ネギの品種一覧

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ネギについて

ネギとは

ネギは、ユリ科の多年草で、長さ30〜50cm、太さ1〜3cm程度の白い部分(葉鞘部)と緑色の葉身部からなる野菜です。独特の辛味と香りが特徴で、日本の料理には欠かせない香味野菜として親しまれています。生食、加熱調理、薬味など、幅広い用途で使われ、家庭菜園から大規模栽培まで幅広く栽培されています。

市場では、通年流通していますが、露地物は秋から冬が旬で、ハウス栽培物は周年出荷されています。特に冬場は鍋料理の需要が高まり、価格も上昇する傾向があります。最近では、甘味が強く生食しやすい品種や、太くて肉厚な品種など、用途に応じた多様なタイプが登場しています。

ネギの魅力

  • 独特の辛味と香り
    ネギ特有の硫化アリルという成分による辛味と香りが、料理に深みと風味を加えます。この成分は、食欲増進や消化促進の効果もあると言われています。

  • 栄養価と健康効果
    ビタミンC、カリウム、食物繊維を豊富に含み、免疫力向上や疲労回復に効果的です。また、硫化アリルには抗菌作用や血液サラサラ効果も期待できます。

  • 栽培のしやすさ
    比較的病害虫に強く、寒さにも耐性があります。家庭菜園でも育てやすく、収穫時期も長いのが魅力です。

  • 収穫の楽しさ
    葉の部分から順次収穫できるので、長期間楽しめます。また、根を残しておけば再収穫も可能です。

  • 多様な品種
    長ネギ、葉ネギ、ワケギなど、用途に応じて選べる品種があります。辛味の強さや甘味、食感も品種によって違います。

主な用途

  • 生食
    薬味やサラダ、刺身のつまなど。最近では、甘味が強く生食しやすい品種も人気です。

  • 加熱調理
    炒め物、煮物、鍋料理など。加熱すると甘味が増し、また違った美味しさを楽しめます。

  • 漬物
    ぬか漬けや塩漬けなど。ネギの辛味と香りが漬物に深みを加えます。

  • 業務用
    飲食店では、薬味や料理の彩り、鍋料理などに多用されます。特に、見た目が良く、日持ちする品種が重宝されます。

栽培のポイント

ネギの栽培は、露地栽培と施設栽培で大きく異なります。

露地栽培は、春まきと秋まきが一般的です。春まきは3〜4月に種まきして7〜10月に収穫、秋まきは9月に種まきして翌年3〜6月に収穫します。露地栽培のメリットは、自然の光と風を活かせること、コストが抑えられることです。ただし、天候に左右されやすく、病害虫の被害を受けやすいというデメリットもあります。

施設栽培は、ハウスや温室を使った栽培で、通年収穫が可能です。温度や湿度をコントロールできるため、品質が安定し、収量も増やせます。ただし、初期投資や光熱費がかかります。

病害虫対策は、ネギ栽培の重要なポイントです。ネギアブラムシ、ネギハモグリバエ、さび病などが発生しやすいので、予防的な防除が大切です。耐病性のある品種を選ぶことで、農薬の使用量を減らせます。

品種選びのコツ

ネギの品種選びは、栽培環境と用途を考慮して決めるのがベストです。

味と食感では、辛味の強さ、甘味の強さ、食感の違いを確認します。生食重視なら甘味が強く、辛味が少ない品種を。加熱調理用なら、辛味と香りがしっかりした品種を選びましょう。

耐病性は、地域で発生しやすい病気に強い品種を選ぶことが重要です。さび病やべと病に強い品種は、農薬の使用量を減らせて、環境にも優しい栽培ができます。

葉の形状とサイズは、用途によって変わります。長ネギは、白い部分が長く、加熱調理に適しています。葉ネギは、緑色の部分が多く、生食や薬味に便利です。

作型適応性も重要です。春作、夏作、秋作、抑制栽培など、栽培時期に合った品種を選ぶことで、安定した収穫が期待できます。

収量性と管理のしやすさも考慮しましょう。家庭菜園なら、手間がかからず長く収穫できる品種がおすすめです。大規模栽培なら、収量が高く、機械化に対応した品種を選びます。

市場とこれから

ネギの市場は、日本の食文化に深く根付いているため、安定した需要があります。特に、鍋料理の季節には需要が高まり、価格も上昇する傾向があります。

差別化の傾向として、甘味が強く生食しやすい品種、太くて肉厚な品種、辛味が少ない品種など、用途に特化した品種が注目されています。また、有機栽培や減農薬栽培のネギも、消費者から高い評価を受けています。

ブランド化では、地域ブランドや農園ブランドのネギが増えています。品質の良さと安心感をアピールすることで、高値での販売が可能になります。

輸出の可能性も見逃せません。特に、アジア諸国では日本のネギの品質が高く評価されており、輸出市場の拡大が期待されています。

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種苗会社

統計情報

68

登録品種数

総数

0

栽培農場数

合計

68品種中 6168件を表示

利用可能な品種

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西田

カネコ種苗株式会社

耐寒性強く、立性で多収型品種 特性 ●耐寒性と低温伸長性の高い冬どり用ネギで、2~3本に分けつします。●分けつは育苗後期から見られ、1本づつ完全に独立して抱きネギになりにくい品種です。●秋~冬期の伸長...

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越津

株式会社アサヒ農園

あいちの伝統野菜シリーズ 商品特性 ■来歴 原産地は、旧海部郡神守村越津地域を中心に徳川時代から栽培されてきたと伝えられています。 ■特性 葉身部、葉鞘部とも柔らかく、食味に優れます。 ■利用法 なべ...

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金長

ヴィルモランみかど株式会社

合柄系一本ねぎの銘柄品種 ■特徴 特性-1 は種期(適作型):3-4月 収穫期(適作型):10-12月 特性-2 葉色:緑 草勢:強 肥大性:良 葉鞘部のしまり:良 耐病性:普通 おすすめポイント 軟...

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金長3号

ヴィルモランみかど株式会社

早どり栽培に適し、伸長性抜群 ■特徴 特性-1 は種期(適作型):3-4月 収穫期(適作型):10-12月 特性-2 葉色:緑 草勢:極強 肥大性:良 葉鞘部のしまり:良 耐病性:普通 おすすめポイン...

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錦蔵

カネコ種苗株式会社

伸びがよく、 夏バテしない極黒柄の夏秋ネギ 特性 ●8月中旬から11月どりに適する極黒柄の一本ネギです。 ●襟や軟白部の締まりが非常に強く、耐病性も高いので高温下でも傷みにくく、出荷期が長い品種です。...

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長宝

ヴィルモランみかど株式会社

耐暑性、耐寒性に優れた夏秋冬どり種 ■特徴 特性-1 は種期(適作型):11-12月、2-4月 収穫期(適作型):7-8月、11-1月 特性-2 葉色:濃緑 草勢:強 葉鞘部のしまり:極良 耐病性:極...

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長悦

ヴィルモランみかど株式会社

周年栽培も可能! 画期的な極晩抽性種 ■特徴 特性-1 は種期(適作型):6-7月、9-10月 収穫期(適作型):3-4月、5-6月 特性-2 葉色:緑 草勢:強 肥大性:良 葉鞘部のしまり:中 耐病...

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雷帝下仁田

株式会社サカタのタネ

食味のよい、下仁田ネギから選抜した優良品種 ■特性 1. 群馬県の下仁田町馬山地方で、江戸時代より殿様への献上ネギとして作られている下仁田系のなかから、選抜淘汰し育成した品種です。煮物、鍋物として甘み...

68品種中 6168件を表示