なんめい
「なんめい」は早生であり、摘採期は、中生の「やぶきた」よりも6~7日早く、早生品種「さえみどり」と同時期です。また、収量は「やぶきた」、「さえみどり」より優れており、製茶品質は「さえみどり」と同等に優れています。 「なんめい」は、暖地での栽培に適しており、農薬使用量の削減が期待されます。また、輸出向け栽培に適した品種であり、今後の輸出拡大に役立つことが期待されます。 ■主要特性 ・「なんめい」は、クワシロカイガラムシと輪斑病に抵抗性で樹勢が強い「さやまかおり」を母親、製茶品質に優れる早生系統「枕崎13号」を父親として、1992年に交配した後代の中から選抜されました。 ・「なんめい」は、「さやまかおり」由来のクワシロカイガラムシ抵抗性遺伝子を受け継いでいる品種として、DNAマーカーを用いて選抜されました。なお、「なんめい」は、果樹や茶などの木本作物では、DNAマーカー選抜技術を用いて育成された国内初の品種です。 ・「なんめい」は、クワシロカイガラムシ抵抗性が「強」、輪斑病抵抗性が「強」であり、炭疽病抵抗性が「中」です。 ・「なんめい」の一番茶における摘採期は、育成地(鹿児島県枕崎市)では、中生の「やぶきた」より6~7日早く、早生品種「さえみどり」と同時期です。 ・「なんめい」の収量は、「やぶきた」、「さえみどり」より優れ、新芽の葉色は濃緑です。一番茶の製茶品質は「やぶきた」より優れ、「さえみどり」と同等です。 ・「なんめい」は早生品種であり、赤枯れ抵抗性や裂傷型凍害抵抗性といった耐寒性がやや劣るため、九州南部など暖地での栽培が適しています。
                  
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