キャンディーランタン
完熟青果の香りはまるでマンゴーのよう‼ ■品種特徴 ○果実は直径2cm前後、果重は10g前後。 ○糖度は12~15 度、完熟青果はまるでマンゴーのような独特の甘い香り。 ○果実の着果性にすぐれ、節成り品種で多収性。 ○ジャムやお菓子にも最適!! ■栄養成分(100gあたり) 栄養成分 キャンディーランタン ビタミンA(βカロテン) 643μg ナイアシン 2.28mg 鉄 0.43mg イノシトール 66mg ■栽培方法 <種まき・育苗> ホオズキの発芽適温は25℃~30℃と高温ですので、播種適期の2月~3月頃では温度が不足しているため、加温設備を用いることが望ましいです。加温設備の準備が無い場合は陽当たりのいい窓際など、暖かい場所を選んで種まきを行ってください。 本葉が5~6枚になるまで育苗します。育苗期間は昼は20℃~30℃程度、夜は10℃を下回らないような環境が理想的です。水のやり過ぎには注意して下さい。日光をじゅうぶん当てて、しっかりした苗づくりに努めます。 <定植> 植え付け時の地温を確保するため、マルチなどを用いて地温確保(18度以上)に努めます。中間地での露地栽培の場合、苗の植え付けは霜の恐れがなくなる4月中旬以降に行います。植えつけ株間を50~60cmとし、誘引用の支柱を準備します。 畑の準備はナス・ピーマン等と同様に行います。夏期の乾燥を嫌いますので、梅雨明け頃からは敷きワラを用いるなどして土壌水分保持をはかります。 <枝の仕立て方> 整枝栽培はピーマンに準じた整枝方法となります。第一花着生位置から2本に枝分かれしますので、それぞれを成り枝として誘引します。最終的に誘引枝を3~4本とします。 誘引枝から出た側枝は実を2つ実らせ、その先の葉を1枚残して摘芯します。プランター等、生育が制限できる栽培では放任栽培も可能です。 ※本品種は比較的側枝の発生が少ない品種です。 <着果と収穫> 開花から収穫までの日数はおよそ45~50日です。果実が黄色に変わったら収穫のタイミングです。また、緑色の果皮で収穫した果実も1週間ほど追熟させることで食味が良くなります。草勢が低下すると分枝数は少なくなります。 ■よくあるご質問 Q 青果が甘くありません。甘くするにはどうすれば良いでしょうか? A 生育初期は根からの吸収養分に頼って生育が進行するため、葉からの同化養分が少ないため低糖度となります。生育ステージを進め葉からの同化養分を増やしましょう。また、生育ステージが進むと過繁茂が原因で日照不良となり同化養分の蓄積が上手くいかないことがあります。剪定や誘因によって日当たりの改善を行ってください。 Q 未熟果が落下してしまいます。何か対策はありますか? A 栄養生長の過剰が原因で未熟果の落下している場合、摘芯作業により成長点を減らし栄養供給を果実に集中させてください。 また、ホウ素の欠乏により離層形成が助長され、落下しやすくなることが報告されています。 土壌成分が少ない場合は毛根の増加が抑制され、生育不良となります。 誘因作業や風などの不可抗力で落下することもあります。 丁寧な作業、防風などの対策を立てましょう。 Q 青果が裂果してしまいます。原因は何でしょうか? A 過乾燥状態からの潅水による急激な給水が原因です。過乾燥状態にならないよう潅水頻度を多くし、一回の潅水量を少量にしましょう。 Q 出ベソ果ができてしまいます。原因は何でしょうか? A カルシウム欠乏が原因です。潅水不足による吸収不良、または硝酸体窒素の過剰による拮抗で吸収不良となるため発生します。また、カルシウム欠乏によるガクの生育不良も原因です。 Q 果皮が固いのは何が原因でしょうか? A 生育初期には窒素過剰により果皮の固い青果が発生しやすくなります。追肥を遅らせるなどして供給を減らしましょう。 また、水分不足による肥大不良が原因で発生します。こまめに潅水しましょう。
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福井シード株式会社