CRオリンピア
株式会社渡辺採種場
根こぶ病に強いオリンピア型品種! ■特性 ・播種後85日位で収穫期に達する中晩生品種です。 ・肥大性が良く、一球3.0kg位の砲弾形に揃います。 ・耐寒性、貯蔵性が高く、囲い用にも向きます。 ・生育旺盛で、一般諸病害に対する強さは中程度です。 ■栽培ポイント・注意点 ・根こぶ病菌のレース(菌系)によっては、根こぶ病の発生があるかもしれません。無理な連作を避け、輪作と耕種的防除を行ってください。
耐寒性ハクサイとは、冬季の低温環境下でも結球品質を維持し、凍害による損傷が少ないハクサイ品種の総称です。一般的なハクサイは0℃を下回る気温が続くと外葉の凍結や結球内部の水浸状変色が生じやすくなりますが、耐寒性に優れた品種ではこうした低温障害が起こりにくく、厳寒期でも圃場に据え置いたまま品質を保てる傾向があります。
ハクサイは本来、冷涼な気候を好む作物であり、生育適温は15〜20℃とされています。秋に播種して晩秋〜冬に収穫する作型が一般的ですが、暖地を除く多くの地域では、冬季の気温低下に伴って品質劣化のリスクが高まります。特に、収穫時期を分散させて長期間にわたって出荷を続けたい産地にとっては、耐寒性の高い品種を導入することが経営上の重要な判断になります。
まず押さえておきたいのが、「耐寒性」と「低温下での在圃性」は密接に関連しつつも、厳密には異なる概念であるという点です。耐寒性は低温による物理的な凍害に耐える能力を指しますが、在圃性は収穫適期を過ぎた後も品質を維持できる期間の長さを意味します。耐寒性が高くても在圃性が短い品種もあり、その逆もあります。品種カタログでは両者が区別されずに記載されている場合もあるため、栽培目的に応じて品種の特性を正確に見極めることが大切です。
耐寒性ハクサイの最大の魅力は、冬季の露地栽培において収穫期間を延長できることです。ハクサイは秋の需要期から鍋シーズンの冬にかけて消費が伸びる品目ですが、通常の品種では12月〜1月に収穫適期を迎えた後、圃場に置き続けると凍害や過熟による品質低下が進みます。耐寒性品種を導入することで、1月〜2月の厳寒期にも圃場から順次収穫して出荷を続けることが可能になります。
生産者にとっての経営面のメリットも見逃せません。冬季はハクサイの供給量が減少しやすく、市場価格が上昇する傾向があります。耐寒性品種を活用して冬季後半まで出荷を延長できれば、高単価の時期に販売量を確保できる可能性が高まります。また、収穫時期を分散できることで、出荷作業のピークが集中するのを避け、労働力の平準化にもつながります。
品質面では、冬の寒さにあたったハクサイは糖度が高まり、甘みが増すとされています。低温にさらされることでハクサイ自身が凍結を防ぐために糖やアミノ酸を蓄積する生理反応(いわゆる寒締め効果)が働くためです。耐寒性品種はこの低温期間を安全に乗り越えられるため、結果として寒締め効果を享受しやすく、食味の良い冬ハクサイを出荷できるという副次的なメリットがあります。
防寒資材の面でも、耐寒性品種は外葉の結束や新聞紙での被覆といった防寒処理を最小限に抑えられるケースがあります。ただし、防寒対策が完全に不要になるわけではなく、地域や気象条件によっては補助的な保護が必要な場合もあります。
耐寒性に優れたハクサイ品種は、いくつかの共通した形態的・生理的な特徴を持っています。
外葉の厚さと硬さが一つのポイントです。外葉が厚く、しっかりした組織を持つ品種は、外葉が結球全体を包み込んで内部を保護するため、凍害に対する物理的なバリアとして機能します。反対に、外葉が薄くて柔らかい品種は、低温下で外葉が凍結・枯死しやすく、結球内部にも影響が及びやすくなります。
結球の締まり具合も耐寒性に関係します。しっかりと締まった結球は、外気との接触面積が少なく、内部温度の低下が緩やかになるため、凍害に対する耐性が高まります。一方、結球が緩い品種は内部に冷気が入りやすく、凍結のリスクが高くなります。
ここからが実際の栽培で差がつくところです。耐寒性品種の中でも、「凍結後の回復力」には品種間で差があります。一時的に凍結しても日中の気温上昇で解凍された際に、組織が正常に回復する品種と、水浸状に変色してしまう品種があります。特に内陸部のように日較差が大きい地域では、この凍結・解凍の繰り返しに耐えられるかどうかが、品種選定の重要な判断材料になります。
耐寒性と他の特性にはトレードオフが存在する場合もあります。耐寒性を重視して育成された品種では、結球の色合い(黄芯の発色)や食味が最優先されていないケースもあるため、出荷先のニーズに合致するかどうかを事前に確認しておく必要があります。
耐寒性ハクサイの栽培では、品種の特性を最大限に活かしつつ、冬季特有のリスクを管理するための工夫が求められます。
作型としては、7月下旬〜8月中旬に播種し、9月に定植して12月〜翌2月にかけて収穫する秋冬どり作型が一般的です。耐寒性品種の場合、通常よりもやや早めに播種・定植を行い、厳寒期に入る前に結球を十分に仕上げておくことが安定した越冬のポイントになります。結球が未完成のまま低温期に入ると、耐寒性品種であっても品質が低下するリスクがあります。
肥培管理では、結球期にかけて十分な栄養を蓄積させることが重要です。ただし、窒素肥料の遅効きは結球の締まりを緩くし、耐寒性の低下につながる可能性があるため、追肥のタイミングと量を適切に管理する必要があります。基肥主体の施肥設計とし、追肥は結球開始期までに完了させるのが基本的な考え方です。
排水管理にも注意が必要です。冬季は蒸散量が少ないため、圃場の土壌水分が過剰になりがちです。過湿条件では根の活力が低下し、耐寒性品種であっても凍害を受けやすくなります。暗渠排水の整備や明渠の設置、高畝栽培の採用が有効です。
防寒対策としては、耐寒性品種であっても、極端な低温が予想される場合は外葉を紐で結束して結球部を保護する方法が有効です。この外葉結束は収穫の1か月前頃に行うのが目安で、結球の品質維持と防寒の両方の効果があります。不織布によるべたがけも、放射冷却による急激な温度低下を緩和する手段として活用されています。
病害虫対策としては、冬季は病害の発生リスクが比較的低くなりますが、軟腐病やべと病は秋の感染が越冬後に拡大するケースがあるため、秋季の適期防除が重要です。特に軟腐病は結球内部の腐敗を引き起こし、外見上は正常に見えても内部が使い物にならないことがあるため、圃場での傷口管理(害虫防除を含む)が予防の鍵となります。
耐寒性ハクサイの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。
意外と知られていないのですが、同じ品種でも定植時期のずれによって耐寒性の発現度合いが変わることがあります。定植が遅れて結球が十分に充実しないまま冬を迎えると、品種本来の耐寒性が発揮されないことがあります。品種カタログに記載された播種・定植適期を守ることが、耐寒性を最大限に引き出す基本です。
試作時には、同一圃場内で複数品種を並べて比較栽培するのが効果的です。厳寒期の凍害の程度、結球の品質維持期間、収穫時の調製のしやすさなどを実際に確認し、自分の圃場条件と出荷スケジュールに最も適した品種を選定してください。
耐寒性ハクサイの市場は、冬場の安定供給に対するニーズの高まりを背景に底堅く推移しています。量販店や業務用需要において、ハクサイは鍋物食材としての冬季需要が大きく、12月〜2月にかけて安定した供給を求める声が強まっています。
産地では、収穫期間の延長によって出荷ロットを確保しやすくなることから、耐寒性品種の導入を進める動きが見られます。特に、北関東や東北南部の冬季露地栽培産地では、耐寒性品種を活用して1月以降の出荷を実現し、他産地との差別化を図るケースが増えています。
品種育成の面では、耐寒性と黄芯の発色・結球品質を高いレベルで両立する品種の開発が各種苗メーカーの重要な課題となっています。従来は耐寒性を優先すると結球の色合いや食味がやや犠牲になる傾向がありましたが、近年は両方の特性を兼ね備えた品種が増えつつあります。
産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、気候変動に伴う冬季の気象変動の幅が広がる中で、耐寒性品種の重要性は今後さらに高まると考えられます。暖冬の年にも厳冬の年にも対応できる品種を圃場に組み込んでおくことは、リスク管理の観点から経営に安心感をもたらします。
今後の展望としては、耐寒性品種を活用した「寒締めハクサイ」のブランド化が期待されます。冬の寒さを積極的に活用して糖度が高まったハクサイを差別化商品として販売する動きは、他の冬野菜(ホウレンソウ、ネギ等)で先行事例があり、ハクサイにおいても同様の取り組みが広がる余地があります。
耐寒性ハクサイは、冬季の低温環境に強く、厳寒期の露地栽培でも結球品質を維持できる特性を持つ品種群です。収穫期間の延長による冬季出荷の安定化、寒締め効果による食味の向上、防寒作業の軽減など、生産者にとって多面的なメリットがあります。
品種選びにあたっては、耐寒性の程度に加え、結球品質(締まり・黄芯の発色)、耐病性、在圃性を総合的に検討することがポイントです。栽培管理では、厳寒期に入る前の結球の充実と、適切な排水管理・防寒処理が品質維持の鍵となります。自分の圃場条件と出荷計画に合った品種を、試作を通じて見極めることが、安定した冬季ハクサイ生産への第一歩です。
株式会社渡辺採種場
根こぶ病に強いオリンピア型品種! ■特性 ・播種後85日位で収穫期に達する中晩生品種です。 ・肥大性が良く、一球3.0kg位の砲弾形に揃います。 ・耐寒性、貯蔵性が高く、囲い用にも向きます。 ・生育旺盛で、一般諸病害に対する強さは中程度です。 ■栽培ポイント・注意点 ・根こぶ病菌のレース(菌系)によっては、根こぶ病の発生があるかもしれません。無理な連作を避け、輪作と耕種的防除を行ってください。
有限会社石井育種場
尻張り、胴張りのい黄芯系 根こぶ病に強い CR/75日 ■特性 1. 根こぶ病抵抗性でべと病、白斑病等の病害や石灰欠乏症にも強く栽培が容易。 2. 結球後60日前後、在圃しても裂球がなく、芯の伸びも遅いので収穫期の幅が広く収量が多い。 3. 球高28~29cm、球径18~20cm、球重3kg位、日数をおけば3.5kg位に太る。尻張り、胴張りのよい円筒型で球頭の包合がよい。 4. 色つやのよい濃緑球で球内はCR清雅65よりさらに濃い黄色になり、完熟後も球内の黄色が低下しにくい。葉質は柔らかく多汁で食味がよい。
有限会社フジミ・オフィス
根こぶ抵抗性の黄芯系 特性 1)ウィルス、軟腐病、ベト病、石灰欠乏症に強く栽培容易 2)平暖地の適期栽培では播種後60日~65日、高冷涼地の春~初夏蒔き 栽培では55日~65日位で収穫できる 3)球重2.5㎏~3㎏の砲弾型、外葉は濃緑色で内部は濃黄色の綺麗な コントラストとなる 4)晩抽性で芯の伸びが遅いため裂球が少なく在圃性が良い 5)平暖地の8月中旬~9月中旬蒔き10月中旬~年内穫り、結束すれば1月穫りも可能。又、早春~春蒔き5月~初夏穫りもできる 6)高冷地の4月~7月蒔き7月~10月穫り 栽培の要点 ●高冷地の春蒔き夏穫りに最適 ●早蒔きは軟腐病発生の恐れがあるので避ける
ナント種苗株式会社
鮮やかなパープル発色を大幅に改良。 春作もできる晩抽性。ゴマ症・アンコに強い。 紫奏子の最終進化版がいよいよ登場。 【特 徴】 ● 「紫奏子」より収穫5日遅く、播種後75日タイプの中生。 ● 発色が大幅に進化!鮮やかな紫色(中肋部にも紫入る)。 ● 晩抽度が高く、春栽培も可能! ● ゴマ症、アンコ(石灰欠乏)など生理障害が非常に少ない。 【栽培のポイント】 ● 結球ステージが高温および低温期では結球が緩くなることがあるため、播種期を守ることが重要。 ● 秋蒔き限界8月下旬まで(一般地)。春蒔き限界2/20迄。
カネコ種苗株式会社
抜群の在圃性と耐寒性で安心品質! 特性 ●冬どり栽培に最適な、黄芯系晩生品種です。 ●根こぶ病に強い耐病性を持ちます。 ●耐寒性が優れ、暖冬年でも過熟になりにくいので、収穫期後半まで良品生産が可能です。 ●球形は尻張り、胴張り共に優れ、よくそろいます。 ●外葉色は極濃緑色になり、球内の黄色を収穫期後半まで維持します。 ●芯腐れ、ごま症等の生理障害の発生が少ないです。 ※根こぶ病に対しては、弊社従来品種より高い抵抗性を持ちますが、地域により異なるレースがあり、発病する場合もございます。あらかじめご了承ください。
タキイ種苗株式会社
幅広い根こぶ病に耐病性! 黄芯の冬どり中生種! ■特長 ・幅広い根こぶ病に耐病性をもつ「きらぼし」シリーズの中生85日タイプ。 ・適期栽培では、3kg程度に太る。 ・石灰欠乏症(縁腐れ・芯腐れ)などの生理障害の発生が少ない。 ・耐寒性が強く、低温結球性・肥大性に加え晩抽性にもすぐれるので、栽培適期幅が広い。 ・玉は尻張り・胴張りのよい円筒形、球内色は濃黄色で品質良好。 ■栽培の要点 ・極端な早まきは、軟腐病・ウイルス病の発生原因となるので、適期播種に努める。 ・チッソの過剰施肥はゴマ症などの生理障害の発生につながるので注意するとともに、適期収穫を心掛ける。
タキイ種苗株式会社
幅広い根こぶ病に耐病性! 耐寒・晩抽性にすぐれる中晩生種! ■特長 ・幅広い根こぶ病に耐病性をもつ「きらぼし」シリーズの中晩生90日タイプ。 ・耐寒・晩抽性にすぐれ、収穫期幅が広い。適期栽培では3kg程度に太る。 ・石灰欠乏症(縁腐れ・芯腐れ)などの生理障害の発生が少ない。 ・外葉は強健で立性なので、追肥・薬剤散布・結束などの管理作業が容易。 ■栽培の要点 ・耐寒性にすぐれる反面、低温結球性がやや劣るため、適期播種に努める。 ・1〜2月どり栽培では年内に結束が必要。 ・結球期の肥料切れや乾燥は玉肥大が劣るので、収穫時まで肥効を保つ。
カネコ種苗株式会社
幅広い耐病性で、抜群の作りやすさ! 特性 ●80日タイプの黄芯系中生品種です。 ●軟腐病、黄化病、白斑病、べと病、根こぶ病に強い耐病性を持ちます。 ●草姿が立性で色が濃く、耐寒性が優れます。 ●生理障害の中でも、特に『ごま症』の耐性が優れます。 ●食味が優れるので、漬け物、鍋用途に最適です。 ※根こぶ病に対しては、弊社従来品種より高い抵抗性を持ちますが、地域により異なるレースがあり、発病する場合もございます。あらかじめご了承ください。 栽培要点 ●極端な早まき・早植えは形状が縦長になる傾向がありますので、播種・定植時期に注意してください。
株式会社サカタのタネ
栽培しやすくて食味のよい中早生品種 ■特性 ●播種後70日程度から収穫できる年内どり向きの中早生品種。肥大性が優れ、球形は尻張りのよい円筒形。球長28〜30cm、球重3.0kg前後になる。 ● 球内色は全体的に黄色が回り美しく、カット販売での商品性が高い。加工、調理後の色のりもよく見栄えが優れる。 ● 繊維質がやわらかくみずみずしいため、食感がよい。風味、甘みがのりやすく、品質のよいハクサイ生産に適する。 ● 根こぶ病に耐病性がある。耐湿性、耐寒性が優れ、石灰欠乏症、ゴマ症などの生理障害にも強く、栽培しやすい。 ■適応性 本品種は主に寒冷地の夏まき晩秋どり栽培、温暖地、暖地の秋まき年内どり栽培に向きます。根こぶ病はレースによって発病することがあるので注意してください。 ■肥培管理 定植前に元肥を施用しておきます。窒素成分で15~18㎏/10aが標準となります。有機肥料、微量要素材を併せて施してください。追肥は窒素成分で2~3㎏/10aで2~3回に分けて施します。1回目は定植10日後程で株元に施します。2回目は定植20~30日後ほど(結球始め)で畝間に施し、除草も兼ねて中耕します。 ■播種と育苗と定植 育苗期間は18日前後、本葉3枚程度で定植となります。苗の管理は徒長防止のため高床にします。灌水は天候を見ながらになりますが、過剰な灌水、午後2時以降の灌水も徒長の原因になるので避けましょう。老化苗を使うと定植後の活着、生育がわるくなり石灰欠乏症の原因ともなりますので注意してください。 ■生理障害対策 石灰欠乏症などの生理障害は、圃場に十分な石灰、ホウ素があっても発生します。原因としては、老化苗の定植、過剰な施肥、過湿、結球期の極度な乾燥、気温の変化などで根の働きがこじれ、必要成分を十分吸収できない際に発生します。これにはハクサイの根張りをよく作ることが大切です。圃場へ「バイテクバイオエース」などの有機質肥料や、完熟堆肥を投入し健全な土づくりを心がけることによって、生理障害の発生を軽減させます。有機質に富んだ圃場のハクサイは風味がよく、品質の向上にもつながります。 ■収穫 頭部を押さえて硬くなり中身がある程度締まっていたら収穫です。過熟になるとどうしても食味が落ちてしまいます。高品質なハクサイですので適期収穫を心がけます。
株式会社サカタのタネ
耐病性、耐雨性に優れる強健な品種 ■特性 ● 春まきで定植後65〜70日、秋まきで播種後70〜75日で収穫できる中早生品種。 ● 外葉はコンパクトで立性。葉色は濃緑で肉厚、強健で頭部は深く抱合する。 ● 球形は胴張りする砲弾形で球長30cm前後、球重2.8〜3.0kg前後になる。 ● 球内色は全体に黄色が回り、カットしたときの見栄えがよい。甘みがのりやすく、食味、品質がよい。 ● 晩抽性が安定しており、晩春まき〜秋まきまで幅広く利用できる。 ● ゴマ症や石灰欠乏症によるチップバーン、アンコなどの生理障害に強く、栽培しやすい。 ● 根こぶ病には従来よりも幅広いレースに耐病性がある。軟腐病など他の病害にも非常に強い。 ■適応性 本品種は高冷地の3月下旬まき栽培から夏まき秋どり栽培、一般地の2月まきトンネル栽培および8月中旬~9月上旬まき11月どり栽培で利用できます。根こぶ病には幅広い耐病性を示し、軟腐病にも強く、高温多湿下で力を発揮します。 ■肥培管理 定植前に元肥を施用します。10a当たり窒素成分で15~18㎏を標準とします。有機肥料、微量要素材を併せて施用してください。追肥は10a当たり窒素成分で2~3㎏で2~3回に分けて施します。1回目は定植10日ほど後で株元に施します。2回目は定植20~30日(結球始め)で畝間に施し、除草も兼ねて中耕します。 ■播種と育苗と定植 春まき栽培では、育苗温度13℃以上を目安とし、約1カ月保温育苗をします。徒長した苗を作らないよう本葉4~5枚時までは灌水を控えめにします。8~9月まきの栽培では、本葉3枚程度で定植するように心がけます。苗の管理は徒長防止のため高床にします。灌水は天候を見ながらになりますが、過剰な灌水、午後2時以降の灌水も徒長の原因となるので避けます。老化苗を使うと定植後の活着、生育が悪くなり石灰欠乏症の原因ともなるので注意してください。定植後の極度な低温や乾燥も脇芽発生の原因となるので注意が必要です。 ■生理障害対策 石灰欠乏症などの生理障害は、圃場に十分な石灰、ホウ素があっても発生します。原因としては、老化苗の定植、過剰な施肥、過湿、結球期の極度な乾燥、気温の変化などで根の働きがこじれ、必要成分を十分吸収できない際に発生します。これにはハクサイの根張りをよく作ることが大切です。圃場へ「バイテクバイオエース」などの有機質肥料や、完熟堆肥を投入し健全な土づくりを心がけることによって、生理障害の発生を軽減させます。また、有機質に富んだ圃場のハクサイは風味がよく、品質の向上にもつながります。 ■収穫 頭部を押さえて硬くなり中身がある程度締まっていたら収穫です。収穫遅れは、石灰欠乏症や球内の退色によって品質が低下するので適期収穫を心がけます。
株式会社渡辺採種場
根こぶ病に強いオリンピア型品種! ■特性 ・播種後85日位で収穫期に達する中晩生品種です。 ・肥大性が良く、一球3.0kg位の砲弾形に揃います。 ・耐寒性、貯蔵性が高く、囲い用にも向きます。 ・生育旺盛で、一般諸病害に対する強さは中程度です。 ■栽培ポイント・注意点 ・根こぶ病菌のレース(菌系)によっては、根こぶ病の発生があるかもしれません。無理な連作を避け、輪作と耕種的防除を行ってください。
有限会社石井育種場
尻張り、胴張りのい黄芯系 根こぶ病に強い CR/75日 ■特性 1. 根こぶ病抵抗性でべと病、白斑病等の病害や石灰欠乏症にも強く栽培が容易。 2. 結球後60日前後、在圃しても裂球がなく、芯の伸びも遅いので収穫期の幅が広く収量が多い。 3. 球高28~29cm、球径18~20cm、球重3kg位、日数をおけば3.5kg位に太る。尻張り、胴張りのよい円筒型で球頭の包合がよい。 4. 色つやのよい濃緑球で球内はCR清雅65よりさらに濃い黄色になり、完熟後も球内の黄色が低下しにくい。葉質は柔らかく多汁で食味がよい。
有限会社フジミ・オフィス
根こぶ抵抗性の黄芯系 特性 1)ウィルス、軟腐病、ベト病、石灰欠乏症に強く栽培容易 2)平暖地の適期栽培では播種後60日~65日、高冷涼地の春~初夏蒔き 栽培では55日~65日位で収穫できる 3)球重2.5㎏~3㎏の砲弾型、外葉は濃緑色で内部は濃黄色の綺麗な コントラストとなる 4)晩抽性で芯の伸びが遅いため裂球が少なく在圃性が良い 5)平暖地の8月中旬~9月中旬蒔き10月中旬~年内穫り、結束すれば1月穫りも可能。又、早春~春蒔き5月~初夏穫りもできる 6)高冷地の4月~7月蒔き7月~10月穫り 栽培の要点 ●高冷地の春蒔き夏穫りに最適 ●早蒔きは軟腐病発生の恐れがあるので避ける
ナント種苗株式会社
鮮やかなパープル発色を大幅に改良。 春作もできる晩抽性。ゴマ症・アンコに強い。 紫奏子の最終進化版がいよいよ登場。 【特 徴】 ● 「紫奏子」より収穫5日遅く、播種後75日タイプの中生。 ● 発色が大幅に進化!鮮やかな紫色(中肋部にも紫入る)。 ● 晩抽度が高く、春栽培も可能! ● ゴマ症、アンコ(石灰欠乏)など生理障害が非常に少ない。 【栽培のポイント】 ● 結球ステージが高温および低温期では結球が緩くなることがあるため、播種期を守ることが重要。 ● 秋蒔き限界8月下旬まで(一般地)。春蒔き限界2/20迄。
カネコ種苗株式会社
抜群の在圃性と耐寒性で安心品質! 特性 ●冬どり栽培に最適な、黄芯系晩生品種です。 ●根こぶ病に強い耐病性を持ちます。 ●耐寒性が優れ、暖冬年でも過熟になりにくいので、収穫期後半まで良品生産が可能です。 ●球形は尻張り、胴張り共に優れ、よくそろいます。 ●外葉色は極濃緑色になり、球内の黄色を収穫期後半まで維持します。 ●芯腐れ、ごま症等の生理障害の発生が少ないです。 ※根こぶ病に対しては、弊社従来品種より高い抵抗性を持ちますが、地域により異なるレースがあり、発病する場合もございます。あらかじめご了承ください。
タキイ種苗株式会社
幅広い根こぶ病に耐病性! 黄芯の冬どり中生種! ■特長 ・幅広い根こぶ病に耐病性をもつ「きらぼし」シリーズの中生85日タイプ。 ・適期栽培では、3kg程度に太る。 ・石灰欠乏症(縁腐れ・芯腐れ)などの生理障害の発生が少ない。 ・耐寒性が強く、低温結球性・肥大性に加え晩抽性にもすぐれるので、栽培適期幅が広い。 ・玉は尻張り・胴張りのよい円筒形、球内色は濃黄色で品質良好。 ■栽培の要点 ・極端な早まきは、軟腐病・ウイルス病の発生原因となるので、適期播種に努める。 ・チッソの過剰施肥はゴマ症などの生理障害の発生につながるので注意するとともに、適期収穫を心掛ける。
タキイ種苗株式会社
幅広い根こぶ病に耐病性! 耐寒・晩抽性にすぐれる中晩生種! ■特長 ・幅広い根こぶ病に耐病性をもつ「きらぼし」シリーズの中晩生90日タイプ。 ・耐寒・晩抽性にすぐれ、収穫期幅が広い。適期栽培では3kg程度に太る。 ・石灰欠乏症(縁腐れ・芯腐れ)などの生理障害の発生が少ない。 ・外葉は強健で立性なので、追肥・薬剤散布・結束などの管理作業が容易。 ■栽培の要点 ・耐寒性にすぐれる反面、低温結球性がやや劣るため、適期播種に努める。 ・1〜2月どり栽培では年内に結束が必要。 ・結球期の肥料切れや乾燥は玉肥大が劣るので、収穫時まで肥効を保つ。
カネコ種苗株式会社
幅広い耐病性で、抜群の作りやすさ! 特性 ●80日タイプの黄芯系中生品種です。 ●軟腐病、黄化病、白斑病、べと病、根こぶ病に強い耐病性を持ちます。 ●草姿が立性で色が濃く、耐寒性が優れます。 ●生理障害の中でも、特に『ごま症』の耐性が優れます。 ●食味が優れるので、漬け物、鍋用途に最適です。 ※根こぶ病に対しては、弊社従来品種より高い抵抗性を持ちますが、地域により異なるレースがあり、発病する場合もございます。あらかじめご了承ください。 栽培要点 ●極端な早まき・早植えは形状が縦長になる傾向がありますので、播種・定植時期に注意してください。
株式会社サカタのタネ
栽培しやすくて食味のよい中早生品種 ■特性 ●播種後70日程度から収穫できる年内どり向きの中早生品種。肥大性が優れ、球形は尻張りのよい円筒形。球長28〜30cm、球重3.0kg前後になる。 ● 球内色は全体的に黄色が回り美しく、カット販売での商品性が高い。加工、調理後の色のりもよく見栄えが優れる。 ● 繊維質がやわらかくみずみずしいため、食感がよい。風味、甘みがのりやすく、品質のよいハクサイ生産に適する。 ● 根こぶ病に耐病性がある。耐湿性、耐寒性が優れ、石灰欠乏症、ゴマ症などの生理障害にも強く、栽培しやすい。 ■適応性 本品種は主に寒冷地の夏まき晩秋どり栽培、温暖地、暖地の秋まき年内どり栽培に向きます。根こぶ病はレースによって発病することがあるので注意してください。 ■肥培管理 定植前に元肥を施用しておきます。窒素成分で15~18㎏/10aが標準となります。有機肥料、微量要素材を併せて施してください。追肥は窒素成分で2~3㎏/10aで2~3回に分けて施します。1回目は定植10日後程で株元に施します。2回目は定植20~30日後ほど(結球始め)で畝間に施し、除草も兼ねて中耕します。 ■播種と育苗と定植 育苗期間は18日前後、本葉3枚程度で定植となります。苗の管理は徒長防止のため高床にします。灌水は天候を見ながらになりますが、過剰な灌水、午後2時以降の灌水も徒長の原因になるので避けましょう。老化苗を使うと定植後の活着、生育がわるくなり石灰欠乏症の原因ともなりますので注意してください。 ■生理障害対策 石灰欠乏症などの生理障害は、圃場に十分な石灰、ホウ素があっても発生します。原因としては、老化苗の定植、過剰な施肥、過湿、結球期の極度な乾燥、気温の変化などで根の働きがこじれ、必要成分を十分吸収できない際に発生します。これにはハクサイの根張りをよく作ることが大切です。圃場へ「バイテクバイオエース」などの有機質肥料や、完熟堆肥を投入し健全な土づくりを心がけることによって、生理障害の発生を軽減させます。有機質に富んだ圃場のハクサイは風味がよく、品質の向上にもつながります。 ■収穫 頭部を押さえて硬くなり中身がある程度締まっていたら収穫です。過熟になるとどうしても食味が落ちてしまいます。高品質なハクサイですので適期収穫を心がけます。
株式会社サカタのタネ
耐病性、耐雨性に優れる強健な品種 ■特性 ● 春まきで定植後65〜70日、秋まきで播種後70〜75日で収穫できる中早生品種。 ● 外葉はコンパクトで立性。葉色は濃緑で肉厚、強健で頭部は深く抱合する。 ● 球形は胴張りする砲弾形で球長30cm前後、球重2.8〜3.0kg前後になる。 ● 球内色は全体に黄色が回り、カットしたときの見栄えがよい。甘みがのりやすく、食味、品質がよい。 ● 晩抽性が安定しており、晩春まき〜秋まきまで幅広く利用できる。 ● ゴマ症や石灰欠乏症によるチップバーン、アンコなどの生理障害に強く、栽培しやすい。 ● 根こぶ病には従来よりも幅広いレースに耐病性がある。軟腐病など他の病害にも非常に強い。 ■適応性 本品種は高冷地の3月下旬まき栽培から夏まき秋どり栽培、一般地の2月まきトンネル栽培および8月中旬~9月上旬まき11月どり栽培で利用できます。根こぶ病には幅広い耐病性を示し、軟腐病にも強く、高温多湿下で力を発揮します。 ■肥培管理 定植前に元肥を施用します。10a当たり窒素成分で15~18㎏を標準とします。有機肥料、微量要素材を併せて施用してください。追肥は10a当たり窒素成分で2~3㎏で2~3回に分けて施します。1回目は定植10日ほど後で株元に施します。2回目は定植20~30日(結球始め)で畝間に施し、除草も兼ねて中耕します。 ■播種と育苗と定植 春まき栽培では、育苗温度13℃以上を目安とし、約1カ月保温育苗をします。徒長した苗を作らないよう本葉4~5枚時までは灌水を控えめにします。8~9月まきの栽培では、本葉3枚程度で定植するように心がけます。苗の管理は徒長防止のため高床にします。灌水は天候を見ながらになりますが、過剰な灌水、午後2時以降の灌水も徒長の原因となるので避けます。老化苗を使うと定植後の活着、生育が悪くなり石灰欠乏症の原因ともなるので注意してください。定植後の極度な低温や乾燥も脇芽発生の原因となるので注意が必要です。 ■生理障害対策 石灰欠乏症などの生理障害は、圃場に十分な石灰、ホウ素があっても発生します。原因としては、老化苗の定植、過剰な施肥、過湿、結球期の極度な乾燥、気温の変化などで根の働きがこじれ、必要成分を十分吸収できない際に発生します。これにはハクサイの根張りをよく作ることが大切です。圃場へ「バイテクバイオエース」などの有機質肥料や、完熟堆肥を投入し健全な土づくりを心がけることによって、生理障害の発生を軽減させます。また、有機質に富んだ圃場のハクサイは風味がよく、品質の向上にもつながります。 ■収穫 頭部を押さえて硬くなり中身がある程度締まっていたら収穫です。収穫遅れは、石灰欠乏症や球内の退色によって品質が低下するので適期収穫を心がけます。