みちしずく
「みちしずく」は焼酎・でん粉原料用のカンショ品種です。多収で、サツマイモ基腐病に強く、焼酎にした時の酒質は「コガネセンガン」の焼酎に似ています。でん粉収量が多く、でん粉の白度も高いため、でん粉原料用としても優れています。 ■主要特性 1. 「みちしずく」は、多収で、サツマイモ基腐病にやや強い「こないしん」を母、乾物率が高く、粉質で蒸しいもの評価が優れる系統「九系09187-14」を父とした交配によってできた品種です。 2. 「コガネセンガン」より多収で、でん粉歩留も高いです。 3. 「コガネセンガン」よりもサツマイモ基腐病に強く、抵抗性の程度は"やや強"です。 4. 焼酎醸造適性に優れ、酒質(香りと味)は「コガネセンガン」の焼酎に類似しています。 5. でん粉原料用の「こないしん」と比べるとサツマイモ基腐病抵抗性はやや劣りますが、いもと茎をつなぐ部分である「しょ梗」の強さが「こないしん」よりも弱いため収穫時にいもを切り離しやすい、でんぷん収量が多く、でん粉の白度がでん粉原料用主力品種「シロユタカ」並みに高いなど、でん粉原料用としての特性にも優れています。 ■活用面・留意点 1. サツマイモ基腐病には、「コガネセンガン」よりも強いが、在圃期間が長くなると発病株が増えてくるため、適切な防除や発病が見られた圃場では早期収穫を心掛ける必要があります。
                  
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