(B)紅芯五寸
丸種株式会社
不抽苔性の時無五寸ニンジン 1. 時無系早生種の大型五寸ニンジンで、抽苔が遅く根長約17cm、尻が丸く詰まって全体に肉付きの良い美しい総太り型の豊産種です。 2. 根の揃いは良く、肌は橙紅色にさえて紅芯。肉質が柔らかく甘味に富みます。
早生ニンジン 早生ニンジンとは 早生ニンジンとは、播種から収穫までの日数が比較的短い品種群を指す熟期区分です。ニンジンの熟期は品種によって異なりますが、早生品種は播種からおおむね90〜110日程度で収穫できる品種が該当します。中生品種が11
早生ニンジンとは、播種から収穫までの日数が比較的短い品種群を指す熟期区分です。ニンジンの熟期は品種によって異なりますが、早生品種は播種からおおむね90〜110日程度で収穫できる品種が該当します。中生品種が110〜130日、晩生品種が130日以上を要するのに対し、早生品種は1〜2か月程度短い栽培期間で出荷が可能です。
ニンジンはセリ科の根菜であり、冷涼な気候を好む作物です。発芽適温は15〜25℃、生育適温は18〜22℃とされ、高温条件下では根の肥大が不良になったり、色づきが悪くなったりする傾向があります。早生品種は、限られた適温期間を効率的に活用して根の肥大を完了させる能力を持っています。
早生品種の多くは、根長がやや短めの「五寸系」に分類される品種が中心です。根長15〜18cm程度の中サイズで、根形が揃いやすい品種が多いです。これは早い段階で根の肥大が始まり、短期間で商品サイズに到達する品種特性に由来しています。
ニンジンは播種から発芽までの期間が長く(7〜14日程度)、発芽の不安定さが栽培上の大きな課題です。早生品種でもこの課題は共通であり、発芽の安定化が栽培の成否を分ける最初のポイントとなります。
早生ニンジンの最大の魅力は、圃場の回転率を高められることです。ニンジンは栽培期間が比較的長い品目であるため、中生・晩生品種では圃場の占有期間が4〜5か月に及びます。早生品種であれば3〜4か月程度で収穫でき、後作への切り替えに余裕が生まれます。
春まき栽培において、早生品種は高温期を避けて収穫を完了できるメリットがあります。ニンジンは高温条件下で根の品質が低下しやすく、着色不良やひび割れの原因となります。早生品種を使えば、気温が上がりきる前に収穫を終えることが可能で、品質面のリスク軽減につながります。
経営面では、市場への早期出荷による高単価販売のメリットもあります。ニンジンの市場価格は、端境期に上昇する傾向があり、早生品種で通常より早い時期に出荷できれば、有利な価格での取引が期待できます。
ここからが実際の栽培で差がつくところです。早生品種は根の肥大が速い分、収穫適期の幅がやや狭い傾向があります。適期を逃すと根が大きくなりすぎたり、裂根(根が割れる現象)が発生したりすることがあります。在圃性に優れた品種を選ぶか、計画的な収穫スケジュールを組むことが品質維持のポイントです。
また、早生品種は一般的に抽苔しやすい傾向があります。特に春まき栽培では、低温に遭遇した後に気温が上昇すると花芽分化が進行し、根が肥大する前に抽苔してしまうことがあります。品種の晩抽性を確認した上で、播種時期を適切に設定することが重要です。
早生ニンジンが最も活躍するのは、春まき栽培です。2〜3月にトンネルやマルチを利用して播種し、6〜7月に収穫する作型が代表的です。この作型では、早生品種の短い栽培期間を活かして、夏の高温期に入る前に収穫を完了させることができます。
夏まき(7〜8月播種)の秋冬どり栽培でも早生品種は活用されます。秋どりでは11〜12月に収穫できるため、年末需要に合わせた出荷が可能です。ただし、夏まきの場合は播種時の高温と乾燥による発芽不良に注意が必要です。
地域的には、千葉県、北海道、徳島県、青森県などの主要産地で広く栽培されています。千葉県は春まきニンジンの大産地であり、早生品種を活用した早出し出荷が盛んです。北海道では夏まきの短い栽培期間を早生品種でカバーするケースもあります。
まず押さえておきたいのが、ニンジンは連作に比較的強い作物ですが、連作が続くと線虫被害やしみ腐病などの土壌病害が増加するという点です。早生品種の回転の速さを活かして連作を重ねる場合は、定期的な土壌消毒や緑肥の導入を組み合わせた土壌管理が長期的な安定生産に不可欠です。
早生ニンジンの栽培では、発芽の安定化と根の品質確保が2つの大きな柱です。
発芽対策は、ニンジン栽培で最も重要な管理項目です。ニンジンの種子は好光性で、覆土が深すぎると発芽率が低下します。覆土は5mm程度と薄くし、鎮圧を十分に行って種子と土壌の密着を確保します。播種後の乾燥は発芽の大敵であるため、灌水設備の確保や不織布被覆による保湿が有効です。
春まき栽培では、地温の確保が発芽率を左右します。トンネルやべたがけ資材を活用して地温を15℃以上に維持し、発芽を促進します。地温が低い状態で播種すると、発芽までに2〜3週間以上かかり、欠株や生育のばらつきの原因となります。
間引きは、本葉2〜3枚と本葉5〜6枚の2回が一般的です。早生品種は根の肥大が速いため、間引きが遅れると根の形状が悪化しやすくなります。適期の間引きで根の生育スペースを確保することが、揃いの良い根を作る基本です。
施肥は元肥主体で行い、リン酸とカリの十分な施用が根の肥大と着色に寄与します。窒素の過剰施用は地上部の茂りすぎと根の品質低下を招くため、適量を守ります。追肥は間引き後に1〜2回行うのが一般的です。
意外と知られていないのですが、ニンジンの着色(カロテン含量)は品種特性だけでなく、栽培条件にも大きく左右されます。日照不足や高温条件では着色が不良になりやすく、特に春まき栽培の後半で気温が上がると芯部の着色が薄くなることがあります。早生品種を使って高温期前に収穫を完了させることは、着色品質の確保にも有効なアプローチです。
早生ニンジンの品種を選ぶ際は、栽培する作型と販売先に合った特性を持つ品種を見極めることが重要です。
根形の揃いやすさは、出荷規格を満たす率(秀品率)に直結する重要な特性です。早生品種の中でも、根形が安定してそろう品種と、ばらつきが出やすい品種があります。量販店向けでは規格揃いの良さが重視されるため、根形の安定性に優れた品種を選ぶことが収益に直結します。
晩抽性は、春まき栽培では必須のチェック項目です。低温に遭遇した後に抽苔しにくい品種を選ぶことで、春まきでの安定した栽培が実現します。品種のカタログに記載されている晩抽性のレベルを確認し、自地域の気象条件と照らし合わせて判断することが大切です。
しみ腐病耐性も近年注目されている選定基準です。しみ腐病はニンジンの主要な土壌病害であり、収穫後の商品価値を大きく下げます。耐病性品種の選択は、特に連作圃場での栽培安定性を高める効果があります。
在圃性も品種選定の重要な要素です。在圃性に優れた品種は、収穫適期の幅が広く、出荷調整がしやすいメリットがあります。労働力の配分や天候による作業遅れを考慮すると、在圃性の良い品種を選ぶことが実務上の安心感につながります。
ニンジンは日本の食卓に欠かせない常備野菜であり、周年を通じた安定した需要があります。カレー、煮物、サラダ、ジュースなど幅広い用途で使われるため、市場の需要は底堅く推移しています。
早生品種は、春先の出荷シーズンの先頭を切る品種群として、産地の出荷計画に組み込まれています。特に新ニンジンとしてのフレッシュ感を訴求できる点は、消費者へのアピールポイントです。
産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、近年はカット野菜や加工用途のニンジン需要が拡大しており、安定した品質と供給量が求められる場面が増えています。早生品種で作付け回数を増やし、年間の供給量を確保する戦略は、産地の競争力強化に寄与します。
育種の面では、早生性と食味・着色の両立が進んでいます。従来は早生品種の着色がやや劣る傾向がありましたが、近年はカロテン含量が高く着色に優れた早生品種が増えており、品質面での選択肢は広がっています。また、機能性野菜としてのニンジンへの関心も高まっており、カロテン含量やリコピン含量が高い品種の開発も進んでいます。
早生ニンジンは、播種から収穫まで90〜110日程度の栽培期間を特徴とし、圃場の回転率向上と高温期の回避に有効な品種群です。春まき栽培での早出し出荷や、秋どりの年末向け出荷において力を発揮します。
品種選びにあたっては、根形の揃いやすさ・晩抽性・しみ腐病耐性・在圃性を総合的に評価し、栽培する作型と販売先に適した品種を選定することが重要です。栽培面では、発芽の安定化が最も重要な管理項目であり、適切な覆土・鎮圧・保湿対策が安定した栽培の基盤となります。
丸種株式会社
不抽苔性の時無五寸ニンジン 1. 時無系早生種の大型五寸ニンジンで、抽苔が遅く根長約17cm、尻が丸く詰まって全体に肉付きの良い美しい総太り型の豊産種です。 2. 根の揃いは良く、肌は橙紅色にさえて紅芯。肉質が柔らかく甘味に富みます。
カネコ種苗株式会社
早太り多収、根形のそろい抜群 特性 ●根長55~60cm位。太りが早く、そろいの良い長ニンジンです。根色は芯まで鮮紅色となり、甘みに富みます。早生で耐寒性が強いので、秋~3月出荷が可能です。
住化農業資材株式会社
極晩抽性の中早生品種 ■品種特性 ・極晩抽性で高冷地栽培の広い作型で栽培できる中早生品種 ・根形は総太りの円筒形で収量性に優れる ・地上部は草姿立性でコンパクトなため、機械収穫しやすい
住化農業資材株式会社
食味、根色の良い早生種 ■品種特性 ・根形がやや肩張りする円筒形で、尻部まで良く詰まる ・根色は芯色まで濃い鮮紅色で、食味が良い ・地上部は旺盛だが、立性に優れるため機械収穫が可能
株式会社アサヒ農園
肉付き良好な早生豊産種。色鮮やかなおいしい人参 商品特性 ■特性 耐病性、耐暑性が強く、家庭菜園に好適の早生豊産種。 根身15~20cm位の肩張り、尻の肉付良好な五寸人参です。 橙赤色で着色良く、肉質、味、栄養価共抜群の優良種です。 ■利用法 甘味に富み煮物、炒め物、サラダ等に好適です。 間引いた時の人参の葉はおひたし、汁の具等に利用出来ます。 育て方 ■土づくり ・種まき前に石炭を散布し、よく耕して土を中和させておきます。 ・肥料は堆肥、油かす等を元肥に施しますが、肥料の塊があると分岐根になりやすく注意。 ■たねまき ・40cm幅のうねにスジまきします。 ・タネがかくれる程度、土をかけます。 ・発芽まで土が乾燥しないように水を与え、適度な湿度を保ちます。 ■栽培のポイント ・発芽後は順次間引きし株間を10cm位にします。根部が肥大すると土寄せします。 ・肥料は間引き後と生育に伴い化成肥料等を時々与えます。
株式会社アサヒ農園
春まき・夏取り専用の五寸人参 商品特性 ■特性 春まき専用人参「春紅五寸人参」の種です。 春まき品種としては外皮、肉、芯部まで紅色が鮮やか。 播種から約100日の早生品種です。 耐寒性、耐病性、も有り栽培しやすい。 ■利用法 スティックやサラダ、バターソテー、煮物、きんぴら、てんぷら、スープと和、洋、中華料理、何でも使える万能野菜! 育て方 ■栽培のポイント ・ 播種前2~3日より畝に充分潅水し、条間15~20cm、株間5cmに5~6粒播種し切ワラなどで、発芽まで適湿をたもつ。 ・ 極度の早蒔きは、気候により抽苔することがあるので充分温度を確保し播種する。
ヴィルモランみかど株式会社
根・芯色ともに濃い春夏まき兼用種 ■特徴 耐病性 IR : 黒葉枯病 特性-1 適作型:春どり・冬どり 早晩性:中早生 吸込性:中 黒葉枯れ病:中 特性-2 根色:極濃鮮紅色 根長:17-19cm 根形:やや肩張り おすすめポイント 甘味強く芯まで赤い。 熟期105~110日の春夏蒔き兼用種、根・芯色が極めて濃くジュース原料などにも適する。 ■品種の特性 1. 熟期105~110日の春夏まき兼用種。 2. 初期生育が早い。 3. 草姿立性で機械収穫に適する。 4. 極晩抽性。 5. やや肩はり形状で尻詰まりが良い。 6. 根色・芯色共に極めて濃い。 7. 作業割れが少ない。 8. 甘味強く、カロテン含有量も高い。 ■栽培のポイント 1. 形状が乱れやすいため、夏まきで早まき(7月下旬~8月15日)は避ける。 2. 2次生長に対してやや敏感なため、特に高温期には適期収穫を心がける。 3. センチュウに対してやや敏感なため、圃場のセンチュウ対策をしっかり行う。
株式会社フジイシード
高温期栽培でしっかりと根長の出る中早生品種。 ■品種特性 ・尻詰まりの良い総太りタイプの早生~中早生の品種。 ・根色が濃く、肌質が綺麗なため商品性に優れる。 ・高温期栽培においても比較的根長が出やすいため収量性に優れる。
住化農業資材株式会社
高温期栽培でしっかりと根長の出る中早生品種 ■品種特性 ・尻詰まりの良い総太りタイプの早生~中早生種 ・根色が濃く、肌質が綺麗なため商品性に優れる ・高温期栽培においても比較的根長が出やすいため、収量性に優れる
株式会社ナコス
おおきめにんじん”Ornailica”! えぐみなく、甘み強く、生食おススメ! ■品種の特徴 8月播種→年内収穫の早生にんじん 春まき適性あり 食味よく大ぶりなものが多いので、にんじんスティック、サラダ、ジュースなどに最適!。 栽培のポイント 多めに種をまき、3~5㎝間隔に間引きます。間引いた葉も香りがよくおいしい。 12月に収穫しきれなくても裂果しにくく、2月まで土中で太らせることができます 寒さにあたると首元が緑になるので気になる場合は土寄せをしてください。 多肥栽培では地上部が大きく育ちますが、根の生育に影響がでることがあります。 慣行栽培の前作物を鋤き込む場合は、元肥やたい肥の施肥なしでも十分生育するので、土壌診断などのツールを活用し、適度な施肥をすることで、虫害、裂果、矮小根などの問題を回避することもできます。"
中原採種場株式会社
肌が美しい!!鮮やかな赤紅色!! ■特性 ・香川県坂出市の奥沢憲行氏が育成された品種。 ・草姿は開帳、葉色は濃緑色で肩はやや張る。吸込性のため肩部の変色がほとんどなく、金時人参特有のイボも極少。 ・色は鮮やかな赤紅色で芯も細く、根長40㎝前後で尾部近くまで肉付よく市場性が高い。 ・播種後110〜120日で収穫できる中早生種。
雪印種苗株式会社
ソーセージタイプのミニニンジン 食味に優れ作りやすい! ■特性・特徴 ・60~80日で収穫できる極早生品種。 ・根長10~12cm、径1.5~2.0cm。 ・ニンジンの臭みがなく、食べやすい。 ・生でサラダに、丸ごと煮込みに! ■使用時期 道東・道北:【播種期】露地:4月中旬~6月下旬 道央・道南:【播種期】露地:4月中旬~6月下旬 東北北部・寒高冷地:【播種期】露地:4月中旬~6月下旬 東北中部・南部:【播種期】露地:4月中旬~6月下旬 一般地:【播種期】トンネル:1月上旬~2月下旬、露地:3月中旬~4月上旬・8月中旬~9月中旬 西南暖地:【播種期】トンネル:1月上旬~2月下旬、露地:3月中旬~4月上旬・8月中旬~9月中旬 ■用途・機能・特性 極早生
ヴィルモランみかど株式会社
揃い性抜群、総太り型で高収量、黒葉枯病に強い ■特徴 耐病性 IR : 黒葉枯病, しみ腐病 特性-1 適作型:春どり・秋どり・冬どり 早晩性:中早生 吸込性:極強 黒葉枯れ病:極強 特性-2 根色:濃鮮紅色 根長:18-20cm 根形:総太型 おすすめポイント カロテン含量高く、作りやすく美味しい。 熟期110~120日の周年栽培可能品種。揃い性抜群、総太型で高収量で黒葉枯病に強い。 ■品種の特性 1. 熟期110~120日の周年栽培可能品種。 2. 極晩抽性で、地上部の病害に強く黒葉枯病、斑点病、うどんこ病耐性に優れる。 3. 草勢はややおとなしめで、耐寒性に優れる。 4. 円筒形に近い形状で尻詰まりが良い。 5. 根長18~20cmで根色・肉色ともに濃鮮紅色。 6. 吸い込み性が強く、青首が少ない。 7. 肌つや良好で洗い上がりが美しい、また首回りも細く見た目が美しい。 8. 在圃性に優れ、圃場での裂根が少ない。 9. しみ腐病に比較的強い。 10. ニンジン臭が少なく食味に優れる、またカロテン含有量が高い ■栽培のポイント ・初期生育が緩慢であるため、深まきを避け(覆土1.5~2cm程度)、播種後の継続的な潅水など本葉展開までの水分管理に注意。 ・雑草負けするケースがあるため、しっかり初期の雑草防除を行う。 ・土壌水分管理の難しいトンネル栽培での1粒まきは極力避ける。 ・10a当たり5~6万粒程度での密植栽培が望ましい。 ・洗浄時の裂根の割合を抑えるため、雨天直後の収穫を避け、収穫の翌日に洗浄する。 1.圃場準備 良品収穫のため、にんじんの連作は避ける。圃場の排水性を高めるため、作付け前に深耕を行うことが望ましい。作付け前の未熟堆肥施用は、岐根やしみ腐病発生の原因となるため避ける。岐根やネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウによる被害低減のため、センチュウ防除の土壌消毒を実施する。 2.施肥 前作の残肥を考慮して設計する。10a当たり窒素5~15kg、リン酸10~25kg、カリ5~15kgを目安とする。ただし、火山灰土ではリン酸を10a当たり20kg以上施用することが望ましい。 本品種は生育後半に肥大するため、緩効性肥料の使用若しくは追肥の施用をすることが望ましい。 低pHは、初期生育不良やしみ腐病の発生を助長するため、苦土石灰等を使用して土壌pHを6.0~6.5に補正することが望ましい。 3.播種 夏まきの播種期は、中間地(関東地区)では7月25日~8月15日、暖地(九州)では8月15日~31日を目安とし、播種期に応じて株間を調整する。春まきの播種期は、中間地(関東地区)では12月下旬~3月上旬、暖地(九州)では11月下旬~3月上旬を目安とし、夏まき同様播種期に応じて株間を調整する。黒葉枯病に強く、しみ腐病に強いため、6月以降の収穫でより特性が活きる。冷涼地の初夏まき秋どりの播種期は、5月初旬~6月下旬を目安とする。 夏まきの作型で過度の早まき(7月25日以前)とすると、欠株が発生しやすくなり、根形の乱れや根部形状の不揃い、根長が20cmを超える青果物の割合が増加しやすくなるため、播種適期を守る。 青果出荷用の場合にはやや密植気味の株間5~6cm、加工業務用の場合には株間7~10cmを基準とし、栽植密度を設定する。 深まきは避けて覆土は1~2cm程度とする。 1粒まきも可能であるが、欠株を避けるために2~3粒まきを行うとともに、ネキリムシの防除を行うことが望ましい。 4.潅水 本品種は、発芽に際して水分要求度が高い。発芽と初期生育を揃えるため、播種直後から本葉2~3枚展開時まで十分に潅水を行うことが、本品種の特性を発揮させるための要点である。 5.雑草防除 初期生育が緩慢で雑草の生育に負けるケースがあるため、初期の雑草防除をしっかり行う。なお、圃場に発生する雑草の種類を考慮して除草剤を選定する。散布時期やニンジンの生育ステージ、気温、土質によって薬害を生じ易い除草剤があるため、除草剤の選定と散布時期の設定に際して、最寄りの普及所の指示に従うことが望ましい。 6.間引き 必要に応じ、本葉4~5枚期に間引きを実施する。 7.追肥 間引き後、生育状況に応じて追肥、中耕を行う。追肥は、窒素とカリ主体に、10a当たり窒素3kg程度を施用する。砂質土壌で肥料が流亡しやすい場合は、追肥の施用量を増やす。夏まき越冬どり栽培で土寄せを行う場合は、通路が葉で覆われる前、もしくは降霜前に実施する。本品種は吸い込み性が非常に強いため、従来の慣行栽培で土寄せを実施していない場合は土寄せは不要である。 8.病害虫防除 適宜、薬剤散布を行い、早めの防除を心がける。 9.収穫 洗浄時の裂根の割合を抑えるため、雨天直後の収穫を避ける。収穫の翌日に洗浄を行うとより望ましい。
宝種苗株式会社
人参スティックや素揚げなど。生でおいしいミニ人参! ■特性・栽培のポイント ・播種後80日前後で、根長15cm前後、根径1.5cm前後になる極早生ミニ人参。 ・甘味があり生食にも向く。泥つき、葉つきのまま出荷しても直売所等で人気が高い。 ・周年栽培が可能ですが、暖地での高温期の栽培は避けてください。 ・株間は2cm前後で栽培してください。 ■播種期(暖地) ・ハウス・トンネル 10月~3月播種 ・露地春蒔き 4月~5月播種 ・露地秋蒔き 8月~9月播種 ※6,7月の播種は高温のため避けてください
株式会社タカヤマシード
丸ごと料理に使える! ■特性 1.ウィンナーソーセージのような小型の円筒形をした極早生ミニ人参である。 2.草姿は立性、草丈は低く、葉色は濃い。 3.生育日数70~90日で根長10~12cm、根径1.5cmの大きさに達し、収穫可能となる。 4.根部は肌が滑らかでツヤがあり、根色・芯色ともに濃橙紅色で美しく、芯は細い。肉質はやわらかく、水分、甘味に富み生食や丸ごと調理するのに適する。 ■ポイント 1.保水力があり、肥沃な圃場がよい。 2.種子は10cm間隔に条まきし、2回位間引きし株間を3~5cmとする。 3.肥料は元肥主体とし、間引時に追肥を行う。
タキイ種苗株式会社
生でおいしい、作りやすい極早生種! ■特長 ・ウインナソーセージの形に似た小型の極早生種。 ・生育日数70〜90日で、根長10〜12cm、根径1.5〜2cm程度になる。 ・肌は滑らかでツヤがあり、肌・芯ともに鮮紅色で美しい。 ・肉質は歯切れがよく、やわらかで、水分と甘みに富む。 ・プランターやコンテナでの栽培にも適する。 ■栽培の要点 ・葉数が少なく草勢がおとなしいので、黒葉枯病などに侵されないよう早めに予防する。 ・種子は5〜10cm間隔に条まきし、本葉2〜3枚時に株間1.5cm、4〜5枚時に株間3〜5cmに間引く。 ・施肥は元肥主体で速効性肥料を施用し、間引き時に液肥を追肥する。
株式会社サカタのタネ
夏まきで幅広く使える中早生ニンジン ■特性 1. 根長約18cm、根径約5cm、形状はやや肩張りし尻詰まりがよいです。 2. 播種後100~110日で収穫可能な中早生品種です。 3. 初期生育が早く、発芽後の管理が容易です。 4. 早生性と在圃性のバランスがよく、収穫適期の幅が広いです。 5. 葉は生育旺盛で黒葉枯病や斑点病に強く、寒さによる枯れにも比較的強いです。 6. しみ腐病に強く、栽培しやすいです。 ■適応性 夏まき秋冬収穫の作型では、播種時期と株間を調整することで、年内から年明けまで収穫が可能です。一般地では8月上旬~下旬播種、暖地では8月上旬~9月上旬播種の作型に適します。土壌や気象条件に左右されにくい品種のため、作場は選びません。冬まきトンネル栽培や春まき露地栽培では、抽苔する可能性が高いため栽培を避けてください。 ■圃場準備・土づくり ニンジン栽培では、pH6~6.5になるように酸度矯正をし、完熟した堆肥を10a当たり2~3tを目安に投入します。未熟堆肥や播種直前の堆肥投入は肌荒れや又根の原因になるため注意して下さい。地下水位が高い圃場や排水性が悪い圃場では高畝などの措置をとり、排水性の確保に努めます。「ベーター536」は葉の生育が旺盛なので、葉を大きく作りすぎないように窒素成分量を慣行栽培基準より控えてください。過剰施肥は病気の発生や根の生育遅延につながるので注意してください。 ■播種 ニンジンは発芽が難関となる作物です。深さ5~10mm程度の溝に、1~2cm間隔で播種を行います。その後、種子が隠れる程度に覆土を行い、しっかりと鎮圧を行います。ニンジンは発芽に多くの水分を必要とするため、播種後は乾燥させないよう灌水をします。播種してから発芽がそろうまで7~10日ほど日数がかかりますので、その間の乾燥は避けるように注意してください。 ■栽培管理 本葉が2~3枚頃から間引きを開始し、5~6枚までには株間5~8cmになるよう1本立ちさせます。株間は収穫期に合わせて広げることが重要となります。追肥は間引きした後を目安に、生育に応じて施して下さい。ニンジンが肥大し始めてから追肥を行うと、裂根の原因になるので注意して下さい。肩部に日が当たると青首・赤首に着色するため、葉が条間を覆う前に必ず土寄せを行ってください。「ベーター536」は黒葉枯病や斑点病には強いですが、発病した場合は生育に大きな影響を及ぼすため、予防中心の防除を心掛けるようにしてください。 ■収穫 一般地夏まきで播種後100~110日後で収穫可能となります。根長約18cm、根径約5cmで根先が詰まってきたときが収穫適期となります。裂根などが少なく、収穫適期の幅が広いため、用途に応じて収穫時期をずらすことが可能です。葉は寒さによる枯れに比較的強いため、機械収穫に適しています。甘皮がやや厚めなので、洗果時間は従来品種よりやや長めに行ってください。収穫・洗果後は品質保持のため、速やかに日が当たらない低温条件下に置いてください。
渡辺農事株式会社
低温肥大性高く、良く揃う晩抽早生品種 ■特性 ・根長16~18cm。低温肥大性、揃い性に優れ、尻詰りが良い晩抽早生品種。 ・しみ腐病に強く、収穫後の変色が出にくい。 ・草勢おとなしく立性のため、作業性に優れ、機械収穫にも適する。 ・中間地夏蒔きでは盆明け以降の遅まき早どりの作型に向く。 ■栽培のポイント ・適度な水分条件のもとで発芽を揃えて初期生育をスムーズに進める。 ・草勢がおとなしいため葉枚数をしっかり確保することが安定した肥大につながる。 ・トンネル栽培では初期に換気をし過ぎず、生育に合わせる。
渡辺農事株式会社
カロテン・甘味に富んだ早生種 ■特性 ・あまくて、やわらかく、カロテンなど栄養価が高い。 ・抽苔が少なく、春蒔きできる。 ・尻詰りの良い短円錐形で肥大が早い ・肌は滑らかで根色、芯色とも良く着色する。 ■栽培のポイント ・肥沃で水はけの良い畑を選び、元肥を主体に多めの施用をする。発芽から順調に生育させることで良品が多収となる。 ・一般の火山灰土壌では、10aあたり、チッソ15kg、リンサン30kg、カリ15kgを標準とし、夏蒔きは少なめ、低温期蒔きは多めとする。 ・肥大が早いため、無理な早蒔きはせず、順調に生育させ、早めに収穫する。 ・播種を遅らせて肥料を多めにすると肥大が早まり、シミなどの障害が少なくなる。 ・生育中に中耕して除草、排水改善をし、青首を防止する。弱い雨の後中耕して土中に酸素を供給すると肥大促進となる。
松永種苗株式会社
食味最高レベル! 超密植栽培可能な“スナックニンジン” ■品種特性 ・バンチング(葉付き収穫)タイプのミニニンジンで、適期栽培で播種後70日頃 から収穫できる極早生品種です。 ・10cmくらいのミニサイズから、少し収穫を遅らせて20cm程度のやや大きな サイズにしても収穫できる。 ・通常の五寸ニンジンと違い、極端に肩の張らない品種のため、形が崩れにくく、いつでも細身の円筒形ニンジンとなる。 ・晩抽性が強く、春まきと夏まきの両作型に対応しています。 ・皮が薄く、スナック感覚でそのまま生食でき、肉質は歯切れがよく、甘みがありおいしい。 ・葉も毛じが少ないので葉ニンジンとして利用が可能です。 ■栽培のポイント ・密植栽培が可能。薄いすじ蒔き(株間1〜2cm程度)で間引き無しで栽培できます。
丸種株式会社
不抽苔性の時無五寸ニンジン 1. 時無系早生種の大型五寸ニンジンで、抽苔が遅く根長約17cm、尻が丸く詰まって全体に肉付きの良い美しい総太り型の豊産種です。 2. 根の揃いは良く、肌は橙紅色にさえて紅芯。肉質が柔らかく甘味に富みます。
カネコ種苗株式会社
早太り多収、根形のそろい抜群 特性 ●根長55~60cm位。太りが早く、そろいの良い長ニンジンです。根色は芯まで鮮紅色となり、甘みに富みます。早生で耐寒性が強いので、秋~3月出荷が可能です。
住化農業資材株式会社
極晩抽性の中早生品種 ■品種特性 ・極晩抽性で高冷地栽培の広い作型で栽培できる中早生品種 ・根形は総太りの円筒形で収量性に優れる ・地上部は草姿立性でコンパクトなため、機械収穫しやすい
住化農業資材株式会社
食味、根色の良い早生種 ■品種特性 ・根形がやや肩張りする円筒形で、尻部まで良く詰まる ・根色は芯色まで濃い鮮紅色で、食味が良い ・地上部は旺盛だが、立性に優れるため機械収穫が可能
株式会社アサヒ農園
肉付き良好な早生豊産種。色鮮やかなおいしい人参 商品特性 ■特性 耐病性、耐暑性が強く、家庭菜園に好適の早生豊産種。 根身15~20cm位の肩張り、尻の肉付良好な五寸人参です。 橙赤色で着色良く、肉質、味、栄養価共抜群の優良種です。 ■利用法 甘味に富み煮物、炒め物、サラダ等に好適です。 間引いた時の人参の葉はおひたし、汁の具等に利用出来ます。 育て方 ■土づくり ・種まき前に石炭を散布し、よく耕して土を中和させておきます。 ・肥料は堆肥、油かす等を元肥に施しますが、肥料の塊があると分岐根になりやすく注意。 ■たねまき ・40cm幅のうねにスジまきします。 ・タネがかくれる程度、土をかけます。 ・発芽まで土が乾燥しないように水を与え、適度な湿度を保ちます。 ■栽培のポイント ・発芽後は順次間引きし株間を10cm位にします。根部が肥大すると土寄せします。 ・肥料は間引き後と生育に伴い化成肥料等を時々与えます。
株式会社アサヒ農園
春まき・夏取り専用の五寸人参 商品特性 ■特性 春まき専用人参「春紅五寸人参」の種です。 春まき品種としては外皮、肉、芯部まで紅色が鮮やか。 播種から約100日の早生品種です。 耐寒性、耐病性、も有り栽培しやすい。 ■利用法 スティックやサラダ、バターソテー、煮物、きんぴら、てんぷら、スープと和、洋、中華料理、何でも使える万能野菜! 育て方 ■栽培のポイント ・ 播種前2~3日より畝に充分潅水し、条間15~20cm、株間5cmに5~6粒播種し切ワラなどで、発芽まで適湿をたもつ。 ・ 極度の早蒔きは、気候により抽苔することがあるので充分温度を確保し播種する。
ヴィルモランみかど株式会社
根・芯色ともに濃い春夏まき兼用種 ■特徴 耐病性 IR : 黒葉枯病 特性-1 適作型:春どり・冬どり 早晩性:中早生 吸込性:中 黒葉枯れ病:中 特性-2 根色:極濃鮮紅色 根長:17-19cm 根形:やや肩張り おすすめポイント 甘味強く芯まで赤い。 熟期105~110日の春夏蒔き兼用種、根・芯色が極めて濃くジュース原料などにも適する。 ■品種の特性 1. 熟期105~110日の春夏まき兼用種。 2. 初期生育が早い。 3. 草姿立性で機械収穫に適する。 4. 極晩抽性。 5. やや肩はり形状で尻詰まりが良い。 6. 根色・芯色共に極めて濃い。 7. 作業割れが少ない。 8. 甘味強く、カロテン含有量も高い。 ■栽培のポイント 1. 形状が乱れやすいため、夏まきで早まき(7月下旬~8月15日)は避ける。 2. 2次生長に対してやや敏感なため、特に高温期には適期収穫を心がける。 3. センチュウに対してやや敏感なため、圃場のセンチュウ対策をしっかり行う。
株式会社フジイシード
高温期栽培でしっかりと根長の出る中早生品種。 ■品種特性 ・尻詰まりの良い総太りタイプの早生~中早生の品種。 ・根色が濃く、肌質が綺麗なため商品性に優れる。 ・高温期栽培においても比較的根長が出やすいため収量性に優れる。
住化農業資材株式会社
高温期栽培でしっかりと根長の出る中早生品種 ■品種特性 ・尻詰まりの良い総太りタイプの早生~中早生種 ・根色が濃く、肌質が綺麗なため商品性に優れる ・高温期栽培においても比較的根長が出やすいため、収量性に優れる
株式会社ナコス
おおきめにんじん”Ornailica”! えぐみなく、甘み強く、生食おススメ! ■品種の特徴 8月播種→年内収穫の早生にんじん 春まき適性あり 食味よく大ぶりなものが多いので、にんじんスティック、サラダ、ジュースなどに最適!。 栽培のポイント 多めに種をまき、3~5㎝間隔に間引きます。間引いた葉も香りがよくおいしい。 12月に収穫しきれなくても裂果しにくく、2月まで土中で太らせることができます 寒さにあたると首元が緑になるので気になる場合は土寄せをしてください。 多肥栽培では地上部が大きく育ちますが、根の生育に影響がでることがあります。 慣行栽培の前作物を鋤き込む場合は、元肥やたい肥の施肥なしでも十分生育するので、土壌診断などのツールを活用し、適度な施肥をすることで、虫害、裂果、矮小根などの問題を回避することもできます。"
中原採種場株式会社
肌が美しい!!鮮やかな赤紅色!! ■特性 ・香川県坂出市の奥沢憲行氏が育成された品種。 ・草姿は開帳、葉色は濃緑色で肩はやや張る。吸込性のため肩部の変色がほとんどなく、金時人参特有のイボも極少。 ・色は鮮やかな赤紅色で芯も細く、根長40㎝前後で尾部近くまで肉付よく市場性が高い。 ・播種後110〜120日で収穫できる中早生種。
雪印種苗株式会社
ソーセージタイプのミニニンジン 食味に優れ作りやすい! ■特性・特徴 ・60~80日で収穫できる極早生品種。 ・根長10~12cm、径1.5~2.0cm。 ・ニンジンの臭みがなく、食べやすい。 ・生でサラダに、丸ごと煮込みに! ■使用時期 道東・道北:【播種期】露地:4月中旬~6月下旬 道央・道南:【播種期】露地:4月中旬~6月下旬 東北北部・寒高冷地:【播種期】露地:4月中旬~6月下旬 東北中部・南部:【播種期】露地:4月中旬~6月下旬 一般地:【播種期】トンネル:1月上旬~2月下旬、露地:3月中旬~4月上旬・8月中旬~9月中旬 西南暖地:【播種期】トンネル:1月上旬~2月下旬、露地:3月中旬~4月上旬・8月中旬~9月中旬 ■用途・機能・特性 極早生
ヴィルモランみかど株式会社
揃い性抜群、総太り型で高収量、黒葉枯病に強い ■特徴 耐病性 IR : 黒葉枯病, しみ腐病 特性-1 適作型:春どり・秋どり・冬どり 早晩性:中早生 吸込性:極強 黒葉枯れ病:極強 特性-2 根色:濃鮮紅色 根長:18-20cm 根形:総太型 おすすめポイント カロテン含量高く、作りやすく美味しい。 熟期110~120日の周年栽培可能品種。揃い性抜群、総太型で高収量で黒葉枯病に強い。 ■品種の特性 1. 熟期110~120日の周年栽培可能品種。 2. 極晩抽性で、地上部の病害に強く黒葉枯病、斑点病、うどんこ病耐性に優れる。 3. 草勢はややおとなしめで、耐寒性に優れる。 4. 円筒形に近い形状で尻詰まりが良い。 5. 根長18~20cmで根色・肉色ともに濃鮮紅色。 6. 吸い込み性が強く、青首が少ない。 7. 肌つや良好で洗い上がりが美しい、また首回りも細く見た目が美しい。 8. 在圃性に優れ、圃場での裂根が少ない。 9. しみ腐病に比較的強い。 10. ニンジン臭が少なく食味に優れる、またカロテン含有量が高い ■栽培のポイント ・初期生育が緩慢であるため、深まきを避け(覆土1.5~2cm程度)、播種後の継続的な潅水など本葉展開までの水分管理に注意。 ・雑草負けするケースがあるため、しっかり初期の雑草防除を行う。 ・土壌水分管理の難しいトンネル栽培での1粒まきは極力避ける。 ・10a当たり5~6万粒程度での密植栽培が望ましい。 ・洗浄時の裂根の割合を抑えるため、雨天直後の収穫を避け、収穫の翌日に洗浄する。 1.圃場準備 良品収穫のため、にんじんの連作は避ける。圃場の排水性を高めるため、作付け前に深耕を行うことが望ましい。作付け前の未熟堆肥施用は、岐根やしみ腐病発生の原因となるため避ける。岐根やネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウによる被害低減のため、センチュウ防除の土壌消毒を実施する。 2.施肥 前作の残肥を考慮して設計する。10a当たり窒素5~15kg、リン酸10~25kg、カリ5~15kgを目安とする。ただし、火山灰土ではリン酸を10a当たり20kg以上施用することが望ましい。 本品種は生育後半に肥大するため、緩効性肥料の使用若しくは追肥の施用をすることが望ましい。 低pHは、初期生育不良やしみ腐病の発生を助長するため、苦土石灰等を使用して土壌pHを6.0~6.5に補正することが望ましい。 3.播種 夏まきの播種期は、中間地(関東地区)では7月25日~8月15日、暖地(九州)では8月15日~31日を目安とし、播種期に応じて株間を調整する。春まきの播種期は、中間地(関東地区)では12月下旬~3月上旬、暖地(九州)では11月下旬~3月上旬を目安とし、夏まき同様播種期に応じて株間を調整する。黒葉枯病に強く、しみ腐病に強いため、6月以降の収穫でより特性が活きる。冷涼地の初夏まき秋どりの播種期は、5月初旬~6月下旬を目安とする。 夏まきの作型で過度の早まき(7月25日以前)とすると、欠株が発生しやすくなり、根形の乱れや根部形状の不揃い、根長が20cmを超える青果物の割合が増加しやすくなるため、播種適期を守る。 青果出荷用の場合にはやや密植気味の株間5~6cm、加工業務用の場合には株間7~10cmを基準とし、栽植密度を設定する。 深まきは避けて覆土は1~2cm程度とする。 1粒まきも可能であるが、欠株を避けるために2~3粒まきを行うとともに、ネキリムシの防除を行うことが望ましい。 4.潅水 本品種は、発芽に際して水分要求度が高い。発芽と初期生育を揃えるため、播種直後から本葉2~3枚展開時まで十分に潅水を行うことが、本品種の特性を発揮させるための要点である。 5.雑草防除 初期生育が緩慢で雑草の生育に負けるケースがあるため、初期の雑草防除をしっかり行う。なお、圃場に発生する雑草の種類を考慮して除草剤を選定する。散布時期やニンジンの生育ステージ、気温、土質によって薬害を生じ易い除草剤があるため、除草剤の選定と散布時期の設定に際して、最寄りの普及所の指示に従うことが望ましい。 6.間引き 必要に応じ、本葉4~5枚期に間引きを実施する。 7.追肥 間引き後、生育状況に応じて追肥、中耕を行う。追肥は、窒素とカリ主体に、10a当たり窒素3kg程度を施用する。砂質土壌で肥料が流亡しやすい場合は、追肥の施用量を増やす。夏まき越冬どり栽培で土寄せを行う場合は、通路が葉で覆われる前、もしくは降霜前に実施する。本品種は吸い込み性が非常に強いため、従来の慣行栽培で土寄せを実施していない場合は土寄せは不要である。 8.病害虫防除 適宜、薬剤散布を行い、早めの防除を心がける。 9.収穫 洗浄時の裂根の割合を抑えるため、雨天直後の収穫を避ける。収穫の翌日に洗浄を行うとより望ましい。
宝種苗株式会社
人参スティックや素揚げなど。生でおいしいミニ人参! ■特性・栽培のポイント ・播種後80日前後で、根長15cm前後、根径1.5cm前後になる極早生ミニ人参。 ・甘味があり生食にも向く。泥つき、葉つきのまま出荷しても直売所等で人気が高い。 ・周年栽培が可能ですが、暖地での高温期の栽培は避けてください。 ・株間は2cm前後で栽培してください。 ■播種期(暖地) ・ハウス・トンネル 10月~3月播種 ・露地春蒔き 4月~5月播種 ・露地秋蒔き 8月~9月播種 ※6,7月の播種は高温のため避けてください
株式会社タカヤマシード
丸ごと料理に使える! ■特性 1.ウィンナーソーセージのような小型の円筒形をした極早生ミニ人参である。 2.草姿は立性、草丈は低く、葉色は濃い。 3.生育日数70~90日で根長10~12cm、根径1.5cmの大きさに達し、収穫可能となる。 4.根部は肌が滑らかでツヤがあり、根色・芯色ともに濃橙紅色で美しく、芯は細い。肉質はやわらかく、水分、甘味に富み生食や丸ごと調理するのに適する。 ■ポイント 1.保水力があり、肥沃な圃場がよい。 2.種子は10cm間隔に条まきし、2回位間引きし株間を3~5cmとする。 3.肥料は元肥主体とし、間引時に追肥を行う。
タキイ種苗株式会社
生でおいしい、作りやすい極早生種! ■特長 ・ウインナソーセージの形に似た小型の極早生種。 ・生育日数70〜90日で、根長10〜12cm、根径1.5〜2cm程度になる。 ・肌は滑らかでツヤがあり、肌・芯ともに鮮紅色で美しい。 ・肉質は歯切れがよく、やわらかで、水分と甘みに富む。 ・プランターやコンテナでの栽培にも適する。 ■栽培の要点 ・葉数が少なく草勢がおとなしいので、黒葉枯病などに侵されないよう早めに予防する。 ・種子は5〜10cm間隔に条まきし、本葉2〜3枚時に株間1.5cm、4〜5枚時に株間3〜5cmに間引く。 ・施肥は元肥主体で速効性肥料を施用し、間引き時に液肥を追肥する。
株式会社サカタのタネ
夏まきで幅広く使える中早生ニンジン ■特性 1. 根長約18cm、根径約5cm、形状はやや肩張りし尻詰まりがよいです。 2. 播種後100~110日で収穫可能な中早生品種です。 3. 初期生育が早く、発芽後の管理が容易です。 4. 早生性と在圃性のバランスがよく、収穫適期の幅が広いです。 5. 葉は生育旺盛で黒葉枯病や斑点病に強く、寒さによる枯れにも比較的強いです。 6. しみ腐病に強く、栽培しやすいです。 ■適応性 夏まき秋冬収穫の作型では、播種時期と株間を調整することで、年内から年明けまで収穫が可能です。一般地では8月上旬~下旬播種、暖地では8月上旬~9月上旬播種の作型に適します。土壌や気象条件に左右されにくい品種のため、作場は選びません。冬まきトンネル栽培や春まき露地栽培では、抽苔する可能性が高いため栽培を避けてください。 ■圃場準備・土づくり ニンジン栽培では、pH6~6.5になるように酸度矯正をし、完熟した堆肥を10a当たり2~3tを目安に投入します。未熟堆肥や播種直前の堆肥投入は肌荒れや又根の原因になるため注意して下さい。地下水位が高い圃場や排水性が悪い圃場では高畝などの措置をとり、排水性の確保に努めます。「ベーター536」は葉の生育が旺盛なので、葉を大きく作りすぎないように窒素成分量を慣行栽培基準より控えてください。過剰施肥は病気の発生や根の生育遅延につながるので注意してください。 ■播種 ニンジンは発芽が難関となる作物です。深さ5~10mm程度の溝に、1~2cm間隔で播種を行います。その後、種子が隠れる程度に覆土を行い、しっかりと鎮圧を行います。ニンジンは発芽に多くの水分を必要とするため、播種後は乾燥させないよう灌水をします。播種してから発芽がそろうまで7~10日ほど日数がかかりますので、その間の乾燥は避けるように注意してください。 ■栽培管理 本葉が2~3枚頃から間引きを開始し、5~6枚までには株間5~8cmになるよう1本立ちさせます。株間は収穫期に合わせて広げることが重要となります。追肥は間引きした後を目安に、生育に応じて施して下さい。ニンジンが肥大し始めてから追肥を行うと、裂根の原因になるので注意して下さい。肩部に日が当たると青首・赤首に着色するため、葉が条間を覆う前に必ず土寄せを行ってください。「ベーター536」は黒葉枯病や斑点病には強いですが、発病した場合は生育に大きな影響を及ぼすため、予防中心の防除を心掛けるようにしてください。 ■収穫 一般地夏まきで播種後100~110日後で収穫可能となります。根長約18cm、根径約5cmで根先が詰まってきたときが収穫適期となります。裂根などが少なく、収穫適期の幅が広いため、用途に応じて収穫時期をずらすことが可能です。葉は寒さによる枯れに比較的強いため、機械収穫に適しています。甘皮がやや厚めなので、洗果時間は従来品種よりやや長めに行ってください。収穫・洗果後は品質保持のため、速やかに日が当たらない低温条件下に置いてください。
渡辺農事株式会社
低温肥大性高く、良く揃う晩抽早生品種 ■特性 ・根長16~18cm。低温肥大性、揃い性に優れ、尻詰りが良い晩抽早生品種。 ・しみ腐病に強く、収穫後の変色が出にくい。 ・草勢おとなしく立性のため、作業性に優れ、機械収穫にも適する。 ・中間地夏蒔きでは盆明け以降の遅まき早どりの作型に向く。 ■栽培のポイント ・適度な水分条件のもとで発芽を揃えて初期生育をスムーズに進める。 ・草勢がおとなしいため葉枚数をしっかり確保することが安定した肥大につながる。 ・トンネル栽培では初期に換気をし過ぎず、生育に合わせる。
渡辺農事株式会社
カロテン・甘味に富んだ早生種 ■特性 ・あまくて、やわらかく、カロテンなど栄養価が高い。 ・抽苔が少なく、春蒔きできる。 ・尻詰りの良い短円錐形で肥大が早い ・肌は滑らかで根色、芯色とも良く着色する。 ■栽培のポイント ・肥沃で水はけの良い畑を選び、元肥を主体に多めの施用をする。発芽から順調に生育させることで良品が多収となる。 ・一般の火山灰土壌では、10aあたり、チッソ15kg、リンサン30kg、カリ15kgを標準とし、夏蒔きは少なめ、低温期蒔きは多めとする。 ・肥大が早いため、無理な早蒔きはせず、順調に生育させ、早めに収穫する。 ・播種を遅らせて肥料を多めにすると肥大が早まり、シミなどの障害が少なくなる。 ・生育中に中耕して除草、排水改善をし、青首を防止する。弱い雨の後中耕して土中に酸素を供給すると肥大促進となる。
松永種苗株式会社
食味最高レベル! 超密植栽培可能な“スナックニンジン” ■品種特性 ・バンチング(葉付き収穫)タイプのミニニンジンで、適期栽培で播種後70日頃 から収穫できる極早生品種です。 ・10cmくらいのミニサイズから、少し収穫を遅らせて20cm程度のやや大きな サイズにしても収穫できる。 ・通常の五寸ニンジンと違い、極端に肩の張らない品種のため、形が崩れにくく、いつでも細身の円筒形ニンジンとなる。 ・晩抽性が強く、春まきと夏まきの両作型に対応しています。 ・皮が薄く、スナック感覚でそのまま生食でき、肉質は歯切れがよく、甘みがありおいしい。 ・葉も毛じが少ないので葉ニンジンとして利用が可能です。 ■栽培のポイント ・密植栽培が可能。薄いすじ蒔き(株間1〜2cm程度)で間引き無しで栽培できます。
1〜20品種 / 全61品種中