愛娘ラブリー
着果性と秀品率の高い「愛娘さくら」にうどんこ病耐病性を付与しました。 ■特徴 ・草勢は中程度。「愛娘さくら」とほぼ同程度~わずかに強い草勢レベル。 ・低温・少日照時における花粉の発生が良いため、着果が良く安定。 ・果重は春作1番果で2.0kg前後。 ・果形はほぼ正球(低温期)~腰高(高温期)形で果皮色は濃緑色だが「愛娘さくら」よりやや薄い。縞はやや太いブルームレスタイプ。 ・果肉は濃桃紅色。低温期にも皮際まで鮮明に発色。 ・裂果や空洞果の発生が少なく、秀品率が高い。 ・肉質はやや硬めでシャリ感あり、果肉の緩みやタネ周りのスキが少ない。糖度13~13.5度程度を安定して発現し、食味が極めて良好。 ・うどんこ病に耐病性。一般に発病リスクの高い2~3番果収穫の長期作や夏作・抑制作にお薦め。 ■栽培のポイント ・肥培管理は「愛娘さくら」と全く同様で良い。 ・うどんこ病に対しては完全抵抗性ではないが、通常であれば収穫まで被害がほとんど無い程度に抑えることができる。菌密度が高い場合や老化葉には少し病斑が発生。したがって2番果以降も収穫を行う場合は薬剤による予防も併用。 ・「愛娘さくら」と同様の早生。ハウス5月収穫で33~35日程度。採り遅れに注意する。
                  
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