はるなぎエース
鮮緑、良質の年内~冬どり春系 黒腐病に強い 裂球が遅く収穫期の幅が広い 中間地・暖地 YR/70~75日 ■特性 1. 暖地の夏まき、年内~冬どりに好適で、中間地の晩秋~年内どりもできる。秋まきは不適。 2. 萎黄病抵抗性で、黒腐病にも強い。また根張りが強く、長雨、台風等による湿害時の回復が早い。 3. 耐寒性は一般の春系早生種より強く、厳寒期の球の腐敗が少ない。 4. 熟期は早生種より数日遅いが、完熟後の在圃性が高く、裂球は遅いので収穫期の幅が広い。 5. 葉色は鮮緑でアントシアンの発色がごく少ない鮮明な緑色で、結球内部は黄色になり鮮度感に富む。 6. 甲高扁円球で中肋、芯が細い。葉質は早生種よりわずかに硬いが、春系の中では柔らかく、食味がよい。 7. 球重は1.3~1.5kgに肥大し、L玉比率が高く、収量が多い。 ■栽培の要点・注意 1. 月下旬以降に収穫する作型は、球の肥大性、しまりが劣り軟結球になりやすいので播種、定植の遅れに注意する。 2. 菌核病の防除に努める。