品種詳細

・強勢で着果性に優れる露地栽培向き一代交配種。 ・草姿は半立性で「紫御前」に比べ節間がやや長く、第1花着生節位が高い。 ・果形は長卵形で果皮のツヤがよく、高温期の果皮の退色が少ない。 ・出荷用に適する。 ■育成経過 2005年に発表した当財団が育成したナス交配種「紫御前」は、草勢の強さを持つ品種であるが、盛夏期に果皮色の退色が発生する傾向がありました。果皮色の退色の要因には、「紫御前」の母系である「中生中長」系統の果皮色が薄いことが原因として考えられ、退色しない組み合わせにするためには、非退色性に加えてさらに果皮色が濃い系統を交配親に用いる必要があるものと考えられます。 そこで、「紫御前」よりも高温期の果皮色の退色が少なく、強勢で着果性に優れた露地栽培向き品種の育成を目標に2008年より育種を開始し、2016年にほぼ目標にかなった一代雑種品種「黒小町」を育成しました。 種子親には「早生真黒」を素材として2013年に選抜固定した。種子親は草姿が開帳性で強勢。側枝が多く葉は淡緑葉で葉枯れが少ない。花数が多く果形は短卵形で果揃いは良いが、果色が濃紫色の系統である。花粉親には「筑陽」(タキイ種苗)を素材として2013年に選抜固定した。 花粉親は草姿が立性で草勢は中程度。分枝は中程度で花数はやや少なく、やや晩生。果形は首太の長形で首細果、尻太果、先とがり果が出にくく果揃いが良い。果皮色は黒紫色で退色果がなくツヤがあり、肉質はやや緻密な系統である。
黒小町

果実・収量特性

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メーカー情報

公益財団法人自然農法国際研究開発センター

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似た特性の品種

紫御前

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公益財団法人自然農法国際研究開発センター

共通 長ナス

・自農育成の長ナス系統と中生中長ナスとの一代交配種。 ・草姿半立性で、草勢強く、後半までスタミナが持続し、多収量性。 ・果実は光沢の強い黒紫色で、やや長めの長卵形。 ・出荷用に適する。

長緑(ちょうりょく)

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丸種株式会社

共通 長ナス

焼ナスにして美味しい大長緑ナス 1. 草姿は半立性で草勢は旺盛な中早生種。節間長は中位で、分枝数の多い豊産種です。 2. 果実は30cm位で首太く、果色は鮮緑となりヘタ部も緑色の美しい大長ナスです。 3. 果肉はやわらかで甘味が強く、食味は抜群です。

くろべえ

くろべえ

株式会社渡辺採種場

共通 長ナス

光沢、果形の優れる多収品種! ■特性 ・煮ナスから焼ナス用の大果でも果形が乱れない中長品種です。 ・草勢が強く、草姿は立性、着果数が多く、早期及び長期にわたり多収です。 ・果の光沢が優れ秀品率高く、日持ちも良い為市場性に大変優れる品種です。

黒錦2号

黒錦2号

八江農芸株式会社

共通 長ナス

■特徴 ・早熟栽培、露地栽培、ハウス抑制栽培に適する夏秋収穫用の長ナスです。 ・耐暑、耐湿性があり草勢が強いです。 ・着花は2葉に1花を着生し、夏秋収穫の長ナス品種群の中では早生種に属し、豊産性です。 ・果実の長さは25cm前後が標準で、光沢に優れ、黒紫色を呈します。 ・果肉は軟らかく、種子の入りは果実の先端部に集中し比較的少ないです。 ・草姿は首部がやや細り、胴部から花落ち部は均整のとれた曲線を呈し、ナスの代表的果姿と言えるほどに美しいです。 ■栽培の要点 ・老化苗の定植は避け、定植圃場の温度環境に順応させて下さい。 定植期、4~5月上旬の温度環境は最低温度が10度を前後で推移し、老化苗の定植は活着を悪くするので、若苗での定植を行ってください。 ・整枝、摘葉、誘引を行って下さい。第2花房が開花を始める頃には誘引の体制を整え、枝折れの防止に努めるとともに、枝の内側に光を当てるように管理することで、内向枝の充実ができます。整枝、摘葉は果実への光を十分に当てることで、葉陰の色あせ、風擦れを防止します。 ・草勢の維持管理を管理を徹底して下さい。 ナスは草勢が弱くなると果実の首部が細くなるので、草勢の維持を適時、追肥、灌水管理で徹底して下さい。

式部

式部

株式会社渡辺採種場

共通 長ナス

黒びかりで良品多収!ハウス栽培でも果色上がりバッチリ! ■特性 ・果は首太の長卵形で、色・光沢・日持ちに優れます。 ・初期収量、上果率は極めて高く、多収です。 ・特に、ハウス栽培での色あがりは良好です。

あのみのりナス

あのみのりナス

株式会社日本農林社

共通 長ナス

授粉や植物ホルモン処理なしでも実の着く ■特性 **************** 農研機構 野菜茶業研究所育成 *海外持出禁止(公示(農水省HP)参照 **************** ・授粉作業、ホルモン処理をしなくても実が太る性質(単為結果性)をもったナス。 ・果実は中長で、光沢のある濃黒紫色で美しく、外観は良好です。 ・関東以北の半促成栽培、露地栽培地域で好結果が得られており、 暖地の促成栽培でも利用可能です。 ・側枝の伸びは遅いので、整枝管理を省力化した栽培が可能。 ■単為結果について ・単為結果性とは、授粉・受精しなくても結実・肥大する性質です。 果実が肥大するためには果実内で植物ホルモン(オーキシン等)を生産することが必要であり、 単為結果性には内生のオーキシンが関与していると考えられています。 着果促進処理は、外部からオーキシンを与えることによって強制的に果実を肥大させる技術です。 なお、キュウリの実用品種はすべて単為結果性です。 ・通常のナス品種は着果に授粉作業が必要であり、 特に花粉が出にくい低温期のナス栽培では、 植物ホルモンによる着果促進処理が行われています。 この作業には多大な労力がかかり、 総労働時間の約3割にも及んでいます。 また、訪花昆虫を利用する場合は、 正常花粉形成に必要な夜温を確保するための暖房経費が必要であるとともに、 広く使われるセイヨウオオマルハナバチは外来生物法による規制対象であるため、 防虫ネット展張等さらなるコストが必要です。 このため、高齢化や市場価格低迷により脆弱化が進んでいる生産現場からは、 省力・低コスト技術の開発が強く求められています。