イエローホープ
カネコ種苗株式会社
売り場で目を引くイエローカラー! 食味も良好! ■特性 ●鮮やかな黄色の中玉トマトです。 ●食味がよく、店持ちにも優れます。 ●平均1果重40~45g位によくそろいます。 ●葉かび病(Cf-9)、萎凋病(レース2)、半身萎凋病、ToMV(Tm-2ª) に対して安定した耐病性を有します。 ●草勢は強く、スタミナがあります。 ●1花房あたり8~12果程度です。 ■栽培要点 ●過剰な元肥や追肥は、果実の過肥大やすじ腐れ果の発生につながりますので注意します。
早生(わせ)とは、同じ作物の品種群の中で、開花・結実・収穫が比較的早く訪れる特性を持つ品種を指す農業用語です。大玉トマトの場合、一般的に「定植から初収穫までの日数が短い」「第1花房の開花が早い」「低温期でも着果・肥大しやすい」といった特性が早生品種の目安となります。
ただし、「早生」に対する数値的な統一基準は品種カタログに明記されているわけではなく、同じ品種群(同一メーカーのラインナップ等)内での相対的な評価として用いられることが多い点に注意が必要です。種苗メーカーによって早生・中早生・中晩生・晩生といった熟期の区分が設けられていますが、その基準はメーカーごとに異なります。
大玉トマトの熟期特性は、特に促成栽培(秋定植→冬春出荷)において重要な選定基準となります。年内(12月〜1月)の出荷量を確保したい産地では、早生品種の着果・肥大力が収益に直結します。
なお、ミノリスには「早生トマト」タグ(ID:15)が既に設定されていますが、これはミニトマト・中玉トマトを含む全サイズのトマトを対象としたタグです。今回の「早生大玉トマト」タグは、大玉トマト専用の品種に特化した区分であり、大玉トマトの品種を探している生産者が絞り込みやすくなるよう新設されました。
早生品種を選ぶ最大のメリットは、初期収量の確保です。促成栽培では早期に収穫が始まることで、年内から出荷が可能となり、価格が高い冬場の市場に商品を届けられます。大玉トマトの市場価格は冬期に高騰する傾向があり、年内出荷の本数が多い品種は収益面で有利に働きます。
低温期の着果性・肥大力が優れていることも、早生品種の特徴です。11月〜1月の日射量が少なく気温も低い時期に、着果が安定して果実が順調に肥大するかどうかは、促成栽培の収益を大きく左右します。早生品種の多くは、こうした条件下でも花落ちが少なく、着果が安定するよう育種されています。
経営面では、出荷時期が早いことで同一作型内のトータル出荷量が増える可能性があります。栽培期間が固定されている場合、早く収穫が始まる品種ほど累計収穫量が多くなる傾向があります。また、収穫が早く完了することで、次作の準備期間を確保しやすくなるというメリットもあります。
早生大玉トマトに分類される品種には、いくつかの共通した傾向があります。
草勢(草の勢い)については、早生品種は一般的に草勢がやや強めになる傾向があります。低温期の生育を維持するために根の活力が旺盛に保たれているためです。ただし、草勢が強すぎると着果不良や空洞果の発生リスクが高まるため、肥料管理(特に窒素管理)に注意が必要です。
品種によって、早生性と果実品質(食味・硬度・日持ち)のバランスは異なります。早生性を追求した品種の中には、果実の硬度や日持ち性が中生・晩生品種よりやや劣るものもあります。出荷先の要求(日持ち性・硬度)と早生性を両立できるかを、カタログ情報と産地での実績を参照しながら確認することが重要です。
早生大玉トマトの栽培では、早生性を活かすための管理が重要です。
定植期を適切に設定することが第一歩です。促成栽培での年内出荷を目標にする場合、定植が遅れると第1花房の着果が遅れ、早生品種のメリットが十分に発揮されません。各産地の基準日(定植適期)を確認し、育苗スケジュールを逆算して管理します。
保温・加温管理も品種の早生性を引き出す重要な要素です。低温期に室温が適温(夜間8℃以上が目安)を下回ると、早生品種であっても着果不良や生育遅延が起きます。加温設備の能力と燃料コストのバランスを考慮しながら、設定温度を適切に管理することが求められます。
ここからが実際の栽培で差がつくところです。早生品種では着果が早く進む反面、養分の供給が着果ペースに追いつかなくなることがあります。第1〜2花房に過剰に着果させると、第3花房以降の着果が不安定になったり、果実が小玉になったりするケースがあります。摘果の判断は早め・的確に行い、1花房あたりの着果数を品種推奨値に保つことが品質安定の基本です。
病害虫対策としては、早生品種は草勢が旺盛なため、適切な整枝・誘引管理を行わないと茂りすぎて通気性が悪化し、灰色かび病や葉かび病が発生しやすくなります。葉かびへの耐性があるかどうかも、品種選定時に確認しておきたいポイントです。
早生大玉トマトを選ぶ際に確認しておきたいポイントを整理します。
意外と知られていないのですが、同じ「早生」区分の品種でも、促成栽培向きと夏秋栽培向きでは特性が大きく異なります。低温期の早生性を発揮するために選抜された品種は、高温期には草勢が暴れやすくなることがあります。栽培する作型を明確にしてから、その作型での実績を確認することが品種選定の精度を高めます。
また、JA・農業改良普及センターが提供する「品種特性表」や「栽培指針」には、各品種の熟期評価・産地での実績が記載されていることが多く、カタログ情報を補う実用的な情報源として活用できます。
年内出荷・冬春出荷の大玉トマト需要は、国内の生産量とのバランスから引き続き高値水準で推移する傾向があります。産地では収益性の高い冬場に出荷量を集中させる動きが続いており、早生品種の需要は安定しています。
一方、気候変動の影響で秋季の定植期以降に高温が続く年が増えており、低温着果性よりも「定植後の高温期を乗り越える耐暑性」が品種評価の新たな観点として注目されています。従来の「促成向け早生品種」に加え、高温条件に対応した新品種の登場が相次いでいます。
省エネ・省力化への関心が高まる中、加温コストを抑えながら早期収穫を実現できる品種への需要も増えています。暖房費の削減と収量確保を両立する選択肢として、品種選定と栽培技術の最適な組み合わせを模索する動きが続いています。
早生大玉トマトは、定植から初収穫までの期間が短く、低温期でも着果・肥大が安定しやすい特性を持つ品種群です。促成栽培での年内出荷や冬春の高値期への出荷量確保に有利であり、収益性の高い作型を狙う生産者にとって重要な品種特性です。
品種選びでは、熟期の表記だけでなく、低温着果性・草勢の安定性・耐病性・日持ち性を総合的に評価することが大切です。作型と販売先を明確にしたうえで、産地での実績データを参照しながら品種を選定することが安定生産の近道です。早生大玉トマト品種の詳細については、品種一覧ページからご確認ください。
カネコ種苗株式会社
売り場で目を引くイエローカラー! 食味も良好! ■特性 ●鮮やかな黄色の中玉トマトです。 ●食味がよく、店持ちにも優れます。 ●平均1果重40~45g位によくそろいます。 ●葉かび病(Cf-9)、萎凋病(レース2)、半身萎凋病、ToMV(Tm-2ª) に対して安定した耐病性を有します。 ●草勢は強く、スタミナがあります。 ●1花房あたり8~12果程度です。 ■栽培要点 ●過剰な元肥や追肥は、果実の過肥大やすじ腐れ果の発生につながりますので注意します。
カネコ種苗株式会社
新感覚トマト、甘さ抜群、フルーツ感覚の中玉トマト ■特性 ●ピンポン玉大の中玉サイズで、果形は球形。平均1果重は40~50g位、濃赤色に着色し店持ちにも優れます。最大の特徴はフルーティな食味にあり、高糖度かつ低酸度で粘質な食感は、これまでのトマトの常識からかけ離れた素晴らしさです。 ●草姿は伸長型、草勢は中強で、長段栽培でもスタミナ切れしにくいタイプです。葉はやや大葉となりますが、欠刻が強いので光線のとおりは十分です。花房はシングルが基本で、1花房当り8~12果程度の着果数となります。 ●萎凋病(レース1)、ToMV(Tm-2ª)に耐病性を有します。また異常主茎、尻腐れ、すじ腐れ、奇形果の発生が極めて少ない点が特徴です。 ■栽培要点 ●冬場の最低夜温は12℃程度とします。 ●葉かび病にやや弱いので、防除に努めます。
カネコ種苗株式会社
トマト黄化葉巻病(TYLCV)耐病性! 食味にも優れる中玉トマトのニューエース! ■特性 ●トマト黄化葉巻病(TYLCV)イスラエル・マイルド両系統に対し耐病性を有します。 ●トマト黄化えそ病(TSWV)抵抗性を有します。 ●果色は濃赤色で光沢に優れ、食味は良好です。 ●平均1果重40g程度の中玉トマトです。 ●1花房あたり8~12果程度着果します。 ●葉かび病(Cf-9)、半身萎凋病、ToMV(Tm-2ª)、サツマイモネコブセンチュウにも安定した複合耐病虫性を有します。 ※TYレッドオーレのTYLCVに対する耐病性は体内でのウイルス増殖を抑えるタイプであり、感染を阻止するものではありません。タバココナジラミの無防除による高密度化や、極端な高温は、耐病性品種であっても発病につながる恐れがあります。必要な防除は行ってください。 ※TSWVに抵抗性を有しますが、アザミウマによる“金粉果症”は発生しますので必要な防除は行ってください。
株式会社サカタのタネ
極早生で多収、複合耐病性の赤熟出荷向き品種 ■特性 1. 萎凋病(F:R-1,2)、半身萎凋病、ToMV(Tm-2a 型)、葉かび病、斑点病に抵抗性で、サツマイモネコブセンチュウ、青枯病に耐病性の赤熟出荷向き品種です。 2. 草勢は中程度で異常茎の発生が少なく、若苗定植が可能です。極早生でスタミナもあるので栽培しやすく、収量があがります。 3. 果実は豊円腰高で極硬玉です。チャック果、窓あき果などの奇形果や空洞果の発生が極めて少ないので上物率が高いです。 4. 葉色濃く、葉先枯れなどの生理障害やすじ腐れ果の発生が極めて少ないです。 5. 食味は糖酸のバランスがよく、コクがあり極良です。 ■適応性 促成・半促成栽培に最も適し、抑制・夏秋栽培も可能です。 ■播種と育苗 播種床の地温は25~28℃とし、地温が高すぎる場合は、日中寒冷紗などで遮光します。移植は播種後12~14日くらいの本葉1.5 枚ごろに行います。灌水は毎日行い、夜温は10℃以下にならないように管理します。葉と葉が接触するころに鉢広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足のときは、液肥などで追肥を行います。 ■定植準備 前作後、必ず土壌診断を行い適正な肥料設計を立てます。堆肥は、必ず完熟堆肥を用い、圃場は十分に灌水を行います。元肥は圃場によって差異がありますが、10a当たり成分量で窒素15㎏、リン酸20㎏、カリ15㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 定植は第1花開花ごろを基本としますが、極早生で果実の肥大がよい品種なので、やや若苗で定植して勢いをつけたほうがよいです。異常茎の発生も少なく、セル成型苗の直接定植も可能です。 定植時には育苗ポット、植え穴に十分灌水を行いスムーズに活着させます。第1回目の灌水、追肥は3段花房開花ごろを目安に行いますが、やや強めに草勢を維持したほうがよいです。低温期の追肥は、液肥の灌注、穴肥、葉面散布が有効です。初期の花数はやや少なめで、チャック果、窓あき果の発生が極めて少ないので、1段目を4果とする以外はほとんど摘果する必要がありません。晴天時のハウス内温度は、午前中25℃、午後3時ごろからは20℃、夕方15℃、夜温最低10℃を目安に管理を行います。 ■栽培上の注意点 ・ 低温期にやや果実が小さくなる傾向があるので、やや高めの温度管理を行ないます。 ・ 低段より果実の肥大がよいので、中段以降の草勢を維持し、追肥は少量多回数を基本とします。 ・ 高温期の多肥栽培は、低段でのまだら色果発生の原因となるので注意します。 ・ 極硬玉で日持ちがよく、赤熟収穫をします。高温期も未熟収穫はさけます。 ・ 低段や摘芯後の上段の果実は特に肥大がよいので、ハウス内湿度や土壌水分が安定するように的確に管理し、裂果防止を心がけます。
タキイ種苗株式会社
低温伸長性にすぐれるトマト黄化葉巻病耐病性の早生種! ■特長 ・トマト黄化葉巻病(TYLCVイスラエル、マイルド両系統)に安定した耐病性を示す。 ・中程度の草勢で、促成・抑制長期栽培に適した低温性にすぐれる冬春向けの早生種。 ・果形は腰高豊円で果重220g程度の大玉品種。低温期でも着果・肥大がよい。 ・熟期は早生で糖酸比のバランスがよく良食味。 ・トマト黄化葉巻病(Ty-3a型)のほか、トマトモザイクウイルス(Tm-2a型)、萎凋病レース1(F1)およびレース2(F2)、根腐萎凋病(J3)、半身萎凋病レース1(V1)、葉かび病(Cf9)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性。 ■栽培の要点 ・トマト黄化葉巻病耐病性は、ウイルス増殖抑制型の無病徴感染タイプのため、媒介するタバココナジラミの通常防除が必要。 ・初期草勢がやや強いため、元肥量は控えめに施し、追肥主体の肥培管理を行う。
ヴィルモランみかど株式会社
果実肥大優れ、硬玉で食味の良い黄化葉巻病耐病性品種 ■特徴 タイプ 大玉 (トマト) 耐病性 IR : B:青枯病, N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, V1:半身萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病 おすすめポイント ①栽培しやすい 安定した草勢維持と黄化葉巻病耐病性 ②高い収量性 果実肥大が優れ、果形が安定 ③流通性 玉質が硬く、輸送性・店もちがよい ④おいしい 糖酸のバランスが良い食味 特性 草勢:中強 果重:220g前後 花数:6-8 果色:濃桃 果形:豊円 裂果:極少 適応作型 夏秋 抑制 促成 半促成 ■品種の特性 草姿 1. 草勢は中強で、厳寒期の草勢が維持しやすい。 2. 中葉で節間長は中程度。 3. 早生の品種で花数が安定。 4. 1花房あたり花数は6-8花で、安定した着果性を示す。 果実 1. 果肉は厚く食感が良い。食味は糖酸バランスとれており、コクもあり美味しい。 2. 濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく外観が美しい。 ■栽培のポイント ① は種・育苗 極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。 ② ほ場準備 事前にほ場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。 ③ 定植・栽培管理 定植は第一花房第一花の開花始めを目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避ける。活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。第三段花房が開花し始め頃から生育にあわせて潅水量を増やしていく。 追肥は草勢を見ながら第三花房開花頃に開始する。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgとする。着果負担のピーク(第4段花房開花から第6段花房開花頃まで)頃からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。 本品種は低温期の肥大性が良くカリウム要求性の高い品種である為、葉先枯れを生じることがある。特に着果負担のかかる厳寒期には、カリウム成分の高い肥料で追肥を行うことで葉先枯れの予防を行う。 本品種は低温下で土壌水分過剰や窒素過剰になると、急激に草勢がつき、果形が乱れる恐れがある。その為12℃~14℃の夜温を確保し、少量多回数潅水を心がける。
ヴィルモランみかど株式会社
高品質で揃う!黄化葉巻病耐病性「みそら」品種 ■特徴 タイプ 大玉 (トマト) 耐病性 IR : B:青枯病, N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病 特性 草勢:中強 果重:200g前後 花数:6-7 硬度:硬 果形:豊円腰高 早生性:早生 適応作型 抑制 促成 半促成 ■品種の特性 草姿 1. 草勢は中強で、厳寒期のが維持しやすい。 2. 中葉で節間が短く、栽培容易。 3. 極早生で、開花着色ともに進みが早い。 4. 1花房あたり数は 6-7花で、安定した着果性を示す。 果実 1. 食味は極めて優れる。 甘みが強く、酸とのバランス取れておりコクもあり美味しい。 2/ 濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく、外観が美しい。 3. 果実の大きさは200g前後となる。 4. 栽培後半も安定した果実の大きさを示す。 5. 果実が硬く店もちが良い。 6. 裂果、乱形果の発生が少なく、果実の揃いが良いため、秀品率が高い。 耐病性 ・ToMV(Tm-2a)、萎凋病レース1およびレース2、半身萎凋病レース1、葉かび病(Cf9)に耐病性強。 ・黄化葉巻病(イスラエル、マイルド両系統)、斑点病、ネコブセンチュウに耐病虫性中程度。 ・青枯病に比較的強い。 ■栽培のポイント 1. は種・育苗 ・極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。 2. ほ場準備 ・事前にほ場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。 ・草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。 3. 定植・栽培管理 ・定植は第一花房第一花の開花始めを目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避ける。活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。 ・第三段花房が開花し始め頃から生育にあわせて潅水量を増やしていく。 ・追肥は草勢を見ながら第三花房開花頃に開始する。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgとする。着果負担のピーク(第4段花房開花から第6段花房開花頃まで)頃からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。 ・液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。 ・本品種は低温期の着果性が良くカリウム要求性の高い品種である為、葉先枯れを生じることもある。特に着果負担のかかる厳寒期には、カリウム成分の高い肥料で追肥を行うことで葉先枯れの予防を行う。 ■病害虫の防除 ・本品種は植物体内でウイルスの増殖を抑えることで、黄化葉巻病に耐病性を示すが、ウイルスを保毒してしまう恐れがある。また、黄化病の媒介昆虫もコナジラミ類であることから、定期的な薬剤散布を行い、コナジラミ類の防除を徹底する。 ・黄化えそ病、キュウリモザイクウイルスには耐病性を持たないので、アザミウマやアブラムシなどの防除も徹底する ・葉かび病の耐病性はCf9であるが、それを侵す新しいレースが発生しているので、防除を行う。 ・葉先枯れが発生した際は、灰色かび病の防除を徹底する。 ・青枯病の汚染土壌では「足じまんSS」を用いて接木を行う。
株式会社サカタのタネ
黄化葉巻病耐病性で食味良好 秀品率の高い、抑制・促成栽培向け大玉トマト ■特性 1.萎凋病(F:R-1,2)、根腐萎凋病、ToMV(Tm-2a型)、半身萎凋病、葉かび病、斑点病に抵抗性でネマトーダに耐虫性、TYLCV(トマト黄化葉巻病イスラエル系統、マイルド系統)に耐病性の赤熟出荷向き大玉トマト。 2.草勢は中程度。早生で栽培の後半までスタミナがある。チャック果、窓あき果、空洞果、すじ腐れ果の発生が少なく秀品率が高い。春先の軟化玉の発生も少ない。 3.果実は豊円腰高で果形の安定度も極めて高い。果色・色まわりが優れ、秀品率が極めて高い。裂果の発生が少なく、極硬玉で日持ちがよいため赤熟収穫が可能。 4.食味は肉質良好で、甘酸のバランスがよい。 5.着果性がよく、下段より果実の肥大力があり、多収。 ■適応性 抑制栽培および促成栽培に最も適し、半促成栽培も可能。 ■育苗・育苗管理 播種床の地温は25~28℃とし、播種後14日前後の本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触するころに苗広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足の時は液肥等で追肥を行います。 ■定植準備 作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10aあたり成分量で窒素12~15kg、リン酸15~20kg、カリ15~20kgを標準とします。 ■定植および定植後の管理 定植は、がく割れ~第1花開花ころを基本とし、極端な若苗定植は避けるようにします。灌水は、第1段着果~果実肥大期ころを目安に行い、初期からスムーズに育成させます。追肥は4段花房開花ころを目安に草勢を見て行います。 ■病害虫防除 青枯れ病の汚染圃場では、「バックアタック」、「フレンドシップ」、「ブロック」などを用いて接木栽培を行います。また、CMV、TSWVに対する耐病性はなく、TYLCVに対しても保毒型耐病性なので、アブラムシ、アザミウマ、コナジラミなどの防除を徹底します。 ■栽培上の注意点 ・草勢が中程度でスタミナのある品種ですが、着果性が優れ、低段から果実の肥大もよいので、草勢の維持がポイントとなります。 ・灌水不足は尻腐れ果の発生を助長するので、天候に合わせて、少量多回数の灌水管理を行うとよいでしょう。 ・果実が硬く、日持ちのよい、赤熟収穫向き品種ですが、強日射や圃場の乾燥、窒素過剰により、栽培初期に同心裂皮が発生することがあるので注意します。 ・厳寒期でも比較的採光性のよい品種ですが、果実が葉で覆われることがあるので、玉だし作業を実施します。葉かび病抵抗性で農薬散布をかなり軽減できますが、疫病、すすかび病、うどんこ病などの防除を怠らないようにしましょう。
丸種株式会社
食味重視の葉カビ病抵抗性品種! ● 特性 1. 果重はM~Lサイズでよく揃う硬玉 2. 草勢はやや強く、着果も上節位まで安定している早生種 3. 花数は中位で、着果負担がかかりにくい 4. 周年通じて糖度は高めで安定し、食味も良好
タキイ種苗株式会社
果形がよく秀品出荷率が高い!良食味な夏秋栽培用の桃太郎! ■特長 ・食味のよい夏秋栽培用「桃太郎」。 ・玉がかたく裂果に強い。 ・チャック・窓あき・変形・空洞果などの生理障害の発生が少なく、秀品出荷率が上がる。 ・花質がよいので着果が安定し、収量が上がりやすい。 ・果形は腰高豊円でスムーズ。果重は、210~220gになる。熟期は早生で果色は濃桃色。 ・草勢は生育全般を通して強く、栽培が安定しやすい。 ・節間長はやや短めで、栽培管理がしやすい。 ・トマトモザイクウイルス(Tm-2a型)、萎凋病レース1(F1)およびレース2(F2)、半身萎凋病レース1(V1)、葉かび病(Cf9)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性のほか、青枯病(B)にも比較的強い。 ■栽培の要点 ・老化苗定植を避け、開花直前苗を定植する。 ・1段花房はホルモン処理で確実に着果させる。 ・着果が確認できたら、潅水量を増やす。 ・定植後の最初の追肥は、3段花房の開花前を目安に行う。
カネコ種苗株式会社
売り場で目を引くイエローカラー! 食味も良好! ■特性 ●鮮やかな黄色の中玉トマトです。 ●食味がよく、店持ちにも優れます。 ●平均1果重40~45g位によくそろいます。 ●葉かび病(Cf-9)、萎凋病(レース2)、半身萎凋病、ToMV(Tm-2ª) に対して安定した耐病性を有します。 ●草勢は強く、スタミナがあります。 ●1花房あたり8~12果程度です。 ■栽培要点 ●過剰な元肥や追肥は、果実の過肥大やすじ腐れ果の発生につながりますので注意します。
カネコ種苗株式会社
新感覚トマト、甘さ抜群、フルーツ感覚の中玉トマト ■特性 ●ピンポン玉大の中玉サイズで、果形は球形。平均1果重は40~50g位、濃赤色に着色し店持ちにも優れます。最大の特徴はフルーティな食味にあり、高糖度かつ低酸度で粘質な食感は、これまでのトマトの常識からかけ離れた素晴らしさです。 ●草姿は伸長型、草勢は中強で、長段栽培でもスタミナ切れしにくいタイプです。葉はやや大葉となりますが、欠刻が強いので光線のとおりは十分です。花房はシングルが基本で、1花房当り8~12果程度の着果数となります。 ●萎凋病(レース1)、ToMV(Tm-2ª)に耐病性を有します。また異常主茎、尻腐れ、すじ腐れ、奇形果の発生が極めて少ない点が特徴です。 ■栽培要点 ●冬場の最低夜温は12℃程度とします。 ●葉かび病にやや弱いので、防除に努めます。
カネコ種苗株式会社
トマト黄化葉巻病(TYLCV)耐病性! 食味にも優れる中玉トマトのニューエース! ■特性 ●トマト黄化葉巻病(TYLCV)イスラエル・マイルド両系統に対し耐病性を有します。 ●トマト黄化えそ病(TSWV)抵抗性を有します。 ●果色は濃赤色で光沢に優れ、食味は良好です。 ●平均1果重40g程度の中玉トマトです。 ●1花房あたり8~12果程度着果します。 ●葉かび病(Cf-9)、半身萎凋病、ToMV(Tm-2ª)、サツマイモネコブセンチュウにも安定した複合耐病虫性を有します。 ※TYレッドオーレのTYLCVに対する耐病性は体内でのウイルス増殖を抑えるタイプであり、感染を阻止するものではありません。タバココナジラミの無防除による高密度化や、極端な高温は、耐病性品種であっても発病につながる恐れがあります。必要な防除は行ってください。 ※TSWVに抵抗性を有しますが、アザミウマによる“金粉果症”は発生しますので必要な防除は行ってください。
株式会社サカタのタネ
極早生で多収、複合耐病性の赤熟出荷向き品種 ■特性 1. 萎凋病(F:R-1,2)、半身萎凋病、ToMV(Tm-2a 型)、葉かび病、斑点病に抵抗性で、サツマイモネコブセンチュウ、青枯病に耐病性の赤熟出荷向き品種です。 2. 草勢は中程度で異常茎の発生が少なく、若苗定植が可能です。極早生でスタミナもあるので栽培しやすく、収量があがります。 3. 果実は豊円腰高で極硬玉です。チャック果、窓あき果などの奇形果や空洞果の発生が極めて少ないので上物率が高いです。 4. 葉色濃く、葉先枯れなどの生理障害やすじ腐れ果の発生が極めて少ないです。 5. 食味は糖酸のバランスがよく、コクがあり極良です。 ■適応性 促成・半促成栽培に最も適し、抑制・夏秋栽培も可能です。 ■播種と育苗 播種床の地温は25~28℃とし、地温が高すぎる場合は、日中寒冷紗などで遮光します。移植は播種後12~14日くらいの本葉1.5 枚ごろに行います。灌水は毎日行い、夜温は10℃以下にならないように管理します。葉と葉が接触するころに鉢広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足のときは、液肥などで追肥を行います。 ■定植準備 前作後、必ず土壌診断を行い適正な肥料設計を立てます。堆肥は、必ず完熟堆肥を用い、圃場は十分に灌水を行います。元肥は圃場によって差異がありますが、10a当たり成分量で窒素15㎏、リン酸20㎏、カリ15㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 定植は第1花開花ごろを基本としますが、極早生で果実の肥大がよい品種なので、やや若苗で定植して勢いをつけたほうがよいです。異常茎の発生も少なく、セル成型苗の直接定植も可能です。 定植時には育苗ポット、植え穴に十分灌水を行いスムーズに活着させます。第1回目の灌水、追肥は3段花房開花ごろを目安に行いますが、やや強めに草勢を維持したほうがよいです。低温期の追肥は、液肥の灌注、穴肥、葉面散布が有効です。初期の花数はやや少なめで、チャック果、窓あき果の発生が極めて少ないので、1段目を4果とする以外はほとんど摘果する必要がありません。晴天時のハウス内温度は、午前中25℃、午後3時ごろからは20℃、夕方15℃、夜温最低10℃を目安に管理を行います。 ■栽培上の注意点 ・ 低温期にやや果実が小さくなる傾向があるので、やや高めの温度管理を行ないます。 ・ 低段より果実の肥大がよいので、中段以降の草勢を維持し、追肥は少量多回数を基本とします。 ・ 高温期の多肥栽培は、低段でのまだら色果発生の原因となるので注意します。 ・ 極硬玉で日持ちがよく、赤熟収穫をします。高温期も未熟収穫はさけます。 ・ 低段や摘芯後の上段の果実は特に肥大がよいので、ハウス内湿度や土壌水分が安定するように的確に管理し、裂果防止を心がけます。
タキイ種苗株式会社
低温伸長性にすぐれるトマト黄化葉巻病耐病性の早生種! ■特長 ・トマト黄化葉巻病(TYLCVイスラエル、マイルド両系統)に安定した耐病性を示す。 ・中程度の草勢で、促成・抑制長期栽培に適した低温性にすぐれる冬春向けの早生種。 ・果形は腰高豊円で果重220g程度の大玉品種。低温期でも着果・肥大がよい。 ・熟期は早生で糖酸比のバランスがよく良食味。 ・トマト黄化葉巻病(Ty-3a型)のほか、トマトモザイクウイルス(Tm-2a型)、萎凋病レース1(F1)およびレース2(F2)、根腐萎凋病(J3)、半身萎凋病レース1(V1)、葉かび病(Cf9)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性。 ■栽培の要点 ・トマト黄化葉巻病耐病性は、ウイルス増殖抑制型の無病徴感染タイプのため、媒介するタバココナジラミの通常防除が必要。 ・初期草勢がやや強いため、元肥量は控えめに施し、追肥主体の肥培管理を行う。
ヴィルモランみかど株式会社
果実肥大優れ、硬玉で食味の良い黄化葉巻病耐病性品種 ■特徴 タイプ 大玉 (トマト) 耐病性 IR : B:青枯病, N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, V1:半身萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病 おすすめポイント ①栽培しやすい 安定した草勢維持と黄化葉巻病耐病性 ②高い収量性 果実肥大が優れ、果形が安定 ③流通性 玉質が硬く、輸送性・店もちがよい ④おいしい 糖酸のバランスが良い食味 特性 草勢:中強 果重:220g前後 花数:6-8 果色:濃桃 果形:豊円 裂果:極少 適応作型 夏秋 抑制 促成 半促成 ■品種の特性 草姿 1. 草勢は中強で、厳寒期の草勢が維持しやすい。 2. 中葉で節間長は中程度。 3. 早生の品種で花数が安定。 4. 1花房あたり花数は6-8花で、安定した着果性を示す。 果実 1. 果肉は厚く食感が良い。食味は糖酸バランスとれており、コクもあり美味しい。 2. 濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく外観が美しい。 ■栽培のポイント ① は種・育苗 極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。 ② ほ場準備 事前にほ場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。 ③ 定植・栽培管理 定植は第一花房第一花の開花始めを目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避ける。活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。第三段花房が開花し始め頃から生育にあわせて潅水量を増やしていく。 追肥は草勢を見ながら第三花房開花頃に開始する。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgとする。着果負担のピーク(第4段花房開花から第6段花房開花頃まで)頃からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。 本品種は低温期の肥大性が良くカリウム要求性の高い品種である為、葉先枯れを生じることがある。特に着果負担のかかる厳寒期には、カリウム成分の高い肥料で追肥を行うことで葉先枯れの予防を行う。 本品種は低温下で土壌水分過剰や窒素過剰になると、急激に草勢がつき、果形が乱れる恐れがある。その為12℃~14℃の夜温を確保し、少量多回数潅水を心がける。
ヴィルモランみかど株式会社
高品質で揃う!黄化葉巻病耐病性「みそら」品種 ■特徴 タイプ 大玉 (トマト) 耐病性 IR : B:青枯病, N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病 特性 草勢:中強 果重:200g前後 花数:6-7 硬度:硬 果形:豊円腰高 早生性:早生 適応作型 抑制 促成 半促成 ■品種の特性 草姿 1. 草勢は中強で、厳寒期のが維持しやすい。 2. 中葉で節間が短く、栽培容易。 3. 極早生で、開花着色ともに進みが早い。 4. 1花房あたり数は 6-7花で、安定した着果性を示す。 果実 1. 食味は極めて優れる。 甘みが強く、酸とのバランス取れておりコクもあり美味しい。 2/ 濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく、外観が美しい。 3. 果実の大きさは200g前後となる。 4. 栽培後半も安定した果実の大きさを示す。 5. 果実が硬く店もちが良い。 6. 裂果、乱形果の発生が少なく、果実の揃いが良いため、秀品率が高い。 耐病性 ・ToMV(Tm-2a)、萎凋病レース1およびレース2、半身萎凋病レース1、葉かび病(Cf9)に耐病性強。 ・黄化葉巻病(イスラエル、マイルド両系統)、斑点病、ネコブセンチュウに耐病虫性中程度。 ・青枯病に比較的強い。 ■栽培のポイント 1. は種・育苗 ・極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。 2. ほ場準備 ・事前にほ場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。 ・草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。 3. 定植・栽培管理 ・定植は第一花房第一花の開花始めを目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避ける。活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。 ・第三段花房が開花し始め頃から生育にあわせて潅水量を増やしていく。 ・追肥は草勢を見ながら第三花房開花頃に開始する。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgとする。着果負担のピーク(第4段花房開花から第6段花房開花頃まで)頃からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。 ・液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。 ・本品種は低温期の着果性が良くカリウム要求性の高い品種である為、葉先枯れを生じることもある。特に着果負担のかかる厳寒期には、カリウム成分の高い肥料で追肥を行うことで葉先枯れの予防を行う。 ■病害虫の防除 ・本品種は植物体内でウイルスの増殖を抑えることで、黄化葉巻病に耐病性を示すが、ウイルスを保毒してしまう恐れがある。また、黄化病の媒介昆虫もコナジラミ類であることから、定期的な薬剤散布を行い、コナジラミ類の防除を徹底する。 ・黄化えそ病、キュウリモザイクウイルスには耐病性を持たないので、アザミウマやアブラムシなどの防除も徹底する ・葉かび病の耐病性はCf9であるが、それを侵す新しいレースが発生しているので、防除を行う。 ・葉先枯れが発生した際は、灰色かび病の防除を徹底する。 ・青枯病の汚染土壌では「足じまんSS」を用いて接木を行う。
株式会社サカタのタネ
黄化葉巻病耐病性で食味良好 秀品率の高い、抑制・促成栽培向け大玉トマト ■特性 1.萎凋病(F:R-1,2)、根腐萎凋病、ToMV(Tm-2a型)、半身萎凋病、葉かび病、斑点病に抵抗性でネマトーダに耐虫性、TYLCV(トマト黄化葉巻病イスラエル系統、マイルド系統)に耐病性の赤熟出荷向き大玉トマト。 2.草勢は中程度。早生で栽培の後半までスタミナがある。チャック果、窓あき果、空洞果、すじ腐れ果の発生が少なく秀品率が高い。春先の軟化玉の発生も少ない。 3.果実は豊円腰高で果形の安定度も極めて高い。果色・色まわりが優れ、秀品率が極めて高い。裂果の発生が少なく、極硬玉で日持ちがよいため赤熟収穫が可能。 4.食味は肉質良好で、甘酸のバランスがよい。 5.着果性がよく、下段より果実の肥大力があり、多収。 ■適応性 抑制栽培および促成栽培に最も適し、半促成栽培も可能。 ■育苗・育苗管理 播種床の地温は25~28℃とし、播種後14日前後の本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触するころに苗広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足の時は液肥等で追肥を行います。 ■定植準備 作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10aあたり成分量で窒素12~15kg、リン酸15~20kg、カリ15~20kgを標準とします。 ■定植および定植後の管理 定植は、がく割れ~第1花開花ころを基本とし、極端な若苗定植は避けるようにします。灌水は、第1段着果~果実肥大期ころを目安に行い、初期からスムーズに育成させます。追肥は4段花房開花ころを目安に草勢を見て行います。 ■病害虫防除 青枯れ病の汚染圃場では、「バックアタック」、「フレンドシップ」、「ブロック」などを用いて接木栽培を行います。また、CMV、TSWVに対する耐病性はなく、TYLCVに対しても保毒型耐病性なので、アブラムシ、アザミウマ、コナジラミなどの防除を徹底します。 ■栽培上の注意点 ・草勢が中程度でスタミナのある品種ですが、着果性が優れ、低段から果実の肥大もよいので、草勢の維持がポイントとなります。 ・灌水不足は尻腐れ果の発生を助長するので、天候に合わせて、少量多回数の灌水管理を行うとよいでしょう。 ・果実が硬く、日持ちのよい、赤熟収穫向き品種ですが、強日射や圃場の乾燥、窒素過剰により、栽培初期に同心裂皮が発生することがあるので注意します。 ・厳寒期でも比較的採光性のよい品種ですが、果実が葉で覆われることがあるので、玉だし作業を実施します。葉かび病抵抗性で農薬散布をかなり軽減できますが、疫病、すすかび病、うどんこ病などの防除を怠らないようにしましょう。
丸種株式会社
食味重視の葉カビ病抵抗性品種! ● 特性 1. 果重はM~Lサイズでよく揃う硬玉 2. 草勢はやや強く、着果も上節位まで安定している早生種 3. 花数は中位で、着果負担がかかりにくい 4. 周年通じて糖度は高めで安定し、食味も良好
タキイ種苗株式会社
果形がよく秀品出荷率が高い!良食味な夏秋栽培用の桃太郎! ■特長 ・食味のよい夏秋栽培用「桃太郎」。 ・玉がかたく裂果に強い。 ・チャック・窓あき・変形・空洞果などの生理障害の発生が少なく、秀品出荷率が上がる。 ・花質がよいので着果が安定し、収量が上がりやすい。 ・果形は腰高豊円でスムーズ。果重は、210~220gになる。熟期は早生で果色は濃桃色。 ・草勢は生育全般を通して強く、栽培が安定しやすい。 ・節間長はやや短めで、栽培管理がしやすい。 ・トマトモザイクウイルス(Tm-2a型)、萎凋病レース1(F1)およびレース2(F2)、半身萎凋病レース1(V1)、葉かび病(Cf9)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性のほか、青枯病(B)にも比較的強い。 ■栽培の要点 ・老化苗定植を避け、開花直前苗を定植する。 ・1段花房はホルモン処理で確実に着果させる。 ・着果が確認できたら、潅水量を増やす。 ・定植後の最初の追肥は、3段花房の開花前を目安に行う。