青枯病に強いトマトの品種一覧
タグ名: 青枯病耐性トマト
病害耐性 • 6品種で使用中
青枯病耐性トマトについて
青枯病耐性とは
青枯病は、土壌中に生息する細菌(Ralstonia solanacearum)が根から侵入し、導管を詰まらせることで引き起こされる重篤な病害です。感染すると株全体が急速にしおれ、やがて枯死に至ります。「青いまま枯れる」ことから青枯病と呼ばれ、葉が黄化する前に株全体が萎れてしまうのが特徴です。土壌伝染性で一度発生した圃場では菌が長期間残存し、翌年以降も繰り返し被害が出やすい厄介な病害なんです。
トマトをはじめナス科作物全般に発生しやすく、特に高温多湿の条件下で急速に広がります。夏場の施設栽培や温暖産地の露地栽培において、生産者を長年悩ませてきた最重要病害のひとつです。土壌消毒や輪作である程度リスクを下げることはできますが、根本的な対策として青枯病耐性を持つ品種を選ぶことが、安定生産への最も確実な道として広く知られています。
青枯病耐性トマトの特徴とメリット
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夏場・高温期の栽培リスクを大幅に下げられる
青枯病は気温が高い時期に発生しやすく、夏秋栽培や抑制栽培での被害が特に深刻です。耐性品種を使うことで、高温期でも安定した栽培が可能になります。 -
土壌由来の病害を品種の力で抑えられる
土壌消毒や輪作だけでは防ぎきれない青枯病も、耐性品種なら発病を大幅に抑制できます。過去に青枯病が出た圃場でも栽培を続けられる点は、経営の選択肢を広げてくれます。 -
全滅リスクを回避できる
青枯病は一度広がると株ごと枯死し、場合によっては圃場全体が壊滅的な被害を受けます。耐性品種はそのリスクを事前に抑えられる保険的な役割を果たします。 -
農薬コストと管理の手間を減らせる
耐性があると土壌消毒の頻度を減らせるケースが多く、防除コストの削減につながります。病害対応に追われる時間が減り、他の栽培管理に集中しやすくなります。 -
連作圃場でも栽培しやすくなる
トマトは施設栽培で同じ圃場を繰り返し使うことが多く、連作によって青枯病菌が蓄積しやすいです。耐性品種はそのリスクを大幅に低減してくれます。
こんな栽培者におすすめ
夏秋栽培・抑制栽培でトマトを作っている方に特におすすめです。高温期は青枯病の発生リスクが最も高く、耐性品種の恩恵を最大限に受けられる作型です。
過去に青枯病の被害を受けたことがある方は特に要注目です。一度発生した圃場では菌が土壌に残存し続けるため、耐性品種への切り替えが最も現実的で効果的な対策になります。
施設栽培で連作している方にも向いています。同じハウスでトマトを毎年栽培すると青枯病菌が蓄積しやすく、被害のリスクが年々高まります。耐性品種は連作障害のリスクを下げる重要な手段です。
温暖地域でトマトを栽培している方も検討すべきです。青枯病は高温条件で活発化するため、温暖産地ほど発生リスクが高くなります。
選ぶときの注意点
青枯病耐性があっても、完全に発病しないわけではありません。耐性の強さは品種によって異なり、環境条件が過酷な場合は耐性品種でも発病することがあります。耐性の程度(強・中・やや強など)を品種ごとに確認しておきましょう。
また、青枯病菌にはレース(系統)が存在します。品種によって対応しているレースが異なるため、自分の圃場でどのレースが問題になっているかを確認したうえで品種を選ぶと、より確実な対策につながります。都道府県の試験場や農協に相談するのも有効です。
耐性だけで品種を選ぶと他の特性とのバランスを見落とすことがあります。食味・収量性・果形・他の病害への耐性(萎凋病・葉かび病など)も合わせてチェックすることが大切です。
台木品種との組み合わせも検討しましょう。接ぎ木栽培では台木自体が青枯病耐性を持つものを選ぶことで、さらに安定した栽培が可能になります。穂木品種だけでなく台木品種の耐性も確認することをおすすめします。
まとめ
青枯病はトマト栽培における最重要病害のひとつで、特に夏場・高温期の被害は深刻です。土壌消毒や輪作と並んで、耐性品種の導入は最も効果的な対策です。圃場の履歴や作型に合わせた品種選びが、安定生産と収益確保のカギになります。
ミノリスの青枯病耐性トマト品種一覧で、耐性の強さ・対応レース・作型適応性・食味などを総合的に比較してみてください。夏場でも安心して栽培できる品種が、きっと見つかるはずです。
タグ情報
基本情報
- タグ名
- 青枯病耐性トマト
- 種別
- 病害耐性
使用状況
- 関連品種数
- 6品種
- 関連作物数
- 1作物
- 関連メーカー数
- 2社
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