果実・収量特性

3粒莢のソラマメ品種一覧 全15種類

3粒莢ソラマメ 3粒莢ソラマメとは 3粒莢ソラマメとは、1つの莢(さや)の中に豆が3粒入ることを主体とする品種群を指します。ソラマメの莢には1粒から数粒まで入りますが、一般的な一寸ソラマメの商品規格では「莢に3粒前後の豆が均一に詰まっている

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3粒莢について

3粒莢ソラマメ

3粒莢ソラマメとは

3粒莢ソラマメとは、1つの莢(さや)の中に豆が3粒入ることを主体とする品種群を指します。ソラマメの莢には1粒から数粒まで入りますが、一般的な一寸ソラマメの商品規格では「莢に3粒前後の豆が均一に詰まっている」ことが市場での高評価につながります。

品種のカタログには「3粒莢が多い」「3粒莢率が高い」「3粒莢主体」などと記載されており、これが3粒莢ソラマメタグの付与基準となります。1粒・2粒しか入らない莢は「欠け莢」として扱われ、外観品質が低下するため、出荷できる割合(秀品率)が下がります。逆に4粒以上になると莢の内部で豆が十分に肥大できず、粒のサイズが小さくなる傾向があります。3粒が市場で最も評価されやすい粒数といえます。

ソラマメは「一寸(いっすん)」という表現が示すとおり、豆の長さが約3cm(一寸)になることが大粒の目安とされてきました。3粒莢の品種では、この大粒の豆が3つ並ぶことで莢全体のボリューム感が生まれ、消費者が手に取ったときの満足感が高くなります。

3粒莢の魅力

生産者にとっての3粒莢の価値は、まず収量効率の高さです。1莢に2粒しか入らない品種と比較して、3粒莢が多い品種では同じ着莢数でも豆の実収量が1.5倍になります。出荷単位(重量)で考えると、この差は経営収支に直接影響します。

秀品率の向上も重要なメリットです。3粒莢率が高い品種は、出荷規格に合わない莢(欠け莢・粒数不足)が少ないため、収穫した莢をそのまま高い割合で出荷できます。出荷調整(選別・廃棄)にかかる時間と労力を削減できることも、実際の経営で見えにくいが大きな効果です。

消費者・流通にとっては、視覚的なボリューム感と購買意欲の関係が重要です。ソラマメを袋や箱で販売する際、3粒莢がずっしりと並んだ見た目は、消費者の「おいしそう」という印象を高めます。量販店の青果担当者も、ソラマメの品質確認で莢を触って豆の数と大きさを確かめることが多く、3粒がしっかり入っているかは現場での評価基準の一つです。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。3粒莢率は品種の遺伝的な特性だけでなく、栽培管理によっても大きく変わります。特に開花期の気温・日照・水分管理が3粒莢率に影響するとされており、品種の潜在能力を引き出す栽培技術の積み上げが重要です。

品種ごとの3粒莢特性

ミノリスに登録されているソラマメ品種の中から、3粒莢を特長とする品種の記述を確認すると、各社が品種開発においてこの特性を重視していることがわかります。

タキイ種苗株式会社の「仁徳一寸」は「3粒莢が多い。子実の大きさは3cm程度の大粒でやわらかくて甘みに富む」と記載されています。同じくタキイ種苗株式会社の「三連」は品種名が示すとおり「3粒莢率が特に高い大莢の一寸ソラマメ」であり、「分枝が太く、無効枝が少ないので着莢・肥大が安定している」とされています。

株式会社サカタのタネの「打越一寸」は「3粒莢が多く、しかも総着莢数の多い系統を選抜した品種」と記載されており、3粒莢率の高さと多収性を両立する品種として評価されています。同じく「打越緑一寸」は「3粒莢率が高く、総着莢数の多い多収品種」とされています。

中原採種場株式会社の「陵西一寸蚕豆」は「3粒莢が多い、中早生で食味の良い大莢多収種」と説明されており、株式会社タカヤマシードの「船岡一寸」は「3粒莢率が高く、着莢数の多い多収型品種」と記載されています。

これらの品種に共通するのは、3粒莢率の高さと多収性・食味の良さが組み合わさっている点です。品種改良において、3粒莢率は収量性向上の重要な指標として位置づけられています。

栽培のポイント

3粒莢率を高めるためには、以下の栽培管理が重要です。

着莢率を高める整枝管理: 越冬後に発生する分枝を適切に整理し、太い有効枝を5〜7本程度残します。無効枝(細い分枝)を早めに除去することで、養分が有効枝に集中し、莢の充実が促されます。整枝が不十分だと莢数が多くなりすぎて1莢あたりの養分が不足し、2粒莢や欠け莢の割合が増えます。

開花期の水分管理: 開花期の乾燥は着花・着莢不良の直接原因になります。この時期に土壌水分が不足すると、開花しても結実しないか、着莢しても莢の中に豆が入らない「欠け莢」が増える傾向があります。開花が始まったら圃場の水分状態を注意深く観察し、必要に応じて灌水します。

追肥のタイミング: 開花期を目安にした追肥は莢の充実と粒の肥大を促します。豆が急速に肥大する開花後2〜3週間の時期に養分が不足すると、3粒莢の3粒目が十分に肥大できず、小粒のまま収穫適期を迎えることがあります。

適切な摘心: 主茎の頂部を摘心することで、養分の分散を防ぎ着莢した莢の充実を促す効果があります。摘心の適期は品種によって異なるため、種苗メーカーの栽培指導に従うことが基本です。

品種選びのコツ

3粒莢ソラマメの品種選びでは、以下の点を確認することが重要です。

  • 3粒莢率の記述: カタログで「3粒莢が多い」「3粒莢主体」と明記されているか確認する
  • 大粒かどうか: 3粒が入っていても豆のサイズが小さければ市場評価は下がる。豆の大きさ(3cm前後)に関する記述も確認する
  • 莢の揃い: 「そろいが良い」という記述は、3粒莢率が安定していることを示す
  • 多収性との関係: 3粒莢率が高い品種は多収性ソラマメと重なることが多い(多収性ソラマメタグも参照)
  • 熟期: 3粒莢の形質は熟期によらず品種固有の特性だが、栽培する作型と熟期の適性を確認する
  • 草勢と整枝管理の手間: 草勢旺盛な品種は3粒莢率が高い傾向があるが、整枝作業の手間も増える

意外と知られていないのですが、同じ品種でも栽培する圃場の土壌条件や気象条件によって3粒莢率が大きく変動することがあります。カタログに「3粒莢率が高い」と記載されていても、開花期の低温・乾燥などの条件が重なると欠け莢が増えることがあります。試作の際には、3粒莢率を実際に圃場で確認してから本格導入を判断することが安全です。

市場動向とこれから

量販店・市場では、ソラマメの品質評価において莢の大きさと粒数が重要な基準となっています。3粒莢がしっかりと揃った莢は「L規格」「2L規格」に分類されやすく、高単価での取引が期待できます。

直売所では、消費者が手にとって莢の重さを実感できるため、3粒がしっかり入ったボリューム感のある莢は「おいしそう」という印象を与えやすく、売れ行きに影響します。産地から消費者への距離が近い直売所販売ほど、莢の外観品質に対する消費者の評価が販売に直結します。

近年、袋入りの少量パックでソラマメを販売するケースが増えています。パック販売では莢の揃いと見た目が特に重要であり、3粒莢率の高い品種はパックの外観品質を均一に保ちやすいという利点があります。

今後の育種動向としては、3粒莢率の安定性向上と食味の両立が引き続き重要なテーマです。消費者の「大きくておいしい」という期待に応えつつ、生産者の収益確保に貢献する品種開発が続いています。

まとめ

3粒莢ソラマメは、1莢に3粒の豆が均一に入る品種群であり、収量効率・秀品率・市場での外観評価の点で優れた特性を持ちます。タキイ種苗株式会社の「三連」「仁徳一寸」、株式会社サカタのタネの「打越一寸」「打越緑一寸」など、多くのメーカーが3粒莢率の高さを主要な品種特性として位置づけています。

品種選びでは、3粒莢率に加えて粒の大きさ・莢の揃い・草勢・熟期を総合的に確認することが重要です。栽培面では、整枝・開花期の灌水管理・追肥のタイミングが3粒莢率の実現に大きく影響します。販売先の要求規格に合った3粒莢品種の導入と適切な栽培管理の組み合わせが、安定した経営につながります。

15品種 掲載中
ハウス陵西

ハウス陵西

ヴィルモランみかど株式会社

ハウス長期どりに最適 ■特徴 特性-1 草勢:強 早晩性:中早生 特性-2 一莢粒数:2~3粒 豆皮色:緑 豆の大きさ:大 特性-3 作型:促成~普通 収量:やや多 用途:青果 ■品種の特性 1. 着莢性が高い早生種で、ハウス長期どりが必要な上段までの着莢が安定している多収種。 2. 大莢の3粒莢が多くL級で良く揃い、商品化率が高い。 3. 草勢強く、病気に強く、分けつ枝も強いので多収。 4. 粉質で甘味があり風味たっぷり、食味はとても良い。

一寸そら豆

一寸そら豆

株式会社トーホク

栽培容易で、ずっしりとした3粒莢が多くとれる豊産種。草勢強く、耐寒性もあり、作りやすい栽培特性です。豆はきれいな緑色でホクホクとした食感。風味の良いおいしいソラマメです。

三連

三連

タキイ種苗株式会社

3粒莢率が高い大莢・多収の一寸ソラマメ! ■特長 ・3粒莢率が特に高い大莢の一寸ソラマメ。 ・子実の大きさは3cm程度、ボリュームがある大粒で食味良好。 ・子実の色は鮮緑でへそ(おはぐろ)の色は変色しない。 ・草勢旺盛で栽培容易な多収種。分枝が太く、無効枝が少ないので着莢・肥大が安定している。 ・熟期は中早生。 ■栽培の要点 ・圃場はなるべく連作を避け、排水のよい所を選ぶ。 ・育苗の場合は、本葉2〜3枚で定植する。 ・早まきを避け、本葉4〜5枚を目安に越冬させる。 ・開花期の乾燥は着莢不良の原因となるので注意する。 ・開花期を目安に追肥を行う。

仁徳一寸

仁徳一寸

タキイ種苗株式会社

濃緑の大粒で3粒莢の多い人気種! ■特長 ・明らかに他品種と区別ができるほど子実・莢ともに鮮やかな濃緑品種。 ・子実の大きさは3cm程度の大粒で、やわらかくて甘みに富み品質がよい。 ・熟期は中早生で、3粒莢が多い。 ・草勢旺盛で栽培容易な多収種。 ■栽培の要点 ・圃場はなるべく連作を避け、排水のよい所を選ぶ。 ・育苗の場合は、本葉2〜3枚で定植する。 ・早まきを避け、本葉4〜5枚を目安に越冬させる。 ・開花期の乾燥は着莢不良の原因となるので注意する。 ・開花期を目安に追肥を行う。

千倉一寸蚕豆

千倉一寸蚕豆

渡辺農事株式会社

■特性 ・河内一寸より、1週間くらい早生で収量が多い。 ・草丈は100〜120cmくらい、分枝数は8〜10本で、有効分枝率が高い。 ・3粒莢が多く、大粒で上物歩合が高い。 ・莢は大きく鮮緑色で光沢があり、見栄えよく、市場性が高い。

唐比の春(からこのはる)

唐比の春(からこのはる)

八江農芸株式会社

大莢3粒莢の着莢が極めて良好! ■特長 ・ 3粒莢以上の着莢に優れた一寸タイプの大莢種です。 ・ 着莢性が高く多収です。 ・ 成熟日数は、作型により異なります。 ・ 収穫期が近くなると、莢が徐々に下向きになり、収穫の目安になります。 ■栽培の要点 ・低温処理を行った場合、活着までの潅水管理を徹底してください。 土壌が過乾燥や過湿状態にならないよう留意してください。 ・品質の向上には整枝誘引を徹底します。 誘引を徹底することでハウス栽培では採光に努め、露地栽培では枝折れなど防止することを目的とします。 ・ウィルスへの感染防止に留意してください。 定植時に浸透性の農薬を土と混和、施薬することが効果的です。

大天

大天

ヴィルモランみかど株式会社

極大粒系で莢色が美しい ■特徴 特性-1 草勢:強 早晩性:中早生 特性-2 一莢粒数:2~3粒 豆皮色:緑 豆の大きさ:特大 特性-3 作型:普通 収量:やや多 用途:加工/青果 ■品種の特性 1. 「陵西一寸」より粒が大きく、ボリュームのある極大粒種。 2. 莢色は濃緑色で光沢があり、豆は鮮やかな陵西色である。 3. 収穫期は「陵西一寸」よりやや遅い中早生品種。草勢強くスタミナがあり、収量性に優れる。 4. 3粒莢多く、着莢・肥大も安定しており、比較的栽培し易い。

打越一寸

打越一寸

株式会社サカタのタネ

3粒莢が多く、多収、草勢が強く、栽培しやすい中早生品種 ■特性 ・一寸ソラマメの中から、3粒莢が多く、しかも総着莢数の多い系統を選抜した品種。 ・中早生品種。草勢が強く、寒さにも比較的強く、つくりやすい。 ・莢の色は濃緑色で光沢があり、豆は3cm前後となりそろいがよい。 ■適応性 土壤適応性は広いですが、保水力のある埴壤土で耕土の深い地力のあるところがよく、土壤酸土pH6.5~7.0が適します。連作はさけます。生育適温15~20℃。耐寒性は比較的強いです。 バーナリ効果はよいほうなので暖地のハウス・トンネル・露地での早出し栽培、寒冷地の春まき栽培に向きます。また、一般普通栽培でも能力が高いです。 ■肥培管理 緩効性肥料を主体に10a当たり成分で窒素7㎏、リン酸12㎏、カリ7㎏、苦土石灰120㎏、堆肥1,000kgを標準とします。 水田裏作は高畝で排水をよくし、肥料は2~3割増やします。追肥は開花少し前に窒素、カリを2~3㎏施用します。 ■播種 発芽適温は5~20℃です。まき方は、オハグロを斜め下にして種子が少し見える程度に挿します。十分灌水し、乾燥を防ぐために敷ワラをします。 定植時の苗の大きさは、本葉1.5~2枚が適期で大苗になると植え傷みしやすいです。栽植密度は1.5~1.8m×50㎝です。10a当たり1,100~1,300株が標準です。 直まきは、2㎝くらい覆土する深さにまきます。なお欠株の補植用として圃場の隅にも少しまいておきます。 ■病害虫防除 赤色斑点病、さび病、アブラムシ、ウイルス病、ソラマメゾウムシなどが発生するので予防に努めます。 ■収穫 莢に光沢が出てきて莢の縫合線が黒くなり、莢が上向きから水平になったころが適期です。 ■各作型の栽培のポイント 1.ハウスまたはトンネル栽培(暖地) 8月上旬~9月下旬に催芽して根が2~3㎜伸びたころに、3~5℃で20日~25日間低温処理し、ポット育苗します。育苗中は寒冷紗をかけウイルス病を防ぎます。定植は10月上旬~11月上旬です。 2.普通栽培(中間地) 播種は10月中旬~下旬です。定植は10月下旬~11月上旬です。あまり早まきするとウイルス病の発生が多くなり、また、年内に生育が進みすぎ寒害を受けやすくなるので本葉4~5枚で越冬するようにします。 3.春まき栽培(寒冷地) 2月中旬~下旬に無加温ハウスに播種します。3月中旬までポット育苗し定植します。春まきは分枝数が少ないので、栽植距離は1.0×0.3mとし、10a当たり3300株が標準です。ソラマメは、低温で花芽分化するので、播種期が遅くなると着莢数が少なくなります。適期に、播種、定植することが大切です。

打越緑一寸

打越緑一寸

株式会社サカタのタネ

3粒莢が多く、むき実の色が極濃緑で食味のよい中早生品種 ■特性 1.3粒莢率が高く、総着莢数の多い多収品種。 2.草勢は中程度で「打越一寸」よりややおとなしい。熟期は「打越一寸」と同程度の中早生品種。 3.莢の色は濃緑色で光沢があり、むき実の色は極濃緑。 4.莢はやや細身だが、むき実は3cm前後の大きさでそろう。 5.青果用として粉質で食味がよい。 6.むき実販売でパック詰めしたときに緑色が引き立つ。 ■適応性 土壌適応性は広いが、保水力のある埴壌土で耕土の深い肥沃な土壌がよく、土壌酸土pH6.5〜7.0が適します。生育適温15〜20℃で、耐寒性は比較的強い方です。 作型は秋まき栽培から暖地のハウス・トンネル・露地での早出し栽培、高冷地や冷涼地の春まき栽培に適応性があります。 ■畑づくり(圃場準備) 連作を嫌うので3〜4年の間隔をあけて栽培します。ソラマメは根粒菌による窒素供給があるので窒素肥料はやや少なめとします。元肥は緩効性肥料を主体に10aあたり成分量で窒素8〜9kg、リン酸12kg、カリ8kg、堆肥2t、苦土石灰120kgを標準とします。pH6.5〜7.0の土壌を好むので酸性度を加味して加減します。水田裏作は高畝で排水をよくし、肥料は2〜3割程度増やします。追肥は開花少し前の整枝時と着莢最盛期に窒素、カリを3kg程度施用します。 ■播種 発芽適温は20℃前後。排水性のよい無病の床土に播種します。水に浸漬して播種すると発芽が悪くなるので、浸漬せずに直接お歯黒部分を下にして種子が隠れる程度の深さにまきます。播種後、十分灌水して敷わらや新聞紙等で覆い乾燥を防ぎます。 ■定植および定植後の管理 定植時の苗の大きさは、本葉2〜3枚が適期で、大苗になると活着が悪くなります。栽植密度は1.5m×40〜50cm、10aあたり約1,300〜1,700株が標準です。 直まきは、鳥害の予防や乾燥防止のため2cm位覆土する深さにまきます。なお欠株の補植用として圃場の隅に2割程度まいておきます。 ■病害虫防除 赤色斑点病、輪紋病、さび病、ウイルス病が発生するので予防に努めます。 ■収穫 光沢が出てきて縫合線が黒くなり、莢が上向きからやや下向きになったころで、お歯黒部にわずかに黒い筋が見えるころが収穫適期です。

改良さみどり

改良さみどり

八江農芸株式会社

■特長 ・種皮色が鮮緑色を呈する中莢タイプです。 ・草勢は強勢で、主茎は中太で伸長が早く、小葉で節間が短いです。 ・花色、新梢部はうすい赤紫色を呈します。 ・莢色は濃緑色で光沢があり、早生種で3粒莢の着莢が多いです。

緑陵西一寸

緑陵西一寸

ヴィルモランみかど株式会社

緑の大粒は目にもあざやか ■特徴 特性-1 草勢:やや強 早晩性:中生 特性-2 一莢粒数:2~3粒 豆皮色:濃緑 豆の大きさ:大 特性-3 作型:普通 収量:やや多 用途:青果 ■品種の特性 1. 濃緑の大莢でむき実の色が濃い緑色、ゆでても濃緑。 2. 粒は良く揃い、肉質はやや粘質で軟らかく、甘味が強く食味が良い。 3. 3粒莢が多く秀品率高い。 ■栽培のポイント ●ソラマメは涼しい気候を好み、20℃前後で良く発芽し、生育適温は16~20℃で耐暑性・耐寒性弱く、花は0℃前後で寒害を受け、最低気温が5℃に下がると落下し、結実不良となる。(-2℃で障害) ●花芽はほかのマメ類と異なり、生育中いずれかの時期に低温にあわないと分化しない性質がある。 ●種子は15~20℃で良く発芽し、10℃以下と30℃以上では発芽が著しく低下する。 ●本葉5枚位までは寒さに強いが、それ以降は耐寒性弱く、花芽分化すると-5℃で枯死する。 ●開花結実には、最も日光を好むので、日当たりの良い畑を選ぶ。 ●他のマメ類より多くの水分を必要とし、乾燥の害を受け易いので、耕土の深い壌土等が適する。(生育期間のPF1.8~2.0) ●酸性を嫌うので石灰を充分施す。(PH6.0~6.5) ●連作を嫌うので4~5年輪作が必要である。 1.播種(10月下旬~11月上旬) (直播)3cm位の覆土を行う。播種後は殺菌剤の灌注を行う。予備苗を準備し、欠株は必ず補植を行う。 (移植)播種床に肥料(坪当たり)尿素20g、過石60g、塩化30gを入れ充分混ぜる。種子はオハグロを下にして5cm間隔で播き、覆土は2~3cmとし、充分灌水し、ワラをかぶせる。発芽揃ったら(は種1週間後)乾燥ぎみに管理する。予備苗を準備し、欠株は必ず補植する。 2.定植(は種後2週間) 本葉2~3枚の時、畝幅100cm~120cm、株間40~45cmの一条植(東西畦) マルチ高畦栽培とする。土壌酸度はpH6.0~6.5にする。根が直接肥料に触れないようにマメが隠れる程度の浅植とする。肥料は10a当たり堆肥2t苦土石灰100kg~200kg、ヨーリン20~40kgを全面に施し、元肥は緩行性肥料を主体に窒素7~10kg、リン酸15~25kg、カリ10~15kgとする。植え着け苗は風や直射日光に当てない様にし、特に根を乾燥させない。(水田栽培には覆土に畑土を使う)定植後に殺菌剤の灌注を行う。 3.越冬管理(本葉6枚以内) 北と西側に防風ネットを張り、風よけをする。1月下旬主茎を摘芯し、立枯病予防に殺菌剤を株元に灌注する。2月下旬(第一次分枝発生)赤色斑点病、褐斑病、アブラムシ防除をする。 4.第一回追肥(2月中旬~下旬) NK化成で10a当たり20kg。遅れると無効分けつがふえる。 5.整枝(3月上旬~中旬) 1株当たり8~10本にする。 6.薬剤散布(3月以降) 開花終了後(5月上中旬頃)より、ソラマメゾウムシが発生するので防除をする。病害虫(輪紋病、褐紋病、サビ病、アブラムシ)防除。 7.土入れ・土寄せ(3月上旬) 株の倒伏と後期の分けつを防ぎ、雑草の繁茂を抑える為、畦間の土を厚さ6~9cm程度株の中へいれる。倒伏防止のため、テープ張りを行う。 8.芯止め(4月上旬) 莢がついた葉から10~15枚、草丈で約90cmのところで芯をとめる。(アブラムシが芯だけに大発生する) 9.収穫(5月中旬以降) 若どりは絶対に避け、青い豆の莢が退色する直前、莢の背筋がやや褐色に成り、莢の着生角度が水平が下垂したものを下から順番に収穫をする。一粒莢、不良莢は早めに摘果する。できるだけ温度の低い時に収穫をする。 10.第二回追肥(4月中下旬)  一番上の莢の開花が終わる頃、NK化成で10a当たり20kg追肥する。

船岡一寸

船岡一寸

株式会社タカヤマシード

濃緑で3粒莢多く、おいしい! ■特性 1.3粒莢率が高く、着莢数の多い多収型品種である。 2.莢の色は緑色で光沢があり、豆は3cm前後でよく揃う。 3.食味が大変良く、品質に優れ市場性に富む。青果用に適する。 4.草勢が極めて強く、熟期は陵西一寸並みの中早生種である。 5.高冷地や冷涼地の春蒔き栽培でも莢付きが良く多収を見込める。 6.暖地のハウス・トンネル・露地での早出し栽培にも適する。 ■ポイント 1.土壌適応性は広いが、保水力があり耕土の深い地力のある土壌がよい。 2.土壌酸度はph6.5~7.0に矯正する。生育適温は15~20℃。 3.定植時の苗の大きさは、本葉1.5~2枚が適期で、大苗になると植え傷みしやすい。 4.栽培密度は、10a当たり1700~2000株を標準とする。 5.整枝は早く出た良い枝を5~8本残し他は摘除。その後も分枝してくるので土寄せを行い風等による倒伏を防ぐ。

陵西一寸

陵西一寸

ヴィルモランみかど株式会社

ソラマメ本来の風味を伝える品種 ■特徴 特性-1 草勢:強 早晩性:中早生 特性-2 一莢粒数:2~3粒 豆皮色:緑 豆の大きさ:大 特性-3 作型:促成~普通 収量:やや多 用途:青果 ■品種の特性 1. 河内一寸より1週間位早生で、大莢で3粒莢が多く、収量の6割を占める豊産種。粒は揃いよく上物率が高い。 2. 低温処理をしたハウス栽培では11~4月の長期多収どりができ、10a当り2t以上の収量となる。 3. 粉質で甘味があり風味たっぷり、食味すこぶる良い。 ■栽培のポイント 1.ソラマメは涼しい気候を好み、20℃前後で良く発芽し、生育適温は16~20℃で耐暑性・耐寒性弱く、花は0℃前後で寒害を受け、最低気温が5℃に下がると落下し、結実不良となる。(-2℃で障害) 2.花芽はほかのマメ類と異なり、生育中いずれかの時期に低温にあわないと分化しない性質がある。 3.種子は15~20℃で良く発芽し、10℃以下と30℃以上では発芽が著しく低下する。 4.本葉5枚位までは寒さに強いが、それ以降は耐寒性弱く、花芽分化すると-5℃で枯死する。 5.開花結実には、最も日光を好むので、日当たりの良い畑を選ぶ。 6.他のマメ類より多くの水分を必要とし、乾燥の害を受け易いので、耕土の深い壌土等が適する。(生育期間のPF1.8~2.0) 7.酸性を嫌うので石灰を充分施す。(PH6.0~6.5) 8.連作を嫌うので4~5年輪作が必要である。

陵西一寸蚕豆

陵西一寸蚕豆

中原採種場株式会社

早生で3粒莢多く、粉質で甘味があり、食味は良好!! ■特性 ・3粒莢が多い、中早生で食味の良い大莢多収種。 ・生育旺盛で作りやすく家庭菜園に最適。 ・豆は紛質で甘みがあり食味が良い。 ・莢は光沢のある濃緑色で市場性が高い。

駒栄

駒栄

株式会社サカタのタネ

3粒莢が多く、むき実の色が極濃緑で、食味のよい中早生品種 ■特性 1. 秋まき露地トンネル・マルチ栽培も可能ですが、とくに低温を必要としない性質を生かした春まき栽培に適します。 2. 春まき栽培では育苗中の温度管理の違いによる雌花着生のバラつきが出にくく着莢が安定し収量が安定します。 3. 莢はやや長く濃緑です。3粒莢主体ですが4粒莢も比較的多いです。 4. むき実の色は極濃緑な一寸ソラマメです。ゆで上がりの色がよく食味もよいです。 5. 草勢は中程度で草丈はやや低く、耐倒伏性にすぐれ、分岐数はやや少ないです。 6. 中早生品種です。開花後の成熟日数は「打越一寸」よりやや晩生となりますが開花が早いので収穫期は逆に早いです(春まき栽培では1週間程度早く収穫できます)。 ■適応性 土壤適応性は広く、保水力のある埴壤土で耕土が深く、土壤酸度はpH6.5前後が適します。また、開花から着莢最盛期に乾燥すると莢の肥大がわるくなるので地下水のやや高い畑がよいです。生育適温は15~20℃で、本葉5~6枚程度までは耐寒性は比較的強いですが、以後だんだん弱くなります。 ■畑づくり(圃場準備) 連作を嫌うので3~4年の間隔をあけて輪作します。ソラマメは根瘤菌による窒素供給があるので窒素肥料はやや少なめとします。元肥は緩効性肥料を主体に10a当たり成分で窒素8~9㎏、リン酸12㎏、カリ8㎏、堆肥2t、苦土石灰120㎏を標準とします。水田裏作では高畝で排水をよくし、施肥量は2割程度増やします。追肥は開花少し前の整枝時と着莢最盛期に窒素、カリを各2㎏/10a程度施用します。 ■播種 発芽適温は20℃前後です。排水のよい無病の播種床または9㎝ポットに播種します。水に浸漬して播種すると発芽がわるくなるので、浸漬せずに直接オハグロ部分を下にして種子が隠れる程度の深さにまき、十分灌水して敷ワラや新聞紙などで覆い乾燥を防ぎます。 ■定植および定植後の管理 定植時の苗の大きさは、本葉2~3枚が適期で、大苗になると活着がわるくなります。 ■収穫 莢に光沢が出てきて縫合線が黒褐色に変わり、莢が下向きになり、オハグロ部がわずかに黒いスジが見えるころが適期です。 ■各作型の栽培のポイント 1.春まき栽培 2月上旬~中旬に無加温ハウスで9㎝ポットに播種、育苗します。定植圃場の環境にならし活着を促進するため、発芽後は徒長しないようになるだけ低温に当てて、3月上旬ごろに本葉2~3枚で定植します。地温が低い時期なので老化苗は活着が不良となるので注意します。春まきは分岐数が少ないので、栽植距離は120㎝×35~40㎝で10a当たり約2,300株が標準です。ソラマメは低温性作物ですから収穫期が高温になると着莢数が少なくなり収量が低下するので、できるだけ早まきします。 2.暖地の露地栽培 10月中・下旬に播種します。定植期は地温が高くウイルス病の発生が多い時期なので、地温の上昇を抑えアブラムシの忌避効果のなるミラーマルチなどを使用します。さらに、アブラムシ予防のため防虫テープや殺虫剤の植え穴処理、薬剤散布などで防除に努めます。栽植密度は130~150×40~50㎝で10a当たり約1,700本です。 3.普通栽培(一般地) 播種は10月上旬で定植は10月下旬です。栽植密度は150×40~50㎝で10a当たり約1,500本です。早まきするとウイルス病の発生が多くなるとともに、年内に生育が進みすぎると、1月ごろには蕾が見られ寒害を受け、芯止まりが多くなります。開花初期は低温で落花しますが3月になり温度の上昇とともに着莢してきます。

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