栽培環境・条件

春まき向きのニンジン品種一覧 全60種類

春まき向きニンジン 春まき向きニンジンとは 春まき向きニンジンとは、春(3月〜5月頃)に播種し、初夏から夏にかけて収穫する作型に適した特性を持つニンジン品種のことです。ニンジンの主要な作型には春まき・夏まき・秋まきがありますが、春まき作型は

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ノリタケ ファインバブル装置 — 株重量+27% 糖度+31% 病害抑制

春まき向きについて

春まき向きニンジン

春まき向きニンジンとは

春まき向きニンジンとは、春(3月〜5月頃)に播種し、初夏から夏にかけて収穫する作型に適した特性を持つニンジン品種のことです。ニンジンの主要な作型には春まき・夏まき・秋まきがありますが、春まき作型は日長が長くなる時期に生育が進むため、品種に特有の適性が求められます。

ニンジンは冷涼な気候を好む作物で、発芽適温は15〜25℃、生育適温は18〜21℃とされています。春まき作型では、播種時の低温による発芽の遅れと、その後の長日条件によるとう立ち(抽苔)のリスクが、品種選びの重要な判断基準になります。

まず押さえておきたいのが、ニンジンの抽苔メカニズムです。ニンジンは一定期間の低温に感応した後、長日条件下でとう立ちが起こります。春まき作型では、播種後の低温期に花芽分化の条件を満たしやすいため、晩抽性(とう立ちしにくさ)が高い品種を選ぶことが必須です。晩抽性が不十分な品種を春まきに使用すると、根の肥大が不十分なままとう立ちし、商品として出荷できなくなる場合があります。

この特性の魅力(メリット)

春まき向きニンジンの最大の魅力は、初夏の需要期に新鮮なニンジンを出荷できることです。冬季に貯蔵品が中心となる市場では、春まき作型から出荷される新ニンジンは鮮度の高さが差別化のポイントとなり、一定の需要が見込めます。

経営面では、夏まき(秋冬どり)が主力の産地において、春まき作型を導入することで出荷時期の分散が図れます。これにより、年間の収入を平準化し、特定の出荷時期に依存するリスクを軽減できます。

ここからが実際の栽培で差がつくところです。春まきニンジンは、夏まきニンジンと比較して栽培期間が短い傾向があります。春の気温上昇に伴って生育が速やかに進むため、播種から収穫までの期間が夏まき・秋まきよりも短くなることが多く、圃場の回転効率を高めることが期待できます。

また、春まきニンジンの収穫時期は、後作の夏野菜や秋冬野菜の作付けに間に合う場合が多いため、輪作体系の中に組み込みやすいという利点もあります。ニンジンの後作としてブロッコリーやキャベツなどのアブラナ科作物を組むことで、連作障害の回避と圃場の有効活用を両立できます。

適した品種の特徴

春まき向きニンジン品種には、この作型特有の条件に対応するための特性が求められます。

晩抽性は、春まき品種の最も重要な特性です。前述の通り、春まき作型では低温感応と長日条件によるとう立ちリスクがあるため、晩抽性の高い品種を選ぶことが基本です。種苗メーカーのカタログでは「春まき可能」「春・夏まき兼用」「晩抽性」などの表記で適性が示されています。

初期生育の速さも重要な特性です。春まき作型では、地温が十分に上がっていない時期に播種するケースがあり、発芽から初期生育までの速さが圃場全体の生育揃いに影響します。初期生育が緩慢な品種は欠株や生育のばらつきが生じやすくなります。

根形の安定性も春まき品種では注意が必要です。春の気温変動が大きい時期に肥大期を迎えるため、裂根・又根・着色不良などの障害が発生しやすい条件です。これらの障害が出にくい品種を選ぶことで、秀品率の安定につながります。

意外と知られていないのですが、春まきニンジンでは根の着色性も品種選びのポイントになります。高温期に収穫を迎える品種では、根の内部まで均一に着色しにくい傾向があり、いわゆる「白肌」や着色むらが問題になることがあります。着色性の良い品種を選ぶことで、外観品質の向上が期待できます。

栽培のポイント

春まき向きニンジンの栽培では、発芽の確保と抽苔の回避が最も重要な管理項目です。

播種時期の設定は、地域の気象条件を踏まえた判断が必要です。地温が8℃以上になる時期が目安ですが、早まきすぎると低温感応によるとう立ちリスクが高まり、遅まきすぎると高温期に肥大期を迎えることになります。地域の栽培暦を参考に、適切な播種時期を設定します。

発芽揃えは、ニンジン栽培全般で重要ですが、春まきでは特に注意が必要です。春先は気温の変動が大きく、乾燥しやすい日が続くこともあるため、播種後の覆土の厚さ、鎮圧、灌水管理を丁寧に行います。べたがけ資材(不織布など)の利用は、地温の確保と土壌水分の維持に効果的です。

トンネル被覆を併用する場合は、日中のハウス内温度の上昇に注意が必要です。ニンジンは高温に弱い作物であり、30℃以上の高温が続くと根の着色不良や裂根の原因になります。換気のタイミングと被覆の除去時期を適切に管理します。

土壌管理では、保水性と排水性のバランスが求められます。春先の乾燥期には灌水で水分を補い、梅雨時期には排水を確保するという、季節に応じた水管理が必要です。砕土を十分に行い、石礫を除去しておくことは、又根の予防にも有効です。

品種選びのコツ

春まき向きニンジンの品種選びでは、以下のポイントを総合的に検討することが重要です。

  • 晩抽性のレベル: 最優先の確認項目。播種地域の春の気温推移と照らし合わせ、十分な晩抽性を持つ品種を選定する
  • 根長・根形のタイプ: 出荷先の規格に合った根長・根形の品種を選ぶ。春まき向き品種では、五寸系の標準的な根長の品種が多い
  • 着色性: 高温期に収穫を迎える場合は特に重視する。内部まで均一に着色する品種が有利
  • 耐暑性: 収穫期が夏季にかかる場合は、高温下でも品質が維持される品種が望ましい
  • しみ腐病耐性: 高温多湿期に発生しやすいしみ腐病への耐性は、春まき作型でも確認しておくべき項目
  • 在圃性: 収穫適期の幅が広い品種は、出荷計画の柔軟性を確保するうえで有利

産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、春まき作型は夏まき作型と比べて栽培上の難易度がやや高い傾向があります。初めて春まき作型に取り組む場合は、晩抽性が高く栽培しやすいとされる品種からスタートし、圃場の条件に合った品種を試作を通じて見極めていくのが堅実です。

市場動向とこれから

春まきニンジンの市場は、初夏の新ニンジンに対する需要を背景に安定しています。貯蔵品が市場の中心となる冬〜春にかけて、新しいニンジンが出始める時期は消費者の購買意欲も高まりやすく、産地にとって有利な出荷時期と言えます。

近年は、周年供給を求める量販店や業務用の取引先が増えており、春まき作型を含めた通年の出荷体制を構築できる産地への評価が高まっています。ニンジンは加工・業務用の需要比率が高い品目でもあり、安定した品質と数量の確保が求められる市場環境です。

品種開発の面では、晩抽性と食味・着色性を高いレベルで両立する品種の育成が進んでいます。従来の春まき向き品種は晩抽性を重視するあまり、食味や外観品質がやや劣る傾向がありましたが、近年は品質面でも改良された品種が増えつつあります。

また、機械収穫への対応を考慮した根形の均一性や、洗浄選別時の作業効率を高める滑らかな肌の品種への需要も高まっており、春まき向き品種においてもこれらの特性が求められるようになっています。

まとめ

春まき向きニンジンは、春に播種して初夏〜夏に収穫する作型に適した品種群であり、初夏の新ニンジン需要への対応や出荷時期の分散が主なメリットです。晩抽性が最も重要な品種特性であり、着色性・初期生育の速さ・根形の安定性も品種選定の重要な基準になります。

栽培面では、発芽揃えの確保と抽苔の回避が管理の要です。品種選びにあたっては、晩抽性のレベルを最優先に確認しつつ、出荷先の品質要求と栽培地域の気象条件を総合的に検討して、自分の経営に合った品種を選定することが、春まきニンジン栽培の成功につながります。

60品種 表示中
おいしい人参

おいしい人参

丸種株式会社

煮て柔らかく、生で甘い。味が自慢の美味しいニンジン! 1. 煮物からサラダまで和・洋を問わず幅広い料理に使え る美味しい五寸人参です。煮物などの加熱料理に適しま すが、生でも甘味がありサラダやデザートにもおすすめ です。 2. 夏~冬~春まきと播種期の幅が広い黒田系の総太り型 五寸人参で、耐暑性・耐病性(黒葉枯病・しみ腐れ病) が強く、低温肥大・低温着色性に優れた品種です。 3. 夏まきの場合、播種後80 ~ 90 日で根長16 ~ 18cm・ 根重200 ~ 250g となり、根色・芯色とも濃鮮紅色で揃 いも良く、秀品率の高い短期多収型です。

ゆうべに(YCC103)

ゆうべに(YCC103)

住化農業資材株式会社

濃紅色で尻詰まりの良い中早生品種 ■品種特性 ・肌色、肉色ともに濃い鮮紅色で、肌質は滑らかで艶がある ・根形は肩張りの良い円筒形で、尻詰まりが良い ・地上部は、草姿立性で、強健なため機械収穫しやすい ・晩抽タイプであるため、中間地、暖地の冬播きトンネル栽培でも抽苔しにくい

Dr.カロテン5

Dr.カロテン5

タキイ種苗株式会社

甘くて、うまい! 栄養たっぷり! 春夏OK! ■特長 ・根部は内部まで鮮やかな濃紅色で、食味にすぐれる。 ・草勢が強く、たいへん作りやすい。減農薬・減肥栽培におすすめ。 ・夏まきで根長17cm、根重220g程度によく太る。 ・トウ立ちが遅いので、春まき栽培も可能。 ■栽培の要点 ・排水性のよい土壌で栽培することが、良品多収につながる。 ・施肥量の基準は「向陽二号」の2割減程度を基準とする。 ・8〜12cm間隔でまき、本葉5〜6枚までに2〜3回間引いて1本とする。 ・間引き遅れは、生育の遅延や不ぞろいの原因になるので、早めに行う。 ・最終間引き後は土の表面を軽く耕して株元に軽く土寄せをし、青首になるのを防ぐ。

YCC129

YCC129

住化農業資材株式会社

極晩抽性の中早生品種 ■品種特性 ・極晩抽性で高冷地栽培の広い作型で栽培できる中早生品種 ・根形は総太りの円筒形で収量性に優れる ・地上部は草姿立性でコンパクトなため、機械収穫しやすい

べにゆたか

べにゆたか

渡辺農事株式会社

低温肥大性高く、良く揃う晩抽早生品種 ■特性 ・根長16~18cm。低温肥大性、揃い性に優れ、尻詰りが良い晩抽早生品種。 ・しみ腐病に強く、収穫後の変色が出にくい。 ・草勢おとなしく立性のため、作業性に優れ、機械収穫にも適する。 ・中間地夏蒔きでは盆明け以降の遅まき早どりの作型に向く。 ■栽培のポイント ・適度な水分条件のもとで発芽を揃えて初期生育をスムーズに進める。 ・草勢がおとなしいため葉枚数をしっかり確保することが安定した肥大につながる。 ・トンネル栽培では初期に換気をし過ぎず、生育に合わせる。

れいめい五寸

れいめい五寸

横浜植木株式会社

春夏播き兼用品種。病気に強く、生産安定性が抜群! ■特性 ・春播き、夏播き兼用の早生種。 ・トンネル栽培や、冷涼地露地栽培での不時抽苔が少ない。 ・草勢はやや旺盛で、草姿は葉柄が短くコンパクト。秋冬作での葉の耐寒性は特に優れ、機械収穫に最適。 ・根形は肩部の肉付きと尻詰まりが良く、良く揃う。芯色が濃く肌が滑らかで、光沢があり洗浄後の荷姿が美しい。 ・裂根の発生が少なく、在圃性に優れしなびにくい。シミ腐れ病、黒葉枯病に強い。 ■栽培のポイント ・吸い込み性は並であるので、本葉6~7枚位までに土寄せを行う。 ・施肥量は土質、作型にもよるが、窒素成分で12~14kg/10a位が基準。 ・トンネル栽培の場合、年内播きの作型では、青首の発生が見られる場合があるので注意する。

アサヒ 春紅五寸人参

アサヒ 春紅五寸人参

株式会社アサヒ農園

春まき・夏取り専用の五寸人参 商品特性 ■特性 春まき専用人参「春紅五寸人参」の種です。 春まき品種としては外皮、肉、芯部まで紅色が鮮やか。 播種から約100日の早生品種です。 耐寒性、耐病性、も有り栽培しやすい。 ■利用法 スティックやサラダ、バターソテー、煮物、きんぴら、てんぷら、スープと和、洋、中華料理、何でも使える万能野菜! 育て方 ■栽培のポイント ・ 播種前2~3日より畝に充分潅水し、条間15~20cm、株間5cmに5~6粒播種し切ワラなどで、発芽まで適湿をたもつ。 ・ 極度の早蒔きは、気候により抽苔することがあるので充分温度を確保し播種する。

アメリ

アメリ

ヴィルモランみかど株式会社

根・芯色ともに濃い春夏まき兼用種 ■特徴 耐病性 IR : 黒葉枯病 特性-1 適作型:春どり・冬どり 早晩性:中早生 吸込性:中 黒葉枯れ病:中 特性-2 根色:極濃鮮紅色 根長:17-19cm 根形:やや肩張り おすすめポイント 甘味強く芯まで赤い。 熟期105~110日の春夏蒔き兼用種、根・芯色が極めて濃くジュース原料などにも適する。 ■品種の特性 1. 熟期105~110日の春夏まき兼用種。 2. 初期生育が早い。 3. 草姿立性で機械収穫に適する。 4. 極晩抽性。 5. やや肩はり形状で尻詰まりが良い。 6. 根色・芯色共に極めて濃い。 7. 作業割れが少ない。 8. 甘味強く、カロテン含有量も高い。 ■栽培のポイント 1. 形状が乱れやすいため、夏まきで早まき(7月下旬~8月15日)は避ける。 2. 2次生長に対してやや敏感なため、特に高温期には適期収穫を心がける。 3. センチュウに対してやや敏感なため、圃場のセンチュウ対策をしっかり行う。

ウインナーキャロット

ウインナーキャロット

中原採種場株式会社

糖度が高くスマートなF1ナンテス人参!! ■特性 ・晩抽系で早太りナンテス系人参。 ・根型は、肩から尻部まで肉付きよく同じ太さとなり(ソーセージタイプ)揃い抜群。 ・根色は、美しい鮮橙紅色となり肉質は緻密で糖度が高くおいしい。 ・春トンネル栽培では播種後、110~120日で根長18~20cm、根重160~180g。 ・葉は小ぶりでかなり密植栽培が出来る多収穫品種。 ・栽植本数は6万本(10a)が標準で、この場合1m当り50粒を目安に播種する。

オーネイリカ

オーネイリカ

株式会社ナコス

おおきめにんじん”Ornailica”! えぐみなく、甘み強く、生食おススメ! ■品種の特徴 8月播種→年内収穫の早生にんじん 春まき適性あり 食味よく大ぶりなものが多いので、にんじんスティック、サラダ、ジュースなどに最適!。 栽培のポイント 多めに種をまき、3~5㎝間隔に間引きます。間引いた葉も香りがよくおいしい。 12月に収穫しきれなくても裂果しにくく、2月まで土中で太らせることができます 寒さにあたると首元が緑になるので気になる場合は土寄せをしてください。 多肥栽培では地上部が大きく育ちますが、根の生育に影響がでることがあります。 慣行栽培の前作物を鋤き込む場合は、元肥やたい肥の施肥なしでも十分生育するので、土壌診断などのツールを活用し、適度な施肥をすることで、虫害、裂果、矮小根などの問題を回避することもできます。"

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