秀美

大玉トマト 丸種株式会社 種苗会社の品種情報ページ

着果結実性の強い多肥栽培でも乱形果の少ない美味しいトマト ● 特性 1. ハウス無加温・トンネル早熟から、露地・雨除け、ハウス抑制用と幅広い栽培が出来る肥大性に優れた収量性の高い中早生種です。 2. 果重 220g 位の甲高型・花痕部は極少の桃色種で、果肉はやや粉質でゼリー部分の緑色が少なく、甘味が強くおいしいトマトです。 3. 萎凋病 (F1)、斑点病 (LS) に耐病性があり、ネマトーダ (N)にも比較的強いです。 4. 葉は濃緑色で厚くよく茂り、やや短桿で草勢中位。根の張りが良く吸肥性は強いが着果性の高い品種です。 5. 草勢のコントロールのしやすく、異常茎が少ない栽培容易な品種です。 ● 栽培のポイント 育苗 播種床:播種床の深さは 9cm 位までの深さとします。それ以上深くすると土壌水分過多で徒長しやすくなります。床土の地温は発芽始めまでは 30℃前後が適温です。 播種:苗の揃いをよくするために条間 9cm 位で条播します。覆土は共土または無病の川砂を用います。播種後充分潅水して新聞紙を覆い、床土の水分 蒸散を防ぎます。播種後 3 日目で新聞紙を取除いて下さい。 発芽始め及び間引き:発芽始めは 4 日目位いですから、その時点で地温を 23 ~ 24℃に下げ、地上部への種皮の持ち上げと徒長を防ぎます。子葉の展開が終われば地温を少し上げて子葉を大きく育てます。混み合っている所は小ばさみで間引きして苗を揃えます。子葉が展開してから条間を軽く中耕して床土を乾燥させて、しっかりした苗を作ります。 定植 定植期:第一段花房の開花寸前の苗がよく、定植前に支柱立をしておき、定植と同時に誘引を行い、茎折れを防ぎます。尚深植えしないように注意します。 元肥及び追肥:本種は根が深く入りますのでよく深耕し、根の働きを良くします。特に堆厩肥の施用により肥料切れも少なくなり、収量の増大につながりますので出来るだけ多く施します。吸肥性が強いですから元肥は N:10 ~ 12kg、P:30kg、K:25kg とし、追肥を早める栽培法にして下さい。異常茎の発生もありませんし、第 1段花房からの着果、肥大が優れていますので、追肥は N:2 ~ 3kgで活着後に第 1 回、第 2 回目はホルモン処理後すぐ施します。以後随時草勢を見て追肥を行います。第 3 花房の肥大始めが最も吸肥量が増大する大切な時期ですから油かすと化成の混合を穴肥で多目に施し、根から吸収しやすくすることです。これによって 4~ 5 段の上位の花房の着果がよくなります。 管理 芽かき:定植時の芽かきは活着して、芽がかるく取れる様になってから行って下さい。わき芽がまだ取れにくい時は、根の働きも悪く、養分吸収をしておりません。また空洞病、かいよう病の発生を防ぐためにも晴天日に行って下さい。つめ、ハサミなどは使わず、茎ぎわからこじるように取ります。 敷わら:露地栽培では中耕除草の後乾燥防止、泥のはね上り防止のため根の充分活着した 5 月下旬頃敷きわらを行います。 ホルモン処理:ホルモン処理は晴天時の午前中に行い高温時は避けて下さい。低段花房では 80 ~ 90 倍で寒い時は濃度を濃く、気温が上昇すれば、うすくして散布して下さい。 薬剤散布:病虫害が発生してからでは防除が困難なので苗床から予防散布(アブラムシ・輪絞病)が必要です。更に発生時に応じて早めに徹底防除をして、収穫時にはできるだけ控えます。 収穫 播種後 120 日位で着色すれば収穫します。第1果房は果肉がやや軟いのでていねいに果実を取扱って下さい。箱詰めは規格に準じて形を揃えて行ないます。

メーカー情報

丸種株式会社

信頼できる種苗メーカーとして、高品質な品種を提供しています。

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