寒味・極
甘く肉厚な「ちぢみほうれんそう」の新定番、濃緑、重量感もグレードアップ ■特性 晩夏・初秋まきで冬どり(寒期)タイプのF1種です。 草姿は開性で、極濃緑色で光沢があり、株揃いが非常に良好です。 じっくり型の生育スピードで在圃性に優れます。 葉巻き、葉の縮みがきれいに発生するのが特徴です。 葉肉厚く、風味、甘み強く美味しい。特に降霜後はさらに味が濃くなります。低温時の葉の黄化が遅く商品性を高く保ちます。 ■栽培上の注意 じっくり生育する品種なので、極端な遅播きは避けてください。発芽をそろえるために整地、鎮圧を行います。 栽培参考例:株間8-12cm条間20cm前後5条植え 露地栽培ではべた掛け資材(ガードマン)などの利用を心がけましょう。 ■播き時期 各地で9月頃。年内にある程度株を大きくしておく。 ■播種方法 直播(10アール当たり2−3万粒) ■植え付け 株間8から12cm、条間20cm前後 5条ベット ■土壌条件 排水性と保水性のバランスが大切 土壌表面は固く、下は柔らかく保つ *排水対策深耕(サブソイラー)、ハウス間に排水路掘りなど。 ■肥料 収穫までは肥切れさせない N=15から20、P=15から20、K=15(kg/10a)成分が目安。味が命なので、堆肥、有機物資材の投入を徹底し、成分の半分以上は有機を施用するようにする ■収穫 十分寒さに当てて、葉巻き、縮みのよく出た株を収穫する ■料理 葉肉が厚く、食べ応えがある。おひたしも良いが、炒め物もおいしい。
                  
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