栽培環境・条件

露地向きのメロン品種一覧 全10種類

露地栽培向きメロン 露地栽培向きメロンとは 露地栽培向きメロンとは、ビニールハウスや加温設備を使わず、屋外の自然環境、またはトンネル被覆のみを用いた栽培を前提に育種・選抜された品種群を指します。ハウス向き品種と比べて、気温の変動・降雨・風な

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ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

露地向きについて

露地栽培向きメロン

露地栽培向きメロンとは

露地栽培向きメロンとは、ビニールハウスや加温設備を使わず、屋外の自然環境、またはトンネル被覆のみを用いた栽培を前提に育種・選抜された品種群を指します。ハウス向き品種と比べて、気温の変動・降雨・風などの自然条件に対する適応性が高く、低コストで生産できる点が大きな特徴です。

「露地栽培」の定義は産地や文脈によって幅があります。完全に被覆なし(地這い栽培)から、簡易なトンネルビニールで春の低温期だけ保護するトンネル栽培まで、幅広い栽培形態が「露地向き」に含まれることがあります。本記事では、加温設備なしのトンネル・露地栽培を対象として解説します。

露地向き品種の主な系統は、プリンスメロン系・ホームラン系・ノーネット系品種、および一部のネット系品種です。株式会社サカタのタネの「プリンス」「プリンスPF」「プリンスPF6号」はその代表格であり、日本の露地メロン文化を長年支えてきた品種です。

露地栽培の特性とメリット

露地(トンネル)栽培でメロンを生産する最大のメリットは、施設コストの大幅な削減です。

加温温室や大型ハウスの建設・維持には多額の初期投資と維持費がかかります。露地・トンネル栽培は被覆資材(ビニールシート・不織布等)のコストのみで生産が可能であり、小規模農家や兼業農家でも取り組みやすい栽培形態です。

労働ピークの分散も露地・トンネル栽培の特性です。ハウス栽培では施設内での管理作業が集中しやすいですが、露地栽培は圃場面積の調整が比較的自由であり、経営規模に合わせた作付けが可能です。

ただし、気象リスクへの対応は露地栽培の課題でもあります。春先の低温・梅雨時の多雨・夏の高温などの気象条件が品質と収量に直接影響するため、品種の耐候性と栽培管理での対応が重要になります。

初期低温対策とトンネル栽培

春先のトンネル栽培では、発芽・初期生育期の低温対策が重要なポイントです。

メロンの発芽に適した地温は25〜30℃程度とされており、この温度を下回ると発芽が遅れるか、揃いが悪くなります。春の早い時期に播種・定植を開始する場合は、保温性の高いトンネル資材の選択と、必要に応じた電熱線等の補助加温が有効です。

露地向き品種の中には、低温条件下での着果性(低温着果性)が比較的安定している品種があります。春先の気温がまだ十分に上がらない時期でも確実に着果が得られることは、収穫時期の安定化と収益の確保につながります。品種カタログで「低温着果性」「春先の着果安定」などの記載を確認しておくと、品種選びの参考になります。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。トンネル栽培では、着果期前後のトンネル開閉作業(換気)が重要です。昼間の高温でトンネルを開けたまま夜間の低温にさらすと着果障害が起きることがあり、天気予報を確認しながらの管理が求められます。特に変わりやすい春の天候への対応が、露地メロン栽培の技術的な核心の一つです。

地這い栽培の特性

露地メロンの伝統的な栽培形態である地這い(ほふく型)栽培は、現在でも産地によっては主要な作型の一つです。

地這い栽培では、つるを地面に這わせて伸ばすため、支柱や誘引資材が不要で省力的です。果実も地面に置かれた状態で肥大するため、風による落果リスクが低いという利点があります。一方で、果実の地面接触部が変色・傷つきやすく、外観品質の維持に工夫が必要です。敷きわらやマルチを果実の下に敷くことで、汚れや腐敗防止に効果があります。

地這い栽培向きの品種は、つるが旺盛に伸びる草勢の強さを持ち、着地した茎から根が出る(不定根)ことで生育を安定させる特性を持つものが多いです。この特性は露地の高温乾燥ストレスへの耐性にもつながります。

病害対策のポイント

露地・トンネル栽培では施設栽培に比べて病害リスクのコントロールが難しく、品種の耐病性が生産安定に直結します。

べと病は梅雨時期の多雨・多湿条件で特に発生しやすく、露地・トンネル栽培での重要病害です。降雨直後から感染が拡大するケースが多く、梅雨期のトンネル栽培では予防的な防除と耐病性品種の選択が両輪で重要です。

うどんこ病は夏の乾燥条件でも発生し、晩夏から秋の露地栽培期間中にも被害が広がることがあります。露地品種であってもうどんこ病耐性のある品種を選ぶことで、防除の手間と薬剤コストを抑えることができます。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、露地メロン産地での病害防除は、気象予報を活用した発生予察と、耐病性品種の活用を組み合わせた体系が一般的です。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

品種選びのコツ

露地栽培向きメロンの品種を選ぶ際に確認しておきたいポイントを整理します。

  • 低温着果性: 春先のトンネル栽培を計画している場合は、気温が十分上がる前でも着果が安定する品種を選ぶ
  • 高温適応性: 夏期の露地栽培では高温による着果障害・果実障害のリスクがある。夏播き品種や高温期の栽培適性を確認する
  • べと病・うどんこ病耐性: 露地・トンネル栽培では病害リスクが高い。両病害への耐性を合わせて確認する
  • 果皮の強度: 降雨・風雨にさらされる露地条件では、果皮の傷みに強い品種が有利
  • 栽培形態との適合: 地這い・立体誘引のどちらが主体かによって、推奨品種が異なることがある
  • 日持ち・輸送性: 露地品種は比較的追熟が速い傾向があるため、出荷先の距離に合った日持ち性の品種を選ぶ
  • 果実サイズの規格: 量販店出荷では一定の果実サイズへの均一性が求められる。品種の平均果実重量と揃いやすさを確認する

まとめ

露地栽培向きメロンは、施設コストを抑えた生産が可能な品種群であり、トンネル栽培・地這い栽培を含む多様な作型に対応しています。プリンスメロン系に代表されるように、国内の露地メロン市場を支えてきた歴史的な品種群です。

春先の低温対策・梅雨時のべと病リスク・夏の高温対応など、季節ごとの課題への対応が露地栽培では重要です。品種の耐病性・低温着果性・気候適応性を確認しながら、自分の栽培地域と作型に合った品種を選んでみてください。露地栽培向きメロンの品種一覧もあわせてご参照ください。

10品種 表示中
オードリー

オードリー

株式会社むさしのタネ

地這でも作れる 青肉ネットメロン ■特性 〇果実が正球形で安定しており、果皮は灰緑色で、美しいネットが入る。果肉は黄緑色で厚く、肉質は緻密で適度に締まり、日持ちにも優れる。糖度は高く、大変おいしい。 〇草姿はやや大葉で節間は短め。雌花の着生・着果は安定しており、高温期の栽培でもツル持ちが良い。 ■病害虫抵抗性 〇ウドンコ病に強く、つる割れ病(レース0、2)に抵抗性がある。 ■栽培のポイント 〇地這栽培でも栽培可能で、露地栽培ではトンネルの設置をした方が栽培しやすい。成熟日数は交配後52日程度が目安。

キスロマン®メロン

キスロマン®メロン

株式会社埼玉原種育成会

◎アールス系メロンと露地ネットメロンのニューハイブリッド。 ◎作りやすさ抜群、ハウス、露地ともに栽培可能。 ◎外観、中身の充実度、このクラス最高。 ◎グレードアップされた上品な食味と店持性 ◎変形果、発酵果少なく、店持ち性に優れる。 ◎ハウスの這い作りはもちろん、立ち栽培にも適する。 ■キスロマン1号  アールス系並の食味で、日持ち抜群である。  雌花の着生良く、連続着果しやすい。  適作型:各地春作に適する。 ■キスロマン2号改良  低温伸長性、低温肥大性に優れた大玉のネットメロン  雌花の着生良く、連続着果しやすい。  適作型:各地春作の早播きに最も適する。 ■キスロマン6号  根系の発達良く、樹勢強く、耐暑性に優れた品種  アールス系並の食味で、日持ち抜群である。  適作型:春作の後半と露地栽培に適する。 ■キスロマン7号  雌花の着生良く、連続着果しやすい。  ウドンコ病に強い  適作型:各地春作に適する。耐暑性あり。 ■キスロマン67  特に耐暑、耐乾性に優れ夏の高温期の栽培でも極めて作りやすい品種。  根系の発達良く、遅い作型に適す。  アールス系並の食味で、日持ち抜群である。 ■キスロマンエイト  草勢が特に強く、露地栽培に力を発揮。  耐暑性あり、着果性良好。  肥大性の高い、玉揃いの良いネットメロン。 ■キスロマンりぼん  草勢は中位、葉は小~中葉、雌花着生良好。  糖度は17~18度で上がりやすく、登熟日数は50日と今までのキスロマンより早く  収穫が可能 ■キスロマン31  高品質、高糖度で、食味に特化した品種。  低温肥大性あり。  幅広い作型に適す。

白鳥

白鳥

丸種株式会社

作りやすくておいしいメロン 1. プリンスメロンに準ずる、露地栽培用の形状が美しく美味しいメロンです。 2. 高円形の果実は約500gとなり、甘味と芳香に優れます。 3. 草勢は強く、作りやすいです。播種後約120日で収穫できます。

アップリー

アップリー

ナント種苗株式会社

果皮は薄くてサクサク。 リンゴみたいに丸かじりもできる 甘くてジューシーな うす皮緑肉メロン。 ■特徴 ・果実サイズは400~500gでやや小ぶりなリンゴサイズ。 ・果皮はとても薄く、サクサクして歯切れ良い。 ・果肉は緑色で肉質ジューシー。糖度13~15度で十分に甘い。 ・種も非常に小さいので、種ごと食べられます。 ・食べきりサイズで、生ゴミがほぼ出ないSDGsなメロンです。 ・草勢は中程度。うどんこ病耐病性は無いので、防除は必須。 ・交配後30~35日で収穫適期。果皮が薄く黄色になり始めたら収穫のサイン。 ・収穫直後は果皮に苦味が残るが、1日置くと苦味が無くなる。 ■栽培のポイント ・雌花は子蔓の1節目に安定して着生。 ・整枝栽培の場合、1蔓あたり5~6個着果させる。 ・着果数が少ないと収穫前に首回りの裂果が発生しやすくなる。 ・他のメロンと比べると耐雨性もあり、露地栽培も可能。 ・しかしながら、裂皮防止のために雨よけトンネルを推奨します。 ■コメント 放任栽培の場合は、株間120~150cm、畝間200~250cm、本葉4~5枚で親蔓を摘芯します。着果は定植後1か月を目安に行い、それまでに着果した果実は摘果する。果皮色が薄く黄色に変色し始めたら収穫開始。1株から20果ほど収穫できます。

アルプス

アルプス

丸種株式会社

甘さと芳香のノーネットメロン 1. 露地栽培が容易なノーネットメロンです。 2. 果実は約700gとなり、芳香があり美味しいです。 3. 開花後40日位で収穫、3~5日程度後熟した頃が食べごろとなります。

サンライズ

サンライズ

ナント種苗株式会社

ディス・イズ・「露地deメロン」!病気に強く作りやすい 赤肉メロンの金字塔。あま~い香りに包まれてください! ■特徴 ・生育旺盛で、うどんこ病・べと病に耐病性の地這栽培用の赤肉メロンです。 ・果実は1~1.3kgで淡い黄色の果皮にネットが入ります。 ・果肉は厚く、淡いオレンジ色。トロリとろける食感で、糖度は14度程度に安定。甘い香りが広がります。 ・交配から43日程度で収穫。果皮が緑色から黄色に変色すれば収穫です。 ■露地deメロン成功のポイント ・露地でOKとは言え、雨の跳ねかえりには弱いので、せめて黒マルチだけは敷きましょう! ・基本的に放任栽培でOKですが、たくさん着果している場合は1株6果に間引きして、糖度UP! ・ネットが入り始めたところに、メロンシートを敷いて水が溜まるのを防げば、成功確率は大幅UP!

マラカス

マラカス

株式会社大和農園

マラカス ■基本情報 品目 メロン タイプ ネット・緑肉 糖度 15〜16度 果重 1.5〜1.7kg 登熟目安 50〜55日 ■品種特徴 ○ハウス〜露地栽培の地這、立体栽培兼用品種。 ○つる割病(レース0)に抵抗性があり、うどんこ病に強い。 ○果肉は淡緑で厚く、ネットは細く密に発生する。 ○登熟日数は50〜55日を目安とする。 ■栽培方法 <植え付け> 元肥は全面施肥・1㎡あたり、苦土石灰100g・堆肥2kg・緩効性肥料100gとする。畦幅2.5m、株間60~80㎝でマルチを張り、トンネルを作る。本葉4~5枚の苗を畦端30㎝に定植する。子ヅルは畦に直角に伸ばす。 <整枝・着果> 親ヅルは4~5枚で摘芯する。揃った子ヅルを2本出し、25節位で摘芯する。子ヅルの10~15節位から出る孫ヅルの1節目に着果させる。着果までの側枝は摘除する。地這栽培の場合、メロンマットを敷く。

モンロー

モンロー

株式会社むさしのタネ

地這でも作れる 赤肉ネットメロン ■特性 〇果形は正球形、果皮は灰緑色で、ネットは大変美しい。果肉は鮮やかなオレンジ色で、肉質は適度に締まり、糖度は高く大変おいしい。 〇草姿は小葉で節間は中位でコンパクト。雌花の着生・着果は安定しており、高温期でもツル持ちが良い。 ■病害虫抵抗性 〇ウドンコ病に強い耐病性があり、ツル割れ病(レース0、2)に抵抗性がある。 ■栽培のポイント 〇地這栽培でも栽培可能で、露地栽培では雨よけトンネルの設置をした方が栽培しやすい。成熟日数は交配後52日程度が目安。

縞旨瓜(しまうまうり)

縞旨瓜(しまうまうり)

愛三種苗株式会社

全く新しい交配種の瓜で、マクワウリとメロンの両親をかけ合わせのハイブリッドです。マクワ瓜の良いところの、露地栽培ができる点と、 メロンの良いところの糖度が高く、食味がよい点を併せ持つ品種です。 主に家庭菜園の定植の頃に植えていただき、8月頃収穫になります。 真夏の盛夏期に、直売所などで出荷物が乏しくなる頃に店頭で鮮やかな黄色が売り場で目立ちます。 (注)果実は硬く日持ちは抜群ですが、反面完熟にしないと糖度が低いので慌てて収穫せず、果実に少しヒビが入った頃に収穫していただくと大変甘くなります。うどんこ病に強く、土壌病害にも強い。

黄旨瓜(きいうまうり)

黄旨瓜(きいうまうり)

愛三種苗株式会社

全く新しい交配種の瓜で、マクワウリとメロンの両親をかけ合わせのハイブリッドです。マクワ瓜の良いところの、露地栽培ができる点と、メロンの良いところの糖度が高く、食味がよい点を併せ持つ品種です。 主に家庭菜園の定植の頃に植えていただき、8月頃収穫になります。 真夏の盛夏期に、直売所などで出荷物が乏しくなる頃に店頭で鮮やかな黄色が売り場で目立ちます。 (注)果実は硬く日持ちは抜群ですが、反面完熟にしないと糖度が低いので慌てて収穫せず、果実に少しヒビが入った頃に収穫していただくと大変甘くなります。うどんこ病に強く、土壌病害にも強い。

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