病害耐性

さび病耐性のネギ品種一覧 全31種類

さび病耐性ネギ さび病とは さび病は、糸状菌(Puccinia allii)によって引き起こされるネギの主要病害です。ネギ栽培において最も発生頻度の高い病害の一つであり、国内のほぼすべてのネギ産地で発生が報告されています。 主な症状としては

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さび病耐性について

さび病耐性ネギ

さび病とは

さび病は、糸状菌(Puccinia allii)によって引き起こされるネギの主要病害です。ネギ栽培において最も発生頻度の高い病害の一つであり、国内のほぼすべてのネギ産地で発生が報告されています。

主な症状としては、葉の表面に小さな楕円形の橙黄色〜橙褐色の病斑(さび色の胞子堆)が多数形成されます。この胞子堆が「さび」のように見えることが病名の由来です。病斑をこすると橙色の粉状の胞子が飛散するのが特徴的な症状です。

感染が進行すると、病斑の数が増加して葉全体が黄化し、光合成能力が低下します。重症化すると葉が枯れ上がり、収量の減少と品質の著しい低下を引き起こします。特に根深ネギにおいては、葉の枯れが白根の充実不良につながるため、収穫時期が近い秋冬期のさび病発生は大きな経済的損失をもたらします。

さび病は春と秋の冷涼な時期に発生しやすく、気温15〜20℃、多湿の条件で感染が活発になります。真夏の高温期は発生が少なくなりますが、秋になって気温が下がると再び増加する傾向があります。胞子は風によって広範囲に飛散するため、一度発生すると周囲の圃場にも拡大しやすい特性を持っています。

さび病耐性の区分

ネギにおけるさび病耐性は、品種によって程度が異なります。種苗メーカーの品種カタログでは、「さび病に強い」「さび病耐病性」などの表記で耐性の有無が示されていますが、その程度は品種ごとに差があります。

品種選びで見落としがちなのが、この耐病性表記のあいまいさです。トマトのようにHR(高度耐病性)・IR(中程度耐病性)の国際基準で明確に区分されているケースはネギではまだ一般的ではなく、各メーカーが独自の基準で耐病性を評価しているのが現状です。そのため、同じ「さび病に強い」という表記であっても、品種間で実際の耐性レベルには差がある可能性があります。

さび病菌にはレース(系統)の分化が知られており、地域によって優勢なレースが異なる場合があります。特定のレースに対して耐性を持つ品種であっても、別のレースが優勢な地域では十分な効果を発揮しない可能性があります。

耐性のメカニズムとしては、さび病菌の侵入を物理的に阻む葉の表皮構造の違いや、感染後の菌の増殖を抑制する生理的な防御反応が関与しているとされています。ただし、ネギのさび病耐性に関する育種は、トマトやイチゴ等の果菜類と比較すると歴史が浅く、今後も品種改良が進むと見込まれる分野です。

歴史と豆知識

さび病はネギ栽培の歴史とともに古くから知られた病害です。日本国内では、ネギの栽培面積が拡大した昭和期以降、各地で恒常的に発生する病害として認識されてきました。

従来、さび病対策は化学的防除(殺菌剤の散布)が中心でしたが、生産者の労力やコスト、さらには環境負荷への配慮から、耐病性品種の育成への関心が高まってきました。種苗各社がさび病耐性を備えた品種の開発に取り組んでおり、近年ではさび病に対する耐性を明確に打ち出した品種が増えてきています。

意外と知られていないのですが、さび病菌はネギ属の作物(ネギ・タマネギ・ニンニク・ニラなど)に広く感染する可能性があります。このため、ネギの前作や隣接圃場にこれらの作物がある場合、さび病菌の感染源になりうることを認識しておく必要があります。

豆知識として、さび病の胞子は紫外線に弱い特性があり、強い日差しの下では胞子の生存力が低下します。このため、日照が多く風通しの良い圃場条件では、さび病の発生が抑制される傾向があります。

さび病耐性の限界と注意点

さび病耐性品種を導入しても、それだけで完全にさび病を防げるわけではありません。以下の点に注意が必要です。

環境条件による発病リスクの変動があります。冷涼・多湿条件が長期間続く年は、耐病性品種であっても発病することがあります。特に秋雨前線が停滞する時期や、曇天が続いて圃場の乾きが悪い時期は注意が必要です。

レースの変異による耐性崩壊のリスクがあります。さび病菌は遺伝的な多様性を持ち、新しいレースが出現する可能性があります。現在の耐性品種が対応していないレースが優勢になった場合、耐病性の効果が低下することがあります。

栽植密度と圃場環境の影響も重要です。過密な栽植は株間の通気性を悪化させ、多湿環境を作り出します。耐病性品種であっても、多湿環境が持続すればさび病の感染リスクは上昇します。

耐病性品種に過度に依存するリスクにも注意が必要です。品種の耐病性だけに頼り、防除を怠ると、さび病以外の病害(べと病、黒斑病、軟腐病など)が表面化するケースがあります。耐病性品種の導入はあくまで総合防除の一要素として位置づけることが重要です。

防除のポイント

さび病の防除は、耐病性品種の利用を軸に、耕種的防除・化学的防除を組み合わせて行います。

耕種的防除としては、まず圃場の通気性の確保が基本です。適正な栽植密度を守り、株間の風通しを良くすることで、葉面の乾きを促進し、さび病菌の感染条件を減らすことができます。

排水管理も重要な防除手段です。圃場の排水性を高め、土壌が過湿にならないようにすることで、さび病だけでなく他の土壌伝染性病害の発生リスクも低減できます。明渠排水や高畝栽培の導入が有効です。

ネギ属作物の連作回避も心がける必要があります。さび病菌はネギ・タマネギ・ニンニクなどに共通して感染するため、これらの作物との連作を避けることで、土壌中の菌密度を抑えることが期待できます。

化学的防除については、ネギに登録のある殺菌剤を発生初期に散布することが効果的です。予防的な散布が基本であり、さび病の胞子堆が多数形成されてからの散布では効果が限定的です。散布のタイミングは、さび病が発生しやすい春と秋の冷涼期に合わせて計画します。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

ネギ産地では、さび病対策に関してさまざまな実践事例が蓄積されています。

関東の主要ネギ産地では、さび病耐性品種への切り替えを進めたことで、殺菌剤の散布回数を削減できたという報告があります。散布回数の削減は農薬コストの低減だけでなく、散布作業にかかる労働時間の短縮にもつながり、経営面での効果が大きいとされています。

秋冬どりの根深ネギ産地では、さび病の発生が収穫期と重なることが大きな課題でした。耐病性品種の導入後、収穫期の葉の状態が改善し、出荷時の調製(皮むき・トリミング)にかかる手間が減ったという事例も報告されています。

栽培現場では、「耐病性品種を入れたから安心」と油断すると、防除の手を緩めた隙に他の病害が広がるケースもあります。さび病耐性品種の導入を契機に、圃場全体の病害管理体制を見直すことが、安定生産への近道です。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、さび病耐性品種の導入は、防除コストの削減と品質の安定化という2つの面で経営にプラスの効果をもたらす事例が多く見られます。

まとめ

さび病は、ネギ栽培において最も発生頻度の高い主要病害であり、葉に橙色の胞子堆を形成して光合成能力を低下させ、収量・品質の両面に影響を及ぼします。耐病性品種の導入は有効な対策の一つですが、耐病性の程度は品種によって異なり、レースの変異や環境条件によって効果が変動する可能性があります。

品種選びにあたっては、さび病耐性の表記を確認するとともに、自地域での実績情報も可能な限り収集しておくことがポイントです。栽植密度の適正化、排水管理、連作回避、適期の薬剤防除を組み合わせた総合的な防除体系を構築することで、安定したネギ生産につなげることができます。

31品種 表示中
冬扇シオン

冬扇シオン

株式会社サカタのタネ

風に強く、夏越ししやすい冬どり用一本ネギ ■特性 1. 低温時の肥大、伸長性に優れる中生品種。 2. 草姿は立性で締まりがよく、そろい・秀品性が高い。 3. 高温期の欠株が少なく、夏越ししやすい。 4. 生育中期までの太りは比較的ゆっくり進み、10月以降気温が低下してからの肥大性および伸長性がよい。 5. 強風による倒伏の被害が少なく、曲がりが少ない。 6. やや晩抽性があり、3月末まで抽苔なく収穫が可能 ■適応性 関東以西の一般地で、4~5月まき、12~翌年3月どりに適します。中生品種で、低温時に肥大性が発揮されます。そのため、12月以降に適度な太さとなり、1月には十分な太さに達し、3月まで収穫が可能です。晩抽性は「春扇」より1週間程度早く、関東では4月10~15日ごろです。冬の寒波で枯れ込みが強くなった場合でも、3月以降の葉の展開を待ち、出荷ができます。ただし、4月以降に収穫する春どり栽培は「春扇」「初夏扇」が適します。 ■圃場準備・土づくり 土質を選ばず栽培できますが、極端に湿害が出やすい圃場は避けます。通気性、排水性のよい土づくりを心がけ、夏越ししやすくするために、元肥は控えめにしてください。 ■播種・育苗管理 トレー育苗では、40~50本/mとなるように播種を行います。発芽をそろえ適度に換気して、がっちりとした苗を育てます。 ■定植・栽培管理 定植は丁寧に行い、必要に応じて定植後の灌水を行います。本品種に限らず、7~8月の高温期は、土壌病害が多く発生します。そのため、高温期の追肥・土寄せは控え、防除に努めます。9月までは太りがやや遅く細葉のため、台風など風の被害を受けにくく、耐倒伏性を発揮します。 夏越し後の追肥は、9月10日を過ぎてから夜温の低下を見て行います。9月の追肥は、慣行品種より20~30%増しで、肥大を促します。肥大が遅れると首の締まりが緩くなったり、葉枚数が不足したりする要因になります。9月以降はしっかり肥料を効かせるのがポイントです。 土寄せは葉鞘部の太り具合を見ながら小まめに行ってください。葉枚数がやや少ない品種のため、止め土を強くすると襟が伸び上がり、3枚目の外葉の切れが発生することがあります。秋以降の土寄せは強くせず、本葉4~5枚が出ている状態で土寄せしていくと、太りと葉枚数を確保しやすいです。 ■病害虫防除 高温期の白絹病、軟腐病に注意し、適宜防除を行うことが大切です。秋以降は、さび病に注意が必要です。 ■収穫 止め土をして、軟白に必要な日数を置いて試し掘りを行うなど、適期の収穫を心がけます。

初夏一文字

初夏一文字

タキイ種苗株式会社

濃緑で首部のしまりのよい晩抽一本ネギ! ■特長 ・合柄系の晩抽一本ネギ。 ・首部のしまりがよく、ばらけにくいため、歩どまりが高い。 ・草姿は小葉・立性で、土寄せ管理作業が容易。 ・葉は濃緑で葉鞘部の軟白部分はつやがきれいなため、コントラストが際立つ。 ・そろってよく太るので秀品率がよく、クズの発生が少ない。 ■栽培の要点 ・吸肥力が強いため、一度で多量に肥料を効かすと分けつする恐れがある。 ・秋まきの場合、極端な早まきは避ける。早まきで株を作りすぎると抽苔する恐れがある。 ・赤さび病、べと病には、適宜予防で薬剤散布を行う。 ・夏場は30℃を超えると生育が緩慢になり、病気の発生が増えるため、適期での収穫を心掛ける。

十国一本太

十国一本太

トキタ種苗株式会社

【販売終了。大地の響きをご利用下さい。】伸びが早く、あかさび病、ウイルス病などの病害に強い秋冬どり用の一本葱 ■特性 秋冬どり用ネギ。草丈90~100cm、太さ2.5~3cm。高温乾燥に強く、夏から秋の肥大旺盛。 ■栽培上の注意 近年のF1品種と比べると生育速度は、ゆっくりだが太く、締まった一本葱が収穫できる。 ■播き時期 種まきは2月から4月、定植5-7月の春まき、9月-10月に種まき翌年の5-7月に定植の秋まきが適期です。秋まきは早まきしすぎて大株で冬越しすると春先に抽たいの危険性があります。 ■播種方法 ●畑の一部に育苗床を作る場合 堆肥、肥料、石灰などを適宜混和し、細かく土を砕き、畝幅15cm程度の育苗床を作ります。種の間隔は、10mm位の1条すじまきにし、5mmくらい覆土し、鍬などで表面を軽く押さえて土と種をなじませます。その上に細かく砕いた堆肥やもみ殻燻炭を薄く覆い、乾きすぎや雨あたりを防ぐようにします。 草丈6,7cmの頃1.5cm間隔、10cmのころ3cm間隔くらいまで間引き、草丈15cm程度から定植可能です。発芽初期の生育がゆっくりなので特に雑草に負けないようこまめに除草などの管理をします。 ●セルトレイやペーパーポット、育苗箱などに播種する場合 トレイなどの場合は、土を詰め、くぼみをつけて播き穴とし、1穴に3粒程度まきます。篩などでまんべんなく覆土したら水をたっぷり与え、発芽まで新聞紙などで覆っておきます。適宜間引きをし2本立てにします。草丈15cm程度まで育てたます。培土は、「ガッチリくんネギ用」など専用培土が育苗期間を通じて肥料を供給しがっちりした苗に育てることができ、管理が容易です。 ■植え付け 畝幅80cm程度に幅15cm、深さ20cmの植え溝の片側に仕上がりの株間3cm程度になるように並べ、根が隠れる程度に畝間の土をかけます。土の上にはわらなどでマルチし乾くのを防ぎます。7-8月に土寄せを行い、あわせて追肥を行います。その後1ヶ月ごとに2回程度土寄せを行います。 ■土壌条件 粘土質の畑で過度の土寄せは曲がりや生育不良の原因になります。真夏に土寄せするとネギへの負担が大きいので秋口から2-3回の土寄せでも大丈夫です。1回の土寄せは7-10cm程度とします。 ■肥料 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートルを植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も100g/平方メートル程度を与えよく混和します。追肥は30g/平方メートル程度土寄せ時に与えます。 ■収穫 小さいうちに葉ねぎとして収穫しても良いですが、草丈90-100cm、太さ2.5-3cmになります。土寄せして出来た畝を左右から崩して収穫します。 ■料理 葉ねぎとして利用すると、薬味や炒めもの、一本葱では炒め、焼き、鍋物にも好適。

竹千代

竹千代

株式会社サカタのタネ

濃緑で立性、高温期も収量性の高い夏用小ネギ ■特性 1.播種後60~70日で収穫できる中早生品種。 2.播種時期は3月中旬~9月中旬である夏用品種(低温期は伸びにくいので、10月以降の播種は控える)。 3.葉肉が厚く、収量性が高い。葉色は濃く立性で、極端に水切りをしなくても倒伏しにくく色抜けしにくい。 4.浅根性で水を好む。 5.そろいがよく、皮むきがしやすいため、出荷効率が非常によい。 6.種子サイズはやや大粒のため、薄まきにならないよう注意する。 ■適応性 夏期栽培の中でも、特に暑くなる6月以降の播種で品種の特性を発揮します。根張りやや浅めで、水を好む品種のため、水を絞りすぎない方が品質よく仕上がります。露地栽培でも立性で収量性が高くなりますが、疎植になると葉太りして長さも取りにくくなるので、圃場によって定植密度の調節が必要となります。 ■畑づくり(圃場準備) 基本的には排水がよく、適度に水分保持ができる圃場を準備します。圃場によって排水がコントロールしにくい場合は、ハウスの内回りに溝を切り排水性を調整します。施肥・耕うん後、しっかり灌水し地水を確保します。トラクターが入れる程度に乾いたら耕うん・整地します。元肥は10aあたり窒素20kg、リン酸20kg、カリ20kg程度を標準とします。ただし、本品種の場合、初期生育が早いため多肥栽培では過繁茂による葉の倒伏が発生する場合があるので、その場合は元肥を控えめにして、追肥で調整するようにします。4月~11月はネギの生育が旺盛な時期のため、徒長を防止するためハウスの側面換気を行い、ハウス内が蒸れないように注意します。 ■播種 播種量は10a当たり3ℓを標準としますが、圃場や時期によっては「葉太り」や「なびき」が生じるため、適宜播種量を調節します。播種から発芽までは、5~10分程度の灌水を分けて行い、表面が乾きすぎないように注意します。ここで1回の灌水量が多いと、柔らかい土が締まって硬くなり、今後の生育に影響するので注意します。また高温期には地表面が直射日光で煮えるので、遮光します(ネギの発芽適温は15~20℃)。発芽から本葉1枚目までは、地表面が濡れていると立枯病が発生しやすいため、水を控え乾燥気味にします。 ■病害虫防除 耐病性品種ではないので、慣行通り防除が必要です。春・秋はさび病・べと病・葉枯病などの葉の病気が増えるので予防的に殺菌剤を散布するように心がけましょう。夏期はネギアザミウマやハモグリバエなど害虫の発生が増加するので、それぞれの害虫に応じた殺虫剤の散布、ハウス側面からの飛び込み防止のためのネットの設置・ハウス周囲の除草などを徹底しましょう。 ■収穫 本葉2.5枚目以降、基本的には土壌水分と日中のしおれ具合で灌水を調節します。ここでも葉色を見ながら葉色が淡い場合には灌水を控えます。葉色が濃い場合は灌水を控えると、葉先が傷む場合があるため後半まで水を絞らず、軽くたたけば根から土が取れる程度の水管理をした方が、収穫物の品質はよくなります。

美白2号

美白2号

渡辺農事株式会社

揃い良い 在圃性高い 品質安定 ■特性 ・耐暑性に優れた黒柄系一本太ネギで軟白部、首部の締まりが良く、在圃性があり、品質が安定している。 ・9~11月まきの夏どり、12~1月まきの夏秋どり、2~4月まきの秋冬どりなど幅広い作型に適応する。 ・草姿は立性で、葉長は中程度で葉折れにしくく、管理作業がしやすい。 ・草勢旺盛で、赤さび病、黒斑病、べと病などの発生が少なく、作りやすい。

赤ひげ葱

赤ひげ葱

トキタ種苗株式会社

赤い軟白部が目を引く。独特風味と軟らかさのおいしい分けつ葱 ■特性 独特の風味と軟らかさがあり、5、6本に分げつする赤ねぎ。草丈はやや低く、土寄せと低温が軟白部を鮮かな赤紫色にする。すき焼き、煮物、生食(サラダ・薬味)などで美味しい。 葉先から葉身まで全体が軟らかく甘みがありおいしい。3-4月まき、5-6月定植11月頃から収穫の作型が作りやすくおすすめ。 ■栽培上の注意 ウィルス病に対してさほど強くはないので、苗床から収穫時期まで防除を徹底する。夏場の無理な管理はしない。●主要病害 黄斑病、べと病、黒斑病、さび病、小菌核病等。培土直前を重点防除とし耐性菌の発生回避する。●主要害虫 ネギアザミウマ7月中旬以降発生量多くなるので発生状況確認し防除する。 ■播き時期 種まきは3月から5月、定植6-8月の春まき、9月-10月に種まき翌年の4-5月に定植の秋まきが適期です。秋まきは早まきしすぎて大株で冬越しすると春先に抽たいの危険性があります。 ■播種方法 育苗時には株を太らせるため2,3回刈り込みし、鉛筆程度の太さの苗をつくるようにします。 ■植え付け 畝幅80cm程度に幅15cm、深さ20cmの植え溝の片側に仕上がりの株間10cm程度になるように並べ、根が隠れる程度に畝間の土をかけます。土の上にはわらなどでマルチし乾くのを防ぎます。7-8月に土寄せを行い、あわせて追肥を行います。その後1ヶ月ごとに2回程度土寄せを行います。 ■土壌条件 粘土質の畑で過度の土寄せは曲がりや生育不良の原因になります。真夏に土寄せするとネギへの負担が大きいので秋口から2-3回の土寄せでも大丈夫です。1回の土寄せは7-10cm程度とします。 ■肥料 元肥として完熟堆肥3kg/平方メートル植え付けの2週間前くらいには混ぜて土となじませておきます。低度化成肥料も100g/平方メートル程度を与えよく混和します。追肥は30g/平方メートル程度土寄せ時に与えます。 ■収穫 小さいうちに葉ねぎとして収穫しても良いですが、草丈90-100cm、太さ2.5-3cmになります。定植時に1本だった葱が束になって収穫できます。春先に葱坊主を切り、分割した株を植え直せば再度収穫できます。 ■料理 赤い色味を生かしてサラダ、炒め物、鍋料理、焼き物等でおいしく食べられます。葉質が軟らかいのでぬたや焼き鳥などにもおすすめです。

すさまる

すさまる

株式会社サカタのタネ

極濃緑・多収で葉先が強い夏用小ネギ ■特性 1. 高温時期でも生育停滞しにくく、葉肉が厚く収量性が高い。 2. 葉色は濃く、立性がよいため秀品性が高い。 3. そろいがよく、皮むきがしやすいため、出荷作業性がよい。 4. 播種後60~70日で収穫できる中早生品種。 5. 種子サイズはやや大粒のため、薄まきにならないよう注意する。 ■適応性 ハウス栽培では3月中旬から9月中旬播種、5月下旬から11月下旬収穫に適します。高温時期でも生育停滞しづらい品種ですが、基本的には伸びにくくガッチリした夏用小ネギ品種です。そのため、温度がある初夏から秋収穫に適性が高く、反対に低温時期の収穫では長さが出にくくなるため、10月以降の播種は控えます。露地栽培でも立性で収量は高く仕上がりますが、疎植になると葉太りして長さが取りづらくなるので、状況に応じて栽植密度の調整が必要です。 ■圃場準備・土づくり 水分コントロールがしやすい、排水性のよい圃場を準備します。排水がコントロールしにくい場合は、ハウスの内回りに溝を切るなどして排水性の調整を行います。施肥・耕耘後、しっかり灌水し地水を確保し、トラクターが入れる程度に乾いたら耕耘・整地します。 ■播種~発芽 播種量は10a当たり3Lを目安としますが、圃場や時期によって葉太りや葉のなびきが発生するため、状況に応じて適宜播種量を調整します。播種から発芽までは表面が乾き過ぎないように注意して灌水しますが、1回の灌水量が多いとやわらかい土が締まって固くなるので、注意します。また高温時期の播種は直射日光でダメージを受けるので遮光をして地際の気温上昇を抑えます。発芽から本葉1枚目が出るまでに地表面がぬれていると立ち枯れ病が発生しやすいので、水を控え乾燥気味にします。 ■本葉1枚目~2.5枚目 本葉1枚目が展葉してきたら、灌水を再開し生育を促します。高温時期には日中表面がぬれていると根がダメージを受けて生育が停滞するので、夕方に灌水し日中は表面が少し乾いている程度にします。本品種は初期生育は早いですが、後半の生育は緩慢になり葉色が濃くなります。本葉3枚目の葉色が淡い場合は、灌水を控えて葉色を出します。 ■本葉2.5枚目~収穫まで 日中のなびき具合と、葉色を見ながら灌水量を調節します。葉色が淡い場合には灌水を控え、色を出し、適度な色を出しながら葉がなびかないように灌水量を調整します。 ■病害虫防除 本品種は耐病性品種ではないので、慣行通り防除が必要です。春・秋はさび病・べと病・葉枯れ病などの葉の病気が増えるので予防的に殺菌剤を散布するように心掛けましょう。夏期はネギアザミウマやハモグリバエなど害虫の発生が増加するので、それぞれの害虫に応じた殺虫剤の散布、ハウス側面からの飛び込み防止のため、ネットの設置・ハウス周囲の除草などを徹底しましょう。

ホワイトソード

ホワイトソード

タキイ種苗株式会社

安定した伸びと太り! そろい性にすぐれ秀品率のよい一本ネギ! ■特長 ・低温伸長性にすぐれ、太りとそろいがよく、秀品率が高い合黒系一本ネギ。 ・首部の形状やしまりがよく、ばらけにくい。 ・べと病やさび病に比較的強い。 ・濃緑葉で軟白部のテリが美しく、肉質が緻密。 ・クズの発生が少なく、皮むきしやすいため出荷調製作業が容易。 ■栽培の要点 ・水はけのよい畑作りに努める。 ・低温伸長性にすぐれるため適期収穫を心掛け、とり遅れにならないよう注意する。また、土寄せは夏場まで極力控える。 ・秋口からの生育旺盛な時期にあわせて追肥主体で栽培し、土寄せは生葉数4〜5枚確保しながら実施する。

ホワイトタイガー

ホワイトタイガー

タキイ種苗株式会社

病気に強く作りやすい! 良質合柄多収種! ■特長 ・べと病、赤さび病などに対して比較的強く、肥大性にすぐれる合柄系一本ネギ。 ・冷涼地の9〜10月どりが最適で、中間地の年内どりにも適する。 ・肉質は緻密で、苦みや辛みが少なく食味上々。 ・軟白部の色つやにすぐれる。 ・草姿は濃緑・立性で、首しまりがよい。葉折れも少なく、土寄せなど管理作業も容易。 ■栽培の要点 ・極端な肥効は良質性を損なう要因となるほか、分けつや病害を助長するので、持続的な肥効を心掛ける。そのためには、こまめな追肥または有機質系や緩効性肥料などで対応するのが望ましい。 ・1回目の土寄せは、太りを十分に確保してから行うことが望ましい。夏場の高温時の土寄せは、ネギに悪影響をおよぼすため控える。

一閃(いっせん)

一閃(いっせん)

丸種株式会社

安定した晩抽性!!太りよく幅広い作型に適する一本ネギ! 1. 極晩抽性の品種で耐暑性、耐寒性にも強く、春どり、夏秋どり、冬どりと幅広い作型に適する一本ネギです。 2. 草姿は立性で草勢はやや旺盛、葉色は濃緑で折れにくく作業性が高い品種です。また、太りよく揃いにも優れ、収穫調整作業が容易です。 3. 美しい荷姿で、さび病、黒斑病、白斑病に比較的強く、秀品率が高いです。

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