熟期・収穫時期

早生のミニトマト品種一覧 全46種類

早生ミニトマトとは 早生ミニトマトとは、定植から初収穫までの日数が短いミニトマト品種群を指す熟期区分です。ミニトマトの熟期は「早生」「中生」「晩生」に大別され、早生品種は定植から初収穫までおおむね40〜50日程度を要します。中生品種が50〜

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早生について

早生ミニトマトとは、定植から初収穫までの日数が短いミニトマト品種群を指す熟期区分です。ミニトマトの熟期は「早生」「中生」「晩生」に大別され、早生品種は定植から初収穫までおおむね40〜50日程度を要します。中生品種が50〜60日程度、晩生品種が60日以上であるのと比較すると、収穫開始が早い品種群です。

早生品種の収穫が早い主な理由は、第1花房の着花節位が低く、花房間の節数が少ないことにあります。ミニトマトでは第1花房が7〜8節につく品種が早生に分類されることが多く、定植後に早い段階で着果が始まるため、初収穫までの期間が短くなります。また、花房間の節数が少ない品種は、連続した花房の着果が早く進む傾向にあります。

ミニトマトは大玉品種に比べて着果から収穫までの日数がもともと短いという特性があります。早生品種の特性と組み合わせることで、さらに早い段階からの出荷が実現します。施設栽培の促成作型や半促成作型においては、この特性の組み合わせが経営上の重要な強みになります。

まず押さえておきたいのが、ミニトマトの「早生」は初収穫の早さだけでなく、早い段階から安定した着果と収量を確保できる特性を含む概念であるという点です。早期からの収量確保が早生品種の経営的な価値を決める重要な要因です。

この特性の魅力

早生ミニトマトの最大の魅力は、早期からの収入確保と高単価時期への出荷が可能になることです。ミニトマトの市場価格は、出荷量が少ない端境期(主に春先と秋口)に高くなる傾向があります。早生品種は定植後の初収穫が早いため、これらの高単価時期に出荷を合わせることができます。

施設栽培の促成作型や半促成作型では、いち早く出荷を開始できることが経営上の大きな強みです。初出荷の時期が農場の年間収益に大きく影響するため、初収穫の早さは品種選びの重要な判断基準の一つです。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。早生品種は初期の着果が良い反面、栽培後半に草勢が衰えやすい品種が少なくありません。初期に着果負担が大きくなると、草勢の低下が中段以降の収量減少につながります。初期の着果コントロールと追肥のタイミングが、早生品種の長期収量を左右する重要な管理ポイントです。

リレー栽培の観点からは、早生品種は栽培の先頭バッターとして出荷を開始し、中生・晩生品種にバトンをつなぐ役割を担います。複数の熟期の品種を組み合わせることで、長期間にわたる安定出荷が実現します。

適した品種の特徴

早生ミニトマト品種には、いくつかの共通した特性があります。

第1花房の着花節位が低いことが、早生品種の基本的な特性です。ミニトマトでは一般的に7〜8節に第1花房がつく品種が早生に分類されます。着花節位が低いほど初収穫は早くなりますが、低すぎると草勢の立ち上がりが不十分になるリスクがあります。

花房の着果性は、早生品種の収量を左右する重要な特性です。ミニトマトでは1花房あたり15〜25果程度の安定した着果が求められます。花落ち(着果不良)が少ない品種は、初期からの安定した収量確保につながります。

果実品質については、早生品種は中生・晩生品種と比較して果実がやや小ぶりになる傾向が指摘されることがあります。これは初期の着果負担が大きいことに起因する場合があり、適切な着果管理と施肥管理で改善できるケースが多いです。

耐病性は重要な選定基準です。特にトマト黄化葉巻病(TYLCV)・葉かび病・萎凋病への耐病性は、安定栽培のための基本要件です。早生品種でも耐病性が充実した品種が増えており、品種選択の幅は広がっています。

また、裂果耐性も早生ミニトマトを選ぶ際の重要なポイントです。ミニトマトは着果数が多い分、裂果によるロスが経営に直結します。特に初期からの高着果と管理のしやすさを両立できるかどうかが、品種実力の重要な指標になります。

栽培のポイント

早生ミニトマトの栽培では、初期からの安定した着果と草勢のバランス管理が最も重要な課題です。

育苗は、栽培の成否を決める最初の関門です。早生品種では、第1花房の花芽分化までの苗管理が特に重要です。育苗温度は日中25℃前後、夜温12〜15℃程度を目安とし、適度な温度較差をつけることで充実した苗を育てます。定植時期は第1花房の開花直前〜開花初めが適期です。

定植後の初期管理では、第1花房の着果確認を確実に行います。ミニトマトは自然着果性が高い品種が多いですが、低温期には着果不良が起きる場合があります。マルハナバチの導入や、必要に応じた着果促進の措置を検討してください。

施肥管理は、初期の着果負担を考慮した設計が重要です。早生品種は初期から着果が始まるため、元肥を適切に設計し、追肥を早いタイミングから開始して草勢の低下を防ぎます。追肥の開始時期が遅れると、中段以降の果実肥大が不十分になることがあります。

意外と知られていないのですが、早生品種の中にも、初期の着果負担に強い品種とそうでない品種があります。初期に着果が集中しても草勢を維持できる「スタミナのある早生品種」は、長期栽培での安定性が高く、実用面での価値が大きいです。品種選びの際には、初収穫の早さだけでなく、中段以降の収量維持力も評価することが重要です。

ミニトマトでは、過度に多い着果は果実品質の低下につながることがあります。果房全体の着色が揃うよう、着果数の調整を品種の特性に応じて行うことが品質維持の基本です。

品種選びのコツ

早生ミニトマトの品種選びでは、以下の観点を検討することが重要です。

着果性の安定度と裂果耐性のバランスが最も重要なポイントです。ミニトマトは着果数が多いため、裂果によるロスが経営に直結します。早生であっても裂果が少なく、果実の揃いが良い品種を選定することが収益の安定につながります。

食味面では、早生品種であっても糖度が安定して確保できる品種が市場での差別化につながります。早生でありながら糖度7〜8度以上を安定的に維持できる品種は、直売所やECサイトでの付加価値を高めます。高糖度を求める販売先を持つ農家には特に重要な確認ポイントです。

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、重要なのは自分の栽培環境(施設の種類・温度管理の精度・作型)に合った品種を選ぶことです。同じ早生品種でも、加温施設と無加温施設では初収穫の時期や収量パターンが大きく異なるため、施設条件に合った品種選びが重要です。

合わせて確認しておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 耐病性のレベル(TYLCV・葉かび病・萎凋病への対応状況)
  • 果実サイズの揃いやすさ(出荷先の規格に合っているか)
  • 着色の均一性(秀品率に直結する)
  • 草勢の持続性(中段以降も安定して収量を確保できるか)
  • 作型適性(促成・半促成・夏秋など、自分の作型に合っているか)

試作段階では、初収穫の早さだけでなく、栽培全期間を通じた総収量と秀品率を評価することが、早生品種の実力判定に不可欠です。

市場動向とこれから

早生ミニトマトは、ミニトマトの出荷シーズンの先頭を切る品種群として、産地の出荷カレンダーにおいて重要な位置を占めています。早期出荷による高単価の確保は産地経営の重要な戦略です。

市場全体としては、ミニトマトは日本のトマト消費量の中で消費量が増加傾向にあります。特に家庭用・業務用ともに需要が安定しており、早生品種による早期出荷の経済的価値は高まっています。外食産業や量販店のサラダ・カット野菜向けとしての需要も根強く、年間を通じた安定供給体制の構築に早生品種は欠かせない存在です。

近年は、高糖度ミニトマトやフルーツトマトへの需要が高まっており、早生品種でも食味に優れた品種の開発が進んでいます。「早い+おいしい」を両立する品種へのニーズは今後も拡大すると見込まれています。

今後の展望としては、耐病性の複合強化(TYLCV・葉かび病・萎凋病・青枯病の複合耐性)と草勢の持続性を両立させた早生品種の開発が進むと見込まれています。また、省力栽培への対応として、草勢管理がしやすい草型の品種や、裂果耐性が高い品種の開発も期待されています。

まとめ

早生ミニトマトは、定植から初収穫までの日数が短く、早期からの収入確保と高単価時期への出荷を可能にする品種群です。

品種選びにあたっては、初収穫の早さだけでなく、草勢の持続性・着果安定性・裂果耐性・耐病性・果実品質を総合的に評価し、栽培環境と販売戦略に合った品種を選定することが重要です。栽培面では、初期の着果コントロールと追肥管理による草勢バランスの維持が、長期収穫を通じた安定した品質と収量の確保につながります。

早生ミニトマトタグが付いた品種の一覧は、ミノリスのミニトマト品種ページでご確認いただけます。

46品種 表示中
ペペ

ペペ

タキイ種苗株式会社

作りやすいミニで多収! 甘さ良好! ■特長 ・果重15g程度の球形で果ぞろいのよいミニトマト。 ・低段から安定して糖度が高く食味良好。 ・果色は鮮明な赤色。 ・花房は花数が多く収量性にすぐれる。 ・極早生で、上段への着色も早く進む。 ・吸肥力と草勢は中程度で栽培容易。 ・トマトモザイクウイルス(Tm-2a型)、萎凋病レース1(F1)に複合耐病性。 ■栽培の要点 ・裂果防止のため、施設内の過湿には注意する。 ・追肥重点型の肥培管理が望ましい。 ・追肥は草勢を見ながら、4~5段花房開花時から始めるのが目安。

サンオレンジ

サンオレンジ

トキタ種苗株式会社

葉かび抵抗性と馬力をつけたオレンジ系ミニ。 食味もチェリーゴールドなみ ■特性 果実の色は、あざやかな橙色で丸形。重さ15-18g。1果房に15-30果でシングル、ダブル。甘熟の糖度は、9-10度。草姿は立性で草勢は強い。節間は中短。着色は、早い。台木を使用する場合はTm2a。 ■栽培上の注意 一般の赤玉とくらべると、やや裂果しやすい。 ■播き時期 各作型に対応します ■収穫 甘熟した果実から順次収穫する。 ■料理 フルーツ感覚で食べてほしい。

チェリーゴールド

チェリーゴールド

トキタ種苗株式会社

おいしさ一番フルーツ味 オレンジ系(周年各作型) ※販売終了となりました 後継品種の「サンオレンジ」をご利用ください ■特性 ●食味が極めて良く万人受けする●草勢強く極早生で多収●光沢があり、濃オレンジ色で果重12〜14g糖度9〜10度に高く安定●カロチン含量が多い●裂果、ヘタ離れの発生が極めて少なく、商品化率が非常に高い●萎凋病(R-1)、ウィルス病(ToMV Tm-2a/+)の複合抵抗性●満点青空レストランで紹介されたこともあります ■栽培上の注意 早生なので肥料切れを起こさないように追肥に留意する ■播き時期 露地栽培ならば、3、4月。5月に入ってからの播きでも収穫できます ■播種方法 ポリポットに種まきして育苗します ■植え付け 株間30cm程度に植えます。60cmプランターなら2株 ■土壌条件 水はけ水持ちのよい肥沃な土が良い ■肥料 3段目開花後2週間毎目安に化成肥料を追肥します ■収穫 全体がオレンジ色になってほんのり弾力を感じるようになったら収穫適期。 ■料理 フルーツ感覚で、冷やして。サラダでも持ちろんおいしい。

アサヒ交配 連珠

アサヒ交配 連珠

株式会社アサヒ農園

甘くて作り易いミニトマト!! 商品特性 ■特性 1) 樹性強く作り易い極早生種。節間はややつまり、異状茎になることも少なく、葉は濃緑色で小さい。 2) 糖度は8度~9度でこくが有り甘味が高くおいしい。果型の乱れ、奇形果の発生、空洞果、裂果が少なく多収。 3) 複花房型で15g~20gの光沢のある豊円果を20果程着果する。 4) バイラス等病気に強く、促成~抑制まで広く栽培でき、家庭菜園にも好適である。

チャペル

チャペル

株式会社大和農園

カロテン豊富なミニトマト 酸味少なく、甘みが強い 品種特徴 ○とても作りやすい、早生系オレンジミニトマト。 ○果実は15g前後、糖度は9~10度で安定。 ○カロテン含量が通常の品種と比較して2.5倍程度と高い。 ○酸味が少なく、甘みが強いため食味が極めて良い。 栽培方法 ○植え付けにあたっては日当たりの良い、水はけの良い圃場を選んでください。 ○総施肥量は通常品種に準じますが、栽培にあたっては生育が旺盛となりやすいため、草勢を見ながら追肥中心の肥培管理としてください。追肥開始時期は1段目肥大期からとします。 ○本品種は耐病性品種ではないため、やや疎植として通風を確保して病気の蔓延を防ぎます。また、本品種は葉長がやや長いタイプとなりますので、定植密度は1,800株~2,300株/10a(株間47~50㎝、畝間180㎝、2条、1本整枝の場合)とやや広めの植え付けを推奨します。 ○3段目の花房結実までは生育を抑え気味にするような管理を心掛けますが、その後の生育は極端な制限をせず、要求に応じた肥培管理を行ってください。 ○本品種は酸味が少なく食味の良い品種ですが、栽植密度や肥培管理によってはやや味が薄く感じられることがあります。過繁茂とならないよう、こまめな整枝を行い、採光を良くするよう管理します。

フェロー

フェロー

株式会社大和農園

裂果の発生が極めて少ない 長円形ミニトマト 品種特徴 ○長円形の早生系ミニトマト。 ○果実は20~30g、糖度は7~8度に安定。 ○果肉はやや硬めで日持ち性に優れる。 ○果房の着果数は15~30果。 ○草勢は強く節間はやや長め。草丈は高く葉色濃緑。丈夫で作り易い。 栽培方法 <種まき・育苗> ポットに2〜3粒種をまく。発芽適温は20〜30℃なので低温期は保温・加温する。発芽後は正常葉で生育の良いものを残し1本立てにする。 <定植・着果> 元肥は全面施肥・1㎡あたり、苦土石灰100g・堆肥2kg・化成肥料80gとする。本葉8枚前後で第1花房の1〜2花が咲き始めている苗を株間50cmで定植する。苗は浅植えにし、子葉は埋めないようにする。支柱は長さ150cm以上のものを使用し、花房の反対側に立てる。 <その他の管理> 第1果房がふくらみ始めた頃に最初の追肥を行い、以降は20日おきを目安に1株につき化成肥料15gを追肥する。また、わき芽は早めに除去し、主枝は5〜6段で摘芯する。

ネネ

ネネ

公益財団法人園芸植物育種研究所

食味良く、早生・単為結果するミニトマト ・単為結果性を持つためホルモン処理、マルハナバチが不要で高温・低温下でも着果が安定している ・赤色球形、粘質多汁で食味が良い ・早生で一般ミニトマトより収穫が3~7日早い ・糖・酸ともに高く食味良好で、しっかりとした肉質

ミニトマトまゆか

ミニトマトまゆか

松永種苗株式会社

食味にトコトンこだわったミニトマト ■Point 家庭菜園向けの露地栽培でも、小さなお子さんから年配の方までパクパク食べられる美味しいミニトマトがたくさんできるよう、従来の組み合わせとはやや異なる方法で育成した品種です。 ■商品の特徴 1. TMV(Tm2a型)、葉かび病、サツマイモネコブセンチュウに耐病虫性があります。 2. 果形はやや縦長で1果重は13~18g前後、果色は濃赤色でツヤがあり、高温期でも色回りが良いです。 3. 糖度は8~10度が中心で、酸味が少なく食味は極めて良好です。完熟させれば酸味が抜けて食べやすく、香りが増して風味があります。 4. 果実は堅く、輸送性、日持ち性に優れ、完熟させても裂果の発生は少ないです。 5. 花房は3~4段目からダブル花房になり、中段花房以降は花数が増え収量が上がります。 6. 熟期は早生。草勢は中強。節間は短いが異常主茎や芯止まり症にはなりにくいです。 ■栽培ポイント 1. 食味が大変良いので、栽培期間を通して極端なしめ作りをせず、のびのびと育てて下さい。 2. 花数が多いので、適宜潅水、追肥を行い草勢の維持に努めて下さい。最初の追肥は第1段花房が肥大を始めた頃から、草勢や着果状況を見ながら適宜、施用して下さい。草勢はやや強めのほうが栽培は楽になります。 3. 高温期の栽培では花数が多くなり過ぎることがあるので、定植は極端な若苗定植は避け、第1花房が開花した後に行い、基肥えは慣行よりも控えめにして下さい。 4. 葉かび病に対してはレースによって発病することがあるので、すすかび病等、他の病害の予防、防除を兼ねて定期的に薬剤散布をして下さい。 ■播種期・収穫時期 10月中旬~11月中旬播種4月上旬~6月上旬収穫

イエローピグミートマト

イエローピグミートマト

中原採種場株式会社

レッドピグミーとのコンビ出荷!! 特性 ●果重は18〜20g。●果形は丸型で、美しい橙黄色に着色するミニトマト。●糖度は6〜7度で甘味があり、食味最高。●裂果の発生が特に少なく、出荷率が極めて高い。●極早生で、1果房に15〜20個以上着果する。●草勢が強く、栽培しやすい。●果型がほぼ同じで赤色の「レッドピグミー」との組合せ出荷もおもしろい。

スーパーピグミートマト

スーパーピグミートマト

中原採種場株式会社

病気に強くて作りやすい、あま〜いミニトマト!! 特性 ●ウイルス病(TMV)、萎ちょう病(レース1)の複合耐病性、草勢強く栽培が容易である。●細茎の小葉で、節間は中位の高性種で極早生、着花性はきわめて良好。●果実は15〜18g前後の豊円の腰高玉で花落ち小さく、果色は濃赤色となる。●高糖度で安定しており、食味極良である。●すじ腐れ、空洞、奇形果の発生はごく少なく、裂果もきわめて少ない、多収性ミニトマト。

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