栽培環境・条件

立性のラッカセイ品種一覧 全8種類

立性ラッカセイ 立性ラッカセイとは 立性ラッカセイとは、種苗メーカーが草姿を「立性」と明記している品種です。茎や分枝が比較的上向きに伸びる草姿を示し、地表を広く這うほふく性や、中間的な半立性とは区別します。このタグでは、写真を見て立っている

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立性について

立性ラッカセイ

立性ラッカセイとは

立性ラッカセイとは、種苗メーカーが草姿を「立性」と明記している品種です。茎や分枝が比較的上向きに伸びる草姿を示し、地表を広く這うほふく性や、中間的な半立性とは区別します。このタグでは、写真を見て立っているように感じるだけの品種や、「コンパクト」という説明だけの品種は含めません。ラッカセイでは、花が咲いた後に子房柄が地中へ伸びて莢を作ります。そのため、地上部が立性であっても、莢が空中に付くわけではありません。また、立性は分枝数、分枝長、草勢の強弱と同じ意味ではなく、立性品種の中にも株の大きさや広がり方の差があります。品種比較では、草姿の区分と具体的な分枝の説明を分けて読むことが重要です。

立性を選ぶメリットと制約

立性品種は、株の横への広がりを把握しやすく、畝間の管理や圃場内の移動を計画する際の比較軸になります。分枝が短くコンパクトな立性品種であれば、管理通路を確保しやすい場合があります。ただし、すべての立性品種が省スペースとは限りません。立性でも分枝が長い品種があり、分枝数や草勢によって占有幅は変わります。また、株間を狭めれば単純に面積当たり収量が上がるとは限らず、過密による受光や通風の変化、管理作業の難しさが生じます。ここで押さえたいのは、立性が収量や早晩性、粒サイズを直接示す特性ではないことです。草姿を入口に、栽植密度と作業方法への適合を比べるために使います。日々の観察位置も決めやすくなります。

圃場配置と作型への生かし方

立性ラッカセイを導入するときは、メーカーが示す株間・畝幅を基本にし、自園の管理機械や作業通路に合わせて配置します。株の外観がまとまって見えても、地下の莢が形成される範囲まで同じとは限りません。子房柄が土へ入りやすい領域を確保し、中耕や土寄せで株元を傷めないことが必要です。畝間を狭める場合は、茎葉が茂った後も観察、除草、収穫準備ができるかを考えます。立性品種は草姿の見通しが比較的立てやすい一方、圃場の肥沃度や水分条件で草勢が変わり、想定より大きく育つことがあります。最初から密植へ振るのではなく、標準的な栽植条件で株幅と莢の分布を確認してから調整する方が安全です。

栽培管理で注意する点

立性であっても、ラッカセイ栽培の基本は変わりません。発芽を揃え、排水を確保し、開花後に子房柄が入りやすい柔らかな土の状態を保ちます。分枝が上向きだからといって、株元へ過度に土を寄せたり、管理作業を遅らせたりすると、茎や子房柄を傷める可能性があります。ここからが実際の栽培で差がつくところです。立性という一語だけで管理を決めず、分枝の長さ、草勢、開花位置を圃場で観察します。立性でも草勢が強い品種と比較的おとなしい品種があるため、施肥や株間を一律に扱わないことが大切です。収穫時には株元への莢の集中程度と、掘り残しの有無を記録すると、手掘り・機械掘りのどちらに合うか判断しやすくなります。

品種選びで一緒に確認したい特性

立性ラッカセイを比較する際は、まず分枝の数と長さ、草勢、熟期を確認します。同じ立性でも、分枝が少なく長い品種と、分枝が短くコンパクトな品種では、必要な株間や作業性が異なります。次に、茹で向きか煎り向きか、粒が大きいか小さいか、収量性の明記があるかを見ます。早期出荷を狙うなら極早生などの早晩性、収穫を分散するならほかの熟期との組み合わせも重要です。カタログ写真は草姿の参考になりますが、撮影時期や栽培条件が分からない場合があります。分類はメーカーの明記を優先し、試作では株幅、草高、分枝長、莢の付く範囲を同じ生育段階で記録してください。

作業性と経営上の位置づけ

立性は、圃場の見回り、除草、掘り取りなどの作業設計を考える材料になります。しかし、立性だけで機械収穫への適性や省力性を断定することはできません。使用する機械には畝幅、株の引き抜きやすさ、莢の集中、土質など複数の条件が関わります。手作業中心の小面積栽培でも、通路が確保しやすいか、株を扱いやすいかは実際に確かめる必要があります。意外と見落としやすいのが、栽培中の省スペース感と収穫時の作業量は別だという点です。多収品種なら選別する莢が増え、大粒品種なら洗浄や規格分けの方法も変わります。草姿、収穫量、用途、作業体系を一組として評価すると、立性の価値を経営に結び付けやすくなります。

まとめ

立性ラッカセイは、メーカーが草姿を立性と明記した品種を比較するためのタグです。半立性やほふく性とは区別しますが、立性の中にも分枝の数・長さや草勢の違いがあります。横へ広がりにくい傾向は圃場配置や管理通路を考える手掛かりになりますが、密植適性、省力性、多収性を自動的に保証するものではありません。このページの品種一覧では、立性の根拠が明確な品種に絞って確認できます。熟期、用途、粒サイズ、収量性と併せて比較し、試作時には地上部の株幅だけでなく、地下の莢の分布や掘り取り作業まで記録してください。その結果を基に、自園の畝幅や作業方法に合う品種を選ぶことが大切です。

8品種 掲載中
Qなっつ

Qなっつ

渡辺農事株式会社

■特性 ・甘味が強く、莢が白い、多収の煎り莢用の品種。 ・開花後80日前後が収穫適期となる。 ・草姿は立性、分枝は少ないが長い。 ・幼芽褐変症の発生が少なく、出芽率が高い。 ■栽培のポイント ・施肥の目安(10aあたり) N: 3kg、P: 12kg、K 12~15kg ・うね幅95cm、2条、条間45cm、株間30cm。1株立て(1粒まき)が良い。 ・開花後20日くらいに適度に潅水すると多収となる。

おおまさりネオ

おおまさりネオ

渡辺農事株式会社

甘味が強く、茹で落花生に向く大粒種 ■特性 ・茹で落花生に向く、収量が高い超大粒種で、甘みが強い。 ・収量・製品歩留まり・食味は「おおまさり」と同様。 ・開花後85日前後で収穫適期となる晩生種。 ・草姿が立性で「おおまさり」より分枝が短くコンパクトで、株間30cmで栽培可能。 ・「おおまさり」より白絹病、茎腐病に強い。

ジャワ13号

ジャワ13号

渡辺農事株式会社

■特性 ・開花期から75日前後で収穫適期となる早生種。 ・草姿は立性で、草勢は強く、葉は鮮緑色。 ・莢の大きさは小さく、子実も小粒。 ・炒り落花生に適する。 ■栽培のポイント ・条間45cm、株間30cm、1穴に2粒播種する。 ・10a当り、N3kg、P10kg、K10kgを目安とする。 ・マルチは開花後7日くらいで除去する。 ・収穫後7日ほど乾燥させ後、40〜50日野積みにしてから脱莢する。

タチマサリ

タチマサリ

渡辺農事株式会社

■特性 ・開花期から70〜75日で収穫適期となる極早生種。 ・草姿は立性で、草勢はややおとなしく、葉は鮮やか緑色。 ・着莢は株元に集中し、充実が良い。 ・莢の大きさは中位。 ・炒り落花生に適する。 ■栽培のポイント ・条間45cm、株間30cm、1穴に2粒播種する。 ・10a当り、N3kg、P10kg、K10kgを目安とする。 ・マルチは開花後7日くらいで除去する。 ・収穫後7日ほど乾燥させ後、40〜50日野積みにしてから脱莢する。

ナカテユタカ

ナカテユタカ

渡辺農事株式会社

収量性高い、中生種。 ■特性 ・開花期から80日前後で収穫できる中生種。 ・草姿は立性で、草勢は中位で葉色は淡緑。 ・分枝数はやや多く、莢の大きさはやや長大。 ・収量性が高く、あっさりとした甘味があり、茹で落花生に適する。 ■栽培のポイント ・株間30cm、条間45cm、1穴に2粒播種する。 ・10a当り、N3kg、P10kg、K10kgを目安とする。 ・マルチは開花後7日くらいで除去する。

縞ひかり

縞ひかり

渡辺農事株式会社

薄皮に紫色のまだら模様の入る早生種 ■特性 ・開花期から75日前後で収穫適期となる早生種。 ・子実の薄皮に赤紫色のまだら模様が入る。 ・草姿は立性で、葉は鮮緑色。 ・子実は小粒で、1莢に3〜4粒入る。 ・炒り落花生に適する。 ■栽培のポイント ・条間45cm、株間30cm、1穴に2粒播種する。 ・10a当り、N3kg、P10kg、K10kgを目安とする。 ・マルチは開花後7日くらいで除去する。 ・収穫後7日ほど乾燥させ後、40〜50日野積みにしてから脱莢する。

郷の香(さとのか)

郷の香(さとのか)

渡辺農事株式会社

茹でて美味しい極早生落花生 ■特性 ・開花期から70〜75日で収穫適期となる極早生種。 ・収量性が高く、莢の色は白い。莢と子実の品質に優れる。 ・草姿は立性で、草勢はややおとなしく葉は緑色。 ・分枝数はやや少なめで莢の大きさは中位。 ・種皮が薄く、茹で落花生に向く。 ■栽培のポイント ・株間30cm、条間45cm、1穴に2粒播種する。 ・10a当り、N3kg、P10kg、K10kgを目安とする。 ・マルチは開花後7日くらいで除去する。 ■備考 ・小袋、1dL袋は「茹で落花生のタネ」という名称で販売しております。 ・茹で落花生の食べ方:収穫後にすぐ水洗いし、40〜50分塩ゆでにする(香ばしい匂いが茹で上がりの目安)。

黒落花生

黒落花生

渡辺農事株式会社

種皮が黒色の落花生 ■特性 ・開花期から80日前後で収穫できる中生種。 ・草姿は立性で、草勢はやや強く葉色は鮮緑。 ・種皮(薄皮)は紫がかった黒色。 ・炒り落花生に適する。 ■栽培のポイント ・株間30cm、条間45cm、1穴に2粒播種する。 ・10a当り、N3kg、P10kg、K10kgを目安とする。 ・マルチは開花後7日くらいで除去する。 ・収穫後7日ほど乾燥させ後、40〜50日野積みにしてから脱莢する。

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