品種詳細

3粒莢が多く、むき実の色が極濃緑で、食味のよい中早生品種 ■特性 1. 秋まき露地トンネル・マルチ栽培も可能ですが、とくに低温を必要としない性質を生かした春まき栽培に適します。 2. 春まき栽培では育苗中の温度管理の違いによる雌花着生のバラつきが出にくく着莢が安定し収量が安定します。 3. 莢はやや長く濃緑です。3粒莢主体ですが4粒莢も比較的多いです。 4. むき実の色は極濃緑な一寸ソラマメです。ゆで上がりの色がよく食味もよいです。 5. 草勢は中程度で草丈はやや低く、耐倒伏性にすぐれ、分岐数はやや少ないです。 6. 中早生品種です。開花後の成熟日数は「打越一寸」よりやや晩生となりますが開花が早いので収穫期は逆に早いです(春まき栽培では1週間程度早く収穫できます)。 ■適応性 土壤適応性は広く、保水力のある埴壤土で耕土が深く、土壤酸度はpH6.5前後が適します。また、開花から着莢最盛期に乾燥すると莢の肥大がわるくなるので地下水のやや高い畑がよいです。生育適温は15~20℃で、本葉5~6枚程度までは耐寒性は比較的強いですが、以後だんだん弱くなります。 ■畑づくり(圃場準備) 連作を嫌うので3~4年の間隔をあけて輪作します。ソラマメは根瘤菌による窒素供給があるので窒素肥料はやや少なめとします。元肥は緩効性肥料を主体に10a当たり成分で窒素8~9㎏、リン酸12㎏、カリ8㎏、堆肥2t、苦土石灰120㎏を標準とします。水田裏作では高畝で排水をよくし、施肥量は2割程度増やします。追肥は開花少し前の整枝時と着莢最盛期に窒素、カリを各2㎏/10a程度施用します。 ■播種 発芽適温は20℃前後です。排水のよい無病の播種床または9㎝ポットに播種します。水に浸漬して播種すると発芽がわるくなるので、浸漬せずに直接オハグロ部分を下にして種子が隠れる程度の深さにまき、十分灌水して敷ワラや新聞紙などで覆い乾燥を防ぎます。 ■定植および定植後の管理 定植時の苗の大きさは、本葉2~3枚が適期で、大苗になると活着がわるくなります。 ■収穫 莢に光沢が出てきて縫合線が黒褐色に変わり、莢が下向きになり、オハグロ部がわずかに黒いスジが見えるころが適期です。 ■各作型の栽培のポイント 1.春まき栽培 2月上旬~中旬に無加温ハウスで9㎝ポットに播種、育苗します。定植圃場の環境にならし活着を促進するため、発芽後は徒長しないようになるだけ低温に当てて、3月上旬ごろに本葉2~3枚で定植します。地温が低い時期なので老化苗は活着が不良となるので注意します。春まきは分岐数が少ないので、栽植距離は120㎝×35~40㎝で10a当たり約2,300株が標準です。ソラマメは低温性作物ですから収穫期が高温になると着莢数が少なくなり収量が低下するので、できるだけ早まきします。 2.暖地の露地栽培 10月中・下旬に播種します。定植期は地温が高くウイルス病の発生が多い時期なので、地温の上昇を抑えアブラムシの忌避効果のなるミラーマルチなどを使用します。さらに、アブラムシ予防のため防虫テープや殺虫剤の植え穴処理、薬剤散布などで防除に努めます。栽植密度は130~150×40~50㎝で10a当たり約1,700本です。 3.普通栽培(一般地) 播種は10月上旬で定植は10月下旬です。栽植密度は150×40~50㎝で10a当たり約1,500本です。早まきするとウイルス病の発生が多くなるとともに、年内に生育が進みすぎると、1月ごろには蕾が見られ寒害を受け、芯止まりが多くなります。開花初期は低温で落花しますが3月になり温度の上昇とともに着莢してきます。
駒栄

栽培環境・条件

果実・収量特性

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メーカー情報

株式会社サカタのタネ

国産で活躍する品種を提供している種苗会社。

メーカー詳細

似た特性の品種

打越緑一寸

打越緑一寸

株式会社サカタのタネ

共通 春まき向き 3粒莢

3粒莢が多く、むき実の色が極濃緑で食味のよい中早生品種 ■特性 1.3粒莢率が高く、総着莢数の多い多収品種。 2.草勢は中程度で「打越一寸」よりややおとなしい。熟期は「打越一寸」と同程度の中早生品種。 3.莢の色は濃緑色で光沢があり、むき実の色は極濃緑。 4.莢はやや細身だが、むき実は3cm前後の大きさでそろう。 5.青果用として粉質で食味がよい。 6.むき実販売でパック詰めしたときに緑色が引き立つ。 ■適応性 土壌適応性は広いが、保水力のある埴壌土で耕土の深い肥沃な土壌がよく、土壌酸土pH6.5〜7.0が適します。生育適温15〜20℃で、耐寒性は比較的強い方です。 作型は秋まき栽培から暖地のハウス・トンネル・露地での早出し栽培、高冷地や冷涼地の春まき栽培に適応性があります。 ■畑づくり(圃場準備) 連作を嫌うので3〜4年の間隔をあけて栽培します。ソラマメは根粒菌による窒素供給があるので窒素肥料はやや少なめとします。元肥は緩効性肥料を主体に10aあたり成分量で窒素8〜9kg、リン酸12kg、カリ8kg、堆肥2t、苦土石灰120kgを標準とします。pH6.5〜7.0の土壌を好むので酸性度を加味して加減します。水田裏作は高畝で排水をよくし、肥料は2〜3割程度増やします。追肥は開花少し前の整枝時と着莢最盛期に窒素、カリを3kg程度施用します。 ■播種 発芽適温は20℃前後。排水性のよい無病の床土に播種します。水に浸漬して播種すると発芽が悪くなるので、浸漬せずに直接お歯黒部分を下にして種子が隠れる程度の深さにまきます。播種後、十分灌水して敷わらや新聞紙等で覆い乾燥を防ぎます。 ■定植および定植後の管理 定植時の苗の大きさは、本葉2〜3枚が適期で、大苗になると活着が悪くなります。栽植密度は1.5m×40〜50cm、10aあたり約1,300〜1,700株が標準です。 直まきは、鳥害の予防や乾燥防止のため2cm位覆土する深さにまきます。なお欠株の補植用として圃場の隅に2割程度まいておきます。 ■病害虫防除 赤色斑点病、輪紋病、さび病、ウイルス病が発生するので予防に努めます。 ■収穫 光沢が出てきて縫合線が黒くなり、莢が上向きからやや下向きになったころで、お歯黒部にわずかに黒い筋が見えるころが収穫適期です。

打越一寸

打越一寸

株式会社サカタのタネ

共通 春まき向き 3粒莢

3粒莢が多く、多収、草勢が強く、栽培しやすい中早生品種 ■特性 ・一寸ソラマメの中から、3粒莢が多く、しかも総着莢数の多い系統を選抜した品種。 ・中早生品種。草勢が強く、寒さにも比較的強く、つくりやすい。 ・莢の色は濃緑色で光沢があり、豆は3cm前後となりそろいがよい。 ■適応性 土壤適応性は広いですが、保水力のある埴壤土で耕土の深い地力のあるところがよく、土壤酸土pH6.5~7.0が適します。連作はさけます。生育適温15~20℃。耐寒性は比較的強いです。 バーナリ効果はよいほうなので暖地のハウス・トンネル・露地での早出し栽培、寒冷地の春まき栽培に向きます。また、一般普通栽培でも能力が高いです。 ■肥培管理 緩効性肥料を主体に10a当たり成分で窒素7㎏、リン酸12㎏、カリ7㎏、苦土石灰120㎏、堆肥1,000kgを標準とします。 水田裏作は高畝で排水をよくし、肥料は2~3割増やします。追肥は開花少し前に窒素、カリを2~3㎏施用します。 ■播種 発芽適温は5~20℃です。まき方は、オハグロを斜め下にして種子が少し見える程度に挿します。十分灌水し、乾燥を防ぐために敷ワラをします。 定植時の苗の大きさは、本葉1.5~2枚が適期で大苗になると植え傷みしやすいです。栽植密度は1.5~1.8m×50㎝です。10a当たり1,100~1,300株が標準です。 直まきは、2㎝くらい覆土する深さにまきます。なお欠株の補植用として圃場の隅にも少しまいておきます。 ■病害虫防除 赤色斑点病、さび病、アブラムシ、ウイルス病、ソラマメゾウムシなどが発生するので予防に努めます。 ■収穫 莢に光沢が出てきて莢の縫合線が黒くなり、莢が上向きから水平になったころが適期です。 ■各作型の栽培のポイント 1.ハウスまたはトンネル栽培(暖地) 8月上旬~9月下旬に催芽して根が2~3㎜伸びたころに、3~5℃で20日~25日間低温処理し、ポット育苗します。育苗中は寒冷紗をかけウイルス病を防ぎます。定植は10月上旬~11月上旬です。 2.普通栽培(中間地) 播種は10月中旬~下旬です。定植は10月下旬~11月上旬です。あまり早まきするとウイルス病の発生が多くなり、また、年内に生育が進みすぎ寒害を受けやすくなるので本葉4~5枚で越冬するようにします。 3.春まき栽培(寒冷地) 2月中旬~下旬に無加温ハウスに播種します。3月中旬までポット育苗し定植します。春まきは分枝数が少ないので、栽植距離は1.0×0.3mとし、10a当たり3300株が標準です。ソラマメは、低温で花芽分化するので、播種期が遅くなると着莢数が少なくなります。適期に、播種、定植することが大切です。

船岡一寸

船岡一寸

株式会社タカヤマシード

共通 春まき向き 3粒莢

濃緑で3粒莢多く、おいしい! ■特性 1.3粒莢率が高く、着莢数の多い多収型品種である。 2.莢の色は緑色で光沢があり、豆は3cm前後でよく揃う。 3.食味が大変良く、品質に優れ市場性に富む。青果用に適する。 4.草勢が極めて強く、熟期は陵西一寸並みの中早生種である。 5.高冷地や冷涼地の春蒔き栽培でも莢付きが良く多収を見込める。 6.暖地のハウス・トンネル・露地での早出し栽培にも適する。 ■ポイント 1.土壌適応性は広いが、保水力があり耕土の深い地力のある土壌がよい。 2.土壌酸度はph6.5~7.0に矯正する。生育適温は15~20℃。 3.定植時の苗の大きさは、本葉1.5~2枚が適期で、大苗になると植え傷みしやすい。 4.栽培密度は、10a当たり1700~2000株を標準とする。 5.整枝は早く出た良い枝を5~8本残し他は摘除。その後も分枝してくるので土寄せを行い風等による倒伏を防ぐ。

ハウス陵西

ハウス陵西

ヴィルモランみかど株式会社

共通 3粒莢

ハウス長期どりに最適 ■特徴 特性-1 草勢:強 早晩性:中早生 特性-2 一莢粒数:2~3粒 豆皮色:緑 豆の大きさ:大 特性-3 作型:促成~普通 収量:やや多 用途:青果 ■品種の特性 1. 着莢性が高い早生種で、ハウス長期どりが必要な上段までの着莢が安定している多収種。 2. 大莢の3粒莢が多くL級で良く揃い、商品化率が高い。 3. 草勢強く、病気に強く、分けつ枝も強いので多収。 4. 粉質で甘味があり風味たっぷり、食味はとても良い。

陵西一寸

陵西一寸

ヴィルモランみかど株式会社

共通 3粒莢

ソラマメ本来の風味を伝える品種 ■特徴 特性-1 草勢:強 早晩性:中早生 特性-2 一莢粒数:2~3粒 豆皮色:緑 豆の大きさ:大 特性-3 作型:促成~普通 収量:やや多 用途:青果 ■品種の特性 1. 河内一寸より1週間位早生で、大莢で3粒莢が多く、収量の6割を占める豊産種。粒は揃いよく上物率が高い。 2. 低温処理をしたハウス栽培では11~4月の長期多収どりができ、10a当り2t以上の収量となる。 3. 粉質で甘味があり風味たっぷり、食味すこぶる良い。 ■栽培のポイント 1.ソラマメは涼しい気候を好み、20℃前後で良く発芽し、生育適温は16~20℃で耐暑性・耐寒性弱く、花は0℃前後で寒害を受け、最低気温が5℃に下がると落下し、結実不良となる。(-2℃で障害) 2.花芽はほかのマメ類と異なり、生育中いずれかの時期に低温にあわないと分化しない性質がある。 3.種子は15~20℃で良く発芽し、10℃以下と30℃以上では発芽が著しく低下する。 4.本葉5枚位までは寒さに強いが、それ以降は耐寒性弱く、花芽分化すると-5℃で枯死する。 5.開花結実には、最も日光を好むので、日当たりの良い畑を選ぶ。 6.他のマメ類より多くの水分を必要とし、乾燥の害を受け易いので、耕土の深い壌土等が適する。(生育期間のPF1.8~2.0) 7.酸性を嫌うので石灰を充分施す。(PH6.0~6.5) 8.連作を嫌うので4~5年輪作が必要である。

三連

三連

タキイ種苗株式会社

共通 3粒莢

3粒莢率が高い大莢・多収の一寸ソラマメ! ■特長 ・3粒莢率が特に高い大莢の一寸ソラマメ。 ・子実の大きさは3cm程度、ボリュームがある大粒で食味良好。 ・子実の色は鮮緑でへそ(おはぐろ)の色は変色しない。 ・草勢旺盛で栽培容易な多収種。分枝が太く、無効枝が少ないので着莢・肥大が安定している。 ・熟期は中早生。 ■栽培の要点 ・圃場はなるべく連作を避け、排水のよい所を選ぶ。 ・育苗の場合は、本葉2〜3枚で定植する。 ・早まきを避け、本葉4〜5枚を目安に越冬させる。 ・開花期の乾燥は着莢不良の原因となるので注意する。 ・開花期を目安に追肥を行う。