オレンジアイコ
甘みと酸味のバランスが優れたプラム形のオレンジミニトマト ■特性 ● 萎凋病(F:R-1)、ToMV(Tm-2a型)に抵抗性で斑点病に抵抗性がある。 ● 草勢は中程度。裂果の発生が少なく、秀品率が高い。 ● 果実はプラム形で細長く、肉厚でゼリーが少なく、従来の丸玉ミニトマトと異なる食感。オレンジ色の果実はテリがあり、果色極良。 ● 下段はシングル花房で、上段はダブル花房となり、多収。 ■育苗管理 播種床の地温は25~28℃とし、播種後14日ぐらいの本葉1.5枚時に移植を行います。葉と葉が接触するころに苗広げを行い、育苗面積を十分にとります。肥料不足のときは液肥などで追肥を行います。 ■定植準備 作付け前に圃場の土壌診断を行い、適正な肥料設計を立てます。元肥量は圃場により異なりますが、10a当たり成分量で窒素15~20kg、リン酸20~25kg、カリ15~20kgを標準とします。 ■定植・栽培管理 定植は第1花開花~開花前ごろを基本とします。灌水は、第1段着果~果実肥大期ごろを目安に行い、初期からスムーズに生育させます。追肥は3段花房開花ごろを目安に草勢を見て行います。 ■病害虫防除 青枯病の汚染圃場では、「グランシールド」、「アシスト」などを用いて接木栽培を行います。また、近年問題となっている黄化葉巻病(TYLCV)、葉かび病、うどんこ病、すすかび病に対する抵抗性はないので、防除を徹底してください。 ■栽培上の注意点 ・草勢は中程度、中~後半はややおとなしいです。早めの灌水、追肥による樹勢の維持がポイントです。 ・温度管理は最低夜温10~11℃で管理し、マルハナバチを使用する場合12℃程度を確保します。低温管理の場合はホルモン処理が必要です。 ・裂果に強いので、食味を向上させるためにも黄色からオレンジ色に着色してからの完熟収穫を心掛けます。 ・抑制栽培では若干花数が増えますが、他の作型では花数が安定しているので、摘花は必要ありません。低段の花数を確保するため、若干、若苗定植にします。 ・ヘタは丸玉と比較して取れやすいので、ヘタ付き出荷の場合、注意します。
品種特性
基本特性
栽培適性
品質・作業性
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