NC-76
株式会社日本農林社
低温伸張性に優れる冬どりの寒玉種 ■特性 ≪平坦地・暖地の冬期出荷に向く、寒玉タイプの品種です≫ ・萎黄病抵抗性をそなえた晩生寒玉品種。 ・草勢は強く肥大に優れており、加工に向く。 ・球色は濃緑で形状はやや厚みがあり、ボリュームのある玉に仕上がる。 ・低温伸張性が抜群で、1~3月収穫に向く。 ■栽培の注意 ・黒腐病に耐性がないため、定期的な防除をおこなってください。
晩生キャベツ 晩生キャベツとは 晩生キャベツとは、定植から収穫までの生育期間が比較的長い品種群を指す熟期区分の一つです。キャベツの熟期は「極早生」「早生」「中生」「中晩生」「晩生」に大別され、晩生品種は定植後おおむね120〜150日程度で収
晩生キャベツとは、定植から収穫までの生育期間が比較的長い品種群を指す熟期区分の一つです。キャベツの熟期は「極早生」「早生」「中生」「中晩生」「晩生」に大別され、晩生品種は定植後おおむね120〜150日程度で収穫適期を迎えるものが多いです。早生品種(60〜70日程度)や中生品種(80〜100日程度)と比較して、結球に長い生育期間を要する品種群です。
晩生品種の特徴は、長い生育期間をかけて外葉を十分に展開させた後に結球が進み、大きくて締まりの良い球を形成する点にあります。結球の過程がゆっくり進むため、球の葉数が多く、内部まで緻密に葉が巻いた密度の高い結球が得られます。この特性は、貯蔵性の高さと密接に関連しています。
晩生品種は、主に秋播き→翌春どり(寒玉系)の作型で使用されます。秋に播種して越冬させ、翌年3月〜5月にかけて収穫する栽培体系が代表的です。この作型では、冬季の低温に耐えながら結球が進み、春先の端境期に出荷できることが経営上の大きなメリットです。
ここで注意が必要なのは、晩生品種は耐寒性が求められる作型に使用されるため、品種の耐寒性の程度を正確に把握することが栽培成功の前提条件であるという点です。耐寒性が不十分な品種を厳寒期の栽培に使用すると、凍害による品質低下や減収のリスクがあります。
晩生キャベツの最大の魅力は、春先の端境期に高品質なキャベツを出荷できることにあります。冬どりのキャベツが終了した後、春キャベツの出荷が本格化するまでの間は市場へのキャベツ供給量が減少するため、この時期に出荷できる晩生品種は高値が期待できます。
まず押さえておきたいのが、晩生品種は結球の締まりが良く、貯蔵性に優れるという点です。寒玉系の晩生品種は、球が緻密に巻いているため、収穫後の日持ちが良好です。圃場に置いたまま(在圃)でも品質を維持しやすく、市場の需要に合わせた出荷調整が可能です。
加工用としての需要が大きいことも、晩生品種の重要な魅力です。キャベツの加工用途(カット野菜、コールスロー、漬物、お好み焼き用等)では、球の締まりが良く肉質がしっかりした品種が好まれます。晩生品種はこうした加工適性に優れた品種が多く、業務用需要に対応しやすいカテゴリです。
一方で、デメリットとしては、栽培期間が長いことに伴う管理コストの増加があります。圃場を長期間占有するため、後作との調整が必要です。また、春先の抽台(とう立ち)のリスクがあり、品種の晩抽性と栽培地域の気象条件を照合した品種選びが求められます。
晩生キャベツが最も適しているのは、秋播き→翌春どりの作型(寒玉栽培)です。8月下旬〜9月中旬に播種して育苗し、10月〜11月に定植して越冬させ、翌年3月〜5月に収穫する栽培体系が代表的です。
地域的には、キャベツの主産地である愛知県、千葉県、神奈川県、群馬県などで晩生品種が栽培されています。特に愛知県の渥美半島は寒玉キャベツの一大産地であり、晩生品種を中心とした冬〜春どりの栽培体系が確立されています。
意外と知られていないのですが、晩生品種の中でも耐寒性の程度には差があります。暖地向けの晩生品種と、中間地向けの晩生品種では、耐えられる最低気温に違いがある場合があります。栽培地域の冬季の最低気温を考慮した品種選びが必要です。
寒冷地では、厳冬期のキャベツ栽培は困難であるため、晩生品種の春どり栽培は暖地〜中間地が主な適地となります。ただし、寒冷地でも春播き→秋どりの作型で晩生品種が使用されるケースがあり、この場合は秋の収穫時期を遅らせてキャベツの出荷期間を延長する目的で利用されます。
晩生キャベツの栽培では、冬季を越して春先まで品質を維持するための管理と、抽台リスクの回避が重要な課題です。
育苗は、8月〜9月の高温期に行うため、遮光や灌水による暑さ対策が必要です。セルトレイ育苗で、本葉5〜6枚の充実した苗に仕上げてから定植します。苗の大きさが揃っていると、結球の進み具合も揃いやすく、収穫の作業効率が向上します。
定植は、株間35〜40cm、条間60〜65cmが一般的な目安です。晩生品種は外葉が大きく展開するため、十分な株間を確保することが結球品質に直結します。
ここからが実際の栽培で差がつくところです。晩生品種の施肥管理では、越冬前と春先の追肥のタイミングが結球の充実度を大きく左右します。越冬前の追肥で十分な外葉を確保し、春先の追肥で結球を仕上げるという2段階の施肥設計が基本です。春先の窒素追肥が遅すぎると結球内部の腐敗リスクが高まるため、品種と地域に合ったタイミングを守ります。
抽台対策は、晩生品種の栽培で最も注意すべきポイントの一つです。キャベツは一定期間の低温に感応した後、長日条件でとう立ちが起こります。晩生品種は晩抽性を持つものが多いですが、それでも早播きや暖冬の条件下では抽台のリスクがあります。品種ごとの晩抽性の程度を確認し、播種時期を厳守することが基本です。
病害虫対策としては、菌核病と黒腐病が冬〜春の栽培で特に注意すべき病害です。害虫では、コナガやアオムシの越冬世代による食害が春先に増加するため、早期の防除が重要です。
晩生キャベツの品種選びでは、以下の観点を総合的に検討することが重要です。
品種選びで見落としがちなのが、春先の一球重のばらつきです。同じ圃場でも、定植位置や微妙な環境条件の違いによって球の大きさにばらつきが出やすいのが春どり栽培の特徴です。球の均一性が高い品種を選ぶことで、収穫時の選別作業の効率化と秀品率の向上が図れます。
試作時には、抽台の有無・結球品質・耐裂球性・球重の均一性を複数品種で比較することが品種選定の基本です。特に暖冬の年と厳冬の年では品種の反応が異なるため、複数年の試作データの蓄積が信頼性の高い品種選びにつながります。
晩生キャベツは、春先の端境期におけるキャベツの安定供給を支える品種群として、安定した需要があります。加工用・業務用の需要拡大に伴い、結球品質が高く出荷時期の調整がしやすい晩生品種の重要性はさらに高まっています。
品種育成の面では、耐寒性と晩抽性の強化に加え、加工適性(球の硬さ、カット後の変色防止等)を兼ね備えた品種の開発が進んでいます。近年は、業務用に特化した大球で加工適性に優れた晩生品種の需要が増加しており、種苗メーカー各社がこの方向での品種開発を強化しています。
産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、気候変動に伴う冬季の気温変動は、晩生品種の栽培にも影響を及ぼしています。暖冬の年は抽台リスクが高まり、厳冬の年は凍害リスクが高まるという、いずれの方向にもリスクが存在する状況です。こうした不確実性に対応するために、異なる耐寒性・晩抽性レベルの品種を複数確保しておくことが、産地のリスク管理として重要です。
今後の展望としては、機械収穫への対応と合わせて、球の均一性と在圃性に優れた晩生品種への需要がさらに高まると予想されます。
晩生キャベツは、長い生育期間をかけて締まりの良い結球を形成し、春先の端境期における出荷に適した品種群です。貯蔵性と加工適性に優れた品種が多く、業務用を含む幅広い需要に対応できるカテゴリです。
品種選びにあたっては、耐寒性・晩抽性・結球品質・耐裂球性・耐病性を総合的に検討することがポイントです。栽培管理では、越冬前と春先の2段階の施肥設計、抽台リスクの回避、病害虫の計画的な防除が安定した品質と収量の確保につながります。栽培地域の気象条件に合った品種を試作し、複数年のデータに基づいて品種を選定することが重要です。
株式会社日本農林社
低温伸張性に優れる冬どりの寒玉種 ■特性 ≪平坦地・暖地の冬期出荷に向く、寒玉タイプの品種です≫ ・萎黄病抵抗性をそなえた晩生寒玉品種。 ・草勢は強く肥大に優れており、加工に向く。 ・球色は濃緑で形状はやや厚みがあり、ボリュームのある玉に仕上がる。 ・低温伸張性が抜群で、1~3月収穫に向く。 ■栽培の注意 ・黒腐病に耐性がないため、定期的な防除をおこなってください。
株式会社野崎採種場
冬のぼりの特徴 ●夏まきで最も遅い収穫をねらう寒玉系晩生品種。 ●肥大力があり、裂球が非常に遅いため、加工・業務用にも向く。 ●明るい青緑色の腰高扁円球で締まりが良く、重量感のある寒玉となる。しっかりとした葉質のため、荷傷みの心配が少ない。 ●萎黄病抵抗性を持ち黒腐病にも強い。耐寒性が高くて越冬中に傷みにくく、湿害にも強いため、栽培管理がしやすい。 ●結球後の裂球が非常に遅いので在圃性が高い。 ●一般平暖地において8月中下旬にまくことで、4月中旬以降の品薄な時期に収穫することができる。 ※先に球の形ができて、後に球内が徐々に締まり、その後は畑に長く置けます。越冬期はワックスを帯びた球色ですが、気温の上昇とともに色は良くなってくることをふまえて収穫時期を選定して下さい。 ※年内の天候不順や、春先が早く暖かくなるような場合に、葉数が少なくて芯伸びの早い小球になってしまうことがあります。このような失敗を減らすために、一般平暖地においては遅くても8月25日頃までに播種し、年内から球をつくりはじめるように心がけて下さい。
トヨタネ株式会社
(冬系) 晩抽で貯蔵性に優れ、4月のL玉比率が高い! 品種特性 ■特長 ・晩抽性に非常に優れ、形状安定性が高い。 ・根が強く耐倒伏性に優れ、株の揃いが良い。 ・葉色は濃緑で、葉肉が厚いので冷蔵貯蔵時の痛みが遅い。 ■栽培のポイント ・晩生品種で生育がじっくりしているため、遅まきは避ける。 ・目安として9月25日までに定植を終える。 ・生育期間全般に安定した肥効を保つ。
株式会社野崎採種場
冬はるかの特徴 ●4月中下旬収穫を狙える極晩生寒玉品種。 ●わき芽が少なく軸部が細いので収穫作業性に優れる。 ●耐寒性に優れており、寒さによる外葉や玉の傷み、アントシアンの発生が少ない。 ●玉は濃緑色で鮮度感があり、やや甲高の扁円球で揃いが良い。 ●葉肉は厚く硬めなので重量がのり、青果用だけでなく加工・業務用としても利用できる。
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
「YCRふゆいろ」は最高レベルの根こぶ病抵抗性を有するキャベツF1品種です。球の肥大性は良好で、球形は平玉となり、家庭消費用、加工・業務用ともに利用できます。 ■主要特性 ・「YCRふゆいろ」は、3座の根こぶ病抵抗性QTLsのうち最も寄与率の高い1座をホモに有する細胞質雄性不稔系統と、DNAマーカー選抜により3座を集積した花粉親系統を両親としたF1品種です。 ・「YCRふゆいろ」は市販の根こぶ病抵抗性品種の中で最も強い抵抗性を示す「YCR理念」に比べ同程度~やや強い抵抗性を、「YCRこんごう」や「YCRげっこう」に比べ強い抵抗性を示します。 ・「YCRふゆいろ」の草丈および株の幅は「YCR理念」よりも大きく、「松波」よりコンパクトです。球の肥大性および収量性は「松波」や「YCR理念」よりも優れます。球形は寒玉キャベツらしい平玉となり、「松波」よりも扁平です。球表面のアントシアニン着色は少なく、球内部のチップバーン等の生理障害の発生はほとんど見られません。 ■活用点・留意点 ・「YCRふゆいろ」は、夏まき冬どり作型に適し、家庭消費用、加工・業務用ともに利用できます。 ・「YCRふゆいろ」は、最高レベルの根こぶ病抵抗性を有していますが、多様な根こぶ病菌の中には本品種を加害する菌株が存在する可能性もあることから、耕種的防除を含む総合防除が推奨されます。 ・「YCRふゆいろ」は、萎黄病に抵抗性を有します。 ・収穫期はやや晩生で、「松波」と同程度です。結球期が低温の場合には、より結球の早い品種に比べ収量性が劣る場合があります。
タキイ種苗株式会社
低温肥大性良好! 食味のよい冬どり種! ■特長 ・萎黄病に耐病性の冬どり中晩生種。 ・特に低温肥大性にすぐれ、厳寒期の肥大がよい。 ・芯伸びが遅いため収穫期幅が広い。 ・玉は鮮緑色の甲高扁円球で、厳寒期でもアントシアンの着色が少なく、球内色は鮮黄色。 ・肉質はやわらかく、低温期には甘みが強く食味にすぐれる。 ■栽培の要点 ・冬どり品種なので早まき栽培を避ける。 ・生育旺盛で吸肥力が強いので、追肥主体の肥培管理で収穫期まで安定した肥効を保つ。 ・雨の多い時期や台風の後には、菌核病の予防防除を行う。
タキイ種苗株式会社
圃場貯蔵性にすぐれる濃緑寒玉晩生種! ■特長 ・裂球が遅く、晩抽性もあり、圃場貯蔵性にすぐれる。 ・中間・暖地では早春どりが可能。 ・外葉はやや大型、草姿は中立性で、玉肥大・そろいがともにすぐれる。 ・形状は甲高扁円で安定、球色は濃緑色で低温期のアントシアン色素の発生が少なく、球内の黄色みも強い。 ・萎黄病耐病性で、黒腐病にも圃場耐病性を示す。 ■栽培の要点 ・適期播種に努める。特に早春どりをねらった作型では、極端な早まきを避ける。 ・草勢・吸肥力が強く、栽培期間も長いため、元肥を控え、追肥主体の肥培管理で収穫期まで安定した肥効を保つ。 ・菌核病の予防防除を行う。
タキイ種苗株式会社
すぐれた在圃性で4月どりが可能な夏まき寒玉晩生種! ■特長 ・在圃性にすぐれ、端境期の4月どりでも品質のよい玉が収穫できる。 ・冷蔵時の退色やしおれが遅く、貯蔵後の品質にもすぐれる。 ・4月どりでも形状が甲高扁円に安定し、箱詰め容易。短芯でくりぬきやすく、歩どまりが高いため、青果だけでなく加工・業務用にも適する。 ・萎黄病に強く、黒腐病にも圃場耐病性を示す。 ■栽培の要点 ・生育がじっくりしているため、遅まきでは肥大・葉数不足を招く。 ・生育初期〜収穫期まで安定した肥効を保ち、株張りと肥大を確保する。肥料・水分の抜けやすい砂質土壌では細やかな追肥、潅水を行う。 ・青果向けに出荷するなら株間33cm程度、加工・業務向けには35〜40cm程度が目安。 ・根こぶ病、黒腐病、菌核病に対し、適切な防除を行う。
タキイ種苗株式会社
耐寒・耐湿・晩抽性にすぐれ作りやすい多収の中晩生種! ■特長 ・耐寒・低温肥大性にすぐれ栽培しやすい中晩生種。 ・結球は肥大型で初期よりしまりながら肥大し、球芯が短い甲高球となる。 ・晩抽性にすぐれ、腐敗や裂球が少なく、在圃性にすぐれる。 ■栽培の要点 ・極端な乾燥や肥料切れが起きると黒腐病にかかりやすいので、追肥が遅れないようにして肥効を持続させる。
株式会社カイヤ採種場
玉じまり極良で寒さに強い12~2月どり ■特性 ・萎黄病抵抗性で、その他の病害にも耐病性のある12~2月どり中晩生種。定植後95~120日どり。 ・根張りが良いので倒伏に強く、尻の腐敗に強いです。 ・外葉はやや開性の濃緑色で、生育は旺盛。 ・玉は充実肥大型で締まりが良く、アントシアンの発生が少ない甲高扁円球です。 ・裂球遅く耐寒性があるので、3月収穫も可能です。 ■栽培上の注意 ・本種は遅まきによる結球性は劣るので、遅まきや遅植えは避け定植限界日を遵守する。 ・定植限界日の設定は、当地における年内どり中生種の定植限界日に準ずる。
株式会社日本農林社
低温伸張性に優れる冬どりの寒玉種 ■特性 ≪平坦地・暖地の冬期出荷に向く、寒玉タイプの品種です≫ ・萎黄病抵抗性をそなえた晩生寒玉品種。 ・草勢は強く肥大に優れており、加工に向く。 ・球色は濃緑で形状はやや厚みがあり、ボリュームのある玉に仕上がる。 ・低温伸張性が抜群で、1~3月収穫に向く。 ■栽培の注意 ・黒腐病に耐性がないため、定期的な防除をおこなってください。
株式会社野崎採種場
冬のぼりの特徴 ●夏まきで最も遅い収穫をねらう寒玉系晩生品種。 ●肥大力があり、裂球が非常に遅いため、加工・業務用にも向く。 ●明るい青緑色の腰高扁円球で締まりが良く、重量感のある寒玉となる。しっかりとした葉質のため、荷傷みの心配が少ない。 ●萎黄病抵抗性を持ち黒腐病にも強い。耐寒性が高くて越冬中に傷みにくく、湿害にも強いため、栽培管理がしやすい。 ●結球後の裂球が非常に遅いので在圃性が高い。 ●一般平暖地において8月中下旬にまくことで、4月中旬以降の品薄な時期に収穫することができる。 ※先に球の形ができて、後に球内が徐々に締まり、その後は畑に長く置けます。越冬期はワックスを帯びた球色ですが、気温の上昇とともに色は良くなってくることをふまえて収穫時期を選定して下さい。 ※年内の天候不順や、春先が早く暖かくなるような場合に、葉数が少なくて芯伸びの早い小球になってしまうことがあります。このような失敗を減らすために、一般平暖地においては遅くても8月25日頃までに播種し、年内から球をつくりはじめるように心がけて下さい。
トヨタネ株式会社
(冬系) 晩抽で貯蔵性に優れ、4月のL玉比率が高い! 品種特性 ■特長 ・晩抽性に非常に優れ、形状安定性が高い。 ・根が強く耐倒伏性に優れ、株の揃いが良い。 ・葉色は濃緑で、葉肉が厚いので冷蔵貯蔵時の痛みが遅い。 ■栽培のポイント ・晩生品種で生育がじっくりしているため、遅まきは避ける。 ・目安として9月25日までに定植を終える。 ・生育期間全般に安定した肥効を保つ。
株式会社野崎採種場
冬はるかの特徴 ●4月中下旬収穫を狙える極晩生寒玉品種。 ●わき芽が少なく軸部が細いので収穫作業性に優れる。 ●耐寒性に優れており、寒さによる外葉や玉の傷み、アントシアンの発生が少ない。 ●玉は濃緑色で鮮度感があり、やや甲高の扁円球で揃いが良い。 ●葉肉は厚く硬めなので重量がのり、青果用だけでなく加工・業務用としても利用できる。
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
「YCRふゆいろ」は最高レベルの根こぶ病抵抗性を有するキャベツF1品種です。球の肥大性は良好で、球形は平玉となり、家庭消費用、加工・業務用ともに利用できます。 ■主要特性 ・「YCRふゆいろ」は、3座の根こぶ病抵抗性QTLsのうち最も寄与率の高い1座をホモに有する細胞質雄性不稔系統と、DNAマーカー選抜により3座を集積した花粉親系統を両親としたF1品種です。 ・「YCRふゆいろ」は市販の根こぶ病抵抗性品種の中で最も強い抵抗性を示す「YCR理念」に比べ同程度~やや強い抵抗性を、「YCRこんごう」や「YCRげっこう」に比べ強い抵抗性を示します。 ・「YCRふゆいろ」の草丈および株の幅は「YCR理念」よりも大きく、「松波」よりコンパクトです。球の肥大性および収量性は「松波」や「YCR理念」よりも優れます。球形は寒玉キャベツらしい平玉となり、「松波」よりも扁平です。球表面のアントシアニン着色は少なく、球内部のチップバーン等の生理障害の発生はほとんど見られません。 ■活用点・留意点 ・「YCRふゆいろ」は、夏まき冬どり作型に適し、家庭消費用、加工・業務用ともに利用できます。 ・「YCRふゆいろ」は、最高レベルの根こぶ病抵抗性を有していますが、多様な根こぶ病菌の中には本品種を加害する菌株が存在する可能性もあることから、耕種的防除を含む総合防除が推奨されます。 ・「YCRふゆいろ」は、萎黄病に抵抗性を有します。 ・収穫期はやや晩生で、「松波」と同程度です。結球期が低温の場合には、より結球の早い品種に比べ収量性が劣る場合があります。
タキイ種苗株式会社
低温肥大性良好! 食味のよい冬どり種! ■特長 ・萎黄病に耐病性の冬どり中晩生種。 ・特に低温肥大性にすぐれ、厳寒期の肥大がよい。 ・芯伸びが遅いため収穫期幅が広い。 ・玉は鮮緑色の甲高扁円球で、厳寒期でもアントシアンの着色が少なく、球内色は鮮黄色。 ・肉質はやわらかく、低温期には甘みが強く食味にすぐれる。 ■栽培の要点 ・冬どり品種なので早まき栽培を避ける。 ・生育旺盛で吸肥力が強いので、追肥主体の肥培管理で収穫期まで安定した肥効を保つ。 ・雨の多い時期や台風の後には、菌核病の予防防除を行う。
タキイ種苗株式会社
圃場貯蔵性にすぐれる濃緑寒玉晩生種! ■特長 ・裂球が遅く、晩抽性もあり、圃場貯蔵性にすぐれる。 ・中間・暖地では早春どりが可能。 ・外葉はやや大型、草姿は中立性で、玉肥大・そろいがともにすぐれる。 ・形状は甲高扁円で安定、球色は濃緑色で低温期のアントシアン色素の発生が少なく、球内の黄色みも強い。 ・萎黄病耐病性で、黒腐病にも圃場耐病性を示す。 ■栽培の要点 ・適期播種に努める。特に早春どりをねらった作型では、極端な早まきを避ける。 ・草勢・吸肥力が強く、栽培期間も長いため、元肥を控え、追肥主体の肥培管理で収穫期まで安定した肥効を保つ。 ・菌核病の予防防除を行う。
タキイ種苗株式会社
すぐれた在圃性で4月どりが可能な夏まき寒玉晩生種! ■特長 ・在圃性にすぐれ、端境期の4月どりでも品質のよい玉が収穫できる。 ・冷蔵時の退色やしおれが遅く、貯蔵後の品質にもすぐれる。 ・4月どりでも形状が甲高扁円に安定し、箱詰め容易。短芯でくりぬきやすく、歩どまりが高いため、青果だけでなく加工・業務用にも適する。 ・萎黄病に強く、黒腐病にも圃場耐病性を示す。 ■栽培の要点 ・生育がじっくりしているため、遅まきでは肥大・葉数不足を招く。 ・生育初期〜収穫期まで安定した肥効を保ち、株張りと肥大を確保する。肥料・水分の抜けやすい砂質土壌では細やかな追肥、潅水を行う。 ・青果向けに出荷するなら株間33cm程度、加工・業務向けには35〜40cm程度が目安。 ・根こぶ病、黒腐病、菌核病に対し、適切な防除を行う。
タキイ種苗株式会社
耐寒・耐湿・晩抽性にすぐれ作りやすい多収の中晩生種! ■特長 ・耐寒・低温肥大性にすぐれ栽培しやすい中晩生種。 ・結球は肥大型で初期よりしまりながら肥大し、球芯が短い甲高球となる。 ・晩抽性にすぐれ、腐敗や裂球が少なく、在圃性にすぐれる。 ■栽培の要点 ・極端な乾燥や肥料切れが起きると黒腐病にかかりやすいので、追肥が遅れないようにして肥効を持続させる。
株式会社カイヤ採種場
玉じまり極良で寒さに強い12~2月どり ■特性 ・萎黄病抵抗性で、その他の病害にも耐病性のある12~2月どり中晩生種。定植後95~120日どり。 ・根張りが良いので倒伏に強く、尻の腐敗に強いです。 ・外葉はやや開性の濃緑色で、生育は旺盛。 ・玉は充実肥大型で締まりが良く、アントシアンの発生が少ない甲高扁円球です。 ・裂球遅く耐寒性があるので、3月収穫も可能です。 ■栽培上の注意 ・本種は遅まきによる結球性は劣るので、遅まきや遅植えは避け定植限界日を遵守する。 ・定植限界日の設定は、当地における年内どり中生種の定植限界日に準ずる。