豊光(とよひかり)
極晩抽性の3~4月どり 冷涼地・高冷地・中間地・暖地 150日 ■特性 1. 夏まき冬~早春どりに好適な寒玉晩生種。 2. 苗は強健でよく揃う。 3. 草姿はやや開張性で外葉はウェーブがあり、ブルーム(ろう質)が少ない。 4. 明るい鮮緑色、形状のよい甲高扁円球で1.5kg程度に太る。早くからしまるので若どりもできる。 5. 極晩抽性で芯の伸びが非常に遅いので、裂球は遅く、圃場に長く置ける。冷蔵適性も高い。 ■栽培の要点・注意 1. 暖地の一般的な播種期は8月15~25日頃が最適で、夏まき中生種より遅まき、遅植え、3~4月どりの栽培で特性を発揮する。 2. 黒腐病には強くないので、中生種と同期の早まき早植えをしない。菌核病の予防散布もする。 3. 定植が10月に入る場合でも、葉数確保のため適期播種をして、大苗を植え、小苗は使用しない。セル苗は9月25日頃までに定植を済ませる。