ミラージュ
強度の萎凋病耐病性、極濃緑の剣葉春・夏まき用ホウレンソウ ■特性 1. べと病R-1~7、9、11、13、15、16、18、20に抵抗性がある。 2. 極濃緑、平滑な剣葉で、葉先がとがり、はっきりと欠刻が入る。 3. 立性で収穫作業性が優れる。 4. フザリウム菌による萎凋病に対し、「アクティブ」以上の強い耐病性がある。 5. 草勢強く耐暑性が優れ、高温期でも生育遅延などの障害が起きにくい。 ■適応性 比較的抽苔が安定しているため適応作型が広く、特に夏期ホウレンソウを安定出荷したい産地に適します。7月下旬から播種できますが、特に高冷地・冷涼地の8月中旬~9月上旬、および温暖地・暖地の8月下旬~9月下旬まきで最も能力を発揮します。春まきにも利用できますが、5月まきは天候次第で抽苔の恐れがあります。 ■畑づくり(圃場準備) 完熟堆肥の施用と深耕は、ホウレンソウ作りの基本です。特にハウス栽培の場合は年に複数回も播種することになるので、「バイテクバイオエース® 」などの有機質肥料、完熟堆肥を投入し、地力の低下を防ぎます。直根性の作物なので、根がスムーズに伸びる土作りを心がけます。 ■播種 条間15~20cm、株間5~7cmのスジまきとします。高温期は遮光資材などを利用して地温を下げ、発芽しやすい環境に近づけます。生育期間中も適宜遮光資材を利用すると生育がスムーズになります。また、秋の水田裏作や排水不良の畑では、排水を確保するため高畝にします。収穫・調整作業が最も労力を要するので、収穫時に無理のない播種体系を心がけます。 ■病害虫防除 ハスモンヨトウ、シロオビノメイガ、ケナガコナダニ、アザミウマなどが問題になります。害虫被害は商品価値を大きく低下させるので、子葉時から防除を徹底します。 萎凋病に対してはかなりの耐病性をもちますが、激発圃場では土壌消毒を行うことをおすすめします。 ■収穫 春・夏まきでは収穫時の生育が早くなるので、とり遅れのないように収穫します。
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