早陽一号
そろいがよく、耐寒性がある極早生多収品種 ■特性 1.耐暑性・耐病性(べと病抵抗性:R-1)強く、抽だいも安定し栽培容易な西洋種系一代交配種。 2.生育旺盛で葉柄太く、株張りのよい多収品種です。 3.草姿は半立性、葉は長楕円葉で縮み少なく、濃緑色で葉肉厚く、根部の着色は西洋種としては優れています。 4.抽だいは西洋種としては特に晩抽性ではないが生育が早いので4~5月まきでも抽だい前に収穫期になります。 ■適応性 花菜は半耐寒性の植物のため、特に太平洋岸の暖地から一般平地までが適します。 ■畑づくり(圃場準備) 地力の低下は病気や障害の発生につながり、品質低下の原因になります。完熟堆肥や「バイテクバイオエース®」等の有機肥料を積極的に施して、土づくりを心がけます。10a当たり苦土石灰100kg、完熟堆肥2000kgと有機配合肥料80kgを目安として施します。湿害に弱いので、水田では20cm以上の高畝にします(根こぶ病の軽減にもなります)。 ■播種 60㎝のうね幅で、条間20~25cmの2条まきにします。順次間引きして、本葉5枚ごろまでに株間15~20cmとします。点まきでもよいです。長期収穫を狙う場合は、株間を35cmほどに広くして大株にします。 ■病害虫防除 根張りがよいため寒害、風害にも強い品種です。害虫はアブラムシ、コナガ、アオムシなどですが、ナバナへの登録農薬は極めて少ないです。無農薬栽培には害虫よけにネット、またはべたがけ資材を全面に覆います。病気は立枯病、白さび病、菌核病などで、早期発見と早期防除が肝要です。 ■収穫 8月中旬まきで10月中旬からトウ立ちが始まります。茎が伸びて蕾が膨らんだ開花前が収穫適期です。特にカルシウムやビタミンAの効力に優れ、今注目の抗酸化食品として優秀な緑黄色野菜です。

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