クロノス
極濃緑、立性、多収の秋まき用ホウレンソウ ■特性 1. 極濃緑、平滑な剣葉で、葉先がとがり、浅く欠刻が入ります。べと病R-1~7、9、11、13、15、16、18、20に抵抗性を持ちます。 2. 草姿は立性で、収穫調整しやすいです。 3. 耐寒性が強く、暖地なら無被覆の露地越冬栽培でも良品が収穫できます。 4. 耐湿性が強く、湿害による黄化が出にくいです。 5. 低温伸長性にも優れるため、温暖地や暖地の10月中旬~12月中旬まき、寒冷地の9月中旬~10月上旬まきに最も適しています。 6. 生育強健な豊産種であり、非常に作りやすく、初心者からベテランまでの万人向けの品種です。 ■適応性 低温伸長性のある品種なので、冷涼地の9月中旬~10月上旬まき、および温暖地・暖地の10月中旬~12月中旬まきがとくに適しています。土壌適応性が広く耐湿性も強いため、火山灰土から水田裏作まで幅広く栽培することができます。厳寒期に葉色の濃いホウレンソウを出荷したい産地には非常に適しています。早まきしすぎると徒長して特性を発揮できないことがあるので、播種期は十分気をつけてください。 ■畑づくり(圃場準備) 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウづくりの基本です。連作障害を回避し、良品多収をめざすためにも、土づくりには普段から心がけてください。最近葉菜類の硝酸態窒素が問題視されているので、窒素肥料の過度の施用は禁物です。「クロノス」はもともと葉色が濃いですので、通常の施肥量でも十分濃くなります。 ■播種 条間15~20cm、株間3~5cmのスジまきとします。水田裏作や排水不良の畑では、高畝にしてください。 ■病害虫防除 シロオビノメイガ、ハスモンヨトウなどが問題になります。いずれも被害が拡大する前に、早期防除を徹底するようにします。 ■収穫 暖冬の年は生育が早くなるので、とり遅れのないよう適期収穫を心がけてください。立性の草姿のため、収穫作業性は抜群です。 ■べと病に関する注意 ※近年べと病のレース分化が著しく早まっています。いつ更なる新レースが発生してもおかしくない状況なので、抵抗性の品種を使用している場合でも決して安心せず、予防的な薬剤散布や適切な乾季など耕種的防除を心がけてください。
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