キャベツの品種一覧
野菜 • 397品種から最適な品種を見つけましょう
キャベツについて
キャベツとは
キャベツは、アブラナ科の二年草で、直径15〜25cm、重さ1〜3kg程度の球状の葉球を収穫する野菜です。甘味があり、シャキシャキとした食感が特徴で、世界中で最も消費量の多い野菜の一つとして知られています。生食、加熱調理、漬物など、幅広い用途で使われ、日本の食卓には欠かせない存在です。
市場では、通年流通していますが、春キャベツは3〜5月、夏キャベツは6〜8月、冬キャベツは11〜3月が旬です。特に春キャベツは、葉が柔らかく甘味が強いため、人気があります。最近では、ミニキャベツや紫キャベツなど、用途に応じた多様なタイプが登場しています。
キャベツの魅力
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甘味とシャキシャキとした食感
キャベツ特有の甘味と、生食でも加熱調理でも楽しめるシャキシャキとした食感が魅力です。この食感は、食物繊維が豊富なためです。 -
栄養価と健康効果
ビタミンC、ビタミンK、食物繊維を豊富に含み、免疫力向上や美肌効果に効果的です。また、キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)には、胃腸の健康を保つ効果があると言われています。 -
貯蔵性の高さ
適切な条件下では、数週間から数ヶ月間保存できるため、安定供給が可能です。これが、世界中で愛される理由の一つです。 -
栽培のしやすさ
比較的病害虫に強く、寒さにも耐性があります。家庭菜園でも育てやすく、収穫時期も長いのが魅力です。 -
多様な品種
春キャベツ、夏キャベツ、冬キャベツなど、栽培時期に応じた品種があります。また、葉の色や形、食感も品種によって違います。
主な用途
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生食
サラダやコールスロー、サンドイッチなど。特に春キャベツは、葉が柔らかく生食に適しています。 -
加熱調理
炒め物、煮物、スープ、ロールキャベツなど。加熱すると甘味が増し、また違った美味しさを楽しめます。 -
漬物
浅漬け、キムチ、ザワークラウトなど。キャベツの食感と甘味が漬物に深みを加えます。 -
業務用
飲食店では、サラダバーや料理の彩り、加工品などに多用されます。特に、見た目が良く、日持ちする品種が重宝されます。
栽培のポイント
キャベツの栽培は、露地栽培が主流です。
栽培時期は、地域によって異なりますが、一般的には春まき、夏まき、秋まきがあります。春まきは2〜3月に種まきして6〜7月に収穫、夏まきは6〜7月に種まきして10〜11月に収穫、秋まきは8〜9月に種まきして翌年3〜4月に収穫します。
土壌条件は、排水性が良く、有機質に富んだ土壌が適しています。酸性土壌を嫌うので、石灰を施用してpHを調整することが重要です。
病害虫対策は、キャベツ栽培の重要なポイントです。アブラムシ、コナガ、ヨトウムシ、べと病、軟腐病などが発生しやすいので、予防的な防除が大切です。耐病性のある品種を選ぶことで、農薬の使用量を減らせます。
収穫時期は、葉球がしっかりと巻いて、手で押しても硬いと感じる頃が適期です。収穫後は、風通しの良い場所で保存します。
品種選びのコツ
キャベツの品種選びは、栽培環境と用途を考慮して決めるのがベストです。
栽培時期では、春キャベツ、夏キャベツ、冬キャベツの3つのタイプがあります。春キャベツは葉が柔らかく甘味が強いですが、貯蔵性は低めです。冬キャベツは葉が硬く、貯蔵性が高いです。
味と食感では、甘味の強さ、食感の違いを確認します。生食重視なら甘味が強く、葉が柔らかい品種を。加熱調理用なら、葉が厚く、煮崩れしにくい品種を選びましょう。
耐病性は、地域で発生しやすい病気に強い品種を選ぶことが重要です。べと病や軟腐病に強い品種は、農薬の使用量を減らせて、環境にも優しい栽培ができます。
葉球の形状も重要です。丸いもの、扁平なもの、尖ったものなど、用途に応じて選びます。
作型適応性も考慮します。地域の気候条件や栽培時期に合った品種を選ぶことで、安定した収穫が期待できます。
市場とこれから
キャベツの市場は、世界的に安定した需要があります。特に、加工食品や外食産業での需要が高く、価格も比較的安定しています。
差別化の傾向として、生食しやすい甘味の強い品種、ミニキャベツ、紫キャベツ、有機栽培や減農薬栽培のキャベツなどが注目されています。また、色や形が珍しい品種も、直売所やオンライン販売で人気です。
ブランド化では、地域ブランドや農園ブランドのキャベツが増えています。品質の良さと安心感をアピールすることで、高値での販売が可能になります。
輸出の可能性も見逃せません。特に、アジア諸国では日本のキャベツの品質が高く評価されており、輸出市場の拡大が期待されています。
品種を絞り込む
統計情報
登録品種数
総数
栽培農場数
合計
利用可能な品種
| 画像 | 品種名 | リンク |
|---|---|---|
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有限会社石井育種場
球の肥大性に優れる安定した形状の極早生種 冷涼地・高冷地・中間地・暖地 ■特性 平暖地の10月播種で、4月収穫に適する極早生種。 葉はツヤのある鮮緑色の甲...
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株式会社日本農林社
暖地2~3月収穫に向く食味のよい中晩生春系 ■特性 平坦地12~1月、暖地2~3月収穫に適した春系(サワー系)の中晩生種です。 ・玉色は濃緑色で形状は平玉...
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株式会社むさしのタネ
裂球しにくく、作りやすい 極上キャベツ ■特性 〇裂球しにくく、在圃性に優れるため、しばらく畑においておける。 〇寒さにあたると甘味が強くなり、食味は極上...
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タキイ種苗株式会社
黒腐病に強く多収の赤キャベツ! ■特長 ・黒腐病に比較的強く、根張り・株張りが旺盛で、玉肥大にすぐれる。 ・適期栽培では、定植後75日程度で収穫できる多収...
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カネコ種苗株式会社
3~4月どりに最適で、耐寒性抜群の寒玉種 特性 ●一般地、暖地の3月収穫を中心に2〜4月収穫に向く寒玉種です。 ●葉が硬く、しっかりしているので寒さによる...
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株式会社増田採種場
年内から収穫できる甘いボール系キャベツ 熟期:中早生 定植後の日数:70日 株張り:中 球色:青緑 球形:円 草姿:やや開張 耐暑性:○ 耐寒性:○ 在圃性:◎
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株式会社サカタのタネ
そろいがよく、耐倒伏性に優れる、黒腐病耐病性の中生キャベツ ■特性 耐暑性に優れる中生・平玉品種(定植後約75日)。 草姿はコンパクトで外葉は濃緑、生育の...
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トヨタネ株式会社
(冬系) 根こぶ病と黒腐病の両方に強い画期的品種! 品種特性 ■特長 ・根こぶ病と黒腐病に対し耐病性を示す。 ・根張りが良く、耐倒伏性に優れる。 ・形状は...
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株式会社増田採種場
厳寒期においてもアントシアニンが出ず、在圃性が高い。玉の内部の黄色味が特に濃い 熟期:中晩生 定植後の日数:120日 株張り:やや大 球色:濃緑 球形:甲...
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トヨタネ株式会社
球揃いが抜群な12月収穫品種 品種特性 ■特長 ・草姿は半立性で草勢強く、肥大力がある。 ・球色は鮮緑色で、甲高扁円球となる。 ・アントシアンの発生が少な...
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トヨタネ株式会社
(冬系) 球内色濃く、収穫適期が広い年明け穫り寒玉 品種特性 ■特長 ・萎黄病抵抗性品種(Aタイプ)。 ・黒腐病に強く栽培適応性が広い冬穫り中晩生品種。 ...
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株式会社野崎採種場
ふゆたかの特徴 ●年内から収穫可能な耐寒性に優れた寒玉品種。 ●外葉は短めでコンパクトとなり株の生育揃いがよい。青みのある葉色で耐寒性がありアントシアンの...
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株式会社増田採種場
味にこだわる加工業務に最適、甘味のある寒玉品種 熟期:中晩生 定植後の日数:85日 株張り:大 球色:濃黄緑 球形:甲高扁円 草姿:やや開張 耐暑性:- ...
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小林種苗株式会社
小林交配 プリンスボール キャベツ 病気に強く栽培しやすいボールキャベツ 萎黄病・黒腐病耐病性の栽培しやすいボールキャベツです。 根張りがよく、耐暑性・耐...
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株式会社日本農林社
家庭菜園や直売に向く根こぶ病に強く甘みある早生系 ■特性 ・根こぶ病・萎黄病の複合抵抗性品種。 夏まき栽培で定植後60~65日位の早生種。 ・甘く柔らかく...
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住化農業資材株式会社
黒斑細菌病に強いグリーンボール ■品種特性 ・肥大性、球揃いに優れる中早生のグリーンボール ・黒斑細菌病に強い ・裂球しにくいため、在圃性に優れる
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小林種苗株式会社
小林交配 プレミアレッド キャベツ 品質最高の極早生レッドキャベツ! ・球色・内色ともに鮮やかな濃紫紅色の丸型キャベツです。 ・極早生で定植後65日から収...
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渡辺農事株式会社
キャベツの定番種 ■特性 ・葉肉薄く、やわらかく、ジューシーで非常においしい。 ・球は1.5〜2.0kg位の甲高のやや大玉。 ■栽培のポイント ・生育が早...
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株式会社増田採種場
収穫後半でも、球の形状が崩れない甘みがあっておいしい品種 熟期:中生 定植後100日前後で収穫可能な早生種で、片手で簡単に収穫ができ、平暖地7月上旬~中旬...
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トキタ種苗株式会社
歯切れ良く、多汁で甘く食味良好。800gから1.6Kgの尖がり形。病気に強く栽培しやすい。 ■特性 萎黄病抵抗性があり、抽だいも遅く栽培しやすい。株間25...
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