ベニアズマ
三好アグリテック株式会社
ホクホクとした食感で、甘味もあり根強い人気があります。千葉県や茨城県など関東で主に栽培されています。 皮色の発色が良く、収量性が高い系統です。初期生育が良好で早期肥大性があり、また、晩植適応性にも優れています。遅掘りになると条溝が出やすくなります。 ■ほくほく感 4.0 ■貯蔵性 3.0 ■甘み 3.0 【青果用】適 【皮色】濃赤紅 【肉色】黄 【形】長紡錘形
ほくほく系サツマイモ ほくほく系サツマイモとは ほくほく系サツマイモとは、加熱後の肉質が粉質(粉っぽい食感)でホクホクとした食感になる品種群を指します。サツマイモの食感は大きく「粉質(ほくほく系)」と「粘質(ねっとり系)」に分けられ、品種間
ほくほく系サツマイモとは、加熱後の肉質が粉質(粉っぽい食感)でホクホクとした食感になる品種群を指します。サツマイモの食感は大きく「粉質(ほくほく系)」と「粘質(ねっとり系)」に分けられ、品種間でその傾向は明確に異なります。
粉質品種では、でんぷん含量が比較的高く、加熱によってでんぷんが糊化しながら水分が抜けることで、あのホクホクとした独特の食感が生まれます。口の中でほろっとほぐれる食感は、ねっとり系品種とはまったく異なる魅力を持っており、一定数の固定ファンがいます。
焼きいもや蒸しいもで評価される「お芋らしさ」を求める消費者の間では、ほくほく系品種が今も根強い人気を保っています。ベニアズマや高系14号(鳴門金時・大栄愛娘など)のように、長年産地で栽培されてきた品種がほくほく系の代表格です。
なお、品種によっては中間的な食感(やや粉質~やや粘質)を持つものもあり、ほくほく系・ねっとり系の区分は連続的なスペクトルです。品種のカタログや特性表でほくほく感・粘質感のスコアを確認すると、品種間の差異をより正確に把握できます。
ほくほく系品種の多くは、産地で長年栽培されてきた実績のある品種群です。ベニアズマに代表される系統は、収量性が安定しており、栽培技術が体系化されている点が強みです。また、貯蔵性が比較的良い品種が多く、秋収穫後に貯蔵してから出荷する「蔵出し」体制を組みやすい傾向があります。
市場流通においては、kg単位での販売が主体の青果市場・量販店向けの大量出荷に適した品種が多いのも特徴です。1イモあたりの重量が確保しやすく、A品率の高い品種を選ぶことで収益性の向上が期待できます。
ほくほく系サツマイモは、天ぷら・大学芋・茶巾絞り・栗きんとん・いもようかんなど、和菓子や伝統的な調理法との相性が非常に良い品種群です。でんぷん質が高いため、加工時にしっかりとした形状を保ちやすく、なめらかにつぶれる特性を活かした菓子類への加工に向いています。
栗きんとん用として高い評価を受けている「紅赤」(三好アグリテック株式会社)は、ほくほく系品種の代表的な加工用途の事例です。江戸時代からの歴史を持つこの品種は、現在も川越いもとして市場で高値で取引されています。
ここからが実際の栽培・販売で差がつくところです。ほくほく系品種の魅力は「焼きたて」「蒸したて」の食体験として最も発揮されます。焼きいも専門店や産直販売では、試食による体験提供が購買につながる強力な手段となります。
ミノリスに掲載されているサツマイモ品種のうち、ほくほく系に分類される主な品種をご紹介します。
しろほろり(三好アグリテック株式会社)は、ほくほく感スコア5.0と高い数値を示す白皮品種です。「一口頬張ると、果肉がほろほろと解け優しい甘さが口の中いっぱいに広がります」と評され、白いサツマイモという外観の珍しさと相まって、直売所での販売や差別化に活用できる品種です。
コガネセンガン(三好アグリテック株式会社)は、ほくほく感スコア5.0の品種で、九州を主産地とする焼酎の原料用として広く知られています。でんぷん含有量が高く、食味・形状も良いため、焼きいも用途にも向く品種です。漢字では「黄金千貫」と書き、収穫量の多さと皮の黄金色が名前の由来とされています。
ベニアズマ(三好アグリテック株式会社)は、ほくほく感スコア4.0で、千葉県や茨城県など関東を中心に広く栽培されている定番品種です。皮色の発色が良く、収量性が高い系統で、初期生育が良好で早期肥大性があります。カネコ種苗株式会社からは、同品種の独自系統として「ベニアズマ SA-9」「ベニアズマ SA-11」が供給されており、産地のニーズに応じた選択が可能です。
すずほっくり(三好アグリテック株式会社)は、ほくほく感スコア4.0に加えて貯蔵性スコア5.0という特性を持つ品種です。株当たりのイモの数が多く鈴なりにつくことと、ほくほくした食感からその名がついています。揃いの良い多収型で、青果用・加工用の両方に適した品種です。
高系14号選抜(三好アグリテック株式会社)は、ほくほく感スコア3.0の品種で、徳島県「鳴門金時」や千葉県「大栄愛娘」など、国内の有名ブランドいもの多くがこの品種から選抜されています。ブランド産地で長年の実績を持つ品種群です。
ひめあずま(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)は、「ホクホクとした食感でいも菓子類への加工にも適している」と記載されており、貯蔵性にも優れる品種です。収穫翌年の新緑の頃まで良い品質が維持できるとされています。
栗かぐや(カネコ種苗株式会社)は、「肉質はホクホクとしたやや粉質で糖度はベニアズマより高い傾向にあります」と評される品種で、焼きいもはもちろん天ぷらや大学芋など総菜加工にも適するとされています。肉色は鮮やかな黄色で、加熱後の緑変も少ない特性があります。
ほくほく系サツマイモを栽培する際には、品種特性を最大限に引き出すための管理が重要です。
植え付けと密度管理については、A品率を高めるために適切な株間の設定が基本です。密植になるとイモが細くなりやすく、逆に疎植になりすぎると2次肥大(股割れ、皮目肥大など)が起きやすくなります。品種の推奨株間を確認し、ほ場の土壌条件や施肥量に合わせた調整が必要です。
つるボケ防止は、でんぷん含量の高いほくほく系品種の栽培において重要な管理ポイントです。窒素過多になるとつるが旺盛に繁茂し、イモへの同化産物の転流が妨げられます。元肥は少なめに設定し、必要に応じて追肥で調整する方法が基本です。
収穫時期は、品種の特性と用途に合わせて判断します。ほくほく系品種は収穫後に適切に貯蔵・キュアリング(傷の癒合処理)することで品質が安定します。収穫直後は甘みが少なく感じることがありますが、貯蔵中にでんぷんが糖に変換されて甘みが増してきます。
意外と知られていないのですが、ほくほく系品種の中でも低温貯蔵には弱いものがあります。サツマイモは13〜15℃程度が保管適温とされており、10℃を下回ると低温障害(黒変・腐敗の原因)を起こしやすくなります。涼しい季節に出荷するまでの保管方法には注意が必要です。
ほくほく系サツマイモの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。
産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、関東産地(千葉・茨城)ではベニアズマ系統が、西日本・暖地では高系14号の地域ブランドが、九州ではコガネセンガンがそれぞれ広く普及しています。各地域での実績品種を基準に、自分の産地条件に合う系統を選ぶのが安全な出発点です。
試作段階では、できるだけ多くの品種を揃えて収穫後の食味評価を行うことを検討してください。焼きいもや蒸しいもで実際に試食し、自分の販売先・消費者に合う食感かどうかを確認することが、品種選びの最終的な判断基準になります。
ほくほく系サツマイモは、近年のねっとり系(べにはるか・シルクスイートなど)ブームを受けて、相対的に市場の注目度が変化しています。焼きいも需要が拡大するなかで、ねっとり系品種の台頭が目立つ一方、ほくほく系特有の食感を好む消費者層は一定数存在しており、二極化した需要構造が定着しつつあります。
和菓子・加工用途では、ほくほく系品種のでんぷん質の高さが今も重要視されています。栗きんとん・いもようかん・干しいもの一部など、ほくほく系品種でなければ作れない製品が存在するため、加工用の需要は継続して見込まれます。
直売所・観光農園での販売では、ほくほく系とねっとり系の両方を取りそろえることで「食感の違いを楽しむ」という訴求が可能になります。消費者に食感の特徴を説明し、好みに合わせて選んでもらう体験型の販売スタイルは、顧客との関係構築にも効果的です。
ほくほく系サツマイモは、加熱後に粉質でホクホクとした食感が得られる品種群です。焼きいもや和菓子・加工用として長年の実績を持つ品種が多く、産地の基幹品目として安定した需要が続いています。
品種選びにあたっては、ほくほく感のスコア・収量性・貯蔵性・用途適性を総合的に評価し、販売先と地域条件に合った品種を選定することが重要です。近年ねっとり系品種が注目を集めていますが、ほくほく系品種には加工適性や特定の消費者層への訴求という明確な強みがあります。
ミノリスでほくほく系サツマイモの品種を探す場合は、このタグが付いた品種一覧をご覧ください。品種ごとの食感スコアや特性情報を比較しながら、栽培計画に合った品種をお選びいただけます。ねっとり系との比較には、あわせてねっとり系サツマイモのタグもご参照ください。
三好アグリテック株式会社
ホクホクとした食感で、甘味もあり根強い人気があります。千葉県や茨城県など関東で主に栽培されています。 皮色の発色が良く、収量性が高い系統です。初期生育が良好で早期肥大性があり、また、晩植適応性にも優れています。遅掘りになると条溝が出やすくなります。 ■ほくほく感 4.0 ■貯蔵性 3.0 ■甘み 3.0 【青果用】適 【皮色】濃赤紅 【肉色】黄 【形】長紡錘形
三好アグリテック株式会社
株当たりの上いもの数が多く、いもが鈴なりに付くというイメージと、蒸しイモや焼きいもの食感が粉質でありほくほくしていることから名づけられました。揃いの良い多収型の品種です。 ほくほく感 4.0 貯蔵性 5.0 甘み 2.0 【青果用】適 【加工用】適 【皮色】赤紫 【肉色】黄 【形】紡錘形
三好アグリテック株式会社
高系14号を選抜したサツマイモで、徳島県「鳴門金時」や千葉県「大栄愛娘」などその他多くのブランドいもとして販売されています。 ほくほく感 3.0 貯蔵性 3.0 甘み 3.0 ■青果用 適 ■皮色 濃紅 ■肉色 黄白 ■形 紡錘形
カネコ種苗株式会社
満月みたいな黄金色 ほくほく甘いサツマイモ 特性 ●自社開発のオリジナル交雑品種第2弾です。 ●イモの形状は紡錘形でそろいが良く、秀品率に優れます。 ●肉質はホクホクとしたやや粉質で糖度はベニアズマより高い傾向にあります。 ●肉色は鮮やかな黄色で、加熱後の緑変も少ないです。 ●貯蔵性に優れ、長期貯蔵しても過度の粘質になりにくいです。 ●焼芋はもちろん天ぷらや大学芋など総菜加工にも適します。 栽培上の注意点 ●極端な早植えで芋に割れやくぼみが出来ることがあります。 ●収穫遅れで寒さに当たると表皮に亀裂(後期裂開)が入ることがありますので掘り遅れに注意してください。 品種特性表
三好アグリテック株式会社
白いサツマイモで、名前の通り一口頬張ると、果肉がほろほろと解け優しい甘さが口の中いっぱいに広がります。 上品な甘さのホクホク系のサツマイモです。 ほくほく感 5.0 貯蔵性 2.0 甘み 2.0 青果用 適 皮色 黄白/淡白 肉色 白 形 紡錘形
三好アグリテック株式会社
果肉は紫でアントシアニンを多く含むヘルシーサツマイモです。 形状、収量性、食味共に優れ、アントシアニン含有量が高く市場性の期待できる紫いもです。水はけの良い畑地栽培向きです。畑地の温度を下げた方が、紫色を発色しやすいため、シルバーマルチなどの利用をお勧めします。 ほくほく感 3.0 貯蔵性 3.0 甘み 2.0 ■青果用 適 ■皮色 濃赤紫 ■肉色 紫 ■形 紡錘形
三好アグリテック株式会社
漢字では「黄金千貫」と書かれ、皮の色が黄金色で収穫量が多いことが由来になったようです。主産地は九州で焼酎などの原料に使われています。 でんぷん含有量の高い醸造用の定番品種です。食味・形状共に良く、焼き芋にも向きます。 ほくほく感 5.0 貯蔵性 1.0 甘み 2.0 【青果用】適 【皮色】濃赤紫 【肉色】紫 【形】紡錘形
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
ホクホクとした食感で、いも菓子類への加工にも適しています。貯蔵性に優れ、収穫翌年の新緑の頃まで良い品質が維持できます。いもの形状や大小の揃いが良いです。
三好アグリテック株式会社
ホクホクとした食感で、甘味もあり根強い人気があります。千葉県や茨城県など関東で主に栽培されています。 皮色の発色が良く、収量性が高い系統です。初期生育が良好で早期肥大性があり、また、晩植適応性にも優れています。遅掘りになると条溝が出やすくなります。 ■ほくほく感 4.0 ■貯蔵性 3.0 ■甘み 3.0 【青果用】適 【皮色】濃赤紅 【肉色】黄 【形】長紡錘形
三好アグリテック株式会社
株当たりの上いもの数が多く、いもが鈴なりに付くというイメージと、蒸しイモや焼きいもの食感が粉質でありほくほくしていることから名づけられました。揃いの良い多収型の品種です。 ほくほく感 4.0 貯蔵性 5.0 甘み 2.0 【青果用】適 【加工用】適 【皮色】赤紫 【肉色】黄 【形】紡錘形
三好アグリテック株式会社
高系14号を選抜したサツマイモで、徳島県「鳴門金時」や千葉県「大栄愛娘」などその他多くのブランドいもとして販売されています。 ほくほく感 3.0 貯蔵性 3.0 甘み 3.0 ■青果用 適 ■皮色 濃紅 ■肉色 黄白 ■形 紡錘形
カネコ種苗株式会社
満月みたいな黄金色 ほくほく甘いサツマイモ 特性 ●自社開発のオリジナル交雑品種第2弾です。 ●イモの形状は紡錘形でそろいが良く、秀品率に優れます。 ●肉質はホクホクとしたやや粉質で糖度はベニアズマより高い傾向にあります。 ●肉色は鮮やかな黄色で、加熱後の緑変も少ないです。 ●貯蔵性に優れ、長期貯蔵しても過度の粘質になりにくいです。 ●焼芋はもちろん天ぷらや大学芋など総菜加工にも適します。 栽培上の注意点 ●極端な早植えで芋に割れやくぼみが出来ることがあります。 ●収穫遅れで寒さに当たると表皮に亀裂(後期裂開)が入ることがありますので掘り遅れに注意してください。 品種特性表
三好アグリテック株式会社
白いサツマイモで、名前の通り一口頬張ると、果肉がほろほろと解け優しい甘さが口の中いっぱいに広がります。 上品な甘さのホクホク系のサツマイモです。 ほくほく感 5.0 貯蔵性 2.0 甘み 2.0 青果用 適 皮色 黄白/淡白 肉色 白 形 紡錘形
三好アグリテック株式会社
果肉は紫でアントシアニンを多く含むヘルシーサツマイモです。 形状、収量性、食味共に優れ、アントシアニン含有量が高く市場性の期待できる紫いもです。水はけの良い畑地栽培向きです。畑地の温度を下げた方が、紫色を発色しやすいため、シルバーマルチなどの利用をお勧めします。 ほくほく感 3.0 貯蔵性 3.0 甘み 2.0 ■青果用 適 ■皮色 濃赤紫 ■肉色 紫 ■形 紡錘形
三好アグリテック株式会社
漢字では「黄金千貫」と書かれ、皮の色が黄金色で収穫量が多いことが由来になったようです。主産地は九州で焼酎などの原料に使われています。 でんぷん含有量の高い醸造用の定番品種です。食味・形状共に良く、焼き芋にも向きます。 ほくほく感 5.0 貯蔵性 1.0 甘み 2.0 【青果用】適 【皮色】濃赤紫 【肉色】紫 【形】紡錘形
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
ホクホクとした食感で、いも菓子類への加工にも適しています。貯蔵性に優れ、収穫翌年の新緑の頃まで良い品質が維持できます。いもの形状や大小の揃いが良いです。