タッグマッチ台木
横浜植木株式会社
青枯れ病・疫病・ネマに強い!ピーマン台木 ■特性 ・PMMoV-L3型専用のピーマン台木。 ・青枯れ病 ・疫病の耐病性があり、ネコブセンチュウに強い。 ・根張りが良い台木で後半まで樹バテしにくく、収量性が高い。 ■栽培のポイント ・元肥は通常より1~2割多めに施用する。 ・耐病性は高いが、青枯れ病 ・疫病のタイプにより発病することがあるので、土壌消毒を併用し土作りをしっかりと行う。
ネコブセンチュウとは ネコブセンチュウは、Meloidogyne 属(メロイドジン属)に分類される植物寄生性の線虫(センチュウ)で、植物の根に侵入して根瘤(ネコブ、こぶ)を形成することが名前の由来です。ウリ科・ナス科・マメ科など非常に広い範
ネコブセンチュウは、Meloidogyne 属(メロイドジン属)に分類される植物寄生性の線虫(センチュウ)で、植物の根に侵入して根瘤(ネコブ、こぶ)を形成することが名前の由来です。ウリ科・ナス科・マメ科など非常に広い範囲の作物に寄生するため、野菜産地で最も問題になる土壌生息害虫の一つです。
ネコブセンチュウが根に侵入すると、植物の根細胞が異常増殖してこぶ状の瘤(根瘤)を形成します。この根瘤が根の機能を阻害することで、植物体への水分・養分の吸収が妨げられ、地上部の生育不良・萎れ・黄化・生産量の低下を引き起こします。被害が重篤な場合は株の枯死に至ることもあります。
国内で特に問題になる主な種は以下の通りです。
ネコブセンチュウの卵は土壌中で非常に長期間(数年以上)生存する能力を持ち、土壌温度が適温(25〜30℃)になると活発に孵化・侵入します。同一圃場での連作によって密度が増加し、被害が毎年拡大する「連作障害」の代表的な原因の一つです。また、農機具や長靴に付着した土壌で圃場間に広がるため、いったん侵入した圃場から根絶することは極めて困難です。
台木のネコブセンチュウ耐性は、病害への「耐病性」と区別して「耐性(抵抗性)」と表記されることが多いです。カタログ上では次のような表記が見られます。
ここからが実際の栽培で差がつくところです。カタログに「サツマイモネコブセンチュウ抵抗性」と記載されていても、ジャワネコブセンチュウやキタネコブセンチュウには抵抗性がない台木も存在します。産地でどの種が問題になっているかを把握した上で、対応する台木を選ぶことが重要です。農業試験場や普及指導員への相談が、種の同定に有効です。
ピーマン用台木では、PMMoV耐性・青枯病耐性・疫病耐性に加えてネコブセンチュウ耐性を持つ複合耐病性品種が開発されており、複数の病害・害虫に対して同時に対応できる点が選択の大きなメリットになっています。
ネコブセンチュウは農業の歴史上、非常に古くから知られている作物の天敵です。19世紀には欧米の農業研究者によって土壌中のセンチュウと根瘤の関係が解明され始め、日本でも明治時代から研究が進みました。
土壌消毒剤(臭化メチル)による防除が20世紀後半に広く普及しましたが、臭化メチルはオゾン層を破壊するモントリオール議定書の規制対象となり、2005年以降は先進国での農業利用が原則廃止されました。この規制を背景に、接ぎ木台木による防除や代替土壌消毒剤の活用がより重要性を増しました。
意外と知られていないのですが、台木植物の種類によってネコブセンチュウへの耐性の仕組みが異なります。カボチャ台木(ウリ科)は根の構造がセンチュウの侵入を物理的に制限する性質を持つ品種が多く、ナス科台木では特定の抵抗性遺伝子によって侵入したセンチュウの増殖を抑制する仕組みが働きます。台木の選択においては、どの仕組みで耐性を発揮するのかを理解すると、適切な使い方につながります。
ネコブセンチュウに強い台木であっても、以下の点を理解した上で利用することが大切です。
土壌中のネコブセンチュウの種によっては台木の効果が十分に発揮されないことがあります。 台木の耐性は特定の種・レースに対するものであることが多く、産地に生息している種が台木の対応範囲外であれば、期待した効果が得られません。特に「産地によっては発病の可能性あり」という注記がある場合は、事前に圃場のセンチュウ種の確認が望ましいです。
高密度条件では台木でも被害が出ることがあります。 土壌中のネコブセンチュウ密度が極めて高い場合、抵抗性台木でも根瘤形成が起きることがあります。台木利用と土壌消毒の組み合わせが、高密度圃場での安全策です。
穂木(収穫品種)の根がネコブセンチュウに侵入されるリスクは残ります。 台木の根はネコブセンチュウに強くても、穂木が自根を出した(台木の根域外)場合は穂木側の根がセンチュウの侵入を受けることがあります。接ぎ木後の自根発生は台木効果を減じるため、自根が出ていないか定期的に確認することが重要です。
台木の耐性は根の健全性に依存します。 台木の根が土壌条件不良(過湿・乾燥・高温障害など)で傷んでいる状態では、ネコブセンチュウへの耐性が十分に発揮されないことがあります。台木の根を健全な状態に保つための栽培管理が前提条件です。
ネコブセンチュウの防除は、台木の利用を軸に以下の手段を組み合わせた総合的なアプローチが必要です。
土壌消毒の活用: 臭化メチルに代わる代替剤として、1,3-ジクロロプロペン(D-D剤)、ダゾメット(バスアミド剤)、メチルイソチオシアネート(MITC)などが使用されています。土壌消毒は定植前の密度低減に有効で、台木利用との組み合わせで高い防除効果が期待できます。
輪作の実施: ネコブセンチュウが寄生しない作物(イネ科の麦・トウモロコシ・ソルガムなど)との輪作が、土壌中の密度低下に効果的です。特にイネ科作物はネコブセンチュウが寄生しにくく、2〜3年の輪作で密度を大きく下げることができます。
土壌マルチング・地温管理: 地温が高い夏季に密度が急増するため、マルチングで地温を適正に保つ管理が有効です。
農機具・長靴の消毒: ネコブセンチュウは汚染土壌が農機具・長靴に付着して圃場間に広がります。汚染圃場での作業後は農機具を清掃・消毒してから他の圃場で使用します。
緑肥作物の活用: マリーゴールドなどネコブセンチュウの密度低下効果がある植物を前作として栽培する方法も活用されています。すき込み後の土壌改善効果も期待できます。
登録農薬の活用: 土壌くん蒸剤以外にも、根部処理薬剤(カーバム剤など)が作物・地域によって利用できます。使用前に登録内容と使用方法を確認してください。
※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。
連作年数の長いピーマン・ナス・ウリ科産地では、ネコブセンチュウ対策が台木選びの重要条件の一つになっています。高知県・宮崎県・茨城県などのピーマン産地では、青枯病・疫病・PMMoV・ネコブセンチュウの4つに対応する複合耐病性台木の利用が標準化しており、産地の安定生産を支えています。
現場からは「台木を変えてからネコブセンチュウによる根の被害が目に見えて減った」「収穫後に根を掘り起こすと、以前と比べてこぶが明らかに少なくなっている」という声が聞かれます。一方で、「何年か経つとまたこぶが増えてくる」という経験も報告されており、台木利用と並行した土壌管理の継続が長期的な安定生産に必要であることが分かります。
産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、臭化メチルが使用できた時代と比較すると、現在はネコブセンチュウ対策の難易度が上がっており、台木の選択が以前にも増して重要になっているという声が生産者から聞かれます。複合耐病性台木は、一つの品種で複数の問題に対応できる点で、現代の連作産地のニーズに応えています。
ネコブセンチュウに強い台木は、連作産地における土壌害虫被害を根本から軽減できる有効な手段です。しかし、土壌中のネコブセンチュウの種・密度によって効果が変動するため、産地の実態に合った台木選びと、土壌消毒・輪作などの補完的な対策の組み合わせが重要です。
品種選びのポイントを整理します。
台木の耐性を最大限に活かすには、根を健全に保つ栽培管理が前提条件です。台木の品種一覧は台木の品種ページからご確認いただけます。
横浜植木株式会社
青枯れ病・疫病・ネマに強い!ピーマン台木 ■特性 ・PMMoV-L3型専用のピーマン台木。 ・青枯れ病 ・疫病の耐病性があり、ネコブセンチュウに強い。 ・根張りが良い台木で後半まで樹バテしにくく、収量性が高い。 ■栽培のポイント ・元肥は通常より1~2割多めに施用する。 ・耐病性は高いが、青枯れ病 ・疫病のタイプにより発病することがあるので、土壌消毒を併用し土作りをしっかりと行う。
株式会社渡辺採種場
半身萎凋病・半枯病・ネコブセンチュウに抵抗性のあるナス用台木 ■特性 ・半身萎凋病、半枯病、褐色腐敗病、ネコブセンチュウに抵抗性があり、青枯病にも強いナス用台木です。 ・特に半身萎凋病には現行品種の中で、強い抵抗性を示します。 ・根張りが良く、高温乾燥下でも長期の多収が可能です。 ■栽培ポイント・注意点 ・発芽促進処理種子は播種から発芽まで5~7日位早まります。 ・穂木の播種予定日より20~25日位前の播種が基準となります ■特記事項 発芽促進処理種子
丸種株式会社
複合耐病性のPMMoV-L3 型台木 1. ウイルス病PMMoV-L3 型台木に耐病性を持つ、ピーマン、とうがらし用台木です。 2. 青枯れ病、疫病、ネコブセンチュウに強耐病性を持ちます。 3. 特に発芽が早く揃いが良いため、苗管理が容易です。
横浜植木株式会社
青枯れ病・疫病・ネマに強い!ピーマン台木 ■特性 ・PMMoV-L3型専用のピーマン台木。 ・青枯れ病 ・疫病の耐病性があり、ネコブセンチュウに強い。 ・根張りが良い台木で後半まで樹バテしにくく、収量性が高い。 ■栽培のポイント ・元肥は通常より1~2割多めに施用する。 ・耐病性は高いが、青枯れ病 ・疫病のタイプにより発病することがあるので、土壌消毒を併用し土作りをしっかりと行う。
株式会社渡辺採種場
半身萎凋病・半枯病・ネコブセンチュウに抵抗性のあるナス用台木 ■特性 ・半身萎凋病、半枯病、褐色腐敗病、ネコブセンチュウに抵抗性があり、青枯病にも強いナス用台木です。 ・特に半身萎凋病には現行品種の中で、強い抵抗性を示します。 ・根張りが良く、高温乾燥下でも長期の多収が可能です。 ■栽培ポイント・注意点 ・発芽促進処理種子は播種から発芽まで5~7日位早まります。 ・穂木の播種予定日より20~25日位前の播種が基準となります ■特記事項 発芽促進処理種子
丸種株式会社
複合耐病性のPMMoV-L3 型台木 1. ウイルス病PMMoV-L3 型台木に耐病性を持つ、ピーマン、とうがらし用台木です。 2. 青枯れ病、疫病、ネコブセンチュウに強耐病性を持ちます。 3. 特に発芽が早く揃いが良いため、苗管理が容易です。