しずる
多汁で生食可能 フルーティーな水茄子 ■品種特徴 生育は早く、主枝、側枝ともに初期からの収穫が安定する。 果皮はうすく、果肉は非常にやわらかく、アクは極めて少ない。 食味が良く、生食、漬物に向く。 8~10cm程度が収穫適期となる。 漬物用途としては、5cm程度の小ナスで収穫。 ■栽培方法 <圃場準備> 畝は、通常品種よりも水分要求が高いことを考慮してやや低畝とし、灌水設備を設け、乾燥期に備えることが望ましいです。 元肥は通常品種に準じて施し、過剰な施肥は過繁茂を招いたり根張りを弱めたり石ナスの発生を助長する要因となるので避けて下さい。 <定植> 定植適期は、第1花の開花時期とし、これより若植えは着果遅れや木ボケの原因となるため気をつけて下さい。旺盛な生育特性を持つため密植栽培には適さず、株間はやや広めとし、適度な通風と採光を促します。 <水分管理> 定植後は、株元に十分灌水してスムーズな発根を促します。その後生育初期においては過湿とならないよう通常品種と同等に管理し、収穫期においては順調な肥大を促すため収穫量に応じて灌水量を増加させます。 水分管理は通常品種より1~2割増しが理想であり、特に収穫期においては土壌水分不足に注意して下さい。 <追肥> 収穫始めを目安に第1回目の追肥とし、2回目以降の追肥量については着果状況と草勢をみながらの施肥として草勢の維持に努めましょう。 <整枝> 通常の水ナス栽培と同じ3本もしくは4本整枝とします。3本整枝の場合は主枝と第1花の直下およびその下の側枝をメインとして伸ばします。4本の場合は主枝および第1花の直下の側枝をメインに2本に仕立て、さらに2番花の直下の孫枝も用いて4本とします。 枝数が多くなれば収穫量が多くなりますので、追肥量および灌水量もそれに応じて増やします。また摘葉や整枝を行う場合は草勢の低下を招かないよう、過度な剪定は行わないことが望ましいでしょう。 <ご注意> 上記の数値は弊社圃場内での実例であり、各地域によって最適な条件へ変更していただくようお願いいたします。弊社圃場は奈良県天理市内にあり、温度域としては中間地、土壌は埴壌土での栽培条件となっています。
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