品種詳細

春のトンネル、夏まき用小カブ。 早太り、そろいよく、高冷地にも好評 ■特性 1.「金町小かぶ」の極早生交配品種。早太りが抜群でそろいがよく、裂根や肥大不良がなく、良品が一斉に収穫できる。 2. 玉は純白で光沢あり、肌が美しい。 3. 肉質はち密で、食味は良好。 4. 草姿は立性で、葉色が濃く光沢があり、やや小葉で草丈は伸び過ぎない。 5. べと病やウイルス病などへの耐病性もかなり強い。 ■適応性 本種は早どり用極早生種で適応作型が広いです。耐暑性強く、高温下でも葉伸びせず肥大がよく尻のまとまりがよいため、7月下旬からの夏まき栽培や、秋まき栽培に適します。また、抽苔性も相当安定し、低温下での肥大が早いので、1月下旬からのトンネル栽培や、その後の露地栽培、寒冷地の春~夏まき栽培に最も適します。このほか10月まきのトンネルやハウス栽培にも適します。 土壌に対する適応性も広く、排水に注意し腐熟有機質を施せば、ほとんどどこでも栽培できます。 ■畑づくり(圃場準備) できるだけ早めに、しかも土は十分細かくロータリーで耕しておきます。前作物の根など有機質がよく腐っていなかったり、土塊が多かったりすると、岐根の発生や玉肌が汚くなりやすいです。 ■肥培管理 極早生で生育日数が短いため、元肥主体として、他の早生品種より1~2割多肥とします。こうすると一段と早生性、肥大性が高まり、よいものを収穫できます。 10a当たりおよその成分量は、窒素15kg、リン酸15kg、カリ15kg、苦土石灰100kgで、高温期の栽培では窒素を減量し、低温期は増量します。 苦土石灰や石灰窒素はとくに早めに施用して酸度調整を行い、堆肥は前作に十分施しておくか、完熟したものを早めに施用します。肥料は、播種1週間以上前に全面散布し、よく耕して土になじませておきます。 ■播種 播種量は10a当たり6~10dlです。畝幅120~150cmのベッドをつくり、12~15cmの条まきが普通です。 乾燥期には降雨後か、十分な灌水を行ってから播種します。十分な湿りのない場合は、覆土後、鎮圧をしっかり行って発芽をそろえます。多湿時には排水に十分注意します。 ■間引き 生育が早いから、遅れないよう子葉が展開したら込んでいるところを間引き、本葉2~3枚までに株間12~15cmに1本立ちとします。 最も注意する点は、他品種より株間を広くすることで、とくにベッド栽培では12cm以上の作条、株間がほしいです。 密植栽培での間引き収穫では、3回目以降の収穫カブは葉数が不足して細軸となり、商品価値がおちます。株間が広いとそろって肥大し、クズが極端に少なく、市場性の高い良品を一斉に収穫でき、収益、作業能率もよいです。 ■病害虫防除 とくに高温期に発生の多いウイルス病や、純白の玉肌を汚く食害して商品価値を落とすキスジノミハムシの幼虫の防除には、土壌処理は欠かせません。 コナガ、アオムシ、ヨトウムシなどの害虫やべと病、白斑病には適切な登録農薬を適量、早期から定期的に散布して予防します。
たかね

栽培環境・条件

熟期・収穫時期

果実・収量特性

病害耐性

ミノリスタイマーバナー(紺)

メーカー情報

株式会社サカタのタネ

国産で活躍する品種を提供している種苗会社。

メーカー詳細

似た特性の品種

はくれい

はくれい

ヴィルモランみかど株式会社

共通 小カブ 早生 耐暑性 裂根しにくい

元祖サラダカブ ■特徴 特性-1 播種時期:秋~冬 タイプ:小カブ 根形:扁円 特性-2 早晩性:中早生 ス入りの早晩:優れる 耐暑性:優れる 耐寒性:特に優れる おすすめのポイント 耐寒性・低温肥大性に優れる元祖サラダカブ。 肉質緻密でやわらかく甘味がありおいしい。 ■品種の特性 1. 元祖サラダカブ。肉質は緻密でやわらかく、甘味があり、生食サラダで美味しい。生食のほか、漬けもの、煮物でも美味しい。 2. 中早生で冬~春播き、秋播きで最も特性を発揮する。 3. 根部は丸みのある扁円形で良く揃い乳白色で光沢があり、割れにくく、根尻細く、肉質緻密でス入遅い。.葉は濃緑で光沢あり、欠刻少なく、葉軸もしっかりしている。 4. 耐寒性、低温肥大性にも優れる。 ■栽培のポイント 1. 火山灰土で栽培する場合は、圃場を踏圧してから播種すること。 2. 病害虫防除の為、発芽後と秋冷雨後の薬剤散布を徹底すること。

玉姫蕪

玉姫蕪

株式会社タカヤマシード

共通 小カブ 早生 耐暑性 晩抽性

本種は耐暑、耐病性に秀れた早生蕪であり秋蒔きにおいては播種後約50日で収穫期を迎え、根部の肥大早く、扁円球でよく整い、小蕪から中蕪まで市場に合わせて計画的な出荷ができる。草姿は立性、葉は濃緑色、葉形は中位、欠刻が強く、葉身はやや長い。抽苔が遅いので春蒔きとしても好適で、随時播種でき、あらゆる時期の出荷に対し市場性が高い。 ■ポイント 1.夏蒔きの小蕪穫り栽培では窒素を控える栽培を行う。 2.晩秋蒔き早春栽培では必ず被覆栽培を行う。 3.盛夏栽培では寒冷紗被覆栽培を行う。

満天やさい CRおおとろ蕪

満天やさい CRおおとろ蕪

小林種苗株式会社

共通 小カブ 早生 晩抽性 裂根しにくい

CRおおとろ蕪 とろけるような美味しさ! 葉軸のまとまりが良く肌のきれいな晩抽極早生種! 特性 ・晩抽性、低温肥大性に優れ、秋~春まき栽培に適する中~小蕪品種。 ・根こぶ病やその他病害に強く、栽培容易。 ・葉軸のまとまりが良く、首元が大変きれいで出荷調整もし易い。 ・裂根少なく、尻詰まりの良い純白の腰高球となる。 ・肉質緻密で柔らかく、サラダ・浅漬けはもちろん、バーベキューや焼き鳥などの焼き料理、炒め料理、さらにイタリアンやフレンチ、中華料理など、様々な用途において最高の食味を誇る。 栽培のポイント ・高温期の栽培とならない様、無理な早播きは避ける。 ・直播する作物なので、圃場の適湿を見計らって播種し発芽を揃える事。 ・根こぶ病にはレースがあり、抵抗性品種でも発病する事があります。

CRきらりの夏

CRきらりの夏

株式会社日本農林社

共通 小カブ 早生 耐暑性 裂根しにくい

根こぶ病に強く、耐暑性抜群の夏専用コカブ ■特性 ・暑さ、病気に強く、春~夏に栽培し易いネコブ病に強い早生種。 ・春~夏栽培で問題となる葉の伸びすぎ、根の変形、 裂根や、収穫・洗浄時におけるひび割れが少ない為、 秀品率が高いので作業効率が良い。 また、葉茎が太く折れにくいので、結束が楽である。 ・球部の色は白く、肉質はち密で柔らかく甘くて美味しい。 尻部のまとまりが良い豊円形でバランスが良い。 ・多肥栽培や肥沃地でも従来の品種と比較して安定した栽培が可能。 ■栽培の注意 ・低温期では生育が非常に緩慢になるので、 適期栽培を心がけて下さい。

白銀小蕪

白銀小蕪

株式会社タカヤマシード

共通 小カブ 早生 耐暑性 裂根しにくい

早太り性に秀れた早生小蕪。特に高温期の栽培で変形裂根が非常に少ない。葉は濃緑色で毛茸なくやや細葉、欠刻は少なく葉軸は中位。根部は純白で光沢があり、豊円の扁円球で根じまりがよい。肉質は緻密でやわらかく食味に秀れ、甘味に富みサラダにも適し市場性が高い。夏まきの高温下でも揃いよく安定した収穫が可能で、播種後45日ぐらいで直径4~5cmとなる。 ■ポイント 1.夏まきの早どり栽培では窒素過多や急激な肥効に注意する。 2.盛夏栽培では寒冷紗被覆栽培を行う。

二刀

二刀

株式会社サカタのタネ

共通 小カブ 早生 裂根しにくい

食味・品質がよく、耐病性に優れる、春・秋どり用小カブ ■特性 1.生育は中早生で、秋まき年内収穫および冬まき春収穫に適する(関東一般地基準) 。 2.根部は肥大やや早く、尻がまとまる。ひげ根は少ない。 3.肌は白色でテリがある。割れにくく、収穫後の肌の変色などに強い。 4.肉質は緻密で、す入りが遅い。 5.クセが少なく甘みが強いため、食味が非常に優れる。 6.草姿は立性で、葉の大きさは中程度。葉軸は太くしなやかで結束しやすい。 7.白さび病、根こぶ病、萎黄病に耐病性がある。 ■適応性 露地では9月上旬~11月上旬まきおよび1月中旬~3月下旬まきに適します(関東一般地基準)。冬から春に向けて温度が上がっていく作型でも玉の変形、裂根が少なくじっくり肥大するため、在圃性のよさを発揮できることに加えて、春や秋などの多湿時期に発生しやすい白さび病への耐病性が非常に優れており、特に2月まき春どりの作型に適します。 一方、厳寒期の収穫では、玉の肥大が緩慢になる恐れがあるため、ハウスや保温被覆資材を利用して栽培してください。極端な乾燥や高温・低温は、玉の変形や生育不良の原因となるので注意してください。 複数の根こぶ病レースに対し幅広く耐病性がありますが、近年レース分化が進んでいると報告されているので注意が必要です。発病した場合は発病株を圃場から持ち出して処分してください。 ■要点 施肥量は元肥中心に10aあたり成分量で窒素、リン酸、カリそれぞれ8kgを基準としますが、土質や前作の残効を考慮してください。また、高温期は5割減、低温期は2割増で施肥します。追肥は基本的には不要ですが、生育状況に応じて少量施します。また、「バイテクバイオエース®」などの有機質肥料を施用することにより、甘み・風味が増します。生育のバランスを取りながら、通常の化学肥料とうまく組み合わせて施用してください。 栽植密度は15×15cmを標準とし、高温期は若干広めに栽培してください。 低温期の播種では被覆資材などを用いてしっかりと保温・保湿し、初期生育を順調にそろえることで、その後の生育・玉肥大につながります。 土壌水分は極端な多湿・乾燥がないよう、暗渠・明渠の設置や硬盤破壊、有機物の圃場投入などを心がけ、適湿を保つように管理してください。 コナガ、アブラムシなどの防除には防虫ネットなどのトンネル被覆が効果的です。キスジノミハムシ対策では、播種前の粒剤土壌混和なども行い、継続的な予防を心がけてください。農薬の使用方法・回数などは、各地域の農協や農業改良普及員に相談してください。 す入りが遅い品種ですが、温度上昇期における極端な収穫遅れは品質の低下を招きやすいため、計画的な播種・収穫体系を心がけてください。