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サラダ向きのシュンギク品種一覧 全14種類

サラダ向きシュンギクとは サラダ向きシュンギクとは、生食(サラダ)での利用を前提に育種・選抜されたシュンギク品種の総称です。シュンギクは本来、すき焼き・鍋物・お浸しなどの加熱調理に使われることが多い野菜ですが、近年は生のまま食べられるシュン

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サラダ向きについて

サラダ向きシュンギクとは

サラダ向きシュンギクとは、生食(サラダ)での利用を前提に育種・選抜されたシュンギク品種の総称です。シュンギクは本来、すき焼き・鍋物・お浸しなどの加熱調理に使われることが多い野菜ですが、近年は生のまま食べられるシュンギクへの関心が高まり、「サラダ春菊」という呼び方で市場に広まっています。

従来のシュンギクは、生で食べると独特のアク(えぐみ・苦味)が強く感じられることがあります。サラダ向き品種はこのアクが少なく、えぐみが穏やかで葉が柔らかいという特性を持っており、そのままサラダに混ぜたり、焼肉の付け合わせとして生のまま食べたりと、新しい食べ方が提案されています。

特性の面では、シュウ酸やクロロゲン酸などの苦味・えぐみ成分の含有量が少ない品種が選ばれています。葉の形状は品種によって異なりますが、葉の切れ込み(欠刻)が浅く、葉表面のギザギザが少ない品種はドレッシングが絡みやすく、サラダとしての食感が良い傾向があります。茎も柔らかめで、葉から茎まで食べやすいという品種が多いです。

まず押さえておきたいのが、「サラダ向き」「サラダ春菊」は品種登録上の正式な分類名ではなく、市場での呼称であるという点です。各種苗メーカーが生食適性を意識して開発した品種群の総称であり、品種によってアク・えぐみの程度・葉の柔らかさには差があります。生食用途での品種導入にあたっては、実際に生食して品質を確認することが重要です。

サラダ向きシュンギクの魅力

サラダ向きシュンギクの最大の魅力は、従来の「加熱調理が前提の野菜」という常識を覆す新しい食べ方を提案できることです。シュンギクは独特の香りと苦味が特徴的な野菜ですが、その風味が穏やかなサラダ向き品種は、シュンギクが苦手だった消費者や子どもにも受け入れられやすい入口になります。

消費者にとっての魅力は、手間なく食べられるという利便性です。加熱調理では下茹でや水にさらす工程が必要なことがありますが、サラダ向き品種であればそのまま洗って使えます。シュンギクに含まれるβ-カロテンやビタミンC、鉄分などの栄養素は加熱によって損失するものもあり、生食はこれらの栄養素を効率よく摂取できる食べ方です。

生産者にとっての魅力は、「サラダ春菊」として差別化商品を作れる点です。通常の鍋物向けシュンギクと同じ作型・同じほ場で栽培しながら、品種を変えることで付加価値の高い商品に転換できる可能性があります。直売所では「生で食べられるシュンギク」「サラダ春菊」というキャッチコピーが消費者の目を引きやすく、価格プレミアムが期待できます。

消費者・市場ニーズ

サラダ向きシュンギクの市場は、サラダ野菜全体の需要拡大とともに成長してきました。

量販店では、パッケージサラダ・ベビーリーフミックスの素材の一つとしてサラダ向きシュンギクが採用される事例が増えています。シュンギク独特の香りが、ルッコラやベビーリーフのような洋野菜との相性が良く、ミックスサラダに個性を加える存在として位置づけられています。

飲食店では、和食業態だけでなくカフェやビストロ系の店舗でも活用が広がっています。「シュンギクのサラダ」「春菊のリゾット」など、従来の使い方にとらわれない創作料理での利用が増えており、シェフや料理人からの引き合いがあります。

家庭用では、「野菜が苦手な子どもにも食べやすい春菊」として健康志向の消費者層から評価されています。加熱調理のシュンギクが苦手だった家庭でも、サラダとして生で食べる方法を提案することで購入動機を生み出せます。

価格面では、通常のシュンギクより単価が高い傾向があります。少量パック(80〜100g程度)での販売が主流で、束売りの通常シュンギクとは異なる価格帯・売り場での展開が可能です。

栽培のポイント

サラダ向きシュンギクの栽培は、通常のシュンギクと基本的な管理手順は同じですが、生食品質を確保するための注意点があります。

播種適期については、シュンギクは冷涼な気候を好む作物であり、秋〜春の栽培が中心です。夏場は高温によりとう立ち(抽苔)が促進されやすく、えぐみが増す傾向があります。サラダ向き品種であっても高温期の生食品質は通常の栽培期と異なる場合があるため、品種の晩抽性と作型の関係を確認することが重要です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。サラダ向きシュンギクは生食するため、外観品質(葉色の均一性・形の揃い・傷の有無)が通常のシュンギク以上に重視されます。葉に傷や変色があると商品価値が大きく下がるため、害虫(アブラムシ・ヨトウムシ等)の早期発見・早期防除が欠かせません。

施肥管理では、窒素肥料の過剰施用はえぐみの増加につながる可能性があります。適正量の管理が風味の安定に有効です。また、過湿条件は根腐れや病害の原因になるため、水はけの良いほ場環境が基本となります。

収穫適期は、葉が柔らかく草丈が適切な段階(品種にもよりますが、本葉10〜15枚程度が目安)での収穫が生食品質を確保するポイントです。収穫が遅れると葉が硬くなり、えぐみも増す傾向があります。一度に全量収穫するのではなく、わき芽を残して繰り返し収穫する方法も有効です。

収穫後は速やかに予冷し、低温流通を維持することが棚持ちの確保に有効です。シュンギクは鮮度低下が早い品目のため、収穫当日〜翌日の出荷を基本とすることが望ましいです。

品種選びのコツ

サラダ向きシュンギクの品種を選ぶ際は、以下の観点を総合的に確認することが重要です。

  • えぐみ・苦味の少なさ: 生食適性の核心。カタログで「えぐみが少ない」「アクが少ない」「生食向き」と明記されているかを確認する
  • 葉の柔らかさ: 試作で実際に生食して食感を確認するのが最も確実
  • 葉形と欠刻の深さ: 浅い欠刻の品種はドレッシングが絡みやすく、サラダとしての使いやすさが高い傾向がある
  • 香りの強さ: シュンギク独特の香りが穏やかな品種か、ある程度残っているかを確認し、販売先の好みに合わせる
  • 晩抽性: 春〜初夏の栽培では特に重要。とう立ちしにくい品種は生食品質を維持しやすい
  • 耐病性: べと病への対応が特に重要。レース対応の範囲が広い品種を選ぶことで防除負担を軽減できる

意外と知られていないのですが、シュンギクの風味(香りとえぐみのバランス)は産地・季節・栽培管理によっても大きく変わります。カタログ上で「えぐみが少ない」と記載されていても、高温期の栽培では風味が変化することがあります。販売する季節・作型での試作評価が、消費者への安定した品質提供に不可欠です。

市場動向とこれから

サラダ向きシュンギクの市場は、生食野菜全体の需要拡大と連動して成長の余地があります。パッケージサラダ・カット野菜市場の拡大に伴い、サラダ素材としてのシュンギクへの需要が業務用・量販店向けで増加しています。

産地での導入事例としては、通常の鍋物向けシュンギクの主要産地が、付加価値型商品として「サラダ春菊」ブランドを立ち上げるケースがあります。同じほ場で品種を切り替えることで、より高い単価での出荷が可能になった事例も報告されています。

今後の展望としては、機能性野菜としての訴求が期待されます。シュンギクに含まれるβ-カロテン・ビタミンK・葉酸などの栄養素を生食で効率よく摂取できる点は、健康志向の消費者層への訴求ポイントになります。また、SNSでの「映え」を意識した盛り付けにシュンギクが活用されるなど、新しい食べ方の提案によって需要が広がる可能性があります。

まとめ

サラダ向きシュンギクは、えぐみが少なく葉が柔らかい、生食に適したシュンギク品種群です。「茹でずにそのまま食べられる」という利便性と、独特の風味を活かした新しい食べ方の提案が、消費者の関心を集めています。

栽培面では、収穫適期の見極めと害虫防除による外観品質の維持が重要です。品種選びでは、えぐみの少なさ・葉の柔らかさ・晩抽性・べと病耐性を総合的に確認することがポイントです。

ミノリスのサラダ向きシュンギク品種一覧では、各品種の特性を比較できます。品種選びの参考にご活用ください。

14品種 掲載中
イタリアンしゅんぎく

イタリアンしゅんぎく

株式会社トーホク

とてもやわらかくサラダでおいしく食べることができる春菊です。香りも苦みもおだやかで、しっかりとした葉質の食べ応えのある肉厚葉ですから生食だけでなく温野菜としても美味しく利用できます。春まきなら30~40日、秋まきなら30~50日で草丈20cm程度の収穫適期になります。

お菊ちゃん春菊

お菊ちゃん春菊

小林種苗株式会社

おいしいサラダを食べてみませんか!! ”美味しさ”にこだわった改良系中葉春菊! [特性] ・節間がやわらかく伸びる改良系中葉春菊。 ・アクが少なくサラダで美味しくいただける。 ・太めの軸は非常に柔かく甘みが強い。 ・鍋物での利用は湯にくぐらせるだけで美味しくいただける。 [栽培のポイント] ・完熟堆肥を入れた畑に肥料は N:P:K 成分量で各10~15kg。 ・ハウス栽培では元肥は上記の半分ほどにする。 ・条間15cmのすじまきにし、本葉3枚ほどで5cm間隔に間引く。 ・高温時の播種では1時間吸水させ、24時間冷蔵庫 (5℃位) に入れて 夕方蒔くのが良い。 ・深蒔きせず、タネが見え隠れするくらいで良い。 ・石灰欠乏症にならぬ様、過乾燥や窒素過剰に気をつける。 ・抜き取り専用品種ですので、摘み取りには適しません。

きくばり

きくばり

丸種株式会社

株張り・株揃い良く、結束しやすい抜き取り専用種 1. 草勢はやや立性で、葉の切れ込みの浅い株張り型中葉シュンギクです。 2. 葉は濃緑で葉肉はやや厚く、根張りが良いので生理障害の発生が少ない品種です。 3. 分枝は適度に伸び、葉幅がやや広めで株揃いが良いので、結束しやすく市場性に優れています。 4. 肉質やわらかく程よい香りでアクが少なく、鍋物や和え物の他、サラダにも適しています。

サラダ春菊

サラダ春菊

丸種株式会社

新感覚! 生で美味しいサラダ用シュンギク 1. 草勢はやや立性で、葉の切れ込みの浅い株張り型中葉シュンギクです。 2. 葉は濃緑で葉肉はやや厚く、根張りが良いので生理障害の発生が少ない品種です。 3. 分枝は適度に伸び、葉幅がやや広めで株揃いが良いので、結束しやすく市場性に優れています。 4. 肉質やわらかく程よい香りでアクが少なく、鍋物や和え物の他、サラダにも適しています。

サラダ春菊

サラダ春菊

中原採種場株式会社

えぐみや苦味が少ない、サラダ・焼肉・鍋料理用シュンギク!! ■特性 ・南方系大葉シュンギクの「Tiger Ear」は、シュンギク特有の香気が乏しいものの、えぐみや苦味が少なく、葉が柔らかいため、生での食味が優れサラダに最適。 ・葉色が薄く、葉が大きいのが特徴で、焼き肉を巻いて食べたり、鍋料理の場合は、しゃぶしゃぶのように湯にくぐらせる程度でおいしい。

サラダ用春菊

サラダ用春菊

株式会社トーホク

サラダに適したやわらかで爽やかな風味の品種です。生育旺盛で株張り型の中葉種。病気や害虫もつきにくいので作りやすく、プランターでも手軽に栽培することができます。

スティックシュンギク

スティックシュンギク

株式会社武蔵野種苗園

サラダで食べられる新しいタイプのシュンギク 特性 ●葉が上部に集中し「椰子の木」の草姿となる。 ●葉は小型でキザミは細かい。葉色は明るい緑色。 ●やわらかく、香りもマイルドなので食味良く、生食可能。 栽培のポイント ●生育期間全般を通して乾燥させないように注意する。 ●生長するに従い倒伏の危険が増すので株元灌水を行う。

なべ奉行 シュンギク

なべ奉行 シュンギク

株式会社渡辺採種場

秋冬どり、夏どり栽培におすすめの中葉系多収種! ■特性 ・一般種に比べて低温でも生育旺盛で、秋冬どり栽培に好適な中葉系シュンギクです。 ・比較的晩抽で葉色が濃く、高温期でもボリュームが出やすく夏どり栽培にも適しています。 ・葉肉が厚く、側枝の発生が良い摘み取りタイプで、収量性が高いです。 ・葉先の揃いに優れ、見栄えが良く、食味も良好でサラダにも適します。

フレッシュサラダ春菊

フレッシュサラダ春菊

山陽種苗株式会社

やわらかな大葉春菊 サラダに最適!! ほんのり甘味!! ■【アパッチSコート】 PVP品種登録第23417号 アクが少ないので小さなお子様も食べていただけます。 水耕での利用も可能。 ■特性 ・葉は淡緑色でアクが少なく、甘味があるのでサラダでもおいしい。 ・葉幅広く、ゆるやかな切れ込みがある大葉春菊。 ・草姿はやや立性で株張りよくボリュームがある。 ・生育は中程度。抽苔は中〜やや早いので適期収穫を心掛ける。 ■栽培のポイント ・耐暑・耐寒性は強くないので適期播種を心掛ける。 ・好光性種子なので覆土は薄くして、発芽が揃うまでは乾燥に注意する。 ・冬季は、ハウス栽培とし、被覆資材を利用し保温を行う。 春菊のアパッチSコート種子 ★春菊の種子の果皮を取り除いた種子(ネーキッド)を種子消毒し、薄いペレットコート加工(アパッチSコート)したものです。 ★従来の生種子に比べると、発芽率が高く一斉発芽するメリットがあります。 ■【適した栽培型】 ・発芽率が高くなった分、播種機(ごんべえ等)やシーダーテープの利用ができ、間引き作業等の農作業の省力化が可能です。 ・一斉発芽しますので水耕栽培での利用にも向いています。

ボリュームアップ春菊

ボリュームアップ春菊

山陽種苗株式会社

株張り・ボリューム抜群の中大葉春菊 葉は広めの収量抜群春菊 【アパッチSコート種子】 PVP品種登録第23416号 水耕でも利用可能です。 ■特性 ・葉は鮮緑色でアクが少なくおいしい。 ・葉は株元から葉先までやや幅広く、ゆるい切れ込みがある中大葉春菊。 ・草姿は立性で、側枝が多くボリュームがある株張りタイプ。 ・生育が早く、冬の低温期でも葉がよく伸びる。 ・抽苔は中程度。 ■栽培のポイント ・株を大きくしたい場合は株間を7〜8㎝とし、株のボリュームを抑える場合は株間を2〜3㎝にする。 ・好光性種子なので覆土は薄くして、発芽が揃うまでは乾燥に注意する。 ・条間20~25cmで条播きし、本葉5枚までに株間10cm程度にする。 春菊のアパッチコート種子 ★春菊の種子の果皮を取り除いた種子(ネーキッド)を種子消毒し、薄いペレットコート加工(アパッチコート)したものです。 ★従来の生種子に比べると、発芽率が高く一斉発芽するメリットがあります。 ■【適した栽培型】 ・発芽率が高くなった分、播種機(ごんべえ等)やシーダーテープの利用ができ、間引き作業等の農作業の省力化が可能です。 ・一斉発芽しますので水耕栽培での利用にも向いています。

やわらか丸葉しゅんぎく

やわらか丸葉しゅんぎく

株式会社トーホク

香りも苦みもおだやかな丸葉の株張りタイプ。とてもやわらかく食べ応えのある肉厚葉は、生食でもサラダでおいしく食べることができますし、温野菜にも適します。

大葉春菊

大葉春菊

タキイ種苗株式会社

肉厚で香りと食味のよい大葉種! ■特長 ・耐暑・耐寒性にすぐれ、栽培容易で長期間収穫できる大葉種。 ・葉は大葉で切れ込みが少なく、葉肉は厚くてやわらかで、香りと食味がよい。 ・シュンギク特有のえぐみが少なく、生食も可能。 ■栽培の要点 ・均一な土づくりと適度な潅水で、一斉発芽を心掛ける。 ・条間20〜25cmで条まきし、本葉5枚までに株間15〜20cm間隔とする。 ・肥料は元肥主体とするが、摘みとり栽培では収穫の度に追肥を行う。 ・春まきは抽苔するので、早めに収穫する。

竜光

竜光

トキタ種苗株式会社

葉肉が厚く、茎は太くて柔かく、葉は鮮緑色で香りが強い中葉シュンギクです。 ■特性 葉肉が厚く、茎は太くて柔かく、葉は鮮緑色で香りが強く品質が非常に良い。葉の切れ込みは中くらいで側枝の発生の良い、長期収穫の可能な中葉系のシュンギクです。 ■栽培上の注意 1平方メートル当たりの施肥量は、移植栽培では窒素35g、燐酸20g、加里20gとし、元肥に60%、残り40%は収穫の都度回数に分け施します。 肥料切れの場合、収量のみならず品質が大きく損なわれます。直播栽培では、元肥のみとし、移植栽培の60%程度で良いでしょう。 シュンギクは高温時石灰の吸収が落ち、葉先、芯枯れ症が良く起こります。苦土石灰10gを肥料と共に与えてください。 ■播き時期 8月下旬〜9月末くらいが播種適期ですがハウス栽培などでは周年栽培も可能です。2〜3月蒔きは抽苔し易いですが収穫可能です。 夏場の高温時には遮光用の資材を使用しての栽培が良いでしょう。 ■播種方法 関東では、移植栽培による摘み取り収穫、関西以西では直播し、株ごと抜き取る根付き収穫が一般的です。 ■植え付け 移植栽培では育苗トレーで育苗し、畝巾120cm、高さ10cm程度の平畝に、条間、株間共に25cmの間隔で定植します。 収穫は親枝では株元から4節を残し摘み取り収穫します。その後株元から4本の小枝が発生してくるので各小枝2節を残し収穫します。摘み取り栽培では孫枝まで収穫するのが一般的です。直播栽培では蒔き溝30cm条間60cmくらいにバラ蒔きし、発芽後間引きし株間10cm程度に揃えます。冬の寒さにはそれ程強くないため、長期栽培ではハウスで、年越し収穫では最低トンネル被覆は必要です。 ■土壌条件 土質はそれ程選びませんが、摘み取りでの長期収穫には有機質の多く含んだ肥えた畑が適します。 ■肥料 1平方メートル当たりの施肥量は、移植栽培では窒素35g、燐酸20g、加里20gとし、元肥に60%、残り40%は収穫の都度回数に分け施します。 肥料切れの場合、収量のみならず品質が大きく損なわれます。直播栽培では、元肥のみとし、移植栽培の60%程度で良いでしょう。 シュンギクは高温時石灰の吸収が落ち、葉先、芯枯れ症が良く起こります。苦土石灰10gを肥料と共に与えてください。 ■収穫 茎の長さが25cmくらい伸びた時が収穫の適期です。摘み取り栽培で、小枝、孫枝の数を多くすると茎が細くなり硬い春菊となり、収穫の遅れも同様品質を落とします。 ■料理 一般的な用途は鍋物とおひたしです。韓国では、焼肉の際サンチュと共に多く食されます。最近は、サラダ用食材としても人気が高まって来ています。

菊之助

菊之助

タキイ種苗株式会社

肉厚で食味のよい丸葉系の大葉春菊! ■特長 ・葉の切れ込みが少ない大葉種の中でも、特に切れ込みの少ない鮮緑の丸葉系大葉春菊。 ・香りがまろやかでシュンギク特有の苦みがほとんどなく、葉は肉厚でやわらかくジューシーな食感。 ・あえ物・おひたしはもちろん、アクが少ないので、サラダやしゃぶしゃぶにおすすめ。 ・交配種ならではの葉ぞろい・株ぞろいにすぐれ、生育旺盛で栽培容易。 ■栽培の要点 ・好光性種子なので覆土は薄くして、発芽がそろうまでは乾燥に注意する。 ・条間20〜25cmで条まきし、本葉5枚までに株間10cm間隔とする。 ・良品生産には、冬季はハウス栽培とし、不織布などの被覆資材を利用して保温を行い、生育促進を図る。

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