ドン・K
株式会社久留米原種育成会
■特性 ・「ユウガオ」のつるわれ病に強く抵抗性を有し、生育期の湿害や耐乾性が強く草勢維持は抜群にすぐれる。 ・接木時の胚軸は太く空洞も小さく、接木が容易で親和性が良いので活着率も高い。 ・生育は中生種で従来の台木よりもいくぶん早目に、播種すると良い。 ・徒長することがないので管理が容易で揃った健苗ができる。 ・本畑において吸肥・吸水性が安定し、つるぼけ状にならず着果が揃い、その後の肥大期や後期も草勢がおちつき胴張りの良いすぐれた果実に仕上がり増収する。
スイカ用台木とは 接木栽培は、品種の特性を持つ「穂木」を、病害耐性や吸水・吸肥力に優れた「台木」に接ぎ合わせる技術です。スイカ用台木は、スイカ(穂木)の着果・肥大・食味を引き出しながら、土壌病害から守る役割を担う品種群を指します。 スイカの
接木栽培は、品種の特性を持つ「穂木」を、病害耐性や吸水・吸肥力に優れた「台木」に接ぎ合わせる技術です。スイカ用台木は、スイカ(穂木)の着果・肥大・食味を引き出しながら、土壌病害から守る役割を担う品種群を指します。
スイカの接木栽培が普及した背景には、つる割病(フザリウム菌による土壌病害)の深刻な被害があります。スイカを連作する産地では、土壌中にフザリウム菌が蓄積し、自根栽培では収量が激減してしまいます。この問題に対処するため、昭和30〜40年代から接木栽培が産地に広まり、現在では施設・露地を問わず、スイカ栽培において接木は標準的な技術として定着しています。
スイカ用台木の植物種には大きく分けてユウガオ系(カンピョウ)とカボチャ系(ウリ科カボチャ属)の2種類があります。それぞれに特徴があるため、産地の環境・作型・穂木品種に合わせた選択が重要です。
スイカ用台木を選ぶ際に最初に押さえておきたいのが、ユウガオ台木とカボチャ台木の使い分けです。
ユウガオ台木は、スイカとの親和性が高く、食味への影響が少ないことが最大の特徴です。果肉のシャリ感や糖度が自根栽培に近いレベルで維持されるため、高品質なスイカを出荷したい産地で広く使われています。一方で、高温乾燥条件や特定の土壌病害(ホモプシス根腐病など)に対してはやや弱い面があります。低温伸長性に優れた系統も育成されており、促成・ハウス栽培での利用も広がっています。
カボチャ台木は、草勢が強く、乾燥や高温に対する耐性が高い傾向があります。つる割病への抵抗性もあり、劣悪な土壌条件でも安定した生育が期待できます。ただし、ユウガオ台木に比べると食味や肉質に影響が出ることがあり、糖度や食感が若干変わる場合があります。砂地など乾燥しやすい圃場や、高温期の抑制栽培では有利な選択肢となります。
産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、高品質スイカを目指す産地ではユウガオ台木、土壌環境が厳しい産地や露地栽培ではカボチャ台木を基本に検討するとよいでしょう。
スイカを台木で育てることには、複数の実質的なメリットがあります。
まず、つる割病をはじめとする土壌病害への耐性です。スイカ自根は連作障害に弱く、フザリウム菌が蓄積した圃場では壊滅的な被害が出ることがあります。適切な台木品種を使うことで、こうした土壌病害の影響を大幅に軽減できます。多くのスイカ用台木には、つる割病(レース0・1・2対応)への抵抗性や耐病性が付与されています。
次に、草勢の安定と多収です。台木の強い根張りにより、吸水・吸肥力が向上します。生育後半まで草勢が維持されやすく、果実の肥大性が安定することで秀品率の向上と収量増加が期待できます。連作地や土壌が傷んだ圃場でも、台木が安定した根系を確保してくれます。
また、急性萎凋症への強さも重要なポイントです。急性萎凋症は原因が特定しにくい萎凋障害ですが、根張りの強い台木品種を使うことで発生リスクを下げることができるとされています。
スイカ用台木の選択は、作型によって変わります。
促成・ハウス栽培では、低温伸長性の高いユウガオ系台木が適しています。冬場の低温条件でも根がしっかり伸び、スイカの初期生育を支えることが重要です。九州・四国・暖地の早熟産地では、こうした低温対応のユウガオ台木が長年使われています。
露地・トンネル栽培では、耐暑性・耐乾性が求められます。夏の高温期に根が傷まない草勢の強い台木を選ぶことが、後半の着果・肥大を確保するうえで重要です。カボチャ系台木の中でも後半の草勢維持に優れた系統や、耐暑性の高いユウガオ系台木が使われます。
抑制栽培では、高温期に生育が旺盛になりすぎず、着果を安定させる台木が求められます。草勢がやや落ち着いた品種が適しており、連作地対応の台木品種が選ばれる場合が多くなります。
接木栽培を成功させるための基本を押さえておきましょう。ここからが実際の栽培で差がつくところです。
播種のタイミングは、台木と穂木の発育スピードを合わせることが接木成功の鍵です。台木はスイカよりも生育が速い品種が多いため、多くの場合スイカより数日〜1週間遅く播種します。ただし品種によって異なるため、各メーカーのカタログ推奨日数に従ってください。
接木方法は、呼び接ぎ・割り接ぎ・挿し接ぎなど複数の方法があります。台木の胚軸の太さ・空洞の大小によって作業のしやすさが変わるため、台木選びの際には接木作業性(胚軸の太さ・空洞の大きさ)も確認することをすすめます。
肥培管理については、台木の吸肥力はスイカ自根より高い傾向があるため、チッソ肥料が多すぎるとつるぼけ(栄養生長過剰)が起きやすくなります。着果・肥大期に合わせた追肥で補うよう管理することが基本です。
土壌消毒の併用も忘れてはなりません。台木の耐病性に頼りすぎず、土壌病原菌の密度を下げる土壌消毒と組み合わせることで、より安定した効果が得られます。
スイカ用台木を選ぶ際のチェックポイントを整理します。
意外と知られていないのですが、台木の吸肥力の強さによって施肥設計も変わります。草勢が強い台木ほど着果前の窒素量を抑えるのが基本で、穂木だけでなく台木の特性も加味した施肥管理が高品質栽培の鍵です。
スイカの接木普及率は現在ほぼ100%に近い産地が多く、台木はスイカ栽培に不可欠な資材として定着しています。近年では、従来の耐病性に加えて、より多様なレース・系統への対応、低温・高温いずれにも適応する「オールシーズン型」の台木開発が進んでいます。
生産者の省力化ニーズに対応する観点から、接木作業の機械化・自動化を念頭に置いた「接木しやすい形状(胚軸が太く・空洞が小さい)」の品種開発も各メーカーで重視されています。
ミノリスには横浜植木、久留米原種育成会、久留米種苗園芸、神田育種農場、朝日アグリア、萩原農場、ナント種苗、丸種、ヴィルモランみかど、むさしのタネなど多くのメーカーのスイカ用台木が掲載されています。低温対応型から高温・乾燥対応型まで多様な品種から選択できます。
スイカ用台木は、つる割病をはじめとする土壌病害の回避と、草勢の安定・多収化のために接木栽培で使われる台木品種群です。ユウガオ台木とカボチャ台木それぞれに特徴があり、作型・産地環境・穂木品種との組み合わせを考慮して選ぶことが基本です。
台木品種の選択は、病害対応(レース対応)・作型適性・接木作業性・施肥管理のしやすさなど複数の観点から総合的に判断することが重要です。接木成功率を高めるための播種タイミング管理と、台木の特性を活かした施肥設計を合わせて実践することで、安定した高品質スイカの生産につなげることができます。
株式会社久留米原種育成会
■特性 ・「ユウガオ」のつるわれ病に強く抵抗性を有し、生育期の湿害や耐乾性が強く草勢維持は抜群にすぐれる。 ・接木時の胚軸は太く空洞も小さく、接木が容易で親和性が良いので活着率も高い。 ・生育は中生種で従来の台木よりもいくぶん早目に、播種すると良い。 ・徒長することがないので管理が容易で揃った健苗ができる。 ・本畑において吸肥・吸水性が安定し、つるぼけ状にならず着果が揃い、その後の肥大期や後期も草勢がおちつき胴張りの良いすぐれた果実に仕上がり増収する。
株式会社久留米原種育成会
ハウス・トンネル・露地栽培に最適 1. 青枯萎凋症に極めて強く、湿害・乾燥害にも強い。 2. 胚軸はやや太く空洞も小さい。徒長がなく、親和性及び活着率が高い。 3. 着果率が良く、交配後の肥培管理が簡単で秀品多収。 4. 糖度が高くシャリのある肉質の果実ができる。 5. ハウス・トンネル・露地栽培に最適。
株式会社久留米原種育成会
■特性 ・土壌消毒が完全でなくても安心して栽培ができるように、フザリウム抵抗性を強化し、安定性産を確立するために低温伸長性並びに着果性の高い台木を目標に育成した。 ・当社の『ドン・K』よりさらに、青枯萎凋症抵抗性を強くし湿害・乾燥害に強く、草勢の維持が容易である。 ・種子は『ドン・K』よりやや大きく、接木時の胚軸もやや太く、空洞が小さいので、接ぎやすい。 ・生育は低温期の伸長性が良く、高温期では徒長することがなく、不良環境下においても着果率が良い。 ・着果後は玉伸びが良く、変形・空洞果が少なく秀品率が高い。 ・糖度が高い安定し、シャリのある果実になる。 ・ハウス・トンネル・露地栽培に最適。
株式会社久留米原種育成会
■特性 ・「ユウガオ」のつるわれ病に強く抵抗性を有し、生育期の湿害や耐乾性が強く草勢維持は抜群にすぐれる。 ・接木時の胚軸は太く空洞も小さく、接木が容易で親和性が良いので活着率も高い。 ・生育は中生種で従来の台木よりもいくぶん早目に、播種すると良い。 ・徒長することがないので管理が容易で揃った健苗ができる。 ・本畑において吸肥・吸水性が安定し、つるぼけ状にならず着果が揃い、その後の肥大期や後期も草勢がおちつき胴張りの良いすぐれた果実に仕上がり増収する。
株式会社久留米原種育成会
ハウス・トンネル・露地栽培に最適 1. 青枯萎凋症に極めて強く、湿害・乾燥害にも強い。 2. 胚軸はやや太く空洞も小さい。徒長がなく、親和性及び活着率が高い。 3. 着果率が良く、交配後の肥培管理が簡単で秀品多収。 4. 糖度が高くシャリのある肉質の果実ができる。 5. ハウス・トンネル・露地栽培に最適。
株式会社久留米原種育成会
■特性 ・土壌消毒が完全でなくても安心して栽培ができるように、フザリウム抵抗性を強化し、安定性産を確立するために低温伸長性並びに着果性の高い台木を目標に育成した。 ・当社の『ドン・K』よりさらに、青枯萎凋症抵抗性を強くし湿害・乾燥害に強く、草勢の維持が容易である。 ・種子は『ドン・K』よりやや大きく、接木時の胚軸もやや太く、空洞が小さいので、接ぎやすい。 ・生育は低温期の伸長性が良く、高温期では徒長することがなく、不良環境下においても着果率が良い。 ・着果後は玉伸びが良く、変形・空洞果が少なく秀品率が高い。 ・糖度が高い安定し、シャリのある果実になる。 ・ハウス・トンネル・露地栽培に最適。