越谷インゲン
公益財団法人自然農法国際研究開発センター
・埼玉県越谷市の自然農法実施者が長年自家採種してきたつるありインゲン。 ・莢長18㎝、濃緑色の丸平莢、良質肉厚で柔らかく、食味が良い。 ・草勢が強く耐暑性のある中生種で、初期収量は少ないがつる持ちが良く、秋口まで長期間収穫できる。
耐暑性インゲン 耐暑性インゲンとは 耐暑性インゲンとは、夏季の高温条件下でも着莢性が安定し、品質の良い莢を収穫できるインゲンマメ品種の総称です。インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)は中南米原産のマメ科作物で、生育適温は15〜
耐暑性インゲンとは、夏季の高温条件下でも着莢性が安定し、品質の良い莢を収穫できるインゲンマメ品種の総称です。インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)は中南米原産のマメ科作物で、生育適温は15〜25℃とされています。30℃を超える高温が続くと花が落ちやすくなり(落花)、着莢率の低下や莢の曲がり、短莢化といった品質低下が顕著になります。
インゲンマメは花芽分化から開花・着莢に至る過程が高温に対して敏感であり、特に開花期の高温は受粉障害を引き起こします。耐暑性品種は、こうした高温期の受粉・着莢に対する耐性が相対的に高く、夏場でも安定した収量を確保できる特性を備えています。
まず押さえておきたいのが、インゲンマメの夏季栽培では、品種の耐暑性に加えて灌水管理や遮光などの栽培技術を組み合わせなければ、十分な成果が得られないという点です。耐暑性品種の導入は重要な第一歩ですが、それだけで高温期の課題がすべて解決するわけではありません。
耐暑性インゲンを導入する最大のメリットは、夏季の出荷量を安定させられることです。インゲンマメは周年で需要がある一方、夏場は高温による着莢不良で供給量が減少し、市場価格が上昇する傾向があります。耐暑性品種を活用することで、端境期の高単価出荷が可能になり、経営面での収益性向上が期待できます。
周年出荷体制を構築するうえでも、耐暑性品種は品種リレーの重要な一翼を担います。春どり品種から耐暑性品種へ、さらに秋どり品種へとつなぐことで、取引先への年間を通じた安定供給が実現しやすくなります。
また、インゲンマメは播種から収穫までの期間が比較的短い作物です。夏季でも安定して着莢する品種を使えば、短いサイクルで複数回の作付けが可能となり、圃場の回転率を高める効果もあります。
耐暑性品種は高温期の着莢性に優れる反面、低温期には莢の肥大が遅くなるなど、他の品種と比較して秋冬期の適性がやや劣ることがあります。耐暑性品種を通年で使用するのではなく、作期に応じた品種の使い分けが基本です。
耐暑性が高いとされる品種であっても、35℃を超える猛暑が連続する条件では着莢率の低下が避けられないケースがあります。品種ごとの耐暑性の程度と、栽培地域の夏季の気温条件を照らし合わせた品種選定が重要です。
耐暑性インゲンが特に力を発揮するのは、6月下旬〜9月の高温期における栽培です。一般的なインゲンマメの夏まき栽培は着莢不良のリスクが高くなりますが、耐暑性品種の利用によってこの時期の栽培安定性が向上します。
暖地や平坦地の露地栽培では、7〜8月の盛夏期が最も厳しい条件となります。この時期の栽培には耐暑性品種が不可欠であり、寒冷紗による遮光や敷きわらによる地温抑制との併用が効果的です。
高冷地では夏季でも比較的冷涼なため、通常品種でも栽培できる場合がありますが、近年の気温上昇に伴い、高冷地でも耐暑性品種のニーズが高まっています。標高や地域の気象条件によって状況が異なるため、地元の栽培暦や試験場の情報を参考にすることが有効です。
ここからが実際の栽培で差がつくところです。耐暑性品種を選んでも、圃場の地温管理をおろそかにすると根が傷み、草勢が落ちて着莢性が低下します。マルチフィルムの種類(白マルチや銀マルチなど地温抑制効果のあるもの)の選択も含め、地温対策を総合的に講じることが夏季栽培の成功率を左右します。
耐暑性インゲンの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。
意外と知られていないのですが、インゲンマメの夏季栽培では、播種後の発芽と初期生育の確保が重要なポイントです。高温・乾燥条件での播種は発芽ムラの原因になるため、夕方播種や十分な灌水による地温・土壌水分の管理が発芽率を左右します。耐暑性品種であっても、この初期段階の管理が不十分だと、その後の生育と着莢に影響が残ります。
耐暑性インゲンの夏季栽培では、高温障害を軽減するための環境管理が品質確保の鍵となります。
灌水管理は最も重要な要素の一つです。高温期はインゲンマメの蒸散量が増大し、水分不足は落花や莢の品質低下に直結します。朝の灌水を基本とし、土壌表面が乾きすぎないよう適切な灌水頻度を維持します。ただし、過湿は根腐れの原因になるため、排水性の確保も重要です。
地温管理として、白マルチや銀マルチの利用が効果的です。黒マルチは地温を上昇させるため、夏季栽培には適しません。敷きわらも地温抑制と土壌水分保持の両面で有効な手段です。
遮光については、寒冷紗(遮光率20〜30%程度)を利用して直射日光を抑えることで、花の落下を軽減できます。ただし、過度な遮光は徒長を引き起こし、逆に着莢を悪化させることがあるため、遮光率の調整がポイントです。
施肥管理では、元肥を適量施したうえで、着莢開始後に追肥を行うことが基本です。高温期は肥料の吸収・消耗が早いため、追肥のタイミングを逃さないことが大切です。ただし、窒素過多は蔓ボケ(栄養生長過多による着莢不良)の原因になるため注意が必要です。
収穫は適期を逃さず行うことが品質維持のポイントです。高温期は莢の生育が早く、収穫が1〜2日遅れるだけで莢が硬くなり、種子の膨らみが目立つようになります。朝の涼しい時間帯に収穫し、速やかに予冷することで鮮度を保持します。
耐暑性インゲンの需要は、夏季の安定供給への要請が強まる中で着実に拡大しています。量販店や外食産業にとって、夏場のインゲンマメの安定調達は課題の一つであり、耐暑性品種を活用した夏どり産地への期待は高い状況です。
品種育成の面では、耐暑性と莢の品質(色・形状・食味)の両立が主要な育種目標です。従来の耐暑性品種は「暑さに耐えられるが莢の品質がやや劣る」という課題がありましたが、近年の品種改良によって高温期でも莢色の濃さや莢の真っ直ぐさを維持できる品種が増えてきています。
産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、夏季のインゲンマメ生産は今後も需要に対して供給が追いつかない状況が続くと見込まれます。気候変動の影響で従来の産地でも夏季の高温化が進んでおり、耐暑性品種の必要性はさらに高まっていくと考えられます。
耐暑性インゲンは、夏季の高温条件下でも着莢性が安定し、品質の良い莢を収穫できる品種群です。端境期出荷による高単価販売と、周年供給体制の構築が生産者にとっての大きなメリットです。
品種選びにあたっては、つるあり・つるなしの選択、莢の形状・長さ、耐病性を総合的に検討することがポイントです。栽培面では、灌水管理の徹底、地温抑制のためのマルチ選択、適度な遮光、適期収穫が高温期の品質維持の鍵となります。品種の耐暑性だけに頼るのではなく、栽培環境の管理技術と組み合わせることで、安定した夏どりインゲンマメの生産が実現します。
公益財団法人自然農法国際研究開発センター
・埼玉県越谷市の自然農法実施者が長年自家採種してきたつるありインゲン。 ・莢長18㎝、濃緑色の丸平莢、良質肉厚で柔らかく、食味が良い。 ・草勢が強く耐暑性のある中生種で、初期収量は少ないがつる持ちが良く、秋口まで長期間収穫できる。
中原採種場株式会社
耐病・耐暑性最強、つるあり平莢種!! ■特性 ・従来のアメリカ菜豆に比べ莢が柔かく、幾分広巾になっている。 ・莢は淡緑色で長さ15cm位の極めて優美な形で、肉質は軟らかで筋がないが、収穫が遅れると固くなるので早目に収穫する。 ・耐暑・耐病性が極めて強く、高温でも比較的結果性があるので暖地の栽培に適する。
株式会社サカタのタネ
極濃緑で莢付きがよいつるなしインゲン ■特性 ・丸莢で長さ12㎝前後、莢幅6〜7㎜程度のスリムタイプ。 ・莢が極濃緑でそろい、ゆで上がりの色もきれい。 ・葉が小さく草姿がコンパクトにまとまるので栽培管理が容易。 ・収穫適期以降の莢の太りが緩慢なので、一斉収穫も可能な中生品種。 ・おかずの付け合わせだけでなく、炒め物や、天ぷらの具材としても適します。 ■適応性 インゲンの栽培適温は10〜25℃で、20℃前後が最もよく生育します。 しかし発芽適温は25℃前後と高く、特に寒い時期は温度をしっかり保てる環境をつくるようにしましょう。 10℃以下では生育が止まり、30℃以上になると乾燥と重なって、莢つきが悪くなったり、曲がり莢が増えたりすることがあります。 ハウス栽培では日中20〜25℃で、夜温15〜18℃を目安にビニールの開閉を行うとよいでしょう。 耐暑性のある品種ではありますが、着莢不良や莢形状の乱れ、曲がりや欠粒などが生じやすいので、盛夏期の栽培は避けた方がよいでしょう。 ■畑の選定 土質はあまり選びませんが、排水のよい肥沃な土壌が適します。 連作すると病害虫が多くなり、年々収量が落ちてくるので、状況に応じて2〜3年の休栽期間をおいた方がよいでしょう。 ハウス・露地栽培を問わず、秀品率向上のためにはマルチ栽培が有効です。 マルチングをすることで、春先でも発芽適温を保ちやすく、また泥の跳ね上がりによる病害の抑制効果も期待できます。 さらに土壌水分を保持しやすいため、開花後の水分管理がしやすいなどの利点があります。 開花後に乾燥にあうと、着莢不良や曲がり莢が増えることがあるので、秀品率を上げるためにも少量多灌水がおすすめです。 ■肥培管理 酸性土壌に弱いので、栽培前に苦土石炭などを全面に施し矯正しておきましょう。 10aあたりの標準施肥量は窒素12〜15kg、リン酸15〜18kg、カリ12〜15kgが目安となりますが、圃場条件や前作の残効肥料分を考えて増減させてください。 長い期間、よい物を収穫するためには、良質な完熟堆肥の投入が好ましいです。 追肥時期については開花後とし、生育を見ながら樹バテさせないように行いましょう。 つるなし品種ですが、秀品率を上げるだけでなく、収穫作業を軽減させるためにも誘引を行った方がよいでしょう。 誘引方法については、フラワーネット(20〜25cm目)を一段、定植後に高さ20〜30cmほどの所に設置するほか、紐や針金を横に張る誘引などの方法があります。 ■収穫 収穫は莢の長さ12〜14㎝、莢幅6〜7㎜前後になったころに行います。 収穫適期を過ぎてからの収穫は莢の品質を落とし、樹が疲れてしまい収量が落ちることがあるので注意してください。 作型にもよりますが2〜3日ごとの収穫が最適となります。 収穫期の後半や樹バテすると莢が少し平たくなったり、莢伸びが悪くなったりするので注意します。
山陽種苗株式会社
多収で暑さに強い丸莢インゲン! 農林水産省品種登録第20553号(登録名ナリブシ)(独)国際農林水産業研究センター育成 ■特性 つるあり・すじなしの丸莢種。 生育日数50~55日の中早生種で花色は赤。 莢色は鮮緑色で莢長15cm前後。 耐暑性があり、多収である。 ■栽培のポイント ポット育苗の場合は徒長しやすいので、定植および誘引を早めに行う。 畝幅1m、1条、株間40cmにする。 肥料切れすると減収するので、元肥は緩効性肥料や有機質肥料を施し、追肥は開花初期から葉色を見ながら適時施す。 つるの下部から良く着莢するので、土のはね上がりによる汚れ防止のためにマルチ栽培すると良い。 高温期の栽培では開花期以降の乾燥に注意し、適時灌水を行う。また、ハダニ等も発生しやすい時期なので防除に努める。 収穫は莢長15cm位の若莢が適期で、遅れると長莢となり硬くなるので適期収穫に努める。
中原採種場株式会社
耐暑性が強い早生豊産種!! ■特性 ・熊本県の一地方で栽培されていた、つるあり、平莢の選抜品種。 ・生育は旺盛で、開花後15〜20日で収穫となり、収穫期間が長くて多収である。 ・莢は13cm内外の平莢、淡緑色で曲り少なく、スジができにくく、食味がすぐれ、市場性が高い。 ・夏期の収穫を主体とした冷涼地の抑制栽培、ハウス抑制、促成栽培に適している。
株式会社サカタのタネ
すじが出にくく、歯触りのよいサラダ食感インゲン ■特性 ・長莢タイプで長さが約15~17cm、幅は8~9mmの丸莢。莢が長いことで、既存品種との差別化を図り、おいしさの目安として認識しやすくした品種。 ・「サクサク王子」よりもコンパクトな草姿で、すじの発生が非常に遅く、一斉収穫にも適する。 ・葉の大きさも「サクサク王子」と比べて小さいので、薬剤散布の際に薬が株全体にかかりやすく、葉が繁茂することでの蒸れも少ない。 ・莢が柔らかく、短時間(2分程度)での調理が可能で、サッとゆでてサクサクとした食感を楽しんだり、炒め物に使ったり、天ぷらの具材としてもおすすめ。 ■適応性 インゲンの生育適温は15~25℃で、発芽適温も20~30℃と高く、発芽初期の生育は20℃と高めの方がよいです。 10℃以下では生育が止まり、30℃以上になると乾燥と重なって、莢着きが悪くなったり、曲がり莢が増えることがあります。ハウス栽培では日中20~25℃で、夜温15~18℃を目安にビニールの開閉を行います。耐暑性がある品種ですが、インゲンとしての性質上、盛夏期は着莢不良や莢の形状が乱れやすいので(曲がりや欠粒など)、栽培は避けた方がよいでしょう。 ■畑の選定 土質はあまり選びませんが排水、保水のよい地力のある所が好適です。連作すると病害虫が多くなり、年々収量が落ちてくるので、状況に応じて2~3年の休栽期間をおくか、土壌改良することをおすすめします。 ハウス・露地栽培を問わず、秀品率向上のためにはマルチ栽培がよいです。マルチングをすることで、春先であれば、発芽適温を保ちやすく、また泥の跳ね上がりによる病害の抑制効果も期待できます。さらに土壌水分を保持しやすいことから、開花後の水分管理がしやすいなどの利点が挙げられます。 露地栽培においては、より安定した収穫のためにも雨よけ栽培が向きます。 開花後に乾燥にあうと、着莢不良や莢曲がりが増えることがあるので、秀品率を上げるためにも少量多灌水がよいです。 ■肥培管理 酸性土壌に弱いので、栽培前に苦土石灰などを全面に施し矯正しておきます。10aあたりの標準施肥量は窒素12~15kg、リン酸15~18kg、カリ12~15kgですが、圃場条件や前作の残効肥料分を考えて増減します。長い期間、よい物を収穫するためにも、腐熟の進んだ良質堆肥を投入します。追肥時期については開花後とし、生育を見ながら樹バテさせないように行います。 つるなし種ではありますが、秀品率向上や、収穫作業を軽減させるためにも誘引を行った方がよいです。 誘引方法については、フラワーネット(20~25cm目)を一段、定植後に高さ20~30cm程の所に設置したり、紐や針金を横に張る誘引(一例参照)などの方法があります。 ■収穫 莢の長さ15~17cm、幅8~9mm前後になった時に収穫します。適期を過ぎてからの収穫は莢の品質を落とし、株が疲れてしまい収量が落ちることがあるので注意します。作型にもよりますが2、3日ごとの収穫が適します。 収穫期の後半や樹バテすると莢が少し平たくなったり、莢伸びが悪くなるので注意します。
雪印種苗株式会社
耐倒伏性に優れ 規格内収量の高い濃緑系つるなし丸莢品種 ■特性・特徴 ・播種後65日前後で収穫できる中生品種。 ・耐暑性に優れ、高温下の栽培でも曲がり莢の発生が少なく、秀品莢の割合が高い。 ・濃緑色の莢で長さ14cm程度。 ・莢の肥大が遅いため一斉収穫でも莢の形状が揃う。 ・耐倒伏性に優れ加工用にも適する。 ■使用時期 道東・道北:【播種期】ハウス:4月上旬~5月上旬、露地:5月下旬~7月下旬 道央・道南:【播種期】ハウス:4月上旬~5月上旬、露地:5月下旬~7月下旬 東北北部・寒高冷地:【播種期】ハウス:4月上旬~5月上旬、露地:5月下旬~7月下旬 東北中部・南部:【播種期】ハウス:4月上旬~5月上旬、露地:5月下旬~7月下旬 一般地:【播種期】ハウス:1月下旬~3月上旬、露地:春 4月中旬~5月中旬・秋 8月上旬~9月上旬 西南暖地:【播種期】ハウス:9月下旬~2月下旬、トンネル:1月中旬~3月上旬、露地:春 3月下旬~4月下旬・秋 8月下旬~9月下旬 ■用途・機能・特性 中生
公益財団法人自然農法国際研究開発センター
・埼玉県越谷市の自然農法実施者が長年自家採種してきたつるありインゲン。 ・莢長18㎝、濃緑色の丸平莢、良質肉厚で柔らかく、食味が良い。 ・草勢が強く耐暑性のある中生種で、初期収量は少ないがつる持ちが良く、秋口まで長期間収穫できる。
中原採種場株式会社
耐病・耐暑性最強、つるあり平莢種!! ■特性 ・従来のアメリカ菜豆に比べ莢が柔かく、幾分広巾になっている。 ・莢は淡緑色で長さ15cm位の極めて優美な形で、肉質は軟らかで筋がないが、収穫が遅れると固くなるので早目に収穫する。 ・耐暑・耐病性が極めて強く、高温でも比較的結果性があるので暖地の栽培に適する。
株式会社サカタのタネ
極濃緑で莢付きがよいつるなしインゲン ■特性 ・丸莢で長さ12㎝前後、莢幅6〜7㎜程度のスリムタイプ。 ・莢が極濃緑でそろい、ゆで上がりの色もきれい。 ・葉が小さく草姿がコンパクトにまとまるので栽培管理が容易。 ・収穫適期以降の莢の太りが緩慢なので、一斉収穫も可能な中生品種。 ・おかずの付け合わせだけでなく、炒め物や、天ぷらの具材としても適します。 ■適応性 インゲンの栽培適温は10〜25℃で、20℃前後が最もよく生育します。 しかし発芽適温は25℃前後と高く、特に寒い時期は温度をしっかり保てる環境をつくるようにしましょう。 10℃以下では生育が止まり、30℃以上になると乾燥と重なって、莢つきが悪くなったり、曲がり莢が増えたりすることがあります。 ハウス栽培では日中20〜25℃で、夜温15〜18℃を目安にビニールの開閉を行うとよいでしょう。 耐暑性のある品種ではありますが、着莢不良や莢形状の乱れ、曲がりや欠粒などが生じやすいので、盛夏期の栽培は避けた方がよいでしょう。 ■畑の選定 土質はあまり選びませんが、排水のよい肥沃な土壌が適します。 連作すると病害虫が多くなり、年々収量が落ちてくるので、状況に応じて2〜3年の休栽期間をおいた方がよいでしょう。 ハウス・露地栽培を問わず、秀品率向上のためにはマルチ栽培が有効です。 マルチングをすることで、春先でも発芽適温を保ちやすく、また泥の跳ね上がりによる病害の抑制効果も期待できます。 さらに土壌水分を保持しやすいため、開花後の水分管理がしやすいなどの利点があります。 開花後に乾燥にあうと、着莢不良や曲がり莢が増えることがあるので、秀品率を上げるためにも少量多灌水がおすすめです。 ■肥培管理 酸性土壌に弱いので、栽培前に苦土石炭などを全面に施し矯正しておきましょう。 10aあたりの標準施肥量は窒素12〜15kg、リン酸15〜18kg、カリ12〜15kgが目安となりますが、圃場条件や前作の残効肥料分を考えて増減させてください。 長い期間、よい物を収穫するためには、良質な完熟堆肥の投入が好ましいです。 追肥時期については開花後とし、生育を見ながら樹バテさせないように行いましょう。 つるなし品種ですが、秀品率を上げるだけでなく、収穫作業を軽減させるためにも誘引を行った方がよいでしょう。 誘引方法については、フラワーネット(20〜25cm目)を一段、定植後に高さ20〜30cmほどの所に設置するほか、紐や針金を横に張る誘引などの方法があります。 ■収穫 収穫は莢の長さ12〜14㎝、莢幅6〜7㎜前後になったころに行います。 収穫適期を過ぎてからの収穫は莢の品質を落とし、樹が疲れてしまい収量が落ちることがあるので注意してください。 作型にもよりますが2〜3日ごとの収穫が最適となります。 収穫期の後半や樹バテすると莢が少し平たくなったり、莢伸びが悪くなったりするので注意します。
山陽種苗株式会社
多収で暑さに強い丸莢インゲン! 農林水産省品種登録第20553号(登録名ナリブシ)(独)国際農林水産業研究センター育成 ■特性 つるあり・すじなしの丸莢種。 生育日数50~55日の中早生種で花色は赤。 莢色は鮮緑色で莢長15cm前後。 耐暑性があり、多収である。 ■栽培のポイント ポット育苗の場合は徒長しやすいので、定植および誘引を早めに行う。 畝幅1m、1条、株間40cmにする。 肥料切れすると減収するので、元肥は緩効性肥料や有機質肥料を施し、追肥は開花初期から葉色を見ながら適時施す。 つるの下部から良く着莢するので、土のはね上がりによる汚れ防止のためにマルチ栽培すると良い。 高温期の栽培では開花期以降の乾燥に注意し、適時灌水を行う。また、ハダニ等も発生しやすい時期なので防除に努める。 収穫は莢長15cm位の若莢が適期で、遅れると長莢となり硬くなるので適期収穫に努める。
中原採種場株式会社
耐暑性が強い早生豊産種!! ■特性 ・熊本県の一地方で栽培されていた、つるあり、平莢の選抜品種。 ・生育は旺盛で、開花後15〜20日で収穫となり、収穫期間が長くて多収である。 ・莢は13cm内外の平莢、淡緑色で曲り少なく、スジができにくく、食味がすぐれ、市場性が高い。 ・夏期の収穫を主体とした冷涼地の抑制栽培、ハウス抑制、促成栽培に適している。
株式会社サカタのタネ
すじが出にくく、歯触りのよいサラダ食感インゲン ■特性 ・長莢タイプで長さが約15~17cm、幅は8~9mmの丸莢。莢が長いことで、既存品種との差別化を図り、おいしさの目安として認識しやすくした品種。 ・「サクサク王子」よりもコンパクトな草姿で、すじの発生が非常に遅く、一斉収穫にも適する。 ・葉の大きさも「サクサク王子」と比べて小さいので、薬剤散布の際に薬が株全体にかかりやすく、葉が繁茂することでの蒸れも少ない。 ・莢が柔らかく、短時間(2分程度)での調理が可能で、サッとゆでてサクサクとした食感を楽しんだり、炒め物に使ったり、天ぷらの具材としてもおすすめ。 ■適応性 インゲンの生育適温は15~25℃で、発芽適温も20~30℃と高く、発芽初期の生育は20℃と高めの方がよいです。 10℃以下では生育が止まり、30℃以上になると乾燥と重なって、莢着きが悪くなったり、曲がり莢が増えることがあります。ハウス栽培では日中20~25℃で、夜温15~18℃を目安にビニールの開閉を行います。耐暑性がある品種ですが、インゲンとしての性質上、盛夏期は着莢不良や莢の形状が乱れやすいので(曲がりや欠粒など)、栽培は避けた方がよいでしょう。 ■畑の選定 土質はあまり選びませんが排水、保水のよい地力のある所が好適です。連作すると病害虫が多くなり、年々収量が落ちてくるので、状況に応じて2~3年の休栽期間をおくか、土壌改良することをおすすめします。 ハウス・露地栽培を問わず、秀品率向上のためにはマルチ栽培がよいです。マルチングをすることで、春先であれば、発芽適温を保ちやすく、また泥の跳ね上がりによる病害の抑制効果も期待できます。さらに土壌水分を保持しやすいことから、開花後の水分管理がしやすいなどの利点が挙げられます。 露地栽培においては、より安定した収穫のためにも雨よけ栽培が向きます。 開花後に乾燥にあうと、着莢不良や莢曲がりが増えることがあるので、秀品率を上げるためにも少量多灌水がよいです。 ■肥培管理 酸性土壌に弱いので、栽培前に苦土石灰などを全面に施し矯正しておきます。10aあたりの標準施肥量は窒素12~15kg、リン酸15~18kg、カリ12~15kgですが、圃場条件や前作の残効肥料分を考えて増減します。長い期間、よい物を収穫するためにも、腐熟の進んだ良質堆肥を投入します。追肥時期については開花後とし、生育を見ながら樹バテさせないように行います。 つるなし種ではありますが、秀品率向上や、収穫作業を軽減させるためにも誘引を行った方がよいです。 誘引方法については、フラワーネット(20~25cm目)を一段、定植後に高さ20~30cm程の所に設置したり、紐や針金を横に張る誘引(一例参照)などの方法があります。 ■収穫 莢の長さ15~17cm、幅8~9mm前後になった時に収穫します。適期を過ぎてからの収穫は莢の品質を落とし、株が疲れてしまい収量が落ちることがあるので注意します。作型にもよりますが2、3日ごとの収穫が適します。 収穫期の後半や樹バテすると莢が少し平たくなったり、莢伸びが悪くなるので注意します。
雪印種苗株式会社
耐倒伏性に優れ 規格内収量の高い濃緑系つるなし丸莢品種 ■特性・特徴 ・播種後65日前後で収穫できる中生品種。 ・耐暑性に優れ、高温下の栽培でも曲がり莢の発生が少なく、秀品莢の割合が高い。 ・濃緑色の莢で長さ14cm程度。 ・莢の肥大が遅いため一斉収穫でも莢の形状が揃う。 ・耐倒伏性に優れ加工用にも適する。 ■使用時期 道東・道北:【播種期】ハウス:4月上旬~5月上旬、露地:5月下旬~7月下旬 道央・道南:【播種期】ハウス:4月上旬~5月上旬、露地:5月下旬~7月下旬 東北北部・寒高冷地:【播種期】ハウス:4月上旬~5月上旬、露地:5月下旬~7月下旬 東北中部・南部:【播種期】ハウス:4月上旬~5月上旬、露地:5月下旬~7月下旬 一般地:【播種期】ハウス:1月下旬~3月上旬、露地:春 4月中旬~5月中旬・秋 8月上旬~9月上旬 西南暖地:【播種期】ハウス:9月下旬~2月下旬、トンネル:1月中旬~3月上旬、露地:春 3月下旬~4月下旬・秋 8月下旬~9月下旬 ■用途・機能・特性 中生