品種詳細

「はくさい中間母本農9号」は、アブラナ科野菜栽培において難防除とされる根こぶ病に強い抵抗性を有します。その抵抗性は2つの遺伝子(Crr1、Crr2)によって制御されているため、2つの遺伝子に連鎖するDNAマーカーを活用することによって「はくさい中間母本農9号」との交雑後代の中から強い抵抗性を有する個体を効率的に選抜できます。 ■主要特性 1. 「はくさい中間母本農9号」は、根こぶ病罹病性の「はくさい中間母本農7号」(PL7)と飼料用カブ「Siloga」由来の抵抗性系統「G004」との交雑F3個体に、PL7を反復親として用いて、連続戻し交雑とマーカー選抜を繰り返し、根こぶ病抵抗性遺伝子Crr1とCrr2をホモに固定し育成された品種です。 2. Hatakeyamaら(2004, Breed. Sci. 54:197-201)の根こぶ病菌系の分類に基づく、グループ1に属する「No.5」菌に対して、既存の根こぶ病抵抗性中間母本(農1~5号)や市販の抵抗性F1品種では、全個体が罹病性もしくは罹病性個体と抵抗性個体が分離する。これに対して、「はくさい中間母本農9号」は「No.5」菌に対しても安定した抵抗性を示します。 3. マーカー選抜を利用して、「はくさい中間母本農9号」と罹病性系統とのF1に罹病性系統との戻し交雑を行い、自殖した後代系統のうちCrr1とCrr2に連鎖する2つのマーカー型が「はくさい中間母本農9号」と同じ型をもつ個体は「No.5」菌に抵抗性となり、抵抗性の個体を効率的に選抜することができます。
はくさい中間母本農9号
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メーカー情報

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構

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