際に発生します。これにはハクサイの根張りをよく作ることが大切です。圃場へ「バイテクバイオエース」などの有機質肥料や、完熟堆肥を投入し健全な土づくりを心がけることによって、生理障害の発生を軽減させます。また、有機質に富んだ圃場のハクサイは風味がよく、品質の向上にもつながります。 ■収穫 頭部を押さえて硬くなり中身がある程度締まっていたら収穫です。収穫遅れは、石灰欠乏症や球内の退色によって品質が低下するので適期収穫を心がけます。

みねぶき505

みねぶき505

株式会社サカタのタネ

耐雨性が優れゴマ症が出にくい ■特性 ● 根こぶ病、べと病、黒斑細菌病に耐病性がある。 ● 耐湿性、耐雨性が優れ、石灰欠乏症、ゴマ症などの生理障害にも強く、栽培しやすい。 ● 定植後の水不足で生理障害が出ることがあるので、なるべく灌水設備のある圃場に作付けをする。 ■適応性 本品種は、高冷地の4月中旬~5月中旬まき栽培および夏まき秋どり栽培に向きます。 高冷地の3月中旬まきでは抽だいする可能性があります。根こぶ病はレースによって発病することがあるので注意してください。 ■肥培管理 定植前に元肥を施します。窒素成分で15~18㎏/10aが標準となります。有機肥料、微量要素材を併せて施してください。追肥は窒素成分で2~3㎏/10aで2~3回に分けて施します。1回目は定植10日後程で株元に施します。2回目は定植20~30日後程(結球始め)で畝間に施し、除草も兼ねて中耕します。 ■播種と育苗と定植 春まき栽培では、育苗温度13℃以上を目安とし、約1か月保温育苗をします。徒長した苗を作らないよう本葉4~5枚時までは灌水を控えめにします。夏まき栽培では、本葉2~3枚時に定植するように心がけます。苗の管理は徒長防止のため高床にします。灌水は天候を見ながらになりますが、過剰な灌水、午後2時以降の灌水も徒長の原因となるので避けましょう。老化苗を使うと定植後の活着、生育が悪くなり石灰欠乏症の原因ともなるので注意します。定植後の水不足が本品種には障害を引き起こす原因になります。なるべく灌水設備のある圃場に作付けしてください。 ■生理障害対策 石灰欠乏症などの生理障害は、圃場に十分な石灰、ホウ素があっても発生します。原因としては、老化苗の定植、過剰な施肥、過湿、結球期の極端な乾燥、気温の変化などで根の働きがこじれ、必要成分を十分吸収できない際に発生します。これにはハクサイの根張りをよく作ることが大切です。圃場へ「バイテクバイオエース」などの有機質肥料や、完熟堆肥を投入し健全な土づくりを心がけることによって、生理障害の発生を軽減させます。また、有機質に富んだ圃場のハクサイは風味がよく、品質の向上にもつながります。 ■収穫 頭部を押さえて硬くなり中身がある程度締まっていたら収穫です。

ゆめぶき506

ゆめぶき506

株式会社サカタのタネ

石灰欠乏症に強い早生品種 ■特性 ● 春まきで定植後63日、秋まきで播種後67日程度で収穫できる早生品種。 ● 「ゆめぶき502」より大柄になる晩抽性品種。高冷地の春まきや一般地の冬まきトンネル栽培で能力を発揮する。 ● 外葉は鮮緑色で頭部はよく包被する。球形は胴張りする砲弾形で、球長28cm前後、球重3.0kg前後になる。 ● 球内色は全体に黄色が回り、カットしたときの見栄えがよい。肉質がやわらかく、品質がよい。 ● 晩抽性があり結球性も安定しており、幅広い作型で利用できる。 ● 根こぶ病に耐病性がある。ゴマ症や、石灰欠乏症によるチップバーンやアンコなどの生理障害にも強く、栽培しやすい。 ■適応性 本品種は高冷地の3月中旬から4月下旬まき栽培(加温または保温による育苗が必要)で利用できます。温暖地、暖地では、1月中下旬から3月上旬播種の加温育苗、トンネル栽培、8月中旬~9月上旬播種の秋どり栽培で利用できます。 ■肥培管理 定植前に元肥を施します。窒素成分で15~18kg/10aが標準となります。有機肥料、微量要素材を併せて施してください。追肥は窒素成分で2~3kg/10aで2~3回に分けて施します。1回目は定植10日後程で株元に施します。2回目は定植20~30日後ほど(結球始め)で畝間に施し、除草も兼ねて中耕します。 ■播種と育苗と定植 春まき栽培では、育苗温度13℃以上を目安とし、約1カ月保温育苗をします。徒長した苗を作らないよう本葉4~5枚時までは灌水を控えめにします。8月、9月まきの栽培では、本葉2~3枚時に定植するように心がけます。苗の管理は徒長防止のため高床にします。灌水は天候を見ながらになりますが、過剰な灌水、午後2時以降の灌水も徒長の原因となるので避けます。老化苗を使うと定植後の活着、生育が悪くなり石灰欠乏症の原因ともなるので注意してください。定植後の極度な低温や乾燥も脇芽発生の原因となるので注意が必要です。 ■病害虫防除 暑い時期の育苗ではハイマダラノメイガ(シンクイムシ)、コナガ、ヨトウムシの被害が発生しやすくなります。苗床の入口には寒冷紗などを張って極力害虫の侵入を防ぎます。定植後は、害虫が大きくなり農薬が効きにくくなる前に早めの防除を心がけてください。性フェロモンを利用したフェロモントラップを圃場に設置するのも減農薬につながる技術として有効です。 ■生理障害対策 石灰欠乏症の生理障害は、圃場に十分な石灰、ホウ素があっても発生します。原因としては、老化苗の定植、過剰な施肥、過湿、結球期の極度な乾燥、気温の変化などで根の働きがこじれ、必要成分を十分吸収できない際に発生します。これにはハクサイの根張りをよくつくることが大切です。圃場へ「バイテクバイオエース®」などの有機質肥料や、完熟堆肥を投入し健全な土づくりを心がけることによって、生理障害の発生を軽減させます。また、有機質に富んだ圃場のハクサイは風味がよく、品質の向上にもつながります。 ■収穫 頭部を押さえて硬くなり中身がある程度しまっていたら収穫です。収穫遅れは、石灰欠乏症や球内の退色によって品質が低下しますので適期収穫を心がけてください。

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