キュウリの品種一覧
野菜 • 45品種から最適な品種を見つけましょう
キュウリについて
キュウリとは
キュウリは、ウリ科の一年草で、長さ15〜25cm、重さ100〜200g程度の細長い果実を収穫する野菜です。水分が豊富で、さっぱりとした食感と独特の香りが特徴です。生食はもちろん、漬物やサラダ、炒め物など幅広い料理に使われ、日本の食卓には欠かせない存在です。
市場では、スーパーや直売所で年中流通していますが、露地物は夏場が旬で、ハウス栽培物は通年出荷されています。特に夏場は消費量が増え、価格も安定しやすい傾向があります。最近では、ミニキュウリや太めの品種など、用途に応じた多様なタイプが登場し、消費者の選択肢が広がっています。
キュウリの魅力
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さっぱりとした食感と香り
水分が95%以上と豊富で、暑い季節の水分補給にもぴったりです。独特のキュウリ臭は、実は害虫から身を守るための成分なんです。この香りが苦手な人もいますが、新鮮なものほど香りが爽やかで美味しいです。 -
栄養価と健康効果
カリウムやビタミンC、食物繊維を含み、むくみ解消や美肌効果が期待できます。また、キュウリに含まれるククルビタシンという成分には、抗酸化作用があると言われています。 -
栽培のしやすさ
生育が早く、種まきから収穫まで約2ヶ月程度。家庭菜園初心者でも比較的育てやすい作物です。ただし、病害虫には注意が必要で、適切な管理が収穫量を左右します。 -
収穫の楽しさ
花が咲いてから1週間程度で収穫できるので、成長を実感しやすいです。朝晩の水やりや観察が、意外と癒しの時間になります。 -
多様な品種
長さ、太さ、色、食感など、品種によって特徴が違います。用途や好みに合わせて選べるのが魅力です。
主な用途
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生食
サラダや和え物、刺身のつまなど。特に夏場は冷やしキュウリとして人気です。最近では、高糖度で甘味のある品種も登場し、フルーツ感覚で食べられるものもあります。 -
漬物
糠漬け、塩漬け、酢漬けなど、日本の伝統的な漬物には欠かせません。品種によって漬け上がりの食感や味わいが変わります。 -
加熱調理
炒め物やスープ、カレーなど。加熱すると甘味が増し、また違った美味しさを楽しめます。 -
業務用
飲食店では、サラダバーや料理の彩り、ピクルスなどに多用されます。特に、見た目が良く、日持ちする品種が重宝されます。
栽培のポイント
キュウリの栽培は、露地栽培と施設栽培で大きく異なります。
露地栽培は、春まきと夏まきが一般的です。春まきは4〜5月に種まきして6〜8月に収穫、夏まきは7月に種まきして9〜10月に収穫します。露地栽培のメリットは、自然の光と風を活かせること、コストが抑えられることです。ただし、天候に左右されやすく、病害虫の被害を受けやすいというデメリットもあります。
施設栽培は、ハウスや温室を使った栽培で、通年収穫が可能です。温度や湿度をコントロールできるため、品質が安定し、収量も増やせます。ただし、初期投資や光熱費がかかります。
病害虫対策は、キュウリ栽培の重要なポイントです。うどんこ病、べと病、ウリハムシ、アブラムシなどが発生しやすいので、予防的な防除が大切です。耐病性のある品種を選ぶことで、農薬の使用量を減らせます。
品種選びのコツ
キュウリの品種選びは、栽培環境と用途を考慮して決めるのがベストです。
味と食感では、甘味の強さ、香りの強さ、食感の違いを確認します。生食重視なら甘味が強く、香りが爽やかな品種を。漬物用なら、漬け上がりがシャキシャキする品種を選びましょう。
耐病性は、地域で発生しやすい病気に強い品種を選ぶことが重要です。うどんこ病やべと病に強い品種は、農薬の使用量を減らせて、環境にも優しい栽培ができます。
果形とサイズは、用途によって変わります。長さ20cm前後の標準サイズは万能で使いやすいです。ミニキュウリ(10cm程度)は、お弁当やサラダに便利。太めの品種は、炒め物や漬物に適しています。
作型適応性も重要です。春作、夏作、秋作、抑制栽培など、栽培時期に合った品種を選ぶことで、安定した収穫が期待できます。
収量性と管理のしやすさも考慮しましょう。家庭菜園なら、手間がかからず長く収穫できる品種がおすすめです。大規模栽培なら、収量が高く、機械化に対応した品種を選びます。
市場とこれから
キュウリの市場は、健康志向の高まりとともに安定した需要があります。特に、有機栽培や減農薬栽培のキュウリは、消費者から高い評価を受けています。
差別化の傾向として、高糖度で甘味のある品種、香りが少ない品種、ミニサイズなど、用途に特化した品種が注目されています。また、色や形が珍しい品種も、直売所やオンライン販売で人気です。
ブランド化では、地域ブランドや農園ブランドのキュウリが増えています。品質の良さと安心感をアピールすることで、高値での販売が可能になります。
輸出の可能性も見逃せません。特に、アジア諸国では日本のキュウリの品質が高く評価されており、輸出市場の拡大が期待されています。
品種を絞り込む
統計情報
登録品種数
総数
栽培農場数
合計
利用可能な品種
画像 | 種苗会社 | 品種名 | 説明 | リンク |
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株式会社アサヒ農園
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半分白い珍しいキュウリ 商品特性 ■特性 日本古来の華南系キュウリで、 「半白」の名のとおり、首のほうは緑が濃く、下の部分は白っぽくなっているのが特徴です。 皮は固めで素朴な見た目ですが、みずみずしく...
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公式サイト | |
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カネコ種苗株式会社
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うどんこ病・ウイルス(ZYMV)に強く、収量・品質に抜群の安定感!! 特性 ●うどんこ病、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)に強い品種です。 ●通常の露地栽培での主枝着果率は30%位です。 ●...
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公式サイト | |
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タキイ種苗株式会社
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雌花の着生がよい四葉系の多収種! ■特長 ・主枝の雌花性が高く、側枝も雌花が連続して着生するので、初期から多収となる四葉系夏秋キュウリ。 ・平均果長は26cm程度で、曲がりが少ない。 ・肉質がしまり、...
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公式サイト | |
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カネコ種苗株式会社
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うどんこ病に強く、枝の動きもよく、果形の安定性も抜群 特性 ●主枝着果率は40〜50%位と露地キュウリとして強い着果性を示します。 ●側枝の雌花の連続性は強く、ほぼ1、2節とも連続して着きます。 ●側...
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公式サイト | |
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株式会社サカタのタネ
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曲がりが少なく、極めて品質のよい四葉キュウリ ■特性 ・果長は24cm前後の短形四葉タイプ。黒光りする濃緑色で品質が極めてよい。親づるは2〜3節おきに、子づる以降は節成りのように着果し、収穫期前半の収...
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公式サイト |
相模半白胡瓜
株式会社アサヒ農園
半分白い珍しいキュウリ 商品特性 ■特性 日本古来の華南系キュウリで、 「半白」の名のとおり、首のほうは緑が濃く、下の部分は白っぽくなっているのが特徴です。 皮は固めで素朴な見た目ですが、みずみずしく...
秀林
カネコ種苗株式会社
うどんこ病・ウイルス(ZYMV)に強く、収量・品質に抜群の安定感!! 特性 ●うどんこ病、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)に強い品種です。 ●通常の露地栽培での主枝着果率は30%位です。 ●...
鈴成四葉
タキイ種苗株式会社
雌花の着生がよい四葉系の多収種! ■特長 ・主枝の雌花性が高く、側枝も雌花が連続して着生するので、初期から多収となる四葉系夏秋キュウリ。 ・平均果長は26cm程度で、曲がりが少ない。 ・肉質がしまり、...
風神
カネコ種苗株式会社
うどんこ病に強く、枝の動きもよく、果形の安定性も抜群 特性 ●主枝着果率は40〜50%位と露地キュウリとして強い着果性を示します。 ●側枝の雌花の連続性は強く、ほぼ1、2節とも連続して着きます。 ●側...