病害耐性

黒葉枯病耐性のニンジン品種一覧 全20種類

黒葉枯病耐性ニンジン 黒葉枯病とは 黒葉枯病は、糸状菌(Alternaria dauci)によって引き起こされるニンジンの重要病害です。アルタナリア属菌は多くの作物に病害をもたらすグループですが、ニンジンの黒葉枯病菌はニンジンに対して特に強

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黒葉枯病耐性について

黒葉枯病耐性ニンジン

黒葉枯病とは

黒葉枯病は、糸状菌(Alternaria dauci)によって引き起こされるニンジンの重要病害です。アルタナリア属菌は多くの作物に病害をもたらすグループですが、ニンジンの黒葉枯病菌はニンジンに対して特に強い病原性を示します。

主な症状としては、葉の先端や縁から暗褐色〜黒色の不整形病斑が現れ、病斑の周囲には黄色いハロー(暈)が形成されることがあります。病名の「黒葉枯」は、この黒褐色の病斑が拡大して葉全体が枯れ上がる様子に由来しています。

感染が進行すると、外葉から順に枯れ上がり、光合成能力が大幅に低下します。ニンジンは葉の光合成で作った養分を根部に蓄える作物であるため、葉の枯れ上がりは根部の肥大不良に直結します。特に、生育後半に激しく発病した場合は、根重の減少や品質低下(裂根・変形根の増加)を引き起こし、商品化率が大きく低下する原因になります。

黒葉枯病は高温・多湿な条件で発生しやすく、梅雨明け後の夏場から秋にかけて被害が拡大する傾向があります。露地栽培が主体のニンジンにとって、夏まきの作型で特に注意が必要な病害の一つです。

黒葉枯病耐性の区分

ニンジンにおける黒葉枯病耐性は、品種によって程度が大きく異なります。種苗メーカーの品種カタログでは、「黒葉枯病に強い」「黒葉枯病耐病性」「ALT耐性」などの表記で耐性の有無が示されていますが、耐性の程度を数値で厳密に区分する統一基準は確立されていません。

品種選びで見落としがちなのが、この耐病性表記の幅広さです。「黒葉枯病に強い」と記載されていても、完全に発病しないわけではなく、発病の程度が軽減される、あるいは発病しても葉の機能を維持しやすいという意味合いです。品種によって「発病しにくい」タイプと「発病しても進展が遅い」タイプがあり、耐性のメカニズムには違いがあると考えられています。

黒葉枯病菌にも系統的な変異が存在することが研究で示されています。特定の産地や圃場で優占する菌系統と品種の相性によって、耐病性の発現が異なる場合があります。産地によって事情が異なるので一概には言えませんが、地域の普及センターや種苗メーカーの担当者に現地での評価情報を確認しておくと、品種選びの精度が高まります。

また、黒葉枯病耐性と他の重要形質(根形・根色・肥大性・抽苔耐性など)のバランスも品種選定の重要な観点です。耐病性だけを重視して食味や外観品質が劣る品種を選んでしまうと、販売面で不利になることがあります。

歴史と豆知識

ニンジンの黒葉枯病は、世界各地のニンジン栽培地域で発生が報告されている、古くから知られた病害です。ヨーロッパやアメリカでは「Alternaria leaf blight」として、ニンジン栽培における主要な葉の病害として位置づけられてきました。

日本においても、ニンジン栽培の歴史とともに黒葉枯病の被害は認識されていましたが、品種改良において耐病性が積極的に育種目標に組み込まれるようになったのは比較的近年のことです。かつては、薬剤防除に依存した管理体系が主流であり、耐病性品種のニーズは限定的でした。

近年、減農薬栽培への社会的要請が高まったことや、一部の薬剤に対する耐性菌の出現が報告されたことで、品種自体の耐病性に注目が集まるようになりました。各種苗メーカーでは、黒葉枯病耐性を重要な育種目標の一つとして、新品種の開発が進められています。

豆知識として、黒葉枯病菌は種子伝染することが知られています。感染した種子を介して次作に菌が持ち込まれるリスクがあるため、種子の健全性確認や種子消毒が予防の第一歩となります。また、前作のニンジン残渣が圃場に残っていると、そこから胞子が飛散して新たな感染源になるため、収穫後の残渣処理も重要な耕種的防除手段です。

黒葉枯病耐性の限界と注意点

黒葉枯病耐性品種を導入しても、それだけで完全に黒葉枯病を防げるわけではありません。以下の点に注意が必要です。

環境条件による発病リスクの変動があります。高温・多湿が続く年は、耐病性品種であっても発病することがあります。特に、梅雨が長引いた後の盛夏期や、台風通過後に湿度が急上昇するタイミングは注意が必要です。葉が長時間濡れた状態が続くと、耐病性品種であっても感染リスクが上昇します。

菌密度の蓄積も重要です。ニンジンの連作圃場では、前作の罹病残渣を通じて土壌表面や圃場周辺の菌密度が高まります。耐病性品種であっても、感染圧が極端に高い条件下では発病が顕在化する可能性があります。

栽培管理の影響も見逃せません。過度な密植による通気性の悪化、窒素過多による軟弱な生育、排水不良による過湿状態は、いずれも発病リスクを高める要因です。耐病性品種の効果を十分に発揮させるためにも、基本的な栽培管理の適正化が前提となります。

品種の耐病性だけに頼るのではなく、輪作・残渣処理・排水管理・適期防除を組み合わせた総合的な防除体系を構築することが重要です。

防除のポイント

黒葉枯病の防除は、耐病性品種の利用を軸に、耕種的防除・化学的防除を組み合わせて行います。

耕種的防除として最も基本的なのは輪作です。ニンジンの連作を避け、セリ科以外の作物(イネ科、アブラナ科など)と2〜3年以上の間隔でローテーションを組むことで、圃場内の菌密度低下が期待できます。

残渣処理も重要な防除手段です。収穫後のニンジンの葉や残渣を速やかにすき込むか圃場外に搬出することで、次作への菌の持ち越しを軽減できます。残渣を表面に放置した状態で乾燥すると、胞子の飛散源になるリスクが高まります。

排水管理も不可欠です。黒葉枯病菌は多湿条件で胞子の飛散・感染が活発になるため、圃場の排水性を確保することが発病リスクの低減につながります。高畝栽培や明渠の設置が有効な対策です。

栽植密度の適正化も重要です。過度な密植は株間の通風を妨げ、葉面の乾きを遅らせます。品種に推奨された栽植密度を守ることで、圃場内の湿度管理がしやすくなります。

化学的防除については、ニンジンに登録のある殺菌剤を発生初期に散布することが効果的です。予防的な散布が基本であり、発病が進行してからの治療効果は限定的です。散布タイミングは、降雨後や曇天が続く時期など、感染が起こりやすい条件を目安に計画します。

※農薬の使用にあたっては、必ず最新の農薬登録情報を確認し、ラベルの記載内容に従ってください。

現場の声

ニンジン産地では、黒葉枯病対策に関してさまざまな実践事例が蓄積されています。

夏まきニンジンの産地では、黒葉枯病耐性品種への切り替えと併せて栽植密度を見直したところ、薬剤散布の回数を削減しながらも商品化率が向上したという報告があります。品種の耐病性に加えて、通気性の改善が相乗効果を発揮した事例です。

連作圃場での被害に悩んでいた生産者が、輪作体系を見直すとともに耐病性品種を導入した結果、安定した生産が可能になったという事例もあります。品種だけで解決するのではなく、栽培体系全体を見直したことが成功の要因です。

栽培現場では、耐病性品種を導入した後に防除を完全に省略してしまうと、別の病害(たとえばうどんこ病や斑点病)が目立つようになるケースもあります。黒葉枯病耐性品種の導入はあくまで総合防除の一要素であり、圃場全体の病害管理を見直す機会として捉えることが大切です。

まとめ

黒葉枯病は、高温・多湿条件で発生するニンジンの重要な葉の病害であり、根部の肥大不良や品質低下を通じて収量と商品化率の両方に影響を及ぼします。耐病性品種の導入は有効な対策の一つですが、耐病性の程度は品種によって異なり、環境条件や菌密度によって効果が変動する可能性があります。

品種選びにあたっては、黒葉枯病耐性の表記を確認するとともに、根形・根色・食味・肥大性など他の重要形質とのバランスを総合的に評価することがポイントです。輪作、残渣処理、排水管理、適正な栽植密度、適期の薬剤防除を組み合わせた総合的な防除体系を構築することで、安定したニンジン生産につなげることができます。

20品種 掲載中
あけみ五寸

あけみ五寸

カネコ種苗株式会社

葉が強健で、肥大力に優れた多収型品種 特性 ●夏まき冬どり用のF₁品種です。 ●地上部は濃緑・立性で草勢が強く、黒葉枯病の耐病性、耐寒性に優れ、機械収穫に適します。 ●根部は肩の肉付きが良く、肥大が優れます。また、吸込み性が強く、青首や肩部の高温障害の発生が少ないです。 ●根色は鮮やかな橙色で、光沢に富み、肌は凹凸少なく滑らかです。 ●肉質は硬く、収穫機や洗浄・選別機での作業に適します。 ●適期栽培では、播種後110日で根長18cm、根重230g程度になります。 栽培要点 ●吸肥力が強い品種ですので、減肥栽培に適しています。施肥量は10aあたり窒素成分で6~8kgを標準とします。 ●播種後の乾燥に注意し、初期生育を順調にするよう努めます。 ●地上部は黒葉枯病等に強く作りやすいですが、病害虫を予防するため定期的に防除します。 ●吸込み性は強いですが、収穫が1月以降になる場合には、凍害防止のため十分に土寄せを行います。

アサヒ交配 紅植五寸2号人参

アサヒ交配 紅植五寸2号人参

株式会社アサヒ農園

愛されてロングセラー! 商品特性 ■特性 春・夏まき 播種から100日~110日タイプ 環境適応性の高い品種としてロングセラーの品種です。 播種後で根長18~20cm、根長200~250gに良く揃います。 病害に強く、黒葉枯れ病や黒斑病の発生は非常に少ないです。 育て方 ■土づくり 播種の1ヶ月程度前に行います。 石灰・緩効性肥料を与えて下さい。(1㎡あたり、各一握り程度) その後、固まりのできないように良くかき混ぜて下さい。 ■たねまき 60㎝の畝なら2条程度でスジまきして下さい。 覆土はし過ぎず、乾燥しないように良く注意して下さい。 ■間引き 本葉5枚くらいの時に、株間が7~10㎝になるように間引いて下さい。 ■追肥、土寄せ 間引き直後に行います。 株周りに即効性の肥料を与え、首が隠れるように土寄せをして下さい。(青首防止) ■収穫 タネまきから約100日で収穫! ※収穫までの期間はタネまきの時期によって変わりますので、作型表を参考にしてください。

アメリ

アメリ

ヴィルモランみかど株式会社

根・芯色ともに濃い春夏まき兼用種 ■特徴 耐病性 IR : 黒葉枯病 特性-1 適作型:春どり・冬どり 早晩性:中早生 吸込性:中 黒葉枯れ病:中 特性-2 根色:極濃鮮紅色 根長:17-19cm 根形:やや肩張り おすすめポイント 甘味強く芯まで赤い。 熟期105~110日の春夏蒔き兼用種、根・芯色が極めて濃くジュース原料などにも適する。 ■品種の特性 1. 熟期105~110日の春夏まき兼用種。 2. 初期生育が早い。 3. 草姿立性で機械収穫に適する。 4. 極晩抽性。 5. やや肩はり形状で尻詰まりが良い。 6. 根色・芯色共に極めて濃い。 7. 作業割れが少ない。 8. 甘味強く、カロテン含有量も高い。 ■栽培のポイント 1. 形状が乱れやすいため、夏まきで早まき(7月下旬~8月15日)は避ける。 2. 2次生長に対してやや敏感なため、特に高温期には適期収穫を心がける。 3. センチュウに対してやや敏感なため、圃場のセンチュウ対策をしっかり行う。

エルザ

エルザ

ヴィルモランみかど株式会社

は種後110~120日で収穫できる初夏・夏まき専用中生種 ■特徴 耐病性 IR : 黒葉枯病, しみ腐病 ■品種の特性 1. 草勢強く、立性で機械収穫に最適。 2. 黒葉葉枯病に強く、葉の耐寒性も優れる。 3. 総太り形状で尻詰まりが良く、播種後110~120日で根長は19~21cm程度となる。 4. 密植栽培に向き、収量性・秀品率に優れ、加工用途としても最適。 5. 根色は濃鮮紅色で、芯色も濃く、根端まで着色する。 6. ニンジン臭が少なく、食味に優れる。 7. 晩抽性で、高冷地の秋どり作型でも抽だいが少ない。 ■栽培のポイント 1. は種後から本葉2~3枚展開時まではしっかりと灌水を行い、発芽を揃え、葉を育てる。 2. 越冬どりではホウ素欠乏症に注意し、元肥にホウ素を施用する。 3. 暖冬の年は尻流れ・白化が見られることがあるので早めに収穫する。

おいしい人参

おいしい人参

丸種株式会社

煮て柔らかく、生で甘い。味が自慢の美味しいニンジン! 1. 煮物からサラダまで和・洋を問わず幅広い料理に使え る美味しい五寸人参です。煮物などの加熱料理に適しま すが、生でも甘味がありサラダやデザートにもおすすめ です。 2. 夏~冬~春まきと播種期の幅が広い黒田系の総太り型 五寸人参で、耐暑性・耐病性(黒葉枯病・しみ腐れ病) が強く、低温肥大・低温着色性に優れた品種です。 3. 夏まきの場合、播種後80 ~ 90 日で根長16 ~ 18cm・ 根重200 ~ 250g となり、根色・芯色とも濃鮮紅色で揃 いも良く、秀品率の高い短期多収型です。

カトリーヌ

カトリーヌ

ヴィルモランみかど株式会社

在圃性に優れた夏まき専用種 ■特徴 耐病性 IR : 黒葉枯病, しみ腐病 特性-1 適作型:秋どり・冬どり 早晩性:中生 吸込性:極強 黒葉枯病:極強 特性-2 根色:濃鮮紅色 根長:18-20cm 根形:総太型 おすすめポイント カロテン含量高く在圃性に優れる。 ■品種の特性 1. 熟期115~120日の夏まき専用種。 2. 草姿立性で機械収穫に適する。 3. 耐寒性に優れる。 4. 黒葉枯病耐性に優れる。 5. 揃い性に優れる。 6. 総太形状で、尻詰まりが良い。 7. 吸い込み性が強い。 8. 二次生長が遅く在圃性に優れる。 9. しみ腐病に強い。 ■栽培のポイント 1. 施肥量:窒素10~12kg/10a、やや多肥を好む。 2. 青果用(M・L):やや密植気味の株間5~6cmでM・Lサイズに揃う。 3. 加工業務用(2L・3L):株間8~10cmで2L・3Lサイズに揃う。

クリスティーヌ

クリスティーヌ

ヴィルモランみかど株式会社

揃い性抜群、総太り型で高収量、黒葉枯病に強い ■特徴 耐病性 IR : 黒葉枯病, しみ腐病 特性-1 適作型:春どり・秋どり・冬どり 早晩性:中早生 吸込性:極強 黒葉枯れ病:極強 特性-2 根色:濃鮮紅色 根長:18-20cm 根形:総太型 おすすめポイント カロテン含量高く、作りやすく美味しい。 熟期110~120日の周年栽培可能品種。揃い性抜群、総太型で高収量で黒葉枯病に強い。 ■品種の特性 1. 熟期110~120日の周年栽培可能品種。 2. 極晩抽性で、地上部の病害に強く黒葉枯病、斑点病、うどんこ病耐性に優れる。 3. 草勢はややおとなしめで、耐寒性に優れる。 4. 円筒形に近い形状で尻詰まりが良い。 5. 根長18~20cmで根色・肉色ともに濃鮮紅色。 6. 吸い込み性が強く、青首が少ない。 7. 肌つや良好で洗い上がりが美しい、また首回りも細く見た目が美しい。 8. 在圃性に優れ、圃場での裂根が少ない。 9. しみ腐病に比較的強い。 10. ニンジン臭が少なく食味に優れる、またカロテン含有量が高い ■栽培のポイント ・初期生育が緩慢であるため、深まきを避け(覆土1.5~2cm程度)、播種後の継続的な潅水など本葉展開までの水分管理に注意。 ・雑草負けするケースがあるため、しっかり初期の雑草防除を行う。 ・土壌水分管理の難しいトンネル栽培での1粒まきは極力避ける。 ・10a当たり5~6万粒程度での密植栽培が望ましい。 ・洗浄時の裂根の割合を抑えるため、雨天直後の収穫を避け、収穫の翌日に洗浄する。 1.圃場準備 良品収穫のため、にんじんの連作は避ける。圃場の排水性を高めるため、作付け前に深耕を行うことが望ましい。作付け前の未熟堆肥施用は、岐根やしみ腐病発生の原因となるため避ける。岐根やネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウによる被害低減のため、センチュウ防除の土壌消毒を実施する。 2.施肥 前作の残肥を考慮して設計する。10a当たり窒素5~15kg、リン酸10~25kg、カリ5~15kgを目安とする。ただし、火山灰土ではリン酸を10a当たり20kg以上施用することが望ましい。 本品種は生育後半に肥大するため、緩効性肥料の使用若しくは追肥の施用をすることが望ましい。 低pHは、初期生育不良やしみ腐病の発生を助長するため、苦土石灰等を使用して土壌pHを6.0~6.5に補正することが望ましい。 3.播種 夏まきの播種期は、中間地(関東地区)では7月25日~8月15日、暖地(九州)では8月15日~31日を目安とし、播種期に応じて株間を調整する。春まきの播種期は、中間地(関東地区)では12月下旬~3月上旬、暖地(九州)では11月下旬~3月上旬を目安とし、夏まき同様播種期に応じて株間を調整する。黒葉枯病に強く、しみ腐病に強いため、6月以降の収穫でより特性が活きる。冷涼地の初夏まき秋どりの播種期は、5月初旬~6月下旬を目安とする。 夏まきの作型で過度の早まき(7月25日以前)とすると、欠株が発生しやすくなり、根形の乱れや根部形状の不揃い、根長が20cmを超える青果物の割合が増加しやすくなるため、播種適期を守る。 青果出荷用の場合にはやや密植気味の株間5~6cm、加工業務用の場合には株間7~10cmを基準とし、栽植密度を設定する。 深まきは避けて覆土は1~2cm程度とする。 1粒まきも可能であるが、欠株を避けるために2~3粒まきを行うとともに、ネキリムシの防除を行うことが望ましい。 4.潅水 本品種は、発芽に際して水分要求度が高い。発芽と初期生育を揃えるため、播種直後から本葉2~3枚展開時まで十分に潅水を行うことが、本品種の特性を発揮させるための要点である。 5.雑草防除 初期生育が緩慢で雑草の生育に負けるケースがあるため、初期の雑草防除をしっかり行う。なお、圃場に発生する雑草の種類を考慮して除草剤を選定する。散布時期やニンジンの生育ステージ、気温、土質によって薬害を生じ易い除草剤があるため、除草剤の選定と散布時期の設定に際して、最寄りの普及所の指示に従うことが望ましい。 6.間引き 必要に応じ、本葉4~5枚期に間引きを実施する。 7.追肥 間引き後、生育状況に応じて追肥、中耕を行う。追肥は、窒素とカリ主体に、10a当たり窒素3kg程度を施用する。砂質土壌で肥料が流亡しやすい場合は、追肥の施用量を増やす。夏まき越冬どり栽培で土寄せを行う場合は、通路が葉で覆われる前、もしくは降霜前に実施する。本品種は吸い込み性が非常に強いため、従来の慣行栽培で土寄せを実施していない場合は土寄せは不要である。 8.病害虫防除 適宜、薬剤散布を行い、早めの防除を心がける。 9.収穫 洗浄時の裂根の割合を抑えるため、雨天直後の収穫を避ける。収穫の翌日に洗浄を行うとより望ましい。

ひとみ®五寸

ひとみ®五寸

カネコ種苗株式会社

根色、根形よく、肉質に優れた冬どりニンジン 特性 ●夏まき冬どり用品種で、播種後110日位から収穫でき、さらに低温条件下での肥大性に優れるため、遅まきでの越冬栽培も可能です。 ●根色、芯色が特に優れ、濃紅橙色となり、また肉質は軟らかく甘みが強いため、食味は大変良好です。 ●適期収穫では、根部が根長約18cm、根重200g程のやや肩張りの円筒形となります。 ●吸込み性が強いので、肩部のひび割れや腐敗など凍害を受けにくく、また青首の発生が極めて少ないです。 ●草姿は半立性で、葉がちとなりにくく、さらに黒葉枯病に強いため、大変作りやすい品種です。 栽培要点 ●吸肥力が強い品種ですので、少肥栽培でも十分に肥大する能力を備えています。多肥栽培では過繁茂になりやすく、根部の品質や秀品率の低下につながりますので注意が必要です。 ●元肥には緩効性肥料が向いています。施肥量は10aあたり成分量で窒素:6~8kg、リン酸:10~12kg、カリ:8~10kg程度を標準とします。また、前作の肥料が残っている圃場では、追肥だけで栽培したほうが良品が生産できます。 ●播種適期は、中間地では8月上中旬です。2~3月どりには8月15日から20日位に播種します。 「ひとみ®五寸」の機能性 「ひとみ®五寸」は芯まで真っ赤な色と、食べて美味しい味の良さで、 大変人気のあるニンジンです。また機能性成分として注目されているカロテンを豊富に含んでお り、「ひとみ®五寸」は一般的なF₁品種と比較して、1.3~1.4倍の量の カロテンを含んでいます(α-カロテンで1.3~2.1倍、β-カロテンで 1.2~1.3倍)。

ベーター536

ベーター536

株式会社サカタのタネ

夏まきで幅広く使える中早生ニンジン ■特性 1. 根長約18cm、根径約5cm、形状はやや肩張りし尻詰まりがよいです。 2. 播種後100~110日で収穫可能な中早生品種です。 3. 初期生育が早く、発芽後の管理が容易です。 4. 早生性と在圃性のバランスがよく、収穫適期の幅が広いです。 5. 葉は生育旺盛で黒葉枯病や斑点病に強く、寒さによる枯れにも比較的強いです。 6. しみ腐病に強く、栽培しやすいです。 ■適応性 夏まき秋冬収穫の作型では、播種時期と株間を調整することで、年内から年明けまで収穫が可能です。一般地では8月上旬~下旬播種、暖地では8月上旬~9月上旬播種の作型に適します。土壌や気象条件に左右されにくい品種のため、作場は選びません。冬まきトンネル栽培や春まき露地栽培では、抽苔する可能性が高いため栽培を避けてください。 ■圃場準備・土づくり ニンジン栽培では、pH6~6.5になるように酸度矯正をし、完熟した堆肥を10a当たり2~3tを目安に投入します。未熟堆肥や播種直前の堆肥投入は肌荒れや又根の原因になるため注意して下さい。地下水位が高い圃場や排水性が悪い圃場では高畝などの措置をとり、排水性の確保に努めます。「ベーター536」は葉の生育が旺盛なので、葉を大きく作りすぎないように窒素成分量を慣行栽培基準より控えてください。過剰施肥は病気の発生や根の生育遅延につながるので注意してください。 ■播種 ニンジンは発芽が難関となる作物です。深さ5~10mm程度の溝に、1~2cm間隔で播種を行います。その後、種子が隠れる程度に覆土を行い、しっかりと鎮圧を行います。ニンジンは発芽に多くの水分を必要とするため、播種後は乾燥させないよう灌水をします。播種してから発芽がそろうまで7~10日ほど日数がかかりますので、その間の乾燥は避けるように注意してください。 ■栽培管理 本葉が2~3枚頃から間引きを開始し、5~6枚までには株間5~8cmになるよう1本立ちさせます。株間は収穫期に合わせて広げることが重要となります。追肥は間引きした後を目安に、生育に応じて施して下さい。ニンジンが肥大し始めてから追肥を行うと、裂根の原因になるので注意して下さい。肩部に日が当たると青首・赤首に着色するため、葉が条間を覆う前に必ず土寄せを行ってください。「ベーター536」は黒葉枯病や斑点病には強いですが、発病した場合は生育に大きな影響を及ぼすため、予防中心の防除を心掛けるようにしてください。 ■収穫 一般地夏まきで播種後100~110日後で収穫可能となります。根長約18cm、根径約5cmで根先が詰まってきたときが収穫適期となります。裂根などが少なく、収穫適期の幅が広いため、用途に応じて収穫時期をずらすことが可能です。葉は寒さによる枯れに比較的強いため、機械収穫に適しています。甘皮がやや厚めなので、洗果時間は従来品種よりやや長めに行ってください。収穫・洗果後は品質保持のため、速やかに日が当たらない低温条件下に置いてください。

らいむ五寸

らいむ五寸

横浜植木株式会社

尻詰り良く根色、芯色良好、12月~3月中旬どりに最適の夏播き品種! ■特性 ・夏まき専用の中生系品種。 ・草勢は旺盛で耐寒性に優れ、黒葉枯病にも強い。草姿は立性で管理作業が容易。 ・根形はややなで肩の円筒形で、尻詰まりが良い。 ・根色が濃く芯色良好で、肌が非常に滑らかで光沢があり洗い上がりが美しい。 ・吸い込み性が強く、肩部の凍害を受けにくい為、ひび割れからの腐敗が少ない。 ・春の新根発生が遅く、裂根少なく在圃に優れ、食味は甘味、風味があり美味しい。 ■栽培のポイント ・生育が中生種の為、無理な早蒔きの場合、根部が充分に肥大せず収量が劣る場合がある為、適作、適期収穫での栽培に心掛ける。 ・草勢が強い品種な為、生育前期に過度の肥効や密植栽培では茎葉が徒長し、根部の肥大が劣るので注意する。 ・中間地、暖地での早蒔き(7月末まで)は発芽直後の高温障害で、肩の変形が見られる場合があるので、播種期はやや遅らせた方が良い。

れいめい五寸

れいめい五寸

横浜植木株式会社

春夏播き兼用品種。病気に強く、生産安定性が抜群! ■特性 ・春播き、夏播き兼用の早生種。 ・トンネル栽培や、冷涼地露地栽培での不時抽苔が少ない。 ・草勢はやや旺盛で、草姿は葉柄が短くコンパクト。秋冬作での葉の耐寒性は特に優れ、機械収穫に最適。 ・根形は肩部の肉付きと尻詰まりが良く、良く揃う。芯色が濃く肌が滑らかで、光沢があり洗浄後の荷姿が美しい。 ・裂根の発生が少なく、在圃性に優れしなびにくい。シミ腐れ病、黒葉枯病に強い。 ■栽培のポイント ・吸い込み性は並であるので、本葉6~7枚位までに土寄せを行う。 ・施肥量は土質、作型にもよるが、窒素成分で12~14kg/10a位が基準。 ・トンネル栽培の場合、年内播きの作型では、青首の発生が見られる場合があるので注意する。

ローラ

ローラ

ヴィルモランみかど株式会社

色づきがよく、晩抽性を備えた多収性品種 ■特徴 耐病性 IR : 黒葉枯病, しみ腐病 特性-1 適作型:春どり・秋どり 早晩性:中早生 吸込性:極強 黒葉枯れ病:極強 特性-2 根色:濃鮮紅色 根長:19-21cm 根形:総太型 おすすめポイント 熟期100~110日。揃い性抜群、総太型で高収量で黒葉枯病に強い。 ■品種の特性 1. は種後100~110日で収穫できる中早生品種で夏まきと冬春まきに適する。 2. 草姿は半開帳性、草勢は中程度で黒葉枯れ病に強い。 3. 根長は19~21cmになる円筒形に近い形状で、肌つや・尻詰りのよいものが収穫できる。 ■栽培のポイント ・株間はMサイズで5cmを目安に、希望する規格(サイズ)に応じて調整する。 ・極端な早まきと遅まきは根形に乱れが生じるので、適期は種に努める。(中間地では7/25 ~ 8/10が適期) ・収穫時期は遅くとも1月中旬までとする。とり遅れは根尻部の白化が現れるので避ける。 ① ほ場準備 連作は避けるとともにほ場の排水性を高めるため、作付け前には深耕を行うことが望ましい。 未熟堆肥の施用は岐根やしみ腐病発生の原因となる。また、岐根やセンチュウなどによる被害軽減のため、土壌消毒を行う。 ② 施肥 低pHは初期の生育不良やしみ腐病の発生を助長するので苦土石灰などを施用してpH6.0~6.5に補正する。 前作の残肥を考慮して、10a当たり窒素8~15kg、リン酸15~20kg、カリ10~15kgを標準施肥量とする。 ただし、火山灰土壌ではリン酸20kg以上を施用し、また肥効を持続させるために緩効性肥料の使用や追肥を行うことが望ましい。 ③ は種 夏まきは、中間地(関東地区)で7月25日~8月10日、暖地(九州)で8月20日~9月15日を目安とし、時期に応じて株間を調整する。冬春まきでは中間地で1月上旬~3月上旬、暖地で11月中旬~3月上旬を目安とし、夏まきと同様に時期に応じて株間を調整する。 冷涼地の初夏まき秋どりでは4月上旬~6月下旬を目安とする。 夏まきでは過度の早まき(7月25日以前)をすると、欠株が発生しやすくなり、根部形状の不揃いや根長20cmを超える青果物の割合が増しやすくなるため、は種適期を守る。 株間は青果出荷用で5~6cm、加工業務用では7~10cmを基準とし、時期に応じては種密度を調整する。 ④ 灌水 本品種は発芽時の水分要求量が高いので、は種直後から本葉2~3枚展開時までは十分に潅水を行い、発芽と初期生育を揃えることが、本品種の特性を発揮させるための要点である。 ⑤ 追肥・中耕•土寄せ 追肥は窒素とカリを主体に10a当たり3kg程度を施用し、中耕を施す。また、砂質土壌や肥料が流亡しやすいほ場では施肥量を増やす。本品種は吸い込み性が強いので、慣行栽培で土寄せを実施していない場合は不要である。 夏まき越冬どりの作型では年末に土寄せを行い、防寒対策を行う。 ⑥病害虫防除 適宜、薬剤散布を行い、早めの防除を心がける。 ⑦収穫 洗浄時の裂根の発生割合を抑えるため、雨天直後の収穫を避ける。洗浄は収穫の翌日が望ましい。

冬ちあき

冬ちあき

タキイ種苗株式会社

そろいがよく高い秀品率! 耐寒性にすぐれる秋冬どり種! ■特長 ・根部は肥大がよく、尻づまりがよい。 ・形状安定性にすぐれ、よくそろい秀品率が高い。 ・肌はなめらかでつやがあり、芯まで赤く着色して良食味。 ・適期まきでは110日前後から収穫できる中早生タイプ。 ・葉の耐寒性にすぐれ、根部は割れにくく、機械収穫に高い適応性を示す。 ・えくぼ症などの肩部の高温障害に比較的強い。 ■栽培の要点 ・無理な早まきは黒葉枯病などの病害発生を招き、遅まきになると肥大不足や着色不良の要因となるため、適期播種を心掛ける。 ・生育後半まで葉を健全に保つため、元肥として全量の2/3程度を施し、残りを本葉5〜7枚ごろに追肥として施用、後半の肥切れに注意した肥培管理を行う。 ・発芽には多くの水分が必要なため、土壌水分を保つ。 ・青首防止のため、最終間引き後に土寄せを行う。厳寒期の収穫では、首部の凍害防止のため降霜前にも土寄せすることを推奨する。

楽王人参

楽王人参

宝種苗株式会社

色が特に良く、糖度高く食味良い。ジュースにも最適 ●根形は尻づまりの良い円筒型で、揃いが良い ●根長は19cmくらいで楽陽より1~2cm長い ●根部は吸込み型で、楽陽よりも吸込み性が良い ●根色は濃鮮紅色で肌もなめらか、肉質も大変良く食味最高 ●耐病性に優れ、特に黒葉枯れ病に強い ●葉は非常にコンパクトで超晩抽性の品種

紅あかり

紅あかり

株式会社サカタのタネ

そろいよく、大変栽培しやすいニンジン ■特性 1. 根長約17cm、そろいのよい中早生品種。 2. 収穫期の幅が広く、在圃性が優れる。 3. 耐暑性、耐寒性が優れ、黒葉枯病に強い。 4. 肥大がよく、裂根が少なく、肥料に鈍感で栽培しやすい。 5. 土寄せを軽く行う方がよい。 ■適応性 黒田五寸に似て晩抽性は強くないので、夏まき栽培での年内どりから越冬どりに最も適します。 ■畑づくり(圃場準備) 根物であるニンジンにとって、良品を収穫するには 肥沃な畑作りが重要になります。播種の1か月前までには良質の完熟堆肥を10a当たり2,000~3,000kg施し、完全に土となじませて土壌を膨軟にし、保水性・排水性・通気性のすぐれた土作りをします。 土壌病害の心配される圃場では登録農薬で土壌消毒をして、十分にガス抜きを行います。 ■畝立て 排水・通気性のよい圃場では平畝栽培でもよいですが、土質が重く、排水の悪い圃場では畝立てをし、排水をよくします。ニンジンは排水が悪く過湿になると、根先が腐りやすく、土壌病害も多くなります。 ■肥培管理 酸性土壌では良質のニンジンができませんので、苦土石灰などで土壌のpH矯正(pH6.0~6.5)を行います。肥料は土質や前作での残肥や堆肥の種類や量にもよりますが、標準的に10a当り窒素15㎏、リン酸20㎏、カリ15㎏を標準とします。 ■播種 品質のよいニンジンを収穫するには、発芽を均一にそろえ、初期生育を順調に推移させることが一番重要となります。播種前に十分灌水を行うか、または降雨後の土壌水分が十分にある時に播種します。 覆土は灌水設備があれば種子が隠れる程度で十分ですが、灌水設備のない圃場や土質の軽く乾燥しやすい圃場では1㎝程度にして、鎮圧します。ニンジンは吸水力が弱く、発芽まで水分を多く必要としますので、発芽がそろうまでは乾燥させないように十分注意します。 ■間引き・追肥・土寄せ 間引きは徒長しないように注意しながら本葉4~5枚まで行います。また、肥効の落ちやすい圃場では間引き後直ちに追肥中耕を行います。「紅あかり」は吸い込み性が中くらいなので、土寄せを適時行ってください。株間は8~10㎝を基準とし、収穫時期により加減します。 ■間引き 間引きは徒長しないように注意しながら本葉4~5枚まで行います。また、肥効の落ちやすい圃場では間引き後直ちに追肥中耕を行います。「紅あかり」は吸い込み性が中くらいなので、土寄せを適時行ってください。株間は8~10㎝を基準とし、収穫時期により加減します。 ■病害虫防除 ニンジンの初期生育は暖慢で弱いため、立枯病やネキリムシ、ヨトウムシなどの害虫による食害に注意します。病害虫が発生した場合には速やかに登録農薬を灌注して被害を抑えます。生育中期以降の黒葉枯病、うどんこ病などの病気やアブラムシ、キアゲハの幼虫などの害虫については、被害が大きくなる前に予防的な早めの薬剤散布を心がけてください。 ■収穫 「紅あかり」は中早生種ですが、在圃性にすぐれ収穫期の幅が非常に広いため、収穫期に達したものから順次収穫を行います。ただし、春先の2次成長が始まるまでには収穫を終えるようにして品質の低下を防ぎます。

紅はやて

紅はやて

カネコ種苗株式会社

肥大力に優れた根色の良い早生品種 特性 ●夏まき秋冬どり用の早生品種です。 ●地上部は濃緑で草勢が強く、黒葉枯病に耐病性で、機械収穫に適します。 ●根部は尻づまりが良く、肥大性が優れます。 ●根色は濃橙色で光沢に富み、肌は凹凸少なく滑らかです。 ●適期栽培では、播種後95~100日で、根長17~18cm、根重220g程度になります。 栽培要点 ●吸肥力が強い品種ですので、減肥栽培に適しています。施肥量は10aあたり窒素成分で6~8kgを標準とし、葉勝ちにならないように注意します。 ●地上部は黒葉枯病に耐病性ですが、病虫害を予防するため初期から定期的に防除します。 ●生育に応じて中耕・土寄せを行います。吸込み性は中程度ですので、収穫が1月以降になる場合には、凍害防止のため十分に土寄せを行います。

紅大星

紅大星

カネコ種苗株式会社

耐暑性、耐病性に優れた多収型品種 特性 ●夏まき秋冬どり用のF₁品種です。 ●地上部は立性で草勢が強く、黒葉枯病の耐病性に優れます。 ●根形は、やや長めの円筒形で、肩張りしすぎることなく、尻づまりが良いです。 ●根色は濃紅橙色で、肌は凹凸少なく滑らかです。 ●適期栽培では、播種後105日程度で根長20~22cm、根重250g程になります。 栽培要点 ●施肥量は10aあたり窒素成分で10kgを標準とします。 ●収穫したいサイズによって、栽植密度を調節します。通常の栽培では株間6~8cm、35,000本/10a程度を標準としますが、加工用に大型のサイズを目指す場合には株間8~10cm、25,000本/10a前後にします。 ●地上部は黒葉枯病等に強く作りやすいですが、病虫害を予防するため定期的に防除します。 ●根部の吸込み性は強くありませんので、青首や冬の凍害を防止するため、肥大期に入ったら十分に土寄せを行って下さい。

紅徳

紅徳

カネコ種苗株式会社

根色が良く、早生性、作業性に優れた秋冬どり品種 特性 ●夏まき秋冬どり用のF₁品種です。 ●地上部は初期から旺盛に生育し、やや草勢が強いです。草姿が立性なので管理作業が容易で、機械収穫にも適します。 ●根部はややなで肩の円筒形で、尻づまりが良いです。 ●根色は濃紅橙色で、肌は凹凸少なく滑らかです。 ●適期栽培では、播種後100日で根長18~19cm、根重200g程度になります。 栽培要点 ●施肥量は10aあたり窒素成分で10kgを標準としますが、多肥条件でも、根部は肩張りしすぎることがなく、根形が安定しています。 ●黒葉枯病には中程度の耐病性がありますが、病虫害を予防するために生育初期から定期的に防除します。 ●根部の吸込み性は強くありませんので、青首や冬の凍害を防止するため、肥大期に入ったら十分に土寄せを行ってください。

紅映二号(こうえい)

紅映二号(こうえい)

丸種株式会社

早太りで秀品率が高く、収量性抜群!色・形・肉質の良い美味しいニンジン 1. 夏~冬~春まきと播種期の幅が広い黒田系の総太り型五寸ニンジンで、耐暑・耐病性(黒葉枯病、しみ腐れ症)が強く、低温肥大性・低温着色性に優れています。 2. 夏まきの場合、播種後80~90日で根長16~18cm、根重200~250gとなり、根色・芯色とも濃鮮紅色で、揃いも良く上物率の高い短期多収型です。 3. 葉は立性、濃緑でやや大きめ、首部はしっかりしているので機械収穫での適性も十分です。 根部は比較的吸込性が強いので、肩部の変色や低温期の傷みは少ないです。

紅琳

紅琳

カネコ種苗株式会社

高品質で栽培しやすい晩抽性品種 特性 ●中間地・暖地の春夏どり栽培、冷涼地の夏秋どり栽培に適した晩抽性品種です。 ●地上部は濃緑で、黒葉枯病の耐病性に優れます。 ●根部は肩の肉付き・尻づまりが良い円錐形で、吸込み性が強いため青首の発生が少ないです。 ●根色は鮮やかな濃橙色で光沢に富み、肌は凹凸が少なく滑らかです。 ●適期栽培では、播種後120日で、根長17〜18㎝、根重200g程度になります。 栽培要点 ●施肥量は慣行栽培と同じかやや少なめの10aあたり窒素成分で10〜12kgを標準とします。 ●低温期の栽培では、適切なトンネル資材やマルチ等を利用し、十分な保温を行います。 ●収穫時期が高温になる場合はとり遅れによる品質低下に注意します。

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