病害耐性

さび病耐性のネギ品種一覧 全31種類

さび病耐性ネギ さび病とは さび病は、糸状菌(Puccinia allii)によって引き起こされるネギの主要病害です。ネギ栽培において最も発生頻度の高い病害の一つであり、国内のほぼすべてのネギ産地で発生が報告されています。 主な症状としては

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さび病耐性について

さび病耐性ネギ

さび病とは

さび病は、糸状菌(Puccinia allii)によって引き起こされるネギの主要病害です。ネギ栽培において最も発生頻度の高い病害の一つであり、国内のほぼすべてのネギ産地で発生が報告されています。

主な症状としては、葉の表面に小さな楕円形の橙黄色〜橙褐色の病斑(さび色の胞子堆)が多数形成されます。この胞子堆が「さび」のように見えることが病名の由来です。病斑をこすると橙色の粉状の胞子が飛散するのが特徴的な症状です。

感染が進行すると、病斑の数が増加して葉全体が黄化し、光合成能力が低下します。重症化すると葉が枯れ上がり、収量の減少と品質の著しい低下を引き起こします。特に根深ネギにおいては、葉の枯れが白根の充実不良につながるため、収穫時期が近い秋冬期のさび病発生は大きな経済的損失をもたらします。

さび病は春と秋の冷涼な時期に発生しやすく、気温15〜20℃、多湿の条件で感染が活発になります。真夏の高温期は発生が少なくなりますが、秋になって気温が下がると再び増加する傾向があります。胞子は風によって広範囲に飛散するため、一度発生すると周囲の圃場にも拡大しやすい特性を持っています。

さび病耐性の区分

ネギにおけるさび病耐性は、品種によって程度が異なります。種苗メーカーの品種カタログでは、「さび病に強い」「さび病耐病性」などの表記で耐性の有無が示されていますが、その程度は品種ごとに差があります。

品種選びで見落としがちなのが、この耐病性表記のあいまいさです。トマトのようにHR(高度耐病性)・IR(中程度耐病性)の国際基準で明確に区分されているケースはネギではまだ一般的ではなく、各メーカーが独自の基準で耐病性を評価しているのが現状です。そのため、同じ「さび病に強い」という表記であっても、品種間で実際の耐性レベルには差がある可能性があります。

さび病菌にはレース(系統)の分化が知られており、地域によって優勢なレースが異なる場合があります。特定のレースに対して耐性を持つ品種であっても、別のレースが優勢な地域では十分な効果を発揮しない可能性があります。

耐性のメカニズムとしては、さび病菌の侵入を物理的に阻む葉の表皮構造の違いや、感染後の菌の増殖を抑制する生理的な防御反応が関与しているとされています。ただし、ネギのさび病耐性に関する育種は、トマトやイチゴ等の果菜類と比較すると歴史が浅く、今後も品種改良が進むと見込まれる分野です。

歴史と豆知識

さび病はネギ栽培の歴史とともに古くから知られた病害です。日本国内では、ネギの栽培面積が拡大した昭和期以降、各地で恒常的に発生する病害として認識されてきました。

従来、さび病対策は化学的防除(殺菌剤の散布)が中心でしたが、生産者の労力やコスト、さらには環境負荷への配慮から、耐病性品種の育成への関心が高まってきました。種苗各社がさび病耐性を備えた品種の開発に取り組んでおり、近年ではさび病に対する耐性を明確に打ち出した品種が増えてきています。

意外と知られていないのですが、さび病菌はネギ属の作物(ネギ・タマネギ・ニンニク・ニラなど)に広く感染する可能性があります。このため、ネギの前作や隣接圃場にこれらの作物がある場合、さび病菌の感染源になりうることを認識しておく必要があります。

豆知識として、さび病の胞子は紫外線に弱い特性があり、強い日差しの下では胞子の生存力が低下します。このため、日照が多く風通しの良い圃場条件では、さび病の発生が抑制される傾向があります。

さび病耐性の限界と注意点

さび病耐性品種を導入しても、それだけで完全にさび病を防げるわけではありません。以下の点に注意が必要です。

環境条件による発病リスクの変動があります。冷涼・多湿条件が長期間続く年は、耐病性品種であっても発病することがあります。特に秋雨前線が停滞する時期や、曇天が続いて圃場の乾きが悪い時期は注意が必要です。

レースの変異による耐性崩壊のリスクがあります。さび病菌は遺伝的な多様性を持ち、新しいレースが出現する可能性があります。現在の耐性品種が対応していないレースが優勢になった場合、耐病性の効果が低下することがあります。

栽植密度と圃場環境の影響も重要です。過密な栽植は株間の通気性を悪化させ、多湿環境を作り出します。耐病性品種であっても、多湿環境が持続すればさび病の感染リスクは上昇します。

耐病性品種に過度に依存するリスクにも注意が必要です。品種の耐病性だけに頼り、防除を怠ると、さび病以外の病害(べと病、黒斑病、軟腐病など)が表面化するケースがあります。耐病性品種の導入はあくまで総合防除の一要素として位置づけることが重要です。

防除のポイント

さび病の防除は、耐病性品種の利用を軸に、耕種的防除・化学的防除を組み合わせて行います。

耕種的防除としては、まず圃場の通気性の確保が基本です。適正な栽植密度を守り、株間の風通しを良くすることで、葉面の乾きを促進し、さび病菌の感染条件を減らすことができます。

排水管理も重要な防除手段です。圃場の排水性を高め、土壌が過湿にならないようにすることで、さび病だけでなく他の土壌伝染性病害の発生リスクも低減できます。明渠排水や高畝栽培の導入が有効です。

ネギ属作物の連作回避も心がける必要があります。さび病菌はネギ・タマネギ・ニンニクなどに共通して感染するため、これらの作物との連作を避けることで、土壌中の菌密度を抑えることが期待できます。

化学的防除については、ネギに登録のある殺菌剤を発生初期に散布することが効果的です。予防的な散布が基本であり、さび病の胞子堆が多数形成されてからの散布では効果が限定的です。散布のタイミングは、さび病が発生しやすい春と秋の冷涼期に合わせて計画します。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

ネギ産地では、さび病対策に関してさまざまな実践事例が蓄積されています。

関東の主要ネギ産地では、さび病耐性品種への切り替えを進めたことで、殺菌剤の散布回数を削減できたという報告があります。散布回数の削減は農薬コストの低減だけでなく、散布作業にかかる労働時間の短縮にもつながり、経営面での効果が大きいとされています。

秋冬どりの根深ネギ産地では、さび病の発生が収穫期と重なることが大きな課題でした。耐病性品種の導入後、収穫期の葉の状態が改善し、出荷時の調製(皮むき・トリミング)にかかる手間が減ったという事例も報告されています。

栽培現場では、「耐病性品種を入れたから安心」と油断すると、防除の手を緩めた隙に他の病害が広がるケースもあります。さび病耐性品種の導入を契機に、圃場全体の病害管理体制を見直すことが、安定生産への近道です。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、さび病耐性品種の導入は、防除コストの削減と品質の安定化という2つの面で経営にプラスの効果をもたらす事例が多く見られます。

まとめ

さび病は、ネギ栽培において最も発生頻度の高い主要病害であり、葉に橙色の胞子堆を形成して光合成能力を低下させ、収量・品質の両面に影響を及ぼします。耐病性品種の導入は有効な対策の一つですが、耐病性の程度は品種によって異なり、レースの変異や環境条件によって効果が変動する可能性があります。

品種選びにあたっては、さび病耐性の表記を確認するとともに、自地域での実績情報も可能な限り収集しておくことがポイントです。栽植密度の適正化、排水管理、連作回避、適期の薬剤防除を組み合わせた総合的な防除体系を構築することで、安定したネギ生産につなげることができます。

31品種 掲載中
すさまる

すさまる

株式会社サカタのタネ

極濃緑・多収で葉先が強い夏用小ネギ ■特性 1. 高温時期でも生育停滞しにくく、葉肉が厚く収量性が高い。 2. 葉色は濃く、立性がよいため秀品性が高い。 3. そろいがよく、皮むきがしやすいため、出荷作業性がよい。 4. 播種後60~70日で収穫できる中早生品種。 5. 種子サイズはやや大粒のため、薄まきにならないよう注意する。 ■適応性 ハウス栽培では3月中旬から9月中旬播種、5月下旬から11月下旬収穫に適します。高温時期でも生育停滞しづらい品種ですが、基本的には伸びにくくガッチリした夏用小ネギ品種です。そのため、温度がある初夏から秋収穫に適性が高く、反対に低温時期の収穫では長さが出にくくなるため、10月以降の播種は控えます。露地栽培でも立性で収量は高く仕上がりますが、疎植になると葉太りして長さが取りづらくなるので、状況に応じて栽植密度の調整が必要です。 ■圃場準備・土づくり 水分コントロールがしやすい、排水性のよい圃場を準備します。排水がコントロールしにくい場合は、ハウスの内回りに溝を切るなどして排水性の調整を行います。施肥・耕耘後、しっかり灌水し地水を確保し、トラクターが入れる程度に乾いたら耕耘・整地します。 ■播種~発芽 播種量は10a当たり3Lを目安としますが、圃場や時期によって葉太りや葉のなびきが発生するため、状況に応じて適宜播種量を調整します。播種から発芽までは表面が乾き過ぎないように注意して灌水しますが、1回の灌水量が多いとやわらかい土が締まって固くなるので、注意します。また高温時期の播種は直射日光でダメージを受けるので遮光をして地際の気温上昇を抑えます。発芽から本葉1枚目が出るまでに地表面がぬれていると立ち枯れ病が発生しやすいので、水を控え乾燥気味にします。 ■本葉1枚目~2.5枚目 本葉1枚目が展葉してきたら、灌水を再開し生育を促します。高温時期には日中表面がぬれていると根がダメージを受けて生育が停滞するので、夕方に灌水し日中は表面が少し乾いている程度にします。本品種は初期生育は早いですが、後半の生育は緩慢になり葉色が濃くなります。本葉3枚目の葉色が淡い場合は、灌水を控えて葉色を出します。 ■本葉2.5枚目~収穫まで 日中のなびき具合と、葉色を見ながら灌水量を調節します。葉色が淡い場合には灌水を控え、色を出し、適度な色を出しながら葉がなびかないように灌水量を調整します。 ■病害虫防除 本品種は耐病性品種ではないので、慣行通り防除が必要です。春・秋はさび病・べと病・葉枯れ病などの葉の病気が増えるので予防的に殺菌剤を散布するように心掛けましょう。夏期はネギアザミウマやハモグリバエなど害虫の発生が増加するので、それぞれの害虫に応じた殺虫剤の散布、ハウス側面からの飛び込み防止のため、ネットの設置・ハウス周囲の除草などを徹底しましょう。

ねぎ中間母本農1号

ねぎ中間母本農1号

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

さび病は、葉の表面に橙黄色の小斑点(病斑)が多数できる病害で、ねぎの商品価値を著しく低下させます。栽培期間中、長期にわたり発生し、本病に抵抗性を持つ品種がないため、農薬による防除が欠かせません。 「ねぎ中間母本農1号」はさび病による病斑の発生が従来の品種より少なく、強い抵抗性を示すため、今後、本素材を利用することにより、さび病抵抗性品種の育成が期待されます。 ■主要特性 1. 「ねぎ中間母本農1号」は、ねぎ品種の中からさび病の発生程度が比較的少ない「聖冬一本」、「岩井2号」、「長寿」、「せなみ」、「冬扇一本」および「豊川太」を基本集団として選定し、これらを素材に循環選抜を行うことにより抵抗性を高めた系統です。形態的には、根深ねぎの品種に非常に近いため、根深ねぎの品種改良に利用することが容易です。 2. 「ねぎ中間母本農1号」は、従来のねぎ品種にくらべてさび病の発生が少なく、強い抵抗性を示します。また、作物の生育段階が変わっても抵抗性は安定して発揮されます。 3. さび病に弱い品種と交配した後代に抵抗性の強い個体が現れるため、さび病抵抗性品種を育成するための育種素材として有効です。

ホワイトソード

ホワイトソード

タキイ種苗株式会社

安定した伸びと太り! そろい性にすぐれ秀品率のよい一本ネギ! ■特長 ・低温伸長性にすぐれ、太りとそろいがよく、秀品率が高い合黒系一本ネギ。 ・首部の形状やしまりがよく、ばらけにくい。 ・べと病やさび病に比較的強い。 ・濃緑葉で軟白部のテリが美しく、肉質が緻密。 ・クズの発生が少なく、皮むきしやすいため出荷調製作業が容易。 ■栽培の要点 ・水はけのよい畑作りに努める。 ・低温伸長性にすぐれるため適期収穫を心掛け、とり遅れにならないよう注意する。また、土寄せは夏場まで極力控える。 ・秋口からの生育旺盛な時期にあわせて追肥主体で栽培し、土寄せは生葉数4〜5枚確保しながら実施する。

ホワイトタイガー

ホワイトタイガー

タキイ種苗株式会社

病気に強く作りやすい! 良質合柄多収種! ■特長 ・べと病、赤さび病などに対して比較的強く、肥大性にすぐれる合柄系一本ネギ。 ・冷涼地の9〜10月どりが最適で、中間地の年内どりにも適する。 ・肉質は緻密で、苦みや辛みが少なく食味上々。 ・軟白部の色つやにすぐれる。 ・草姿は濃緑・立性で、首しまりがよい。葉折れも少なく、土寄せなど管理作業も容易。 ■栽培の要点 ・極端な肥効は良質性を損なう要因となるほか、分けつや病害を助長するので、持続的な肥効を心掛ける。そのためには、こまめな追肥または有機質系や緩効性肥料などで対応するのが望ましい。 ・1回目の土寄せは、太りを十分に確保してから行うことが望ましい。夏場の高温時の土寄せは、ネギに悪影響をおよぼすため控える。

一閃(いっせん)

一閃(いっせん)

丸種株式会社

安定した晩抽性!!太りよく幅広い作型に適する一本ネギ! 1. 極晩抽性の品種で耐暑性、耐寒性にも強く、春どり、夏秋どり、冬どりと幅広い作型に適する一本ネギです。 2. 草姿は立性で草勢はやや旺盛、葉色は濃緑で折れにくく作業性が高い品種です。また、太りよく揃いにも優れ、収穫調整作業が容易です。 3. 美しい荷姿で、さび病、黒斑病、白斑病に比較的強く、秀品率が高いです。

冬一心(ふゆいっしん)

冬一心(ふゆいっしん)

渡辺農事株式会社

揃い抜群で食味が良い黒柄系一代交配種 ■特性 ・耐暑性、耐寒性、耐病性に優れた秋冬どり黒柄系一本葱。根量が多く、生育も旺盛で土壌適応性が広く、冬期でも収量が安定。 ・草姿は立性で、葉肉が厚く、葉折れ少なく、管理作業が容易。葉数は6〜7枚と多く、濃緑色で赤サビ病にも強い。 ・葉鞘部の長さ40〜45cm、太さ2.5〜3.0cm。伸長性、肥大性が高い。 ・軟白部は純白でしまりが良く、肌は光沢があり滑らか。首部がまとまり、良く揃い、長期間安定し、収穫期の幅が広い。 ・肉質は緻密で風味があり、食味が良い。 ・ミニポット・チェーンポット育苗栽培に最適。 ■栽培のポイント ・肥大性がよいので、定植時の株間は2.5〜3,0cmとし、早出しは広めに、遅出しは狭めにする。

冬扇シオン

冬扇シオン

株式会社サカタのタネ

風に強く、夏越ししやすい冬どり用一本ネギ ■特性 1. 低温時の肥大、伸長性に優れる中生品種。 2. 草姿は立性で締まりがよく、そろい・秀品性が高い。 3. 高温期の欠株が少なく、夏越ししやすい。 4. 生育中期までの太りは比較的ゆっくり進み、10月以降気温が低下してからの肥大性および伸長性がよい。 5. 強風による倒伏の被害が少なく、曲がりが少ない。 6. やや晩抽性があり、3月末まで抽苔なく収穫が可能 ■適応性 関東以西の一般地で、4~5月まき、12~翌年3月どりに適します。中生品種で、低温時に肥大性が発揮されます。そのため、12月以降に適度な太さとなり、1月には十分な太さに達し、3月まで収穫が可能です。晩抽性は「春扇」より1週間程度早く、関東では4月10~15日ごろです。冬の寒波で枯れ込みが強くなった場合でも、3月以降の葉の展開を待ち、出荷ができます。ただし、4月以降に収穫する春どり栽培は「春扇」「初夏扇」が適します。 ■圃場準備・土づくり 土質を選ばず栽培できますが、極端に湿害が出やすい圃場は避けます。通気性、排水性のよい土づくりを心がけ、夏越ししやすくするために、元肥は控えめにしてください。 ■播種・育苗管理 トレー育苗では、40~50本/mとなるように播種を行います。発芽をそろえ適度に換気して、がっちりとした苗を育てます。 ■定植・栽培管理 定植は丁寧に行い、必要に応じて定植後の灌水を行います。本品種に限らず、7~8月の高温期は、土壌病害が多く発生します。そのため、高温期の追肥・土寄せは控え、防除に努めます。9月までは太りがやや遅く細葉のため、台風など風の被害を受けにくく、耐倒伏性を発揮します。 夏越し後の追肥は、9月10日を過ぎてから夜温の低下を見て行います。9月の追肥は、慣行品種より20~30%増しで、肥大を促します。肥大が遅れると首の締まりが緩くなったり、葉枚数が不足したりする要因になります。9月以降はしっかり肥料を効かせるのがポイントです。 土寄せは葉鞘部の太り具合を見ながら小まめに行ってください。葉枚数がやや少ない品種のため、止め土を強くすると襟が伸び上がり、3枚目の外葉の切れが発生することがあります。秋以降の土寄せは強くせず、本葉4~5枚が出ている状態で土寄せしていくと、太りと葉枚数を確保しやすいです。 ■病害虫防除 高温期の白絹病、軟腐病に注意し、適宜防除を行うことが大切です。秋以降は、さび病に注意が必要です。 ■収穫 止め土をして、軟白に必要な日数を置いて試し掘りを行うなど、適期の収穫を心がけます。

初夏一文字

初夏一文字

タキイ種苗株式会社

濃緑で首部のしまりのよい晩抽一本ネギ! ■特長 ・合柄系の晩抽一本ネギ。 ・首部のしまりがよく、ばらけにくいため、歩どまりが高い。 ・草姿は小葉・立性で、土寄せ管理作業が容易。 ・葉は濃緑で葉鞘部の軟白部分はつやがきれいなため、コントラストが際立つ。 ・そろってよく太るので秀品率がよく、クズの発生が少ない。 ■栽培の要点 ・吸肥力が強いため、一度で多量に肥料を効かすと分けつする恐れがある。 ・秋まきの場合、極端な早まきは避ける。早まきで株を作りすぎると抽苔する恐れがある。 ・赤さび病、べと病には、適宜予防で薬剤散布を行う。 ・夏場は30℃を超えると生育が緩慢になり、病気の発生が増えるため、適期での収穫を心掛ける。

初夏扇

初夏扇

株式会社サカタのタネ

晩抽性があり、耐暑性のある合黒系一本ネギ ■特性 1.春どりおよび初夏どりに適する合黒系一本ネギ。 2.太りがよく襟締まりのよい晩抽品種。「春扇」よりも抽台が遅い。 3.草勢は「春扇」よりややおとなしく、過肥大や襟割れの発生が少ないため在圃性が優れる。 4.葉色が濃く草姿はコンパクト。葉は立性で機械管理作業の適応性が高い。 ■適応性 春どりおよび初夏どりに適します。一般地の春どりでは6月播種の4月どりにおいて特に能力を発揮します。「春扇」ではやや難しい4月下旬〜5月初旬どりがおすすめです。初夏どりでは6〜7月どりに適します。その中でも10月上旬に播種し、12月中旬〜3月下旬までトンネルを使用する6月どりに特に適します。 ■栽培:春どり 播種密度は株間2〜2.5cmが基準です。春どりでは定植期が高温期に当たるので、排水性のよい圃場を選定し額縁排水などの排水対策を行います。定植後、活着するまでは灌水を行います。肥培管理は慣行の春どり栽培に準じますが、元肥はやや抑えてこまめな追肥で仕上げると生育が安定します。土寄せは太りを確認しながら行います。抽苔は生育期間中の肥切れや管理の遅れ、冬の温度や水分状況の影響を受けます。3月以降にネギの内部葉数および花芽位置を確認し、およその抽苔時期を予測しておくと安心です。 ■栽培:初夏どり 播種密度は株間2.5〜3cmが基準です。無理な早まき、被覆資材の保温力が不十分な場合や換気が強すぎる場合は、抽苔が起こりやすくなるので注意します。 初夏どりでは栽培期間が短いため、元肥をやや多めに施肥します。4月以降の適温期に生育を促進させますが、「春扇」のように太りは早くないので、太りを確認しながら土寄せを行います。収穫では適期収穫を心がけます。 ■病害虫防除 葉の病害ではさび病、べと病に注意が必要です。収穫期にあたる春~初夏に特に発生しやすいので、発病前から予防的に防除を心がけます。土壌病害では白絹病と軟腐病に注意します。これらの病害は特に6月以降の高温期に発生が顕著となるので、春どりでは定植後〜9 月までの防除、初夏どりでは5〜6月の土寄せ時の防除を確実に行うことが大切です。

初夏扇2号

初夏扇2号

株式会社サカタのタネ

極晩抽性で草姿コンパクト。耐暑性に優れる一本ネギ ■特性 1.極晩抽性で「春扇」および「初夏扇」よりも抽苔が遅く、一般地では5月上旬までの出荷が可能※ 2.「春扇」および「初夏扇」より肥大がゆっくりな中生品種で、伸びすぎや太りすぎる心配が少ない。在圃性に優れる。 3.襟部の締まり・葉鞘部の締まりに優れ、晩春や初夏の温度上昇期でも耐暑性があり、品質が低下しにくい。 4.葉がコンパクトで風に強く、管理しやすい。皮むきがしやすいため、出荷効率がよい。 5.「春扇」や「初夏扇」と比較してさび病、葉枯病などの葉の病害にやや強い。 ※晩抽性については、気象や栽培条件によって差が生じることがあります。 ■適応性 温暖地の春どりおよび初夏どりに適応し、中生品種として作型後半の収穫に適します。収穫時期が3~5月上旬までの春どり作型の中では、最も晩抽性が必要とされる4月下旬~5月上旬どりに適します。春どり全般では、太りがよく、収量性の高い「春扇」、太りと在圃性のバランスに優れる「初夏扇」を主力で使用することをおすすめします。 一方、トンネルなど被覆資材を使用する初夏どり(10月まき6月どり)でも適応性がありますが、太りはゆっくりのため、収穫時期は6月下旬ごろになります。収量性は「初夏扇」にやや劣りますが、耐暑性が優れるため、6月下旬~7月上旬収穫で締まりよく重量感のあるネギが期待できます。一方で、9月まきなど無理な早まきでは、抽だいしやすいので、早まきしないよう注意が必要です。 ■栽培:春どり 栽植密度は株間2~2.5cmが基準です。春どりでは定植が高温期に当たるので、排水性のよい圃場を選定し額縁排水などの排水対策を行います。定植後、活着するまでは灌水を行います。肥培管理は慣行の春どり栽培に準じますが、元肥はやや抑えて小まめな追肥で仕上げると生育が安定します。土寄せは太りを確認しながら行います。抽だいは生育期間中の肥切れや管理の遅れ、冬の温度や水分状況の影響を受けます。3月以降にネギの内部葉数および花芽位置を確認し、おおよその抽苔時期を予測しておくと安心です。 ■栽培:初夏どり 栽植密度は株間2.5~3cmが基準です。9月下旬などの無理な早まき、被覆資材の保温力が不十分な場合や換気が強すぎる場合は、抽だいが起こりやすくなるので注意します。初夏どりでは栽培期間が短いため、元肥をやや多めに施肥します。4月以降の適温期に生育を促進させますが、「春扇」のように太りは早くないので、太りを優先させながら土寄せを行います。収穫では適期収穫を心がけます。 ■病害虫防除 葉の病害ではさび病、べと病に注意が必要です。収穫期にあたる春~初夏に特に発生しやすいので、発病前から予防的に防除を心がけます。土壌病害では白絹病と軟腐病に注意します。これらの病害は特に6月以降の高温期に発生が顕著となるので、春どりでは定植後~9月までの防除、初夏どりでは5~6月の土寄せ時の防除を確実に行うことが大切です。

剣舞

剣舞

株式会社サカタのタネ

生育旺盛、濃緑で、市場性の高い夏用小ネギ ■特性 1.耐暑性が強く、高温期の生育は旺盛で、周年栽培も可能ですが、とくに初夏~秋どりに向く小ネギ専用種です。 2.草姿は立性で葉折れがなく、濃緑で色つやが非常によいです。 3.葉鞘基部のふくらみはなく、収穫調整が容易です。 4.病害に強く、葉先の枯れは少なく市場性が高いです。 ■要点 小ネギ栽培は、いわゆる根深ネギの育苗に相当し、小ネギとして出荷しますので、土壌管理が特に大切です。 ■畑づくり(圃場準備) pH6.0以下になると、葉先の枯れや生育不良の原因になるので、pH6.5前後に矯正し、完熟堆肥を十分に施し(10a当たり4,000kg程度)地力の増進に努めます。 ■肥培管理 ネギは肥料焼けしやすいですので極端な多肥はさけます。元肥は10a当たり苦土石灰100kg、窒素15~20kg、リン酸25kg、カリ15kgを標準とします。火山灰土壌ではリン酸を2割程度増やし、根張りをよくし丈夫に育てます。窒素の多施用は生育が軟弱となり、倒伏や病気の発生が多くなりますので控えめにします。 ■播種 播種量は10a当たり3~5リットルですが、特に、夏の栽培は薄まきにして徒長を防ぎます。1回の播種面積は収穫調整労力に合わせて決まり、労力が2人の場合は、収穫可能面積は1日当たり15㎡程度ですから、10日間隔で播種すると、1回の播種面積は1.5aとなります。 播種床はあらかじめ十分に湿らせておき、ベッド幅120cmに4条のスジまきとし、5mm程度の覆土を行い軽く鎮圧します。播種機を使用すると、この作業が一度にでき省力化できます。播種後、十分灌水し、高温乾燥時にはもみ殻や寒冷紗などをかけて乾燥を防ぎ、低温時には保温を目的にビニール、ポリマルチなどで被覆し一斉に発芽させることが特に重要です。 ■病害虫防除 スリップス、ハモグリバエ、べと病、さび病などがあり、いずれも直接商品価値を落とすので予防に努めます。 ■収穫 通常、小ネギ栽培は、収穫予定の15日前ごろから水切りを行い、葉色を濃く仕上げますが、「剣舞」では特に水切りの作業を必要としません。 収穫までの日数は、3~9月まきで60~70日、10~2月まきで100~130日です。

十国一本太

十国一本太

トキタ種苗株式会社

【販売終了。大地の響きをご利用下さい。】伸びが早く、あかさび病、ウイルス病などの病害に強い秋冬どり用の一本葱 ■特性 秋冬どり用ネギ。草丈90~100cm、太さ2.5~3cm。高温乾燥に強く、夏から秋の肥大旺盛。 ■栽培上の注意 近年のF1品種と比べると生育速度は、ゆっくりだが太く、締まった一本葱が収穫できる。 ■播き時期 種まきは2月から4月、定植5-7月の春まき、9月-10月に種まき翌年の5-7月に定植の秋まきが適期です。秋まきは早まきしすぎて大株で冬越しすると春先に抽たいの危険性があります。 ■播種方法 ●畑の一部に育苗床を作る場合 堆肥、肥料、石灰などを適宜混和し、細かく土を砕き、畝幅15cm程度の育苗床を作ります。種の間隔は、10mm位の1条すじまきにし、5mmくらい覆土し、鍬などで表面を軽く押さえて土と種をなじませます。その上に細かく砕いた堆肥やもみ殻燻炭を薄く覆い、乾きすぎや雨あたりを防ぐようにします。 草丈6,7cmの頃1.5cm間隔、10cmのころ3cm間隔くらいまで間引き、草丈15cm程度から定植可能です。発芽初期の生育がゆっくりなので特に雑草に負けないようこまめに除草などの管理をします。 ●セルトレイやペーパーポット、育苗箱などに播種する場合 トレイなどの場合は、土を詰め、くぼみをつけて播き穴とし、1穴に3粒程度まきます。篩などでまんべんなく覆土したら水をたっぷり与え、発芽まで新聞紙などで覆っておきます。適宜間引きをし2本立てにします。草丈15cm程度まで育てたます。培土は、「ガッチリくんネギ用」など専用培土が育苗期間を通じて肥料を供給しがっちりした苗に育てることができ、管理が容易です。 ■植え付け 畝幅80cm程度に幅15cm、深さ20cmの植え溝の片側に仕上がりの株間3cm程度になるように並べ、根が隠れる程度に畝間の土をかけます。土の上にはわらなどでマルチし乾くのを防ぎます。7-8月に土寄せを行い、あわせて追肥を行います。その後1ヶ月ごとに2回程度土寄せを行います。 ■土壌条件 粘土質の畑で過度の土寄せは曲がりや生育不良の原因になります。真夏に土寄せするとネギへの負担が大きいので秋口から2-3回の土寄せでも大丈夫です。1回の土寄せは7-10cm程度とします。 ■肥料 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートルを植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も100g/平方メートル程度を与えよく混和します。追肥は30g/平方メートル程度土寄せ時に与えます。 ■収穫 小さいうちに葉ねぎとして収穫しても良いですが、草丈90-100cm、太さ2.5-3cmになります。土寄せして出来た畝を左右から崩して収穫します。 ■料理 葉ねぎとして利用すると、薬味や炒めもの、一本葱では炒め、焼き、鍋物にも好適。

夏一心(なついっしん)

夏一心(なついっしん)

渡辺農事株式会社

ナンプ病に強く、気温上昇期の肥大性に優れる一代交配種 ■特性 ・耐暑性・耐病性に優れる早太りの合黒系一本太葱。 ・止め土後の伸び上がりが少ないため、在圃性が高く、収穫作業にゆとりがもてる。 ・9〜11月まきの夏どり、12〜2月まきの夏秋どり栽培に最適。 ・草姿は立性、葉長は中程度で葉折れしにくいため管理作業が容易。 ・草勢旺盛でナンプ病に強く、赤サビ・黒斑・ベト病の発生も少ない。 ■栽培のポイント ・晩抽系品種ではありません。秋の早蒔きをする際は温度管理に注意が必要です。 ・高温期の過度の土寄せは生育を遅らせ、病害発生を促します。特に梅雨明け後の止め土は加減して下さい。

夏場所

夏場所

カネコ種苗株式会社

夏秋どり用F₁品種、秀品率、作業性アップ! 特性 ●8~11月どりに適する“極黒柄”の夏秋どり用一本ネギで、太りが良く、さらにそろい、上物率が高い品種です。 ●襟のしまりが良く、短葉、立性なので、倒伏や葉折れが少ない品種です。 ●L率が高く、調整が楽なので、作業性に優れます。 ●白根は光沢のある透き通った白さなので、葉色とのコントラストに優れ、荷姿がきれいです。 ●さび病や軟腐病に比較的強い品種です。 ●最も適する作型は、1月下旬~2月上旬まきの夏秋どりです。 栽培要点 ●施肥量は、今までの一般的な品種より、多めに施肥します。 ●定植本数は、メートルあたり35~40本が最適ですが、さらに早く太らせるには30~35本程度とします。 ●堆肥や緑肥作物を投入し、土作りを励行してください。

夏扇3号

夏扇3号

株式会社サカタのタネ

そろい抜群、秀品率の高い黒柄系一本ネギ ■特性 1. 夏秋および秋冬どりに適する適応作型の広い黒柄系一本ネギ。 2. 「夏扇4号」より生育が大人しく、在圃性がある中早生品種。 3. 草勢強く、立性で葉折れが少なく、機械管理作業が容易な多収品種。 4. 耐暑性、耐寒性があり、べと病、さび病、黒斑病には比較的強い。 ■要点 ・秋まき栽培では、早まきすると抽苔が多く発生することがあるので、その地域の適期播種を心がけます。 ・チェーンポットやセル育苗では、スムーズな活着と、定植直後の病害虫防除に努めます。

夏扇4号

夏扇4号

株式会社サカタのタネ

そろい抜群、安定多収、早太りする黒柄系一本ネギ ■特性 1. 太りがよく、密植が可能で、低温伸長性のある黒柄系一本ネギ。 2. 夏秋および秋冬どりに適し、土質を選ばず、適応作型が広く、作柄が安定する多収品種。 3. 草勢強く、立性で葉折れが少なく、機械管理作業が容易。 4. 太さは商品価値の高いL〜2Lでそろうため、秀品率が高く、収穫調整作業が容易。 5. 耐暑性、耐寒性があり、べと病、さび病、黒斑病には比較的強い。 ■要点 ・ 苗作りは良品多収の第一歩です。肥料切れや老化苗にならないように注意し、良苗を適期に定植するように心がけます。 ・ 定植後は灌水を行い、スムーズな活着を促すとともに、病害虫防除に努めます。

夏扇タフナー

夏扇タフナー

株式会社サカタのタネ

夏越ししやすく、耐倒伏性、耐寒性に優れる秋冬どり用一本ネギ ■特性 1.夏越ししやすい、中生の秋冬どり用一本ネギ。 2.根量がやや多く、根が強いために高温期の欠株が少ない。 3.生育中期までの太りは比較的ゆっくり進み、伸び過ぎや太り過ぎる心配が少ない。10月以降気温が低下してからの肥大性および伸長性がよい。「夏扇3号」程度の肥大性がある。 4.草勢は中程度で、やや多肥条件でも暴れにくい。立性、小葉で風に強く、管理しやすい。強風でも倒伏しにくく、曲がりの発生が少ない。 5.霜による葉折れが少なく、厳寒期も比較的枯れ込みにくい。 6.皮むきがしやすいため、出荷効率がよい。 7.3月以降は抽苔の恐れがあるので、2月どりまでとする。 ■適応性 秋冬どりの作型で使用でき、特に12~1月どりで能力を発揮します。稚苗育苗の場合、2月播種11月下旬~12月どり、3月播種12~2月どりが特に適します。温暖地では、4月播種12~2月どりも可能です。3月以降は抽だいの恐れがあるので、2月どりまでとしてください。 肥大性が不足するため、夏どり(8~10月どり)にはおすすめできません。夏どりには早生品種の「夏扇4号」、「夏扇パワー」をご使用ください。 ■播種 秋冬どりの作型の中で、比較的早い時期の播種がおすすめです。株間は2~2.5cmが基準です。排水性のよい圃場を選定し、額縁排水などの排水対策を行います。 ■定植および定植後の管理 定植後、活着するまでは灌水を行います。肥培管理は慣行の秋冬どり栽培に準じますが、9月以降の追肥はタイミングが遅れないように行うことが大切です。特性上、9月初旬では肥大が十分でない場合もありますが、追肥はしっかり行い、土寄せ量は少なくして肥大を促すようにしてください。9月の追肥により10月以降は生育が進みやすく、12月まで肥大が続きます。10月以降は収穫目標に合わせた追肥と土寄せを進めてください。追肥における施肥量は、慣行と同等か2割程度多くするとよいでしょう。 ■病害虫防除 土壌病害では白絹病と軟腐病に注意します。これらの病害は特に6月以降の高温期に発生が顕著となるので、定植後~9月までの防除を確実に行うことが大切です。葉の病害ではさび病、べと病に注意が必要です。秋以降に発生しやすいので、発病前から予防的防除を心がけます。 ■収穫 耐寒性と在圃性は比較的ありますが、品質を確保するために適期収穫を心がけてください。3月以降は抽苔の恐れがあるため、2月までに収穫を終えるようにします。暖冬の場合は特に抽だいが早くなりやすいので、収穫が遅れないように注意してください。

夏扇パワー

夏扇パワー

株式会社サカタのタネ

早生多収、太りが自慢の黒柄系一本ネギ ■特性 1. 夏秋および秋冬どりに適する適応作型の広い黒柄系一本ネギです。 2. 太りが非常によく、従来の黒柄系よりは低温伸長性のある多収品種です。「夏扇4号」よりも太りに優れますが、首部の締まりは従来の夏扇系品種よりも緩めになります。 3. 厳寒期でも葉が枯れ込みにくく、在圃性にも優れます。 4. 草勢は従来の夏扇系品種よりも強めとなりますが、立性で葉折れが少なく、機械作業の適応性が高いです。 5. 太さは商品価値の高いL~2Lでそろうため、秀品率が高く、収穫調整作業が容易になります。 6. 根の張りがよく耐暑性、耐寒性があり、べと病、さび病、黒斑病には比較的強いです。 7. 苗のそろいや定植後の生育がよいため、露地育苗のほか、チェーンポットやセル育苗での栽培でとくに能力を発揮します。 ■適応性 本品種は夏どり~厳寒期どりまでと作型適応性が広いですが、温暖地では特に年明けどりで能力を発揮します。年明けどりでは、収穫遅れによる葉の枯れ、首割れなどの発生が少なく在圃性に優れるため、安定した出荷が可能です。また、高冷涼地では、早生性を生かした7~8月からの収穫が可能です。 ■肥培管理 定植1カ月前に苦土石灰や堆肥を施し、深く耕うんしておきます。施肥量は10a当たり窒素20~30kg、リン酸20~25kg、カリ20~25kgを標準とします。元肥:追肥は2:8あるいは3:7の割合で施します。追肥は土寄せごとに5~6回に分けて施し、収穫時まで肥切れをしないように注意します。 ■育苗・育苗管理 264穴チェーンポットでは、10a当たり70~80枚必要で、1穴当たり2粒まきおよび2.5粒まき(2粒3粒交互まき)を標準としますが、早出しを狙う場合は2粒まきにします。苗床育苗を行うときは、必ず土壌病害に汚染されていない圃場を選定し、リン酸をやや多めに施し、硬く締まった苗を作るように心がけます。 ■定植および定植後の管理 秋冬どりでは、高温期に湿害などの影響を受けやすいため、とくに排水性のよい圃場を選びます。栽植密度は、畝幅90~100cm、溝の深さ15~20cm、株間2.0~2.5cmで定植します。定植後、乾燥すると生育が遅延し、病害の影響を受けやすくなりますので、乾燥時には散水などを行いスムーズな活着を促します。 ■土寄せ 土寄せは一度にたくさん行わず、追肥と兼ねて4~5回に分けて行います。高温期は生育停滞期なので、なるべく土を動かさないようにし、生育不良にならない程度の肥効にとどめます。軟白に要する日数は、7~9月どりで15~20日、10月どりで30日、11月どりは40日、12月どり以降は50日以上が必要です。最終土寄せは出荷目標日に合わせて行います。 ■病害虫防除 生育初期の病害虫による被害は致命的となるため、早期防除を徹底します。また、高温期は白絹病、萎凋病、軟腐病が発生しやすいため、排水対策に努めると同時に、病害発生前に、それぞれに応じた薬剤を用いて株元散布すると効果的に防除ができます。 ■収穫 とくに太りのよい品種のため、太り過ぎないように適期収穫を心がけます。

夏柱

夏柱

ヴィルモランみかど株式会社

高温伸長性・肥大性に優れた夏秋一本太ネギ ■品種の特性 1. 高温伸長性があり、肥大性に優れ、収量性が高い。 2. 葉色濃く、葉の病気(さび病、べと病、葉枯病等)に強い。 3. 高温乾燥に強く、夏場の残存率が高い。 4. 葉の内部の水分(ノロ、ヌル)が比較的少ない。 ■栽培のポイント 1. 排水の良い圃場を推奨。 2. 根が強く吸肥力も強いので、少肥(少窒素)栽培が可能。 3. やや葉が伸びやすい傾向があり、風の強いところでは葉折れに注意する。

夏洲一本太葱

夏洲一本太葱

中原採種場株式会社

首じまり良く、耐暑性強い夏秋ねぎ!! ■特性 ・首部は衿揃いと締り良く、分けつの少ない光沢のある黒柄系一本太葱で、肉質柔かく美味で市場性も高い。 ・軟白部の長さ40cm、太さ2.5cmで、密植ではやや細目となる。 ・夏葱として必要な耐暑性強く、耐病性(ベト病、黒斑病、サビ病)も連作で病害虫多発のところにて選抜しているので強い方である。

1〜20品種 / 全31品種中

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