病害耐性

べと病耐性のホウレンソウ品種一覧 全178種類

べと病耐性ホウレンソウ べと病とは べと病は、卵菌類(Peronospora effusa、旧称 Peronospora farinosa f. sp. spinaciae)によって引き起こされるホウレンソウの最重要病害です。国内外を問わず

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べと病耐性について

べと病耐性ホウレンソウ

べと病とは

べと病は、卵菌類(Peronospora effusa、旧称 Peronospora farinosa f. sp. spinaciae)によって引き起こされるホウレンソウの最重要病害です。国内外を問わずホウレンソウ栽培地域のほぼすべてで発生が確認されており、発生時の経済的被害が非常に大きい病害として知られています。

主な症状としては、葉の表面に不整形の黄色い病斑が現れます。病斑は葉脈に沿って広がることが多く、裏面には灰白色〜紫がかったカビ状の胞子層が形成されます。感染が進行すると病斑が拡大・融合し、葉全体が黄変して枯死します。ホウレンソウは葉そのものが商品であるため、べと病の発生は直接的に商品価値の喪失を意味します。

べと病は冷涼・多湿な条件で発生しやすく、特に気温8〜15℃の環境で感染が活発になります。秋雨や春の曇天が続く時期に被害が拡大する傾向があります。胞子は風によって飛散し、圃場内で急速に広がる特性を持っています。施設栽培においても、ハウス内の湿度が高い状態が続くと発生リスクが上昇します。

品種選びで見落としがちなのが、ホウレンソウのべと病菌には多数のレース(系統)が存在するという点です。特定のレースに対して耐性を持つ品種であっても、新しいレースの出現によって耐病性が機能しなくなるリスクが常にあります。

べと病耐性の区分

ホウレンソウにおけるべと病耐性は、品種が対応できるレースの範囲によって分類されます。べと病菌のレースは国際的に番号が付けられており、2020年代時点で19のレース(Pfs 1〜Pfs 19)が公式に報告されています。新しいレースは数年ごとに出現しており、品種の耐性レース対応は常に更新が求められる状態にあります。

種苗メーカーのカタログでは「R1〜16対応」「R1〜19対応」などの表記で耐性のレース範囲が示されています。この数字が大きいほど、より多くのレースに対応していることを意味します。ただし、カタログに記載されているレース対応は品種育成時の情報であり、その後に出現した新レースへの対応を保証するものではありません。

まず押さえておきたいのが、べと病菌のレース分化は世界的に見ても非常に速い部類に入るという点です。レタスのべと病と並んで、ホウレンソウのべと病は耐病性品種の「有効期限」が短い病害の一つです。品種更新のサイクルを意識し、地域で発生しているレースの最新情報を把握することが実践的な防除の出発点になります。

地域ごとに優勢なレースが異なるため、全国一律の品種選定ではなく、自地域のレース発生状況に応じた品種選びが重要です。地域の農業試験場や普及センターがレース情報を発信しているケースがありますので、これらの情報源を活用することが有効です。

歴史と豆知識

ホウレンソウのべと病は、世界的に古くから知られた重要病害です。ヨーロッパとアメリカではホウレンソウの主要産地として長い歴史があり、べと病耐性育種は1950年代から本格的に行われてきました。レースの分化が次々に報告されるたびに、新しい耐性遺伝子を組み込んだ品種が育成されるという「いたちごっこ」が半世紀以上にわたって続いています。

日本国内では、ホウレンソウの作付面積が拡大した1960年代以降、べと病の被害報告が各地で増加しました。国内での品種育成においても、べと病耐性は最も重要な育種目標の一つとして位置づけられてきました。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。べと病菌の新レースは、しばしば耐病性品種が広く普及した後に出現することが報告されています。特定の耐性遺伝子を持つ品種が圃場の大部分を占めると、その耐性を打破できる菌系統が選択的に増殖しやすくなるためです。このため、異なる耐性遺伝子を持つ品種を輪作的に使い分けることが、レースの出現を遅らせる一つの戦略とされています。

豆知識として、べと病菌は種子伝染する可能性があることが指摘されています。感染した種子から菌が持ち込まれるリスクを低減するため、種苗メーカーは種子生産段階での衛生管理を徹底しています。

べと病耐性の限界と注意点

べと病耐性品種の導入は最も有効な防除手段の一つですが、それだけで完全にべと病を防げるわけではありません。

新レースの出現による耐性崩壊が最大のリスクです。現在の耐性品種が対応していないレースが出現した場合、耐病性品種であっても発病します。特に、既存品種の耐性遺伝子を克服する新レースは、数年〜10年程度のスパンで出現する傾向があり、品種更新のタイミングを逃さないことが重要です。

環境条件によっては、耐性品種であっても発病することがあります。冷涼多湿条件が長期間続く年や、施設内の換気が不十分で高湿度状態が維持された場合には、べと病菌の感染圧が高まり、耐性品種でも被害が出るケースが報告されています。

連作による菌密度の上昇にも注意が必要です。ホウレンソウの施設栽培では年間5〜8回の作付けを行うケースが多く、連作が常態化しやすい作物です。べと病菌の卵胞子は土壌中で長期間生存するため、連作圃場では菌密度が蓄積し、発病リスクが上昇する傾向があります。

防除のポイント

べと病の防除は、耐病性品種の利用を軸に、耕種的防除と化学的防除を組み合わせた総合的な対策が基本です。

耕種的防除として最も重要なのは、圃場の通気性と排水性の確保です。べと病菌は多湿条件で胞子の飛散・感染が活発になるため、ハウス栽培では換気管理の徹底が防除の基本になります。天窓や側窓の開閉タイミングを工夫し、ハウス内の湿度を下げることが有効です。

施設栽培における灌水方法も防除に影響します。頭上灌水は葉面を濡らしてべと病の感染を助長するため、点滴灌水やかん注灌水など、葉面を濡らさない灌水方法が推奨されます。

輪作は有効な対策ですが、ホウレンソウの施設栽培では他の作物との輪作が難しいケースが多いのが実情です。可能な範囲で他の葉物野菜やアカザ科以外の作物と交互作付けを行い、べと病菌密度の低減を図ることが望ましいです。

罹病した残渣の適切な処分も基本的な衛生管理です。べと病が発生した葉は圃場外に持ち出して処分し、土壌への菌の蓄積を最小限にすることが重要です。

化学的防除については、ホウレンソウに登録のある殺菌剤を予防的に散布することが効果的です。発病後の治療効果は限定的であるため、べと病の発生が予想される時期に合わせた予防散布が基本です。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

ホウレンソウの主要産地では、べと病対策は栽培管理の最優先課題として認識されています。

施設栽培の産地では、べと病菌の新レースの出現に対応して、品種を頻繁に更新する体制が一般的です。種苗メーカーからのレース情報と、地域の農業試験場・普及センターからの発生情報を組み合わせて、耐性が有効な品種を選定する取り組みが行われています。

意外と知られていないのですが、ホウレンソウの産地の中には、同一作期に異なるべと病耐性を持つ品種を混在させて栽培することで、リスク分散を図っている事例があります。仮に新レースが出現した場合にも、すべての品種が一度に被害を受けることを避ける戦略です。

施設栽培では換気管理の改善がべと病防除に大きな効果をもたらした事例が多く報告されています。サイド換気に加えて天窓の積極的な利用や、循環扇によるハウス内空気の攪拌が、湿度の低減とべと病の発生抑制に寄与しています。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、べと病耐性品種の導入は防除コストの削減と品質の安定化に確実に効果をもたらす一方で、品種更新への継続的な投資とレース情報の把握が不可欠な取り組みでもあります。

まとめ

べと病は、ホウレンソウ栽培における最重要病害であり、冷涼・多湿条件で発生して葉に黄色い病斑を形成し、商品価値を直接的に損なう病害です。耐病性品種の導入は最も有効な防除手段ですが、べと病菌のレースは新しいものが頻繁に出現するため、品種の耐性レース対応を常に確認し、最新のレース情報と照合することが重要です。

品種選びにあたっては、対応レースの範囲が広い品種を基本に、自地域で発生しているレース情報を把握して品種を選定することがポイントです。耐病性品種の利用に加え、施設内の換気管理、葉面を濡らさない灌水方法、罹病残渣の除去、可能な範囲での輪作を組み合わせた総合防除体系の構築が、安定したホウレンソウ生産の基盤となります。

178品種 掲載中
WSP32(限定販売)

WSP32(限定販売)

株式会社渡辺採種場

葉傷みに強い!在圃性優れる寒ちぢみ品種 ■特性 ・寒ちぢみ栽培に適した中生品種です。 ・低温期の葉の傷み、黄化が少なく、在圃性が特に優れます。 ・葉がらみが少なく、収穫作業性に優れます。また、葉肉が厚く重量感があり収量性の高い品種です。 ・葉は丸葉で適度にちぢみ、極濃緑で光沢があり、低温期の糖度が高く食味良好です。 ・べと病レース1~7,9,11~19抵抗性です。 ■栽培ポイント・注意点 ・ベと病は多くのレースやレース分化により抵抗性品種でも罹病する場合がありますので、あらかじめご了承ください。 ■特記事項 春まき 秋まき

YPP051

YPP051

住化農業資材株式会社

べと病に強く、収量性に優れた秋冬どりホウレンソウ! べと病1~19抵抗性を持つ株張りの良い収量性に優れたホウレンソウです。軸折れや葉の絡みも少なく収穫作業性も優れます。 ■品種特性 ・べと病レース1~19抵抗性 ・葉重型で収量性に優れる ・草姿は立性で軸折れや葉の絡み少なく、収穫作業性高い ・葉は濃緑色、葉面は滑らかで商品性が高い

アーバイン

アーバイン

渡辺農事株式会社

■特性 ・べと病レース1〜10に抵抗性を持つ。 ・葉色は極濃緑色で、光沢が強い。 ・葉身は大きく葉肉が厚い。葉軸は太く充実して株張りが良い。 ・草姿は立性で下葉の調整が容易なため、収穫作業性が良い。 ・晩抽性で生育はじっくりしている。 ■栽培のポイント ・土壌病害が多発する圃場では、予め土壌消毒を行う。 ・晩抽性であるが、5月下旬〜6月播種での栽培では、順調に生育させないと、抽苔の危険性がある。 ・ベト病の防除には総合的な対策が必要。べと病のレースは多様化しているので、品種の選択、栽培環境のの改善、殺菌剤使用など予防に努めた管理が必要。

アイルトン 9

アイルトン 9

ナント種苗株式会社

葉枚数が多く、じっくり育てて高収量! 作業性に極めて優れ、収穫・調整がラク! 根が太く強く、多雨による湿害に強い! 【特 徴】 ● べと病R1~9・11~16・18~20抵抗性。 ● 最適期はハウス・雨よけ9月上旬~10月中旬蒔きと1~3月蒔き。 ● 低温伸長性は秋蒔きとしては遅め。じっくり型で収穫に追われにくい。 ● 極立性で折れにくく、収穫・調整作業が極めて容易。 ● 葉型はやや尖る剣葉。 ● じっくり生育させることで葉枚数が増えて高収量となる。 ● 主根が太く、地中深くに入り、多雨による湿害に強く黄化しにくい。 【栽培のポイント】 ● 早く伸びると葉枚数が増えにくいので、株間広めに薄蒔きする。

アクティブパワー

アクティブパワー

株式会社サカタのタネ

極晩抽、極濃緑の剣葉種 ■特性 ● べと病R-1~9、11~16、18~20に抵抗性がある。 ● 極晩抽性である。 ● 極濃緑、平滑な剣葉で、葉先がとがり、浅く欠刻が入る。 ● 立性で葉軸にしなりがあり、収穫作業性がよい。 ● フザリウム菌による萎凋(いちょう)病に耐病性がある。 ■適応性 ● 極晩抽性のため長日期も抽苔の心配が少ないので適応作型が広く、春から夏にホウレンソウを栽培したい方に適します。4~7月まで播種可能で、ホウレンソウ栽培が難しい6~7月まきでも能力を発揮します。気温の低い高冷地では8月まで播種可能です。 ● 比較的伸長性のある品種ですが、気温も上昇する作型になりますので、遮光資材等を上手に利用し栽培適温に近づけるよう心掛けてください。 ■圃場準備・土づくり 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。特にハウス栽培の場合は1年に何回も播種することになるので、「バイテクバイオエース®」などの有機微生物肥料、完熟堆肥を投入し、地力の低下を防ぎます。直根性の作物なので、根がスムーズに伸びる土づくりを心掛けてください。塩類蓄積や高pHが問題になる場合も多いので、定期的に土壌分析を行い肥料や石灰の過剰施用を避けてください。 ■株間 ・条間15~20cm、株間5~7cmのスジまきとします。 ■播種 ・高温期の播種は遮光資材などを利用してあらかじめ地温を下げ、発芽しやすい環境に近づけてください。 ■管理のポイント ・生育期間中も適宜遮光資材を利用すると生育がスムーズになります。 ・乾きやすい時期ですので、圃場の状態を確認しながら適宜灌水を行ってください。 ■収穫・出荷 ・春、夏まきでは収穫時の生育が早くなるので、とり遅れのないように収穫します。 ■病害虫防除 ・萎凋(いちょう)病に対しては強度の耐病性を持ちますが、激発圃場では土壌消毒を行うことをおすすめします。 ・ハスモンヨトウ、シロオビメイガ、ケナガコナダニ、アザミウマなどが問題になります。害虫被害は気づいたころにはすでに拡大していることが多いので、初期防除を徹底します。 ■べと病に関する注意 ・近年、ホウレンソウべと病のレース分化が著しく早まっています。いつ、さらなる新レースが発生してもおかしくない状況です。品種の抵抗性だけに頼らず、予防のための薬剤散布など化学的防除や、適切な換気など耕種的防除を組み合わせるよう心掛けます。

アグレッシブ

アグレッシブ

株式会社サカタのタネ

遅くまいてもまだ間に合う、早どり可能な秋冬ホウレンソウ ■特性 1.べと病R-1~7、9、11、13、15、16、18、20に抵抗性がある。 2.極濃緑、平滑な剣葉で、葉先がとがり、はっきりと欠刻が入る。 3.草姿は立性で、収穫調整しやすい。 4.耐寒性が強く、暖地なら無被覆の露地越冬栽培でも良品が収穫できる。 5.耐湿性が強く、湿害による黄化が出にくい。 6.低温伸長性が優れ、温暖地や暖地の10月中旬〜12月中旬まき、冷涼地の9月中旬〜10月中旬まきに最も適している。 7.露地で寒い時期に収穫すると根元が鮮やかな鮮紅色になり、見栄えがよい。昔ながらの赤根のホウレンソウを出荷したい方に適した品種である。 ■適応性 土壌適応性は広くしかも耐湿性が強いため、火山灰土から水田裏作まで幅広く栽培することができます。 耐寒性があり、低温伸長性も優れているので特に低温期には最適の品種です。暖地では無被覆でも十分栽培できますが、温暖地の1〜2月出荷では、パンチフィルムなどでの被覆栽培をおすすめします。 秋の早まきでは、暖かい年だと徒長気味になってしまう場合があるので、播種適期を厳守してください。 台風などの被害でまき直しが必要になってしまった場合には、生育の早い本品種の栽培がおすすめします。 ■畑づくり(圃場準備) 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。連作障害を回避し、良品多収を目指すためにも、土作りには普段から心がけます。最近葉菜類の硝酸態窒素が問題視されるので、窒素肥料の過度の施用は禁物です。「アグレッシブ」は葉色が濃いので、通常の施肥量でも十分葉色が濃緑となります。 ■播種 条間15〜20cm、株間3〜5cmのスジまきとします。水田裏作や排水不良の畑では、高畝にしてください。 ■病害虫防除 シロオビノメイガ、ハスモンヨトウなどが問題になるが、いずれも被害が拡大する前に、早期防除を徹底しましょう。 ■収穫 暖冬の年は生育が早くなるので、とり遅れのないよう適期収穫を心がけます。立性の草姿のため、収穫作業性は抜群です。 ■べと病に関する注意 ※近年べと病のレース分化が著しく早まっています。いつ更なる新レースが発生してもおかしくない状況なので、抵抗性の品種を使用している場合でも決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な乾季など耕種的防除を心がけてください。

アジア

アジア

丸種株式会社

早太りで作りやすいホウレンソウ 1. 葉は濃緑色で厚肉の広葉、根部の紅は鮮やかで美しく、無効分けつはしません。早太りで、多種に先んじて雄大な草姿となります。 2. 暑さ、寒さ、そしてベト病に強く、従って栽培は容易で、在来種に倍する大収量は産地注目の的で、生食用としてはもちろん冷凍加工用に適種として脚光を浴びています。 3. 夏まき、秋まき、初冬まきのほか、北海道のような寒冷地での春まきにも適しています。

アステアブラック

アステアブラック

朝日アグリア株式会社

極立性で非常に葉色が濃い 【特 性】 ① 病気に強い ペト病レース1~ 11、13、15に耐病性。近年レース分化が進行しているベ卜病対策に最適な最新品種。 ② 極濃緑・立性 葉色は極濃緑色で差別性があり、店頭での見映えが良く鮮度が感じられます。草姿は極立性で、生育が良く揃います。 ③ 品質良好 葉形は楕円形で葉肉が厚く、1~2段に浅く切れ込みが入ります。葉面は平滑で縮みは少ない。 ④ 秋・春播き可能 近年気温が高く推移しがちな秋口や春の気温上昇期でも軸伸びし過ぎず安心して栽培できる。 軟弱な生育をせず、葉身と葉柄のバランスが良く多収となる。 【栽培の要点】 ① 酸性土壌を嫌うため、あらかじめ土壌分析を行い、pHを矯正しておく。 ② 栽培に当たっては、排水の良い土壌を選ぷことが重要ですが、堆肥等の有機物の投入や深耕によリ土壌の物理性を改善することが重要。 ③ 低温伸長性は強くありませんので、晩秋から厳寒期の播種は避け適期播種を行って下さい。 また、日長の長くなる4月以降は抽苔の危険性がありますので播種は避けて下さい。

アドリブ19法蓮草

アドリブ19法蓮草

山陽種苗株式会社

低温伸長性抜群で濃緑・収量性が抜群。 ベト病R19抵抗性!! ■特性 ・ベト病(R1〜19)に抵抗性で、低温期の生育に優れ、晩秋〜冬まき用の極早生品種。 ・葉は濃緑色の中間葉である。 ・草姿は立性で株張り、株揃いに優れ、多収性に優れる。 ・特に低温伸長性が良いので、冬季での栽培に最適である。 ・葉はツヤのある濃緑・肉厚で、葉の絡みが少なく作業性に優れる。 ■栽培のポイント ・晩抽性の品種ではないので、播種時期を守るようにする。 ・生育が極めて旺盛なので、軟弱徒長しないように株間を十分にとる。 ・本種子は水につけずに、そのまま播種して下さい。その後、発芽するまでは畑が乾燥しないように十分灌水を行なう。

イーハセブン

イーハセブン

株式会社武蔵野種苗園

盛夏期でも抜群のボリューム 特性 ●べと病(R1〜7)の抵抗性を持つ。 ●葉は濃緑でやや小葉で収穫時の絡みが少なく作業性が良い。 ●草姿は立性で、葉軸が太く株張りの非常に良い豊産種。 ●生育はややゆっくりで、中間地の春蒔き、夏蒔きに適する。 栽培のポイント ●比較的水分要求量の高い品種なので、特にハウス、雨よけ栽培では生育期間中水を切らさないような管理が必要である。 ●低温では生育が極めて緩慢になるので、特に秋蒔きでは播種時期に注意する。

イナズマ11

イナズマ11

小林種苗株式会社

イナズマ11 法蓮草 全日本野菜品種審査会 3等受賞!! ベト病レース1~11・13・15抵抗性!! 低温期でも収量性抜群! ●特長 1.べと病(R1~11・13・15)抵抗性を持つ。 2.葉は極濃緑色で、浅く切れ込む。 3.立性の葉柄は太くボリュームがある。 4.低温期伸長性に優れる。 ●播種 一斉発芽が第一のポイントである。 条間15~20cm、株間3~6cmのすじまき。 播種から発芽までは特に土壌の適湿を保つように心がける。 ●管理 根の活性を高める目的で本葉展開ころから中耕を行う。 低温期には被覆資材を活用しスムーズに生育させる。 べと病抵抗性品種ではあるが多湿を避け(換気)、初期予防につとめる。

イフリート

イフリート

住化農業資材株式会社

盛夏期でも高収量の人気品種 耐暑性・萎凋病耐病性にすぐれた夏まき品種です。 ■品種特性 ・べと病レース1-7抵抗性 ・高温下でも生育が止まりにくく、萎凋病にも比較的強い ・葉枚数型で収量が出やすい

ヴァンガード19

ヴァンガード19

トキタ種苗株式会社

晩夏播種より使用可能な耐暑耐寒性に優れるF1秋冬どりホウレンソウ。 ■特性 ベと病レース1-20に抵抗性。べと病抵抗性最強級(2024年12月トキタ種苗調べ) 草姿は立性で葉柄は太くしっかりしており収穫調製が容易。 生育は中早生でガッチリ育つので秋播き~年内収穫および2,3月播種に好適。 葉に照りがあり根痛みによる葉の色むらが出にくい。 より早い生育の品種が必要な場合「スパイダーデューク」、よりじっくりした生育が好みの場合は「エクストリーム」を利用する。 「ヴァンガード19」は、2024年12月開催の愛知県野菜優良品種審査会で1位入賞。 ■栽培上の注意 エクストリームより低温期は伸長する中早生種。厳寒期栽培では保温を徹底する。 ■播き時期 秋~春どり。

ヴィジョン

ヴィジョン

トキタ種苗株式会社

(販売終了) 耐病性と夏から春まきまでの播種期の広さを兼ね備える栽培しやすい品種 第57回全日本そ菜原種審査会1等特別賞受賞 ■特性 草姿は極立性で、極濃緑色、光沢があり、株揃いが非常に良好です。 じっくり型の生育スピードで在圃性に優れます。茎だけが伸びることなくバランスの良い草姿を保ちます。 晩抽性と耐暑性を兼ね備え、根が強く乾燥、低温に遭遇しても葉巻き、葉縮みしにくく商品価値の高い青果を安定して生産できます。 (抽たい回避のため、作型設定は'07年発行のカタログ掲載で下記のように変更になりました。) ■栽培上の注意 近年の異常気象の影響で播種時期により収穫時期が大幅にずれることも考えられます。じっくり生育する品種なので、極端な遅播きは避けてください。 べと病抵抗性レース7まで兼ね備えていますが、近年はレースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。 ■播き時期 一般地8月下旬から12月上旬。1月から4月上旬。寒冷地2、3月。8、9月。 ■播種方法 直まきの場合、本葉1から1.5枚の時と3から3.5枚の時に間引きをして株間5-6cmに。 ■植え付け 株間5-6cm条間15cmが標準です。家庭菜園では、大きくなったものから順次、間引き収穫。 ■土壌条件 pH:適6.0から6.8/5.5から7.0 (5.5以下生育難) EC:0.5から0.8ms/cm 表層は団粒構造による通気性!下層は水分補給の保水性+柔らかな根毛を育む膨軟性が欲しい。耕土深く耕盤の形成注意。 団粒構造と腐植の充実には、有機物、堆肥の投与。堆肥にもN成分あり、豚プン、鶏糞堆肥を用いる場合は硝酸体窒素残留対策も含め注意が必要。 ■肥料 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートル植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も80-100g/平方メートル程度を与えよく混和します。 ■収穫 葉が20-25cmになれば大株として収穫できます。大きくなったものから順次、根元から引き抜いて間引き収穫します。 ■料理 炒め物、おひたし等でおいしく食べられます。

ウルトラスター

ウルトラスター

朝日アグリア株式会社

<春夏用ホウレンソウ> べと病レース1~9,11,13耐病性、晩抽性剣葉品種 【特 徴】 ○ べと病(R1~9,11,13)に耐病性を持つ。 ○ 5~6月、8月下旬播きが最適播種期(抽苔は非常に遅い) ○ 浅く切れ込みの入る濃緑・光沢がある剣葉で、草姿は立性。 ○ 作業性が優れる。葉軸が折れにくく、調整作業がしやすい品種。 ○ 5月下旬から夏栽培時には雨除けやハウス栽培とする。 【栽培のポイント】 ○ 酸性土壌を嫌うため、あらかじめ土壌分析を行い、pHを矯正しておく。 ○ 栽培に当たっては、排水の良い土壌を選ぶことが重要であるが、堆肥等有機物の投入や深耕により土壌の物理性を改善することが重要。 ○ 高温期に多発する萎ちょう病に対しては強い耐病性を持つが、激発圃場では土壌消毒を行うことが望ましい。 ○ 一般地のマルチ栽培では、極端な厚播きは避け1穴3~4粒播きで株張りを良くする。特に5月下旬から6月下旬の厚播きは抽苔を助長するので注意する。

エアーフォース20

エアーフォース20

ナント種苗株式会社

厳寒期に回転スピード重視の生産者向け。 低温伸長性が高い真冬穫りレース20抵抗性。 作業性の良い葉重タイプ。 【特 徴】 ● 秋冬蒔きに適し、最適期はハウス、雨除け等の10月下旬~11月蒔きの12月~2月中旬収穫。厳寒期作型向きで真冬の収穫回転を重視する産地・生産者向け。 ● 低温伸長性が高い真冬穫りの早生。低温期も生育スムーズ(10月下旬播種での収穫までの日数は50~55日程度)。 ● 葉色濃緑で葉先はやや尖る中間葉。葉幅は中程度で葉枚数は8枚程度だが、葉重タイプで、葉肉厚く・軸太るので、早生系の中でも収量が上が ● りやすい。葉身部と葉柄部の長さが同等に近く、全体のバランスが良い。草姿は極立性。葉柄折れにくく、収穫調整作業は容易。べと病レース1~20に対して抵抗性。 【栽培のポイント】 ● 春先の温暖な環境では生育が早すぎる場合があるため、厳寒期収穫に向けた播種時期を守ること。葉重型であるが、収量を上げるためには、10月蒔きは薄蒔きとし、じっくり生育させる。 ● 近年、べと病抵抗性レースの分化が激しいため、栽植密度等に気を付け、べと病の発生しづらい環境作りと早くからの予防的防除を行うこと。

エクストリーム (TSX-712)

エクストリーム (TSX-712)

トキタ種苗株式会社

超立性で作業性良好な秋~春播き 最先端のべと病抵抗性 ■特性 最先端のべと病抵抗性を保つことから、エクストリームと命名した、ベと病レース1-20抵抗性のF1品種(2024年12月時点で、べと病抵抗性最強級(当社調べ)) 秋~春播きの幅広い作型に対応可能。 中生の生育で徒長しにくい。 草姿は超立性で作業性にも優れ、荷姿が美しく仕上がる。 葉は、極濃緑色で光沢があり色ムラがでにくい。 葉柄はしなやかでパンク症状もでにくい。 より生育速度の早い品種が必要な場合は、スパイダーデュークやヴァンガード19を利用する。 ■播き時期 冬に降雪で畑が使えない地域にもおすすめ。降霜後に播種すると雪解け後すぐに収穫、出荷できる。 低温に当たった青果は糖度も高い。

エスパーダ

エスパーダ

株式会社日本農林社

晩夏まきでも安定発芽!濃緑多収の秋春まき品種 ■特性 暑さ残る晩夏まきでも発芽が安定し、晩抽性もそなえた濃緑多収の秋春まき品種です。 ・ベト病には、R1~11,13,15に抵抗性がある。 ・葉・軸ともに極濃緑で、高温期でも退色がない。 ・軸数が多く、一本一本が太いので高温期の栽培でもしっかりと重さがのる。 ・草姿は立性で、葉は大きく肉厚。軸はしなやかで高温期でも徒長しにくくバランスと作業性ともに良い。 ・比較的環境に鈍感で、高温・低温でも生育が止まりにくい。 ・秋春蒔き品種としては晩抽性で、不安定な天候でも安定して収穫できる。 ■栽培の注意 ・本種はベト病(R1~11+13,15)に抵抗性を持っていますが、他にも菌の系統があり地域によってはベト病の発生があるかもしれませんので、 あらかじめご了承下さい。登録農薬での初期防除をお願いします。 ・立枯れ病には比較的強いですが、高温期の播種は、土壌消毒を推奨します。

エルサ

エルサ

トキタ種苗株式会社

中早生、汎用型、べと病レース1~11、13抵抗性 スパイダーとヴィジョンの中間型で、葉はやや丸くなる葉重型タイプで多収が期待できる。万人受けする品種で極濃緑で光沢があり高品質。 ■特性 1.大葉、軸太で一株重が出る多収型秋冬品種です。 2.徒長することなく葉柄と葉身のバランスが良好な品種です。 3.葉身は極濃緑色で光沢があり、色ムラの出にくい品種です。 4.べと病レース1〜11、13抵抗性です。 5.秋冬品種としては中早生の生育です。降霜期でもジックリ生育しますがトンネル等保温栽培を推奨します。 6.年内収穫の秋播きおよび1月〜3月播種に好適。 ■栽培上の注意 1.近年の異常気象の影響で播種時期により収穫時期が大幅にずれることも考えられます。 2.べと病抵抗性レース1〜11、13まで兼ね備えていますが、近年はレースの分化が激しいので生育初期より防除を徹底してください。 ■播き時期 一般地の8月〜3月まきに好適 ■播種方法 条まきか点まきで直播し、本葉1−2枚の時と3−4枚の時に間引きをして株間5-6cmになるようにします。 ■植え付け 株間5-6cm条間15cmが標準です。家庭菜園では、大きくなったものから順次、間引き収穫。 ■土壌条件 肥沃な土壌、作土は深い方が良い 排水の悪い畑の場合はやや高うねにしましょう。酸性に弱いので苦土石灰などを施用します。 ■肥料 石灰を効かせること 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートル植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も80-100g/平方メートル程度を与えよく混和します。夜間街灯の明かりが当たらないところで栽培します。 ■収穫 葉が20-25cmになれば大株として収穫できます。根元から引き抜くか、地際で切断します。大きくなったものから順次間引き収穫します。 ■料理 炒め物、おひたし、キッシュ、汁の具等幅広い料理ででおいしく食べられます。比較的肉厚なので、炒めたときの食感が楽しい。

オシリス

オシリス

株式会社サカタのタネ

極濃緑、立性、湿害にも強い秋まき用ホウレンソウ ■特性 1. べと病R-1〜10、15、20に抵抗性がある。 2. 極濃緑、平滑な剣葉で、葉先がややとがり、はっきりと欠刻が入る。 3. 草姿は立性で、収穫調整しやすい。 4. 耐寒性が強く、暖地なら無被覆の露地越冬栽培でも良品が収穫できる。 5. 耐湿性が強く、湿害による黄化が出にくい。 6. 低温伸長性が優れるため、温暖地・暖地の10月中旬~12月中旬まき、高冷地・冷涼地の9月中旬~10月上旬まきに最も適する。 7. 生育強健な豊産品種であり、非常につくりやすい。ホウレンソウ栽培が初めての人からベテランまで幅広く利用可能。 ■適応性 土壌適応性は広く、しかも耐湿性が強いため、火山灰土から水田裏作まで幅広く栽培することができます。 耐寒性があり、低温伸長性に優れているので特に低温期に最適な品種です。暖地では無被覆でも十分栽培できますが、温暖地の1~2月出荷では、パンチフィルムなどを使った被覆栽培をおすすめします。 近年、温暖化の影響からか、晩夏から秋口の気温がかなり高くなっております。本品種はそのような条件下では徒長気味になり、本来の特性を十分に発揮できません。その時期は「ミラージュ」または「プログレス」の使用をおすすめします。この2品種は気温が高くても徒長が少なく、比較的じっくりと株張りよく生育します。 ■畑づくり(圃場準備) 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。連作障害を回避し、良品多収を目指すためにも、土作りには普段から心がけます。最近、葉菜類の硝酸態窒素が問題視されているため、窒素肥料の過度な施用は禁物です。「オシリス」はもともと葉色が濃く、通常の施肥量でも十分に濃くなることが期待できます。 ■播種 条間15~20cm、株間3~5cmのスジまきとします。水田裏作や排水不良の畑では、高畝にしてください。 ■病害虫防除 シロオビノメイガ、ハスモンヨトウ、ケナガコナダニなどが問題になります。いずれも被害が拡大する前に、早期防除を徹底するようにします。 ■収穫 暖冬の年は生育が早くなるため、とり遅れのないよう適期収穫を心がけてください。草姿が立性であるため、収穫作業性は抜群です。 ■べと病に関する注意 ※近年べと病のレース分化が著しく早まっています。いつ更なる新レースが発生してもおかしくない状況なので、抵抗性の品種を使用している場合でも決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な乾季など耕種的防除を心がけてください。

1〜20品種 / 全178品種中

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