KY01-2044
高バイオマス量サトウキビ新品種「KY01-2044」は、既存の製糖品種より株出しでの全糖収量やバガス収量が飛躍的に多く、多回株出し栽培でも多収である。砂糖・エタノール複合生産等の技術開発に向けたモデル品種として利用できる。 ■主要特性 「KY01-2044」は、サトウキビ野生種「Glagah Kloet」と製糖品種「NCo310」との種間交配で作出した糖含有率の低い高バイオマス量サトウキビ「KRSp93-14」(花粉親)を糖含有率の高い製糖品種「NiF3」(種子親)に交配して作出した系統である。 ・ 南西諸島における株出しでの単位面積当たり地上部乾物重や原料茎重は、既存の製糖品種より大きい。 ・ 蔗汁ブリックス、蔗汁糖度は製糖品種より低いが、単位面積当たりの全糖収量は多い。 ・ 繊維分が高いためバガス収量が多く、バガスの燃焼で得られるエネルギーは製糖品種より多い。 ・ 萌芽が優れるため、多回株出しでも製糖品種より原料茎重が大きい。 ・ 「砂糖・エタノール複合生産」プロセスを利用することで、現状と同程度の砂糖を生産しながら、エタノールを大量に生産し、バガス燃焼によりプロセスすべてのエネルギーを賄うことが可能である。 ■栽培適地 南西諸島地域における「砂糖・エタノール複合生産」等の実用化に向けた技術開発および大規模実証のためのモデル品種として適する。
                  
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