TY花鳥風月
草勢強く安定し、コンスタントに収量性が高い! 裂果・ガク落ちが極めて少なく優れた出荷率! 形状や肥大が安定し、冬場も小玉果が僅少! 黄化葉巻・葉カビ・斑点病マルチ耐病性! ■特徴 ・平均果重は15グラム前後の豊円形。果肉は硬めで店持ち良い。 ・草勢は強い~やや強い。一般に高温作型で発生しやすい「芯どまり・めがね(異常主茎)」が起こりにくく、草勢の維持管理がしやすく、長期越冬作でも極めて栽培が容易。 ・糖度7~8度に安定し、糖度・酸味ともにバランス良い。肉質食感がしっかりしており、店持ちに優れる。 ・耐裂果性は非常に強く、肉質もしっかりしており、在圃性高く、収穫に追われにくい。 ・ガク落ち・落果も少ない。果形も環境や草勢に左右されにくいので秀品性高く、省力的。 ・やや晩生で1~2段目はシングル果房中心だが3段目よりダブル以上が増える。花数で収量を稼ぐというよりは、不良果の少なさや安定した肥大で収量が出る。 ・果皮は濃赤色で色ツヤ良好。高温期にも濃赤に着色。ベースグリーン薄く、高温期に見られる黄変果が少ない。 ・節間長は短め。 ・夏秋・抑制作、促成・長期越冬作にも好適。 ・黄化葉巻病イスラエル型・マイルド型、葉かび病・斑点病ともに耐病性。特にTY耐病性の強さは各産地にて定評がある。 ■栽培のポイント ・めがねや異常花房(カスミソウのような多花の花房)は極めて発生しにくいので、高温期の定植では草勢維持や根張り拡大を目的として、慣行よりやや若苗での定植も可能。 ・裂果やスジ果の発生が少ないので、長期越冬栽培では草勢の維持を重視して「追い込み型」の管理を行う。 ・冬期に葉色薄く、厚みのない徒長した草姿になると、加温設定を上げても果実肥大には繋がらない。肥大促進には昼夜温格差を付けて栄養生長と生殖生長(果実肥大)のバランスを取ることが重要。徒長していると思われる時は夜温設定を0.5~1℃程下げて様子を見る。ただし日中温度は下げないようにする。 ・大葉で湿度のこもりやすい草姿となるので、灰色かび・疫病などの防除は定期的に。 ・抑制産地では、初期の肥効が強いと草勢過多による、ツヤ無し果が発生することがあるので注意。
栽培農場
0件の農場で栽培中栽培農場が見つかりません
この品種を栽培している農場はまだ登録されていません。