栽培環境・条件

促成栽培向きの大玉トマト品種一覧 全32種類

促成栽培向き大玉トマト 促成栽培とは 促成栽培とは、加温設備を備えたハウス(施設)の中で、自然条件よりも早い時期に収穫できるよう栽培管理を行う方法です。大玉トマトの場合、一般的に「秋定植→冬春収穫」の作型がこれに該当します。定植時期は産地・

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促成栽培向きについて

促成栽培向き大玉トマト

促成栽培とは

促成栽培とは、加温設備を備えたハウス(施設)の中で、自然条件よりも早い時期に収穫できるよう栽培管理を行う方法です。大玉トマトの場合、一般的に「秋定植→冬春収穫」の作型がこれに該当します。定植時期は産地・地域によって異なりますが、9〜10月に苗を定植し、12月〜翌年6月頃まで継続的に収穫する長期収穫型が主体です。

促成栽培と混同されやすい作型に「半促成栽培」があります。半促成栽培は加温するものの促成ほどの加温をせず、春先から収穫する作型(2〜3月定植→5〜7月収穫)を指します。促成栽培と半促成栽培では、品種に求められる特性が異なります。促成栽培では特に「秋〜冬の低温・低日射条件での着果・肥大力」が重視され、半促成栽培では「春先の急激な温度上昇への対応力」が重要になります。

大玉トマトにおいて促成栽培は、収益性の高い作型として国内産地で広く取り組まれています。冬場の大玉トマトは市場価格が高い傾向があり、長期間にわたって収穫・出荷を継続できる促成栽培は、経営の安定にも寄与します。一方で、加温コストが高く、栽培期間が長いことから病害のリスク管理も重要な課題です。

促成栽培に向いた品種の魅力

促成栽培向きの大玉トマト品種には、長期栽培に耐えられる「草勢の安定性」と、低温・低日射期の「着果・肥大力」が備わっています。

草勢の安定性とは、栽培初期から終盤まで均一な生育を維持できる特性です。長期栽培では、定植後の高温期(秋)・低温低日射期(冬)・春の温度上昇期(春)と、季節ごとに環境が大きく変化します。草勢が安定している品種は、こうした環境変化に対して柔軟に対応し、花落ちや着果不良を起こしにくい傾向があります。

低温期の着果・肥大力は、促成栽培の年内出荷と収量確保に直結する特性です。日射量が少なく気温も低い冬期に、着果が安定して果実が規格サイズまで肥大するかどうかは、品種ごとの大きな差となります。促成栽培向き品種は、この低温期の能力が育種段階で特に重視されています。

生産者にとって、促成栽培向き品種を選ぶことは長期栽培のリスクを低減することでもあります。草勢の崩れや病害の多発は収穫後半(3〜5月)の収量に影響するため、安定性の高い品種選択が経営的な安心感につながります。

適した品種の特徴

促成栽培向き大玉トマト品種には、いくつかの共通する傾向があります。

多くの品種がTYLCV(トマト黄化葉巻ウイルス)やToMV(トマトモザイクウイルス)、葉かび病(Cf-9等)といった複数の病害耐性を備えています。長期栽培では病害リスクにさらされる期間が長くなるため、複数の耐病性を持つことが選定の重要な基準です。

果実の肥大ムラが少なく、サイズが揃いやすい品種が多いことも特徴です。促成栽培では長期にわたって継続的に出荷するため、1花房ごとの着果数・果実サイズの均一性が出荷計画の立てやすさに影響します。

草勢強め・茎葉が繁茂しやすい品種も多いため、整枝・誘引の管理が重要になります。節間(茎の節と節の間の長さ)が伸びやすい条件下では、適切な整枝と誘引を行わないと茎が倒れたり、着果位置が高くなりすぎて収穫作業が困難になることがあります。

栽培のポイント

促成栽培では、長期間にわたる安定管理が最大の課題です。以下の点が特に重要です。

定植時の苗質管理が、その後の長期栽培の基盤となります。節間が詰まった硬い苗(徒長していない苗)を使用することで、定植後の活着が良く、草勢の崩れが起きにくくなります。苗の育成段階から、節間の長さ・茎の太さ・葉の色を確認する習慣が大切です。

加温管理では、夜温の下限(一般的にトマトは8〜10℃以上が目安)を維持しながら、燃料コストの削減とのバランスを取ることが課題です。最低夜温を下回ると着果不良・奇形果の発生リスクが高まります。日中は換気を適切に行い、過高温(30℃以上の継続)にも注意が必要です。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。促成栽培では「根」の健康状態が長期栽培の成否を分けます。連作圃場では土壌病害(根腐萎凋病・青枯病等)のリスクが蓄積します。接ぎ木苗(台木利用)の使用は、土壌病害対策の基本であり、促成栽培においてはほぼ標準的な管理とされています。台木品種の耐病性・根の活力と穂木品種の着果・食味特性の組み合わせを最適化することが、高収量・高品質の長期栽培を実現する鍵です。

炭酸ガス(CO2)施用は、低日射期の光合成能力を補う有効な手段として普及が進んでいます。ハウスを閉め切った冬期はCO2濃度が低下しやすく、光合成の制限要因になります。CO2発生機の導入は初期投資が必要ですが、収量向上効果が期待できます。

病害虫管理は、長期栽培を通じた継続的な取り組みが必要です。灰色かび病・葉かび病・うどんこ病などのカビ病は、低温多湿の冬期に発生しやすいため、換気管理と早期の薬剤防除を組み合わせた対策が求められます。また、タバココナジラミ・アブラムシ等の害虫はTYLCV等のウイルスを媒介するため、防虫ネットや粘着トラップによる物理的防除も有効です。

品種選びのコツ

促成栽培向き大玉トマトを選ぶ際は、以下の観点を総合的に検討することが大切です。

  • TYLCV・ToMV等の耐病性: 長期栽培でリスクが高くなる病害への耐性を必ず確認する
  • 低温着果性・低温肥大性: 年内出荷の本数確保に直結する特性。産地での実績データを参照する
  • 草勢の安定性: 定植から収穫終盤まで均一な草勢が維持できるかを確認する
  • 果実の日持ち性・硬度: 遠距離出荷や量販店向けには、輸送に耐えられる硬度と日持ち性が必要
  • 裂果耐性: 冬期の灌水管理が難しくなる時期に裂果が多発すると廃棄ロスが増える
  • 葉かび病・灰色かび病への耐性または感受性: 低温多湿の冬期に多発しやすい病害への対策として確認する

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、TYLCV多発地域では特にTYLCV HR(高度耐病性)であることが品種選定の必須条件となっていることが多いです。また、台木品種との相性も産地ごとに経験が蓄積されており、JA・普及センターの推奨品種リストを参考にすることも有効です。

市場動向とこれから

促成栽培向け大玉トマトの市場は、国内のトマト消費量の中で安定した位置を占め続けています。特に施設大玉トマトの主要産地(熊本県・愛知県・北海道・千葉県等)では、促成栽培体系が確立されており、品種の選定基準も高度化しています。

近年の傾向として、食味と安定生産性を両立させた品種への需要が高まっています。かつては収量重視の品種が多かったのに対し、「糖度が高くて食味が良い」という消費者・実需者側の要求に対応した品種開発が活発です。

省エネ・省力化の観点から、低温着果性に優れ、加温コストを抑えながら安定収量が得られる品種が注目されています。燃料価格の高騰が続く中、エネルギー効率の高い栽培体系の構築は産地共通の課題です。

まとめ

促成栽培向き大玉トマトは、秋定植・冬春収穫の長期栽培作型において、草勢の安定性と低温期の着果・肥大力に優れた品種群です。複数の病害耐性と日持ち性を兼ね備えた品種が主流であり、施設栽培産地での品種選定の核心的な区分となっています。

品種選びでは、耐病性・低温着果性・草勢安定性・果実品質を総合的に評価し、栽培する産地の環境条件と出荷先の要求に合った品種を選定することが重要です。促成栽培向き大玉トマト品種の詳細については、品種一覧ページからご確認ください。

32品種 掲載中
CF北王

CF北王

株式会社渡辺採種場

果実肥大良好!葉かび病に強い硬玉品種! ■特性 ・葉かび病抵抗性(Cf9)を持っています。 ・草勢が強くなりすぎず、管理がしやすい品種です。 ・食味が良好で、果実の肥大性に優れます(220~230g程度)。 ・果実は硬玉で、完熟出荷にも向いています。 ■栽培ポイント・注意点 ・接ぎ木を行う場合は、Tm-1型の台木を使ってください。 ・促成栽培での定植は、第1花房開花直前に行います。 ・1回目の追肥は、第1果房が十円硬貨大の時に開始し、後半まで草勢を落とさないように管理してください ■特記事項 台木:Tm-1型

RAFITO ~ラフィト~

RAFITO ~ラフィト~

ナント種苗株式会社

大玉で多収・硬くて美味しい 生食業務用トマトの定番品種 ナント種苗での取扱いがスタート 果実は収穫適期の鮮やかな桃色から熟すにつれ赤みが濃くなる。赤トマト品種の果実の硬さと、ピンク系品種の糖酸バランスの良い食味を併せ持つ。果実は腰高豊円で玉揃い良く、内部も美しい。草丈は高く、樹性は生殖成長型。 水耕栽培・養液土耕栽培から普通土耕栽培まで、広い栽培適応性がある。促成・半促成および抑制栽培のあらゆる作型において高収量が期待でき、長期穫りで最も能力を発揮する。 ■特徴 ・収量性:非常に高い ・早晩性:一般的なピンク系品種より一週間程度晩生 ・適作型:全作型(特に長期穫り促成栽培で最も能力を発揮する) ・栽培施設:加温ガラス温室/ビニールハウス/雨除けハウス ・平均果重:200~240g ・果形:腰高豊円で玉揃いは極めて良好 ・硬さと店持ち:ピンク系品種としては硬く、店持ちは良好(約二週間) ・食味:良好で糖度5~7度 ・裂果耐性:裂果は少なく、輪状裂皮も発生しづらい ・葉かび病などに耐病性。黄化葉巻病耐病性はありません。

TYファースト

TYファースト

愛三種苗株式会社

■ 「TYファースト」の特性 生育特性は、草勢が「スーパーファースト」よりややおとなしく、節間長がやや長い。 果実特性は、従来のファーストトマト品種より揃いが良く、重さは230g程度である。形状は、やや扁平で果実の先端 がとがりやすく、子室数が多いファーストトマトの特徴を備えている。 果実はトマトらしい香りが強く、甘さと酸味のバランスがよく、食味は良好である。 病害抵抗性は、愛知県で主に広がっているTYLCVイスラエルマイルド系統のトマト黄化葉巻病に耐病性を持つほか、萎 凋病(レース1)、根腐萎凋病、タバコモザイクウイルス(Tm-2a )に抵抗性を持つ。 適用作型は、トマト黄化葉巻病の被害が大きい促成作型に適する。 ■栽培上の注意点 「TYファースト」は、日本国内で蔓延しているTYLCVイスラエル系統とイスラエルマイルド系統のうち、特にイスラエルマイルド系統に高い耐病性を示す。しかし、いず れのウイルス系統においても、発病しなくてもウイルスが感染している場合があるため、周囲へTYLCVを拡大させないように、従来どおり媒介虫であるタバココナジラミの防除 を徹底する必要がある。また、昼温が35℃以上となる高温条件では、耐病性品種であっても発病する場合がある。

TYみそら109

TYみそら109

ヴィルモランみかど株式会社

高品質で揃う!黄化葉巻病耐病性「みそら」品種 ■特徴 タイプ 大玉 (トマト) 耐病性 IR : B:青枯病, N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病 特性 草勢:中強 果重:200g前後 花数:6-7 硬度:硬 果形:豊円腰高 早生性:早生 適応作型 抑制 促成 半促成 ■品種の特性 草姿 1. 草勢は中強で、厳寒期のが維持しやすい。 2. 中葉で節間が短く、栽培容易。 3. 極早生で、開花着色ともに進みが早い。 4. 1花房あたり数は 6-7花で、安定した着果性を示す。 果実 1. 食味は極めて優れる。 甘みが強く、酸とのバランス取れておりコクもあり美味しい。 2/ 濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく、外観が美しい。 3. 果実の大きさは200g前後となる。 4. 栽培後半も安定した果実の大きさを示す。 5. 果実が硬く店もちが良い。 6. 裂果、乱形果の発生が少なく、果実の揃いが良いため、秀品率が高い。 耐病性 ・ToMV(Tm-2a)、萎凋病レース1およびレース2、半身萎凋病レース1、葉かび病(Cf9)に耐病性強。 ・黄化葉巻病(イスラエル、マイルド両系統)、斑点病、ネコブセンチュウに耐病虫性中程度。 ・青枯病に比較的強い。 ■栽培のポイント 1. は種・育苗 ・極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。 2. ほ場準備 ・事前にほ場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。 ・草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。 3. 定植・栽培管理 ・定植は第一花房第一花の開花始めを目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避ける。活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。 ・第三段花房が開花し始め頃から生育にあわせて潅水量を増やしていく。 ・追肥は草勢を見ながら第三花房開花頃に開始する。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgとする。着果負担のピーク(第4段花房開花から第6段花房開花頃まで)頃からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。 ・液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。 ・本品種は低温期の着果性が良くカリウム要求性の高い品種である為、葉先枯れを生じることもある。特に着果負担のかかる厳寒期には、カリウム成分の高い肥料で追肥を行うことで葉先枯れの予防を行う。 ■病害虫の防除 ・本品種は植物体内でウイルスの増殖を抑えることで、黄化葉巻病に耐病性を示すが、ウイルスを保毒してしまう恐れがある。また、黄化病の媒介昆虫もコナジラミ類であることから、定期的な薬剤散布を行い、コナジラミ類の防除を徹底する。 ・黄化えそ病、キュウリモザイクウイルスには耐病性を持たないので、アザミウマやアブラムシなどの防除も徹底する ・葉かび病の耐病性はCf9であるが、それを侵す新しいレースが発生しているので、防除を行う。 ・葉先枯れが発生した際は、灰色かび病の防除を徹底する。 ・青枯病の汚染土壌では「足じまんSS」を用いて接木を行う。

TYみそら86

TYみそら86

ヴィルモランみかど株式会社

早生で特に食味の良い、黄化葉巻病耐病性品種 ■特徴 タイプ 大玉 (トマト) 耐病性 IR : N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, V1:半身萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病, B:青枯病 特性 草勢:中強 果重:220g前後 花数:5-7 果色:濃桃 果形:豊円腰高 裂果:少 適応作型 抑制 促成 半促成 おすすめポイント 食味の良い黄化葉巻病耐病性品種。 果揃いが良く、空洞果がでにくい。 早生で草勢は中強。 ■品種の特性 草姿 1. 草勢は中強で、栽培後半も草勢が維持しやすい。 2. 中葉で節間が短く、栽培が容易。芯止まり症や異常茎が出にくい。 3. 早生で、開花・着色ともに進みが早い。 4. 一花房あたり花数は5-7となり、着果性が良い。 果実 1. 黄化葉巻病耐病性を持つが、食味は極めて優れる。甘味が強く、酸味とのバランスが取れており、コクもあり美味しい。 2. 濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく、外観が美しい。 3. 果実の大きさは220g前後となる。低温期の果実肥大性が優れる。 4. 障害果の発生が少なく、果実の揃いが良いため、秀品率が高い。 ■栽培のポイント 1. 播種・育苗 極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。 2. 圃場準備 事前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。 3. 定植・栽培管理 定植は第一花房第一花のがく割れ~開花を目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避けることが望ましい。 活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。 低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。第一花房が確実に肥大してきていることを確認し、第二花房の着果後~第三花房が開花し始め頃から生育に合わせて潅水量を増やしていく。 追肥は草勢を見ながら行う。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgを目安とする。着果負担のピーク(第四花房開花から第六花房開花頃まで)からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。 葉先枯れが発生する場合は、カリウム主体の液肥や葉面散布を行う。多肥で過湿の条件下では軟果玉が発生する場合もあるため注意する。 4. 病害虫防除 黄化病、黄化えそ病、キュウリモザイクウイルシには耐病性を持たないので、コナジラミ、アザミウマやアブラムシなどの防除を徹底する。 葉かび病の耐病性はCf9であるが、それを侵す新しいレースが発生しているので防除を行う。 葉先枯れが発生した際は、灰色かび病の防除を徹底する。 青枯病の汚染土壌では「足じまんSS」を用いて接木を行う。

TY美ごと

TY美ごと

株式会社むさしのタネ

硬玉、裂果に強く、果形が大変美しい 黄化葉巻耐病性で長期越冬栽培、促成栽培に向く 【特性】 〇果重は170g、果形は腰高で赤桃色。 〇草勢は、初期はやや大人しく、後半はやや強い。中早生。 【病害虫抵抗性】 〇ToMV(Tm-2a)、黄化葉巻病(イスラエル型、マイルド型)、葉カビ病(Cf9) 【“ ココ ” に注目】 ◎良食味と美しい果形 果形は大変美しく、3L玉が出にくい手頃なサイズ。 果肉は緻密で甘みがある。

アニモTY-12

アニモTY-12

朝日アグリア株式会社

TY耐病性品種の代名詞 ■黄化葉巻病は総合的に防ぎましょう アニモTY-12はトマト黄化葉巻病ウイルスに感染すると植物体内にウイルスを保毒し感染源となる可能性があります。また、ウイルスに継続して大量に感染した場合や、高温等の強いストレスがかかった場合は病徴が現れることがあります。タバココナジラミを防除したり、遮光資材を利用しハウス内温度を下げたりするなど適切な栽培管理に努めてください。特に育苗~定植直後は上記の対策を徹底してください。 ■特徴 1. 9大病害に強い トマト黄化葉巻病に耐病性のほか、黄かび病(Cf-9)、萎ちょう病レース1、レース2、根腐れ萎ちょう病、半身萎ちょう病レース1、斑点病、ネコブセンチュウ、トマトモザイクウイルス病(Tm-2a型)に耐病・耐虫性。 2. 着果が安定 草勢は中程度、葉はコンパクトで栽培管理しやすい。果形は腰高、奇形が少なく、秀品率が高い。果重は200g程度。果色は濃いピンク色、グリーンベースは薄い。花数が多く、着果も良い。 3. 果実硬い 食味良好 ゼリー部が少なく果肉が多いため、果実は硬く、ずっしり重い。甘味が強く、酸味が少ないため食べやすい。 4. 早生 熟期は早生。節間はやや短い。あらゆる作型に向く。 ■栽培の要点 「定植後1ヶ月間の草勢を強く維持する」 1. 台木 草勢が強い台木を使用する。青枯病が発生する圃場では「台本命」、褐色根腐れ病が発生する圃場では「あおおに」を奨め。 2. 育苗・定植 極端な「しめ作り」や低温管理を避け、のびのびと育て、草勢のある苗にする。定植は促成・夏秋はがく割れ、越冬・抑制は本葉4~5枚期の若苗とする。 3. 元肥 元肥の10a当たり窒素量は、越冬・促成・夏秋が15~23kg、抑制は0~10kgが目安。窒素よりも加里の成分量を多くすることにより、果実の肥大と色上がりの向上が期待される。土壌分析し、適正な施肥に努める。 4. 草勢管理 初期の草勢を確保するため、第1、第2花房は摘果する。促成・夏秋は3~4果、越冬・抑制は2~3果にする。 追肥開始が遅れないようにする。越冬・促成・夏秋が第3花房開花時、抑制が第2花房開花時から始める。夜温は9~10℃とし、節間が詰まりすぎる場合は夜温を上げる。

ごほうび

ごほうび

株式会社サカタのタネ

高糖度で食味のよい赤熟出荷向き大玉トマト ■特性 1.萎凋病(F:R-1,2)、根腐萎凋病、ToMV(Tm-2型)、半身萎凋病、葉かび病、斑点病に抵抗性でネマトーダに耐虫性の赤熟出荷向け大玉トマトです。 2.草勢はやや強く、中生で栽培の後半までスタミナがあります。チャック果、窓あき果、空洞果、すじ腐れ果の発生が少なく、花落ちが小さく上物率が高いです。 3. 果実は豊円腰高で果色・色まわりにすぐれます。硬玉で日もち性極良です。 4. 食味は肉質よく、コクがあり高糖度で極良です。 5. 着果性よく、低温肥大性があり、多収です。 ■適応性 促成・半促成栽培に最も適しています。 ■定植準備 作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10a当たり成分量で窒素15~20㎏、リン酸20~25㎏、カリ15~20㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 定植は第1花開花ごろを基本とし、極端な若苗定植を行わないようにします。灌水は、1段果実肥大期ごろを目安に行い、追肥は4段花房開花ごろを目安に草勢を見て行います。 ■栽培上の注意点 ・草勢がやや強く、とくに初期の強草勢は中段の空洞果、乱形果の発生につながるため、圃場条件をよく考慮して定植時期を決めるようにします。 ・極端なしめづくりは、尻腐れ果の発生を増加させるので行わないようにします。発生予防、軽減のために定期的にCa剤を散布します。 ・温度管理は最低夜温で8~9℃を目安に管理し、マルハナバチを使用する場合は、やや高めに管理します。従来の品種と比較して花粉の稔性はよいです。 ・果実が硬く、日持ち性がよく、赤熟収穫向け品種ですが、高温期に赤熟状態で水分の流入、吸収がなされると裂皮することがあるので注意します。

スーパーファースト

スーパーファースト

愛三種苗株式会社

根腐萎凋病に抵抗性の、平暖地促成栽培用トマト。 多肥栽培でもスジ腐れ病が出にくく、高収量型ファーストトマト。 近年では、節水栽培で高糖度果実を生産し、差別販売も増えてきています。

ハウスパルト

ハウスパルト

株式会社サカタのタネ

単為結果性で食味のよい促成栽培向け大玉トマト ■特性 1.萎凋病(F:R-1)、根腐萎凋病、ToMV(Tm-2a型)、半身萎凋病、葉かび病、斑点病に抵抗性でネマトーダに耐虫性の赤熟出荷向き単為結果大玉トマト。 2.単為結果性があり、着果が安定しているため、ホルモン処理やマルハナバチを使った受粉作業が軽減できる。 3.草勢は中程度で、栽培の後半までスタミナがある。チャック果、窓あき果、空洞果、すじ腐れ果の発生が少ない。 4.果実は豊円で果色・色まわりに優れ、硬玉で日持ちが非常によい。 5.果実の肉質がよく、糖度が上がりやすいので食味が非常に優れる。 ■適応性 促成栽培、半促成栽培に最も適しています。 ■育苗・育苗管理 播種床の地温は25~28℃とし、播種後約14日の本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触するころに苗広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足の時は液肥などで追肥を行います。 ■定植準備 作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10aあたり成分量で窒素15~20㎏、リン酸20~25㎏、カリ20~25㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 定植は第1花ががく割れするころ~開花ごろを基本とし、極端な若苗定植は避けるようにします。灌水は、第1段着果~果実肥大期ごろを目安に行い、初期からスムーズに生育させます。追肥は4段花房開花ごろを目安に草勢を見て行う。 ■病害虫防除 褐色根腐れ病の汚染圃場では、「フレンドシップ」、「バックアタック」等を用いて接木栽培を行う。また、CMV、TSWV、TYLCVに対する抵抗性はないので、アブラムシ、アザミウマ、コナジラミ等の防除を徹底する。 ■栽培上の注意点 ・草勢が中程度でスタミナのある品種であるが、着果性がよく、果実の肥大もよいので草勢の維持がポイントとなる。 ・極端な若苗定植は異常茎、乱形果の発生を助長するので避ける。 ・単為結果性により着果性がよいので、花数が多い場合は草勢に応じて摘果を必要とする。 ・一番花に鬼花が発生しやすいので、鬼花になった場合、確実に摘花、摘果を行う。 ・抑制栽培など高温期の作型では、頂裂果(でべそ果)の発生を助長するので避ける。 ・葉先枯れが少ないため、灰色かび病に比較的強く、葉かび病抵抗性で農薬散布をかなり軽減できるが、疫病、うどんこ病、すすかび病等の防除を怠らないようにする。

パルト

パルト

株式会社サカタのタネ

単為結果性で食味のよい夏秋栽培向け大玉トマト ■特性 1.萎凋病(F:R-1,2)、ToMV(Tm-2a型)、半身萎凋病、葉かび病、斑点病に抵抗性でネマトーダに耐虫性の赤熟出荷向き大玉トマト。 2.単為結果性があり、着果が安定していてホルモン処理やマルハナバチを使った授粉作業が軽減できる。 3.草勢は中程度、栽培の後半までスタミナがある。チャック果、窓あき果、空洞果、すじ腐れ果の発生が少なく、秀品率が高い。 4.果実は豊円腰高で、果色・色回りが優れ、硬玉で日持ちがよい。裂果の発生が非常に少なく、赤熟収穫が可能。 5.果実の肉質がよく、糖度が上がりやすいので食味が非常に優れる。 ■適応性 早熟栽培および夏秋栽培に最も適します。 ■育苗・育苗管理 播種床の地温は25~28℃とし、播種後14日くらいの本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触するころに苗広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足のときは液肥などで追肥を行います。 ■定植準備 作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なるが、10aあたり成分量で窒素10~15㎏、リン酸15~20㎏、カリ15~20㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 定植は第1花開花前ごろを基本とし、極端な若苗定植は避けます。灌水は、第1段着果~果実肥大期ごろを目安に行い、初期からスムーズに生育させます。追肥は4段花房開花ごろを目安に草勢を見て行います。 ■病害虫防除 青枯病の汚染圃場では「バックアタック」、「フレンドシップ」、「ブロック」、「シャットアウト」などを用いて接木栽培を行います。また、CMV、TSWV、TYLCVに対する抵抗性はないので、アブラムシ、アザミウマ、コナジラミなどの防除を徹底します。 ■栽培上の注意点 ・草勢は中程度でスタミナのある品種ですが、着果性がよく、果実の肥大もよいので草勢の維持がポイントとなります。 ・極端な若苗定植は異常茎の発生を助長するので避けます。 ・単為結果性のため着果がよいので、花数が多い場合は草勢に応じて摘果します。 ・促成、半促成栽培などの作型は、葉が繁りやすく、果実がやや小さくなるので注意します。 ・葉先枯れが少ないため、灰色かび病に比較的強く、葉かび病抵抗性のため農薬散布をかなり軽減できますが、疫病、うどんこ病などの防除を怠らないようにします。

はれぞら

はれぞら

ヴィルモランみかど株式会社

果実肥大優れ、硬玉で食味の良い黄化葉巻病耐病性品種 ■特徴 タイプ 大玉 (トマト) 耐病性 IR : B:青枯病, N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ), ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), TYLCV:トマト黄化葉巻病, F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, V1:半身萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病 おすすめポイント ①栽培しやすい 安定した草勢維持と黄化葉巻病耐病性 ②高い収量性 果実肥大が優れ、果形が安定 ③流通性 玉質が硬く、輸送性・店もちがよい ④おいしい 糖酸のバランスが良い食味   特性 草勢:中強 果重:220g前後 花数:6-8 果色:濃桃 果形:豊円 裂果:極少 適応作型 夏秋 抑制 促成 半促成 ■品種の特性 草姿 1. 草勢は中強で、厳寒期の草勢が維持しやすい。 2. 中葉で節間長は中程度。 3. 早生の品種で花数が安定。 4. 1花房あたり花数は6-8花で、安定した着果性を示す。 果実 1. 果肉は厚く食感が良い。食味は糖酸バランスとれており、コクもあり美味しい。 2. 濃桃色の豊円形となり、花落ちが小さく外観が美しい。 ■栽培のポイント ① は種・育苗  極度な潅水は避け、細やかな管理を行う。鉢上げの際は10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは葉が重ならないように適宜行う。 ② ほ場準備  事前にほ場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を行う。土壌条件や残肥の量により異なるが、元肥量の目安は窒素成分で10aあたり8-10kg、リン酸15-20kg、カリ15-20kgとする。草勢のバランスを良くするために緩効性肥料や有機質肥料の使用が望ましい。 ③ 定植・栽培管理  定植は第一花房第一花の開花始めを目安に行う。初期生育が旺盛な品種のため、セル苗定植など極端な若苗定植は避ける。活着後は潅水を控え、根張りを良くし、過繁茂にならないように注意する。低段花房はホルモン処理などによって確実に着果させる。第三段花房が開花し始め頃から生育にあわせて潅水量を増やしていく。  追肥は草勢を見ながら第三花房開花頃に開始する。目安として、10日から20日間隔で、1回10aあたり窒素成分で1.0-1.5kgとする。着果負担のピーク(第4段花房開花から第6段花房開花頃まで)頃からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。液肥を潅水に用いる場合、濃度を薄くして回数を多く施す。  本品種は低温期の肥大性が良くカリウム要求性の高い品種である為、葉先枯れを生じることがある。特に着果負担のかかる厳寒期には、カリウム成分の高い肥料で追肥を行うことで葉先枯れの予防を行う。  本品種は低温下で土壌水分過剰や窒素過剰になると、急激に草勢がつき、果形が乱れる恐れがある。その為12℃~14℃の夜温を確保し、少量多回数潅水を心がける。

マイロック

マイロック

株式会社サカタのタネ

極早生で多収、複合耐病性の赤熟出荷向き品種 ■特性 1. 萎凋病(F:R-1,2)、半身萎凋病、ToMV(Tm-2a 型)、葉かび病、斑点病に抵抗性で、サツマイモネコブセンチュウ、青枯病に耐病性の赤熟出荷向き品種です。 2. 草勢は中程度で異常茎の発生が少なく、若苗定植が可能です。極早生でスタミナもあるので栽培しやすく、収量があがります。 3. 果実は豊円腰高で極硬玉です。チャック果、窓あき果などの奇形果や空洞果の発生が極めて少ないので上物率が高いです。 4. 葉色濃く、葉先枯れなどの生理障害やすじ腐れ果の発生が極めて少ないです。 5. 食味は糖酸のバランスがよく、コクがあり極良です。 ■適応性 促成・半促成栽培に最も適し、抑制・夏秋栽培も可能です。 ■播種と育苗 播種床の地温は25~28℃とし、地温が高すぎる場合は、日中寒冷紗などで遮光します。移植は播種後12~14日くらいの本葉1.5 枚ごろに行います。灌水は毎日行い、夜温は10℃以下にならないように管理します。葉と葉が接触するころに鉢広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足のときは、液肥などで追肥を行います。 ■定植準備 前作後、必ず土壌診断を行い適正な肥料設計を立てます。堆肥は、必ず完熟堆肥を用い、圃場は十分に灌水を行います。元肥は圃場によって差異がありますが、10a当たり成分量で窒素15㎏、リン酸20㎏、カリ15㎏を標準とします。 ■定植および定植後の管理 定植は第1花開花ごろを基本としますが、極早生で果実の肥大がよい品種なので、やや若苗で定植して勢いをつけたほうがよいです。異常茎の発生も少なく、セル成型苗の直接定植も可能です。 定植時には育苗ポット、植え穴に十分灌水を行いスムーズに活着させます。第1回目の灌水、追肥は3段花房開花ごろを目安に行いますが、やや強めに草勢を維持したほうがよいです。低温期の追肥は、液肥の灌注、穴肥、葉面散布が有効です。初期の花数はやや少なめで、チャック果、窓あき果の発生が極めて少ないので、1段目を4果とする以外はほとんど摘果する必要がありません。晴天時のハウス内温度は、午前中25℃、午後3時ごろからは20℃、夕方15℃、夜温最低10℃を目安に管理を行います。 ■栽培上の注意点 ・ 低温期にやや果実が小さくなる傾向があるので、やや高めの温度管理を行ないます。 ・ 低段より果実の肥大がよいので、中段以降の草勢を維持し、追肥は少量多回数を基本とします。 ・ 高温期の多肥栽培は、低段でのまだら色果発生の原因となるので注意します。 ・ 極硬玉で日持ちがよく、赤熟収穫をします。高温期も未熟収穫はさけます。 ・ 低段や摘芯後の上段の果実は特に肥大がよいので、ハウス内湿度や土壌水分が安定するように的確に管理し、裂果防止を心がけます。

みそら64

みそら64

ヴィルモランみかど株式会社

裂果が少なく、果揃い抜群! 食味の良い耐病性品種 ■特徴 タイプ 大玉 (トマト) 耐病性 IR : ToMV Tm-2a:トマトモザイクウイルス(Tm因子型:Tm-2a), F1:萎凋病レース1, F2:萎凋病レース2, V1:半身萎凋病レース1, CL:葉かび病(Cf9), LS:斑点病, B:青枯病, N:ネコブセンチュウ(ネマトーダ) 特性 草勢:中強 果重:220g前後 花数:4-6 果色:濃桃 果形:豊円腰高 裂果:極少 適応作型 夏秋 抑制 促成 半促成 おすすめポイント 裂果少なく果揃い抜群の定番品種。早生で草勢は中強。 ■品種の特性 用途 1. 果形、果揃いがよく、青果用として陳列したときに見栄えが良い品種。 2. 食味は、甘みと酸味のバランスが取れた味で生食に向く。 3. 調理してもトマトの味がしっかり残り、肉類の料理と良く合う。 特性 1. 草勢は中強で節間は短い。葉は中葉でやや開帳性となり、過繁茂になりくいので作業性が良い。 2. 早生で、着果性に優れ、1果房あたり4~5個で安定する。果揃いが非常によい。 3. 玉伸びが良くL玉中心となり、空洞果や裂果が非常に出にくい。そのため秀品率が高い。 4. 果実は濃桃色の豊扁円形で花落ちが小さく、外観が美しい。 耐病性 ・トマトモザイクウイルス(Tm-2a)、萎凋病レース1およびレース2、半身萎凋病、葉かび病(Cf9)に耐病性強。 ・斑点病、ネコブセンチュウに耐病性中程度。 ・青枯病に比較的強い。 ■栽培のポイント 草勢が強めで、基肥が多いと樹ボケしやすいので、極端な若苗定植や多肥、多潅水は避ける。 1. 育苗 育苗は極端な管理は行わず、素直な苗仕立てを心がける。鉢上げは10.5cm以上のポットを使用する。苗ずらしは遅れないように行い、根の活力の高いしっかりした苗を作る。 2. 圃場準備 事前に畑の土壌診断を行い、適正な肥料設計を基本とする。元肥量の目安としては窒素成分で8~10kg、リン酸15~20kg、カリ15~20kgを目安とする。草勢のバランスや品質向上を図る為にも緩効性肥料や有機質肥料を上手に活用するとよい。 3. 定植・栽培管理 定植は第一花房第一花の開花はじめ程度を目安にし、極端な若苗定植を避ける。定植後に活力の高い根群を作っていく管理が大切である為、初期潅水は必要最小量に控える。一段花房の肥大開始期で第三花房開花頃までは、花質が悪化しない程度に少量多回数の潅水管理に留める。 第一段花房はホルモン処理等によって確実に着果させる。第一段花房が確実に肥大してきていることを確認し、第二段花房の着果後~第三段花房が開花し始め頃から生育にあわせて潅水量を増やしていく。 追肥は土壌条件や元肥の量によっても異なる為草勢を見ながら行う。高度化成の場合、10日から20日間隔で1回あたり窒素成分量1~1.5kgを目安とする。着果負担のピーク(第四段花房開花から第六段花房開花頃まで)からは徐々に追い上げていくが、肥料は急激に効かせるのではなく、途切れずに効き、草勢維持できるように工夫する。液肥を潅水に用いる場合も、薄くして回数を多く施す。 比較的高めの温度管理が適している品種で、気温の下がる時期には出来るだけ2段サーモや3段サーモを利用して、前夜温は12~13℃確保を目標に、その後は徐々に下げて10℃を大きく下回らないようにする。 カルシウム・ホウ素欠乏による芯止まり症や葉先枯れ症は少ない方ではあるが、発生し易い圃場では、定植後から適切な葉面散布剤を定期的に散布するようにする。 4. 病害虫防除 青枯病の汚染圃場では足じまんSS、足じまんダッシュなどを用いて接木栽培をする。CMV、TSWV、TYLCV、などに抵抗性がないのでアブラムシ、アザミウマ、コナジラミなどの防除を徹底する。 葉かび病はCf9を侵すレースが発生しているので、適切に防除を行う。

れおん®

れおん®

株式会社サカタのタネ

硬玉で裂果に強くて秀品率が高い、食味のよい促成・夏秋栽培向け大玉トマト ■特性 1. 萎凋病(F:R-1,2)、ToMV※1(Tm-2a型)、半身萎凋病、葉かび病、斑点病に抵抗性があり、ネマトーダに耐虫性がある。 2. 草勢は中程度で、栽培の後半までスタミナがある。チャック果、窓あき果、空洞果、すじ腐れ果の発生が少なく、秀品率が高い。 3. 果実は豊円で果色・色回りが優れ、硬玉で日持ちがよい。裂果の発生も少なく、赤熟収穫が可能。 4. 果実の肉質がよく、糖度が上がりやすいので食味が優れる。 5. 着果性がよく、安定して果実の肥大力があり、多収。 ■適応性 本品種は促成・夏秋栽培の作型に最も適し、抑制栽培も可能です。 ■播種・育苗管理 播種床の地温は25~28℃とし、播種後14日くらいの本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触するころに苗広げを行い、育苗面積を十分に確保します。肥料不足の時は、液肥などで追肥をしてください。 ■定植準備 作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は、圃場により異なりますが、10a当たりの成分量で、窒素12~15kg、リン酸15~20kg、カリ15~20kgを標準とします。 ■定植・栽培管理 定植は、がく割れから第1花開花前ごろを基本とします。極端な若苗の定植は行わないでください。 灌水は、第1段着果から果実肥大期ごろを目安に行い、初期からスムーズに生育させます。 追肥は、3~4段花房が開花するころを目安に草勢を見て行います。 ■病害虫防除 青枯れ病の汚染圃場では「グランシールド」「アシスト」「シャットアウト」などの台木品種を用いて、接木栽培を行うようにしてください。また、CMV※2・TSWV※3・TYLCV※4に対する耐病性はないので、アブラムシ、アザミウマ、コナジラミなどの防除を徹底します。 ■栽培上の注意点 ・草勢は中程度でスタミナのある品種です。着果性がよく、低段から果実の肥大もよいので、草勢の維持がポイントとなります。 ・初期の草勢が強過ぎると、異常茎が発生することがあるので、極端な若苗定植は行わないでください。 ・節間がやや詰まり、葉が大きい品種なので、日射量の少ない厳寒期は、摘葉・玉だしを行い、果実温を確保し、果実肥大、着色を促します。 ・乾燥気味の水分管理では、果実が十分に肥大せず、小玉傾向になりやすいので、やや多めに灌水を行います。 ・果実が硬く、日持ちのよい、赤熟収穫向き品種ですが、強日射や圃場の乾燥、窒素過剰により、同心裂皮が発生することがあるので注意してください。 ・葉先枯れが少ないため、灰色かび病に比較的強いです。また、葉かび病抵抗性で農薬散布をかなり軽減できます。一方で疫病、すすかび病、うどんこ病などの防除は怠らないようにしてください。

レディーファースト

レディーファースト

愛三種苗株式会社

根腐萎凋病に抵抗性の、平暖地促成栽培用トマト。 多肥栽培でもスジ腐れ病が出にくく、高収量型ファーストトマト。 ファーストトマトとしては秀品率が良い。 近年では、節水栽培で高糖度果実を生産し、差別販売も増えてきています。

大安吉日

大安吉日

ナント種苗株式会社

本当に美味しい黄化葉巻病耐病性トマトを貴方に。 ■特徴 ・黄化葉巻病(イスラエル株・マイルド株の両タイプ)に対して耐病性因子を有した品種で葉かび病(Cf-9)、斑点病(LS)の耐病性を併せ持ち、農薬散布回数が軽減できる。 ・果重200g前後の豊円形で肉質は硬い。デベソ・尻腐れが少なく、果形は非常に安定。秀品出荷率が高い。 ・糖度が出やすく、甘み・酸味のバランス良く、美味しい。 ・草勢は初期は強く、中盤以降はややおとなしめ。元肥は少なめで追肥主体の施肥が適する。 ・花粉能力が高く、着果性に優れ、下段より肥大し多収性。⃝促成・半促成の作型にも適する。 ・早晩性はやや晩生。 ■栽培のポイント ・この品種は比較的「肥料食い・水食い」。そのため「強めの草勢維持」が(特に長期栽培において)好結果を生むための最重要ポイントとなる。初期草勢は強いが、3段目開花以降の草勢低下は顕著となるため、追肥量は一般品種と比べ3割程度増やす。低温期に入っていったん草勢が低下すると、花数の減少や角張り果の発生、葉先枯れなどの問題の要因になる。 ・低温期の輪状裂果対策として、最低夜温確保や早朝加温が非常に効果的。4段サーモの場合、日の出前後2~3時間が15~16℃、昼20~25℃、夕方13~15℃、最低夜温10~12℃を目安に。

大王

大王

株式会社むさしのタネ

ゼリーが少なく肉厚 食べ応え十分な甘熟種 【特性】 〇ネットリした食味で糖度は初期から安定して高い。 〇心室数は6~7室。 〇ゼリーが少なく、肉が厚い。 〇濃桃色のL標準果。玉揃いがよい。 〇花落ちが極めて小さい。 〇中葉、中茎で節間はやや長い。 〇草勢は大人しく、波が少ないので各段4~5果は確実に着果する。 〇植え遅れ厳禁。若苗定植がよい。 〇甘熟系に多いとされる、葉先枯れやチャック果の発生が少ない。 〇低/高温期ともに充実した花芽を沢山つけ、多くの作型に利用できる。 〇冬の最低夜温7℃でも低温伸長性、肥大性がよい。熟期は早生。 〇特に無加温半促成に適している。 【病害虫抵抗性】 〇ToMV(Tm)、青枯病耐病性 〇萎凋病(R1)、半身萎凋病抵抗性

彩果

彩果

トキタ種苗株式会社

高品質で大玉多収 栽培後期まで樹がばてにくい ■特性 着果性は1花房あたり4、5果以上と安定しており、草勢が強いが暴れることは少なく栽培管理しやすい。中後期まで樹が疲れにくい。 TMV(Tm2a/+)・萎ちょう病(レース1)・半身萎ちょう病・ネマトーダ・斑点病に対して耐病虫性を示します。 ■栽培上の注意 栽培初期より草勢が若干強くなり過ぎる場合があることから、元肥を通常の8割程度に抑えた栽培を行ってください。 安定した収穫量がどの作型でも見込め、9月下旬播きの促成栽培など、長期にわたる作型にも十分対応できます。

感激73

感激73

愛三種苗株式会社

完熟系の大玉トマトで高温期にも硬玉収穫でき、しかも甘く 高食味である。越冬栽培では、年内収穫果実の玉太りが良い 促成栽培では春~初夏にかけて高品質高収量トマトが狙える

1〜20品種 / 全32品種中

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